CIP の設定に関する制約事項
CIP はスイッチの VLAN で 1 つのみイネーブルにできます。
CIP の設定に関する情報
Common Industrial Protocol(CIP)は、産業オートメーション アプリケーション用の産業プロトコルです。DeviceNet、EtherNet/IP、CIP Safety および CIP sync などの CIP に基づいたネットワーク テクノロジーをサポートする組織である、Open DeviceNet Vendors Association(ODVA)によってサポートされます。
これまで制御および情報プロトコルとして知られていましたが、CIP は、制御、安全、時間同期、モーション、設定、情報、といった産業オートメーション アプリケーション向けのメッセージとサービスを包括的に網羅しています。これらの産業用アプリケーションは CIP によって、エンタープライズレベルのイーサネットやインターネットに統合することができます。
CIP の設定方法
デフォルト コンフィギュレーション
デフォルトでは、CIP はディセーブルになります。
CIP のイネーブル化
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ステップ 1 |
configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
cip security { password password | window timeout value } |
スイッチに CIP セキュリティ オプションを設定します。 |
ステップ 3 |
interface vlan 20 |
インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 |
cip enable |
VLAN 上で CIP をイネーブルにします。 |
ステップ 5 |
end |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 6 |
show running-config |
入力を確認します。 |
ステップ 7 |
copy running-config startup-config |
(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。 |
CIP のモニタリング
表 10-1 CIP 設定を表示するためのコマンド
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show cip { connection | faults | file | miscellaneous | object | security | session | status } |
CIP サブシステムに関する情報を表示します。 |
CIP のトラブルシューティング
表 10-2 CIP の設定をトラブルシューティングするためのコマンド
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debug cip { assembly | connection manager | errors | event | file | io | packet | request response | security | session | socket } |
CIP サブシステムのデバッグをイネーブルにします。 |
その他の関連資料
ここでは、スイッチ管理に関する参考資料について説明します。
関連資料
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Cisco IE 2000 コマンド |
『 Cisco IE 2000 Switch Command Reference , Release 15.0(1)EY』 |
Cisco IOS 基本コマンド |
『Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference』 |
Express Setup による CIP 設定 |
『Cisco IE 2000 Switch Getting Started Guide』 |
標準
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この機能でサポートされる新規の標準または変更された標準はありません。また、既存の標準のサポートは変更されていません。 |
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RFC
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この機能によりサポートされた新規 RFC または改訂 RFC はありません。またこの機能による既存 RFC のサポートに変更はありません。 |
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