2024 年 6 月

今回のリリースでの新機能

Cisco Spaces で次の機能が導入されました。

Cisco Spaces ダッシュボード

Cisco Spaces では、ライセンスの分割機能を使用して、ロケーションレベルでライセンスをアップグレードできます。

アカウントレベルのライセンスが下位の階層(SEE、EXTEND、SMART OPS、SMART VENUES など)にあるかどうかに関係なく、ロケーションレベルのライセンスを上位の階層(ACT または Unlimited)にアップグレードできます。この柔軟性は、ロケーション階層内のフロアレベルにまで拡張されます。[Location Hierarchy](ベータ版 UI)にある [License Level Change] オプションを使用して、ライセンスタイプをアップグレードします。

Cisco Spaces では、位置分析RightNow アプリケーションの分割ライセンスのサポートが導入されています。

このアップグレードにより、位置分析アプリケーションで上位の階層のライセンス機能と、RightNow アプリケーションの密度ルール機能を体験できます。


(注)  


分割ライセンス機能は、アカウントが Cisco Smart Software Manager(CSSM)システムに登録されている場合にのみサポートされます。アカウントが CSSM に登録されていない場合は、アカウント管理者に連絡することをお勧めします。


このリリースでの変更点

Cisco Spaces ダッシュボード では、次の機能強化が加えられました。

モバイル番号ベース認証の OTP 生成の改善

Cisco Spaces:キャプティブポータルでは、モバイル番号ベース認証用のワンタイムパスコード(OTP)の生成が更新され、以前の固定長の 4 桁が置き換えられ、4 ~ 9 桁の長さに対応するようになりました。

Cisco Spaces サポートチーム に連絡して、推奨 OTP 長を設定することをお勧めします。

部屋の使用状況レポート

Cisco Spaces:Space Manager は、既存の Webex センサータイプに加えて、パッシブ赤外線(PIR)センサー(有線またはワイヤレス)やポータルビームセンサーなどのセンサータイプを含むように拡張されています。

使用状況レポートに PIR またはポータルビームセンサーの詳細を含める場合は、それぞれのセンサーをデフォルトのセンサーデバイスとして関連付ける必要があります。


(注)  


Cisco Spaces:Space Manager アプリケーションの [Space Management] > [Occupancy]エリアで、[Select Sensor] ドロップダウンリストから PIR またはポータルビームセンサーを選択して、デフォルトのセンサーデバイスを設定します。


OpenRoaming ホットスポットクライアントの機能拡張

ネットワーク設定プロトコル(NETCONF)のサポートは、ホットスポット クライアント バージョン v2.2.95 から利用できます。ただし、Cisco Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレス コントローラで NETCONF を使用するには、バージョン 17.12 以降が必要です。NETCONF 機能を利用するには、Cisco Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレス コントローラ バージョン 17.12 にアップグレードすることをお勧めします。

問題

「問題」では、Cisco Spaces アプリケーションでの予期しない動作について説明します。

未解決の問題

この項では、Cisco Spaces のこのリリースの未解決の問題を示します。

表 1. Cisco Spaces の未解決の問題
問題識別子 問題の説明

CSCwk30773

ページが更新されるまで、新しく作成された位置分析レポートがリストページに表示されない

解決済みの問題

この項では、Cisco Spaces のこのリリースで解決された問題を示します。

表 2. Cisco Spaces の解決済みの問題
問題識別子 問題の説明

CSCwk21570

9800 の FlexConnect クライアントにレート制限 AVP がない場合、クライアントがトラフィックを渡さない

CSCwk35878

アセットトラッキングのユースケースを作成すると、内部サーバーエラーが返される

CSCwk12061

キャプティブ ポータル ランタイム:DC ページで誤ったデフォルト国がロードされる