event_register_appl
アプリケーション イベントの登録を行います。この Tcl コマンド拡張は、event_publish Tcl コマンド拡張の別のポリシーの実行に続いて、アプリケーションイベントがトリガされたときにポリシーを実行するために使用します。event_publish コマンド拡張によって、アプリケーションイベントがパブリッシュされます。
アプリケーション イベントを登録するためには、サブシステムを指定する必要があります。Tcl ポリシーまたは内部 Embedded Event Manager(EEM)API のいずれかによって、アプリケーション イベントをパブリッシュできます。イベントがポリシーによってパブリッシュされている場合、ポリシーで予約される sub_system 引数は 798 です。
構文
event_register_appl [tag ?] sub_system ? type ? [queue_priority low|normal|high|last] [maxrun ?] [nice 0|1]
引数
tag |
(任意)Tcl スクリプト内で複数のイベント文をサポートするため、Tcl コマンド拡張のトリガーとともに使用できるタグを指定する文字列。 |
||
sub_system |
(必須)アプリケーション イベントをパブリッシュした EEM ポリシーに割り当てられる番号。他のすべての番号は Cisco での使用のために予約されているため、番号は 798 に設定されます。この引数が指定されない場合、すべてのコンポーネントが照会されます。 |
||
type |
(必須)指定されたイベント内のイベント サブタイプ。sub_system 引数および type 引数によって、アプリケーション イベントが一意に識別されます。この引数が指定されない場合、すべてのタイプが照会されます。この引数を指定する場合、1 ~ 4294967295 の整数を選択する必要があります。 パブリッシュと登録が機能するためには、event_publish コマンド拡張と event_register_appl コマンド拡張の間でコンポーネントとタイプが一致する必要があります。 |
||
queue_priority |
(任意)次のような、スクリプトがキューに入れられる優先度レベル。
「queue_priority_last」引数が設定された状態で複数のスクリプトが登録されている場合、これらのスクリプトは、イベントのパブリッシュ順に実行されます。
この引数が指定されない場合、デフォルトのキューイング プライオリティは normal です。 |
||
maxrun |
(任意)スクリプトの最大ランタイム(SSSSSSSSSS[.MMM] 形式で指定します。SSSSSSSSSS は、0 ~ 4294967295 の秒数を表す整数で、MMM は 0 ~ 999 のミリ秒数を表す整数である必要があります)。この引数が指定されない場合、デフォルトの 20 秒ランタイム制限が使用されます。 |
||
nice |
(任意)ポリシーの実行時間優先度の設定。nice 引数が 1 に設定されている場合、ポリシーは、デフォルトの優先度よりも低い実行時間優先度で実行されます。デフォルト値は 0 です |
複数の条件が存在する場合、すべての条件が満たされたときに、アプリケーション イベントが発生します。
結果文字列
なし
_cerrno を設定
なし
Event_reqinfo
Event_reqinfo
"event_id %u event_type %u event_type_string {%s} event_pub_sec %u event_pub_msec %u"
"sub_system 0x%x type %u data1 {%s} data2 {%s} data3 {%s} data4 {%s}"
イベント タイプ |
説明 |
---|---|
event_id |
パブリッシュされた該当イベントの ID を示す一意の番号。同一のイベントで複数のポリシーを実行可能であり、その場合、各ポリシーは同一の event_id を保持します。 |
event_type |
イベントのタイプ。 |
event_type_string |
このイベント タイプのイベントの名前を表す ASCII 文字列。 |
event_pub_sec event_pub_msec |
イベントが Embedded Event Manager(EEM)にパブリッシュされたときの、秒単位およびミリ秒単位の時間。 |
sub_system |
アプリケーション イベントをパブリッシュした EEM ポリシーに割り当てられる番号。他のすべての番号は Cisco での使用のために予約されているため、番号は 798 に設定されます。 |
type |
指定されたコンポーネント内のイベント サブタイプ。 |
data1 data2 data3 data4 |
イベントがパブリッシュされるときに、アプリケーション固有のイベントに渡される、引数データ。データは、文字テキスト、環境変数、または、この 2 つの組み合わせです。 |