この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この付録では、Cisco 800シリーズ ルータの使用中にISDNスイッチから送信される可能性のあるISDN BRIの標準的な理由種別値について説明します。これらの値はISDNコールのステータスを表し、ISDNスイッチからルータに送信されます。
一般に電話会社は理由種別メッセージを10進値で定義していますが、Cisco 800シリーズ ルータはこの10進値を16進値( hex )に変換して表示します。
理由種別値は標準化されていますが、理由種別メッセージについては、各電話会社がそれぞれ独自の表現を使用しています。したがって、表 E-1に示す理由種別メッセージは、端末に表示される実際のメッセージと正確には一致しない場合があります。
表 E-1に、ISDN BRI理由種別値、対応する16進値、理由種別メッセージを示すとともに、各メッセージについて簡単に説明します。
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コールを受けたシステムは接続要求を確認していますが、Bチャネルがすべて使用中であるため、コールを受け付けることができません。 |
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コールのセットアップに使用されたISDN番号が、どのシステムにも割り当てられていません(呼び出された装置に代替アドレスが割り当てられている場合、このメッセージの診断フィールドでその代替アドレスが返される場合があります)。 |
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インターフェイスが正常に動作していないので、宛先に到達できません。シグナリング メッセージの配信も不可能です。一時的な現象の可能性もありますが、リモート装置がオフになっている場合などには、長時間この状態が続くこともあります。 |
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接続を確立できませんでした。原因は、宛先アドレスが未認識のフォーマットで指定されている、または宛先アドレスが不完全であるためです。 |
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ネットワークが正常に動作していないので、宛先に到達できません。この状況は長時間続く場合があります。ただちに再接続を試行しても、失敗する可能性が高くなります。 |
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(CCITT3 recommendation X.213に定められた)要求したサービス品質をネットワークが提供できません。利用契約に関連する問題の可能性があります。 |
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ユーザはネットワークが提供しているBC(ベアラ機能)を要求しましたが、この機能を使用する許可が与えられていません。利用契約に関連する問題の可能性があります。 |
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ネットワークは通常、要求したBCを提供しますが、現時点では提供していません。ネットワークの一時的な問題、または利用契約に関連する問題と考えられます。 |
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要求したサービス オプションを、ネットワークまたはリモート装置が提供できません。原因は不明です。利用契約に関連する問題の可能性があります。 |
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要求したサービス オプションを、ネットワークまたはリモート装置が提供できません。原因は不明です。利用契約に関連する問題の可能性があります。 |
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リモート装置が受信したコールには、ユーザとネットワーク間のインターフェイス上で現在使用されていないコール参照が使用されています。 |
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ネットワークがコール再開要求を受信しました。このコール再開要求には、中断されたコールでコール アイデンティティが使用されていることを示す、Call Identify(コール識別)情報要素が含まれています。 |
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ネットワークがコール再開要求を受信しました。このコール再開要求には、中断されたコールでコール アイデンティティが使用されていることを示す、Call Identify(コール識別)情報要素が含まれています。 |
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保留になっている中断コールがまったくないにもかかわらず、ネットワークがコール再開要求を受信しました。一時的なエラーであり、何回かコールを再試行すれば解消される可能性があります。 |
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ネットワークがコール再開要求を受信しました。このコール再開要求には、中断されたコールを示すCall Identify(コール識別)情報要素が含まれています。ただし、その中断コールはタイムアウトまたはリモート ユーザによってクリアされています。 |
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標準的な理由種別がいずれも該当しない、無効なメッセージを受信しました。この問題は一般に、Dチャネル エラーが原因です。このエラーが繰り返し発生する場合は、電話会社に連絡してください。 |
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受信側の装置が、必須の情報要素の1つを含んでいないメッセージを受信しました。この問題は一般に、Dチャネル エラーが原因です。このエラーが繰り返し発生する場合は、電話会社に連絡してください。 |
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受信側の装置が未認識のメッセージを受信しました。メッセージ タイプが無効、またはメッセージ タイプは有効であってもサポートされていないことが原因です。リモート コンフィギュレーションに関連する問題、またはローカルDチャネルに関連する問題のどちらかが原因です。 |
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Message incompatible with call state or message type nonexistent. |
リモート装置が無効なメッセージを受信しました。標準的な理由種別がいずれも該当しません。Dチャネル エラーが原因です。このエラーが繰り返し発生する場合は、電話会社に連絡してください。 |
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リモート装置が、未認識の情報要素を含むメッセージを受信しました。この問題は一般に、Dチャネル エラーが原因です。このエラーが繰り返し発生する場合は、電話会社に連絡してください。 |
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リモート装置が、接続の現在の状態に対応しない、予期しないメッセージを受信しました。この問題は一般に、Dチャネル エラーが原因です。 |
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3.CCITT = Consultative Committee for International Telegraph and Telephone:国際電信電話諮問委員会。 |