Cisco Tomcat Connector
Tomcat Hypertext Transport Protocol(HTTP; ハイパーテキスト転送プロトコル)/HTTP Secure(HTTPS)Connector オブジェクトは、Tomcat コネクタについての情報を提供します。Tomcat HTTP コネクタは、要求を受信して応答を送信するエンドポイントを表します。このコネクタは、Cisco Unified Presence に関連した Web ページへのアクセス時に発生する HTTP/HTTPS 要求の処理と HTTP/HTTPS 応答の送信を行います。Web アプリケーションでの URL の Secure Socket Layer(SSL; セキュア ソケット レイヤ)ステータスは、各 Tomcat HTTP Connector のインスタンス名の基準になります。たとえば、SSL の場合は https://<IP Address>:8443、非 SSL の場合は http://<IP Address>:8080 になります。 表 A-1 には、Tomcat HTTP Connector のカウンタについての情報が示されています。
表 A-1 Cisco Tomcat Connector
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Errors |
このカウンタは、コネクタで発生した HTTP エラー(401(未認証)など)の総数を表します。Tomcat HTTP コネクタは、要求を受信して応答を送信するエンドポイントを表します。このコネクタは、Cisco Unified Presence に関連したウィンドウへのアクセス時に発生する HTTP/HTTPS 要求の処理と HTTP/HTTPS 応答の送信を行います。Web アプリケーションでの URL の Secure Socket Layer(SSL)ステータスは、各 Tomcat HTTP Connector のインスタンス名の基準になります。たとえば、SSL の場合は https://<IP Address>:8443、非 SSL の場合は http://<IP Address>:8080 になります。 |
MBytesReceived |
このカウンタは、コネクタが受信したデータの量を表します。Tomcat HTTP コネクタは、要求を受信して応答を送信するエンドポイントを表します。このコネクタは、Cisco Unified Presence に関連したウィンドウへのアクセス時に発生する HTTP/HTTPS 要求の処理と HTTP/HTTPS 応答の送信を行います。Web アプリケーションでの URL の Secure Socket Layer(SSL)ステータスは、各 Tomcat HTTP Connector のインスタンス名の基準になります。たとえば、SSL の場合は https://<IP Address>:8443、非 SSL の場合は http://<IP Address>:8080 になります。 |
MBytesSent |
このコネクタは、コネクタが送信したデータの量を表します。Tomcat HTTP コネクタは、要求を受信して応答を送信するエンドポイントを表します。このコネクタは、Cisco Unified Presence に関連したウィンドウへのアクセス時に発生する HTTP/HTTPS 要求の処理と HTTP/HTTPS 応答の送信を行います。Web アプリケーションでの URL の Secure Socket Layer(SSL)ステータスは、各 Tomcat HTTP Connector のインスタンス名の基準になります。たとえば、SSL の場合は https://<IP Address>:8443、非 SSL の場合は http://<IP Address>:8080 になります。 |
Requests |
このカウンタは、コネクタで処理された要求の総数を表します。Tomcat HTTP コネクタは、要求を受信して応答を送信するエンドポイントを表します。このコネクタは、Cisco Unified Presence に関連したウィンドウへのアクセス時に発生する HTTP/HTTPS 要求の処理と HTTP/HTTPS 応答の送信を行います。Web アプリケーションでの URL の Secure Socket Layer(SSL)ステータスは、各 Tomcat HTTP Connector のインスタンス名の基準になります。たとえば、SSL の場合は https://<IP Address>:8443、非 SSL の場合は http://<IP Address>:8080 になります。 |
ThreadsTotal |
このカウンタは、使用可能なスレッドと使用中のスレッドを含む、コネクタの要求処理スレッドの現在の総数を表します。Tomcat HTTP コネクタは、要求を受信して応答を送信するエンドポイントを表します。このコネクタは、Cisco Unified Presence に関連したウィンドウへのアクセス時に発生する HTTP/HTTPS 要求の処理と HTTP/HTTPS 応答の送信を行います。Web アプリケーションでの URL の Secure Socket Layer(SSL)ステータスは、各 Tomcat HTTP Connector のインスタンス名の基準になります。たとえば、SSL の場合は https://<IP Address>:8443、非 SSL の場合は http://<IP Address>:8080 になります。 |
ThreadsMax |
このカウンタは、コネクタの要求処理スレッドの最大数を表します。Cisco Unified Presence 関連のウィンドウで着信する各要求は、その要求の期間中、1 つのスレッドを必要とします。現在使用可能な要求処理スレッドで処理できる数を上回る同時要求を受信した場合は、このカウンタに表示される設定最大数を上限として、追加のスレッドが作成されます。さらに別の同時要求を受信すると、それらの要求は、内部で指定された最大数になるまで、コネクタで作成されたサーバ ソケット内に累積されます。それ以外の同時要求は、それらの要求を処理するリソースが使用可能になるまで、接続拒否メッセージを受け取ります。 Tomcat HTTP コネクタは、要求を受信して応答を送信するエンドポイントを表します。このコネクタは、Cisco Unified Presence に関連したウィンドウへのアクセス時に発生する HTTP/HTTPS 要求の処理と HTTP/HTTPS 応答の送信を行います。Web アプリケーションでの URL の Secure Socket Layer(SSL)ステータスは、各 Tomcat HTTP Connector のインスタンス名の基準になります。たとえば、SSL の場合は https://<IP Address>:8443、非 SSL の場合は http://<IP Address>:8080 になります。 |
ThreadsBusy |
このカウンタは、コネクタのビジー状態/使用中の要求処理スレッドの現在の数を表します。Tomcat Connector は、要求を受信して応答を送信するエンドポイントを表します。このコネクタは、Cisco Unified Presence に関連した Web ページへのアクセス時に発生する HTTP/HTTPS 要求の処理と HTTP/HTTPS 応答の送信を行います。Web アプリケーションでの URL の Secure Socket Layer(SSL)ステータスは、各 Tomcat Connector のインスタンス名の基準になります。たとえば、SSL の場合は https://<IP Address>:8443、非 SSL の場合は http://<IP Address>:8080 になります。 |
Cisco Tomcat JVM
Cisco Tomcat Java Virtual Machine(JVM)オブジェクトは、Tomcat JVM についての情報を提供します。Tomcat JVM では、たとえば Cisco Unified Presence Administration、Cisco Unified Serviceability などの Cisco Unified Presence に関連した Web アプリケーションで使用される共通リソース メモリのプールが示されます。 表 A-2 には、Tomcat JVM のカウンタについての情報が示されています。
表 A-2 Tomcat JVM
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KBytesMemoryFree |
このカウンタは、Tomcat Java Virtual Machine の動的メモリ ブロック(ヒープ メモリ)の空き容量を表します。動的メモリ ブロックには、Tomcat とその Web アプリケーション(Cisco Unified Presence Administration、Cisco Unified Serviceability など)で作成されるすべてのオブジェクトが保存されます。動的メモリの空き容量が少なくなると、追加のメモリが自動的に割り当てられ、KbytesMemoryTotal カウンタに表示される合計メモリ サイズが増加します。ただし、KbytesMemoryMax カウンタに表示される最大容量を上限とします。使用中のメモリ容量は、KbytesMemoryTotal から KBytesMemoryFree の値を減算することで判断できます。 |
KBytesMemoryMax |
このカウンタは、Tomcat Java Virtual Machine の動的メモリ ブロック(ヒープ メモリ)の空き容量を表します。動的メモリ ブロックには、Tomcat とその Web アプリケーション(Cisco Unified Presence Administration、Cisco Unified Serviceability など)で作成されるすべてのオブジェクトが保存されます。 |
KBytesMemoryTotal |
このカウンタは、空きメモリと使用中メモリを含む、Tomcat Java Virtual Machine の現在の動的メモリ ブロックの合計サイズを表します。動的メモリ ブロックには、Tomcat とその Web アプリケーション(Cisco Unified Presence Administration、Cisco Unified Serviceability など)で作成されるすべてのオブジェクトが保存されます。 |
Cisco Tomcat Web Application
Cisco Tomcat Web Application オブジェクトは、Cisco Unified Presence Administration Web アプリケーションの実行方法に関する情報を提供します。Web アプリケーションの URL は、各 Tomcat Web Application のインスタンス名の基準になります。たとえば、Cisco Unified Presence Administration(https://<IP Address>:8443/ccmadmin)は ccmadmin、Cisco Unified Serviceability は ccmservice、Cisco Unified Presence User Options は ccmuser で識別されます。https://<IP Address>:8443 や http://<IP Address>:8080 のように拡張子がない URL は、_root で識別されます。 表 A-3 には、Tomcat Web Application のカウンタについての情報が示されています。
表 A-3 Tomcat Web Application
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Errors |
このカウンタは、Cisco Unified Presence に関連した Web アプリケーションで発生した HTTP エラー(401(未認証)など)の総数を表します。Web アプリケーションの URL は、各 Tomcat Web Application のインスタンス名の基準になります。たとえば、Cisco Unified Presence Administration(https://<IP Address>:8443/ccmadmin)は ccmadmin、Cisco Unified Serviceability は ccmservice、Cisco Unified Presence User Options は ccmuser で識別されます。https://<IP Address>:8443 や http://<IP Address>:8080 のように拡張子がない URL は、_root で識別されます。 |
Requests |
このカウンタは、Web アプリケーションが処理する要求の総数を表します。Requests カウンタは、Web アプリケーションにアクセスするたびに増加します。Web アプリケーションの URL は、各 Tomcat Web Application のインスタンス名の基準になります。たとえば、Cisco Unified Presence Administration(https://<IP Address>:8443/ccmadmin)は ccmadmin、Cisco Unified Serviceability は ccmservice、Cisco Unified Presence User Options は ccmuser で識別されます。https://<IP Address>:8443 や http://<IP Address>:8080 のように拡張子がない URL は、_root で識別されます。 |
SessionsActive |
このカウンタは、Web アプリケーションが現在アクティブ(使用中)になっているセッション数を表します。Web アプリケーションの URL は、各 Tomcat Web Application のインスタンス名の基準になります。たとえば、Cisco Unified Presence Administration(https://<IP Address>:8443/ccmadmin)は ccmadmin、Cisco Unified Serviceability は ccmservice、Cisco Unified Presence User Options は ccmuser で識別されます。https://<IP Address>:8443 や http://<IP Address>:8080 のように拡張子がない URL は、_root で識別されます。 |
Database Change Notification Client
Database Change Notification Client オブジェクトは、変更通知クライアントについての情報を提供します。 表 A-4 には、Database Change Notification Client のカウンタについての情報が示されています。
表 A-4 Database Change Notification Client
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MessagesProcessed |
このカウンタは、処理されたデータベース変更通知の数を表します。このカウンタは、15 秒ごとに更新されます。 |
MessagesProcessing |
このカウンタは、現在処理中、またはこのクライアントの変更通知キューで処理待ち状態にある変更通知メッセージの数を表します。このカウンタは、15 秒ごとに更新されます。 |
QueueHeadPointer |
このカウンタは、変更通知キューへのヘッド ポインタを表します。ヘッド ポインタは、変更通知キュー内の開始ポイントとして機能します。キュー内の通知数は、テール ポインタ値からヘッド ポインタ値を減算することで判断できます。デフォルトでは、このカウンタは 15 秒ごとに更新されます。 |
QueueMax |
このカウンタは、このクライアントに関する処理予定の変更通知メッセージの最大数を表します。このカウンタは、Cisco Database Layer Monitor サービスの最後の再起動時から累積されます。 |
QueueTailPointer |
このカウンタは、変更通知キューへのテール ポインタを表します。テール ポインタは、変更通知キュー内の終了ポイントを表します。キュー内の通知数は、テール ポインタ値からヘッド ポインタ値を減算することで判断できます。デフォルトでは、このカウンタは 15 秒ごとに更新されます。 |
TablesSubscribed |
このカウンタは、クライアントが登録しているテーブルの数を表します。 |
Database Change Notification Server
Database Change Notification Server オブジェクトは、さまざまな変更通知関連の統計情報を提供します。 表 A-5 には、Database Change Notification Server のカウンタについての情報が示されています。
表 A-5 Database Change Notification Server
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Clients |
このカウンタは、変更を通知するために登録されている変更通知クライアント(サービス/サーブレット)の数を表します。 |
QueuedRequestsInDB |
このカウンタは、(共有メモリのキューに入らずに)直接 TCP/IP 接続を介して通知された、DBCNQueue(Database Change Notification Queue)テーブルに存在する変更通知レコードの数を表します。このカウンタは、15 秒ごとに更新されます。 |
QueuedRequestsInMemory |
このカウンタは、共用メモリのキューに入る変更通知要求の数を表します。 |
CNProcessed |
このカウンタは、リブート後にサーバで処理された変更通知メッセージの数を表します。 |
QueueDelay |
このカウンタは、変更通知プロセスで処理する必要があるにもかかわらず、それらのメッセージが処理されていない時間を秒単位で表します。[データベースのキューに変更通知要求があります(Change Notification Requests Queued in Database)](QueuedRequestsInDB)および [メモリのキューに変更通知要求があります(Change Notification Requests Queued in Memory)](QueuedRequestsInMemory)が 0 以外の値に設定されているか、[処理された最新の変更通知メッセージ(Latest Change Notification Messages Processed)] のカウントが変更されていない場合、この条件は true になります。 この条件は 15 秒ごとに確認されます。 |
Database Change Notification Subscription
Database Change Notification Subscription オブジェクトは、クライアントが変更通知を受信するテーブルの名前を表示します。
SubscribedTable オブジェクトは、変更通知を受信するサービスまたはサーブレットが含まれるテーブルを表示します。カウンタは増加しないため、この表示は参考目的のみに使用されます。
Database Local DSN
Database Local Data Source Name(DSN)オブジェクトと LocalDSN カウンタは、ローカル サーバの DSN 情報を提供します。 表 A-6 には、Database Local DSN についての情報が示されています。
表 A-6 Database Local Data Source Name
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CcmDbSpace_Used |
このカウンタは、消費されている Ccm DbSpace の容量を表します。 |
CcmtempDbSpace_Used |
このカウンタは、消費されている Ccmtemp DbSpace の容量を表します。 |
LocalDSN |
このカウンタは、ローカル サーバから参照されているデータ ソース名(DSN)を表します。 |
RootDbSpace_Used |
このカウンタは、消費されている RootDbSpace の容量を表します。 |
CNDbSpace_Used |
このカウンタは、消費されている変更通知(CN)DSspace の比率を表します。 |
SharedMemory_Free |
このカウンタは、空きのある共有メモリを表します。 |
SharedMemory_Used |
このカウンタは、使用されている共有メモリを表します。 |
DB User Host Information Counters
DB User Host Information オブジェクトは、DB User Host についての情報を提供します。
DB:User:Host Instances オブジェクトは、DB:User:Host の各インスタンスに使用できる接続の数を表示します。
Enterprise Replication DBSpace Monitors
Enterprise Replication DBSpace Monitors オブジェクトは、さまざまな ER DbSpace の使用状況を表示します。 表 A-7 には、Enterprise Replication DBSpace Monitors についての情報が示されています。
表 A-7 Enterprise Replication DBSpace Monitors
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ERDbSpace_Used |
このカウンタは、消費された Enterprise Replication DbSpace の容量を表します。 |
ERSBDbSpace_Used |
このカウンタは、消費された ERDbSpace の容量を表します。 |
Enterprise Replication Perfmon Counters
Enterprise Replication Perfmon Counter オブジェクトは、さまざまな複製カウンタについての情報を提供します。
ServerName:ReplicationQueueDepth カウンタは、サーバ名に続いて、複製キューの項目数を表示します。
IP
IP オブジェクトは、システムの IP 統計についての情報を提供します。 表 A-8 には、IP のカウンタについての情報が示されています。
表 A-8 IP
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Frag Creates |
このカウンタは、このエンティティで生成された IP データグラム フラグメントの数を表します。 |
Frag Fails |
このカウンタは、Do not Fragment フラグが設定されたデータグラムの場合など、データグラムをフラグメント化できなかったためにこのエンティティで破棄された IP データグラムの数を表します。 |
Frag OKs |
このカウンタは、このエンティティで正常にフラグメント化された IP データグラムの数を表します。 |
In Delivers |
このカウンタは、IP ユーザ プロトコルに配信された入力データグラムの数を表します。これにはインターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)が含まれます。 |
In Discards |
このカウンタは、問題が発生していないにもかかわらず廃棄された入力 IP データグラムの数を表します。バッファ領域の不足が考えられる原因の 1 つです。このカウンタには、再構成の待機中に廃棄されたデータグラムの数は含まれません。 |
In HdrErrors |
このカウンタは、ヘッダー エラーによって廃棄された入力データグラムの数を表します。これには、不正なチェックサム、バージョン番号の不一致、その他の形式エラー、存続可能時間の超過、および IP オプションの処理中に検出されたその他のエラーが含まれます。 |
In Receives |
このカウンタは、すべてのネットワーク インターフェイスから受信された入力データグラムの数を表します。このカウンタには、エラーと共に受信されたデータグラムも含まれます。 |
In UnknownProtos |
このカウンタは、正常に受信されたものの、プロトコルが不明またはサポートされないために廃棄されたローカル アドレス宛てのデータグラムの数を表します。 |
InOut Requests |
このカウンタは、受信された着信 IP データグラムの数および送信された発信 IP データグラムの数を表します。 |
Out Discards |
このカウンタは、送信されずに破棄された出力 IP データグラムの数を表します。バッファ領域の不足が考えられる原因の 1 つです。 |
Out Requests |
このカウンタは、ローカル IP ユーザ プロトコル(ICMP を含む)が、要求送信で IP に与える IP データグラムの総数を表します。このカウンタには、ForwDatagrams でカウントされたデータグラムの数は含まれません。 |
Reasm Fails |
このカウンタは、タイムアウトやエラーなど、IP 再構成アルゴリズムによって検出された IP 再構成の失敗の回数を表します。このカウンタは、破棄された IP フラグメントの数を表しません。RFC 815 のアルゴリズムなどの一部のアルゴリズムでは、受信するときにフラグメントを結合するので、フラグメントの数を追跡できなくなる可能性があるためです。 |
Reasm OKs |
このカウンタは、正常に再構成された IP データグラムの数を表します。 |
Reasm Reqds |
このカウンタは、このエンティティで再構成が必要だった受信 IP フラグメントの数を表します。 |
Memory
Memory オブジェクトは、サーバの物理メモリとスワップ メモリの使用状況についての情報を提供します。 表 A-9 には、Memory のカウンタについての情報が示されています。
表 A-9 Memory
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% Mem Used |
このカウンタは、システムの物理メモリの使用率を比率で表示します。カウンタの値は、(Total KBytes - Free KBytes - Buffers KBytes - Cached KBytes + Shared KBytes) / Total KBytes で計算される値と等しく、Used KBytes / Total KBytes で計算される値にも一致します。 |
% Page Usage |
このカウンタは、アクティブなページの比率を表します。 |
% VM Used |
このカウンタは、システムの仮想メモリの使用率を比率で表示します。カウンタの値は、(Total KBytes - Free KBytes - Buffers KBytes - Cached KBytes + Shared KBytes + Used Swap Kbytes)/(Total KBytes + Total Swap Kbytes)で計算される値と等しく、Used VM KBytes / Total VM Kbytes で計算される値にも一致します。 |
Buffers KBytes |
このカウンタは、システムのバッファ容量をキロバイト単位で表します。 |
Cached KBytes |
このカウンタは、キャッシュされたメモリの容量をキロバイト単位で表します。 |
Free KBytes |
このカウンタは、システムで使用可能なメモリの総量をキロバイト単位で表します。 |
Free Swap KBytes |
このカウンタは、システムで使用可能な空きスワップ領域の容量をキロバイト単位で表します。 |
HighFree |
このカウンタは、ハイ メモリ領域での空きメモリの容量を表します。Linux カーネルは、仮想メモリのアドレス スペースを複数のメモリ領域に分割します。ハイ メモリとは、特定の物理アドレスよりも上位にあるメモリで、その容量はシステムの合計メモリとカーネル タイプによって決まります。4 GB のメモリを搭載した Cisco Unified Communications Manager システムの場合、ハイ メモリは約 896 M ~ 4096 M です。 |
HighTotal |
このカウンタは、ハイ メモリ領域でのメモリの総量を表します。Linux カーネルは、仮想メモリのアドレス スペースを複数のメモリ領域に分割します。ハイ メモリとは、特定の物理アドレスよりも上位にあるメモリで、その容量はシステムの合計メモリとカーネル タイプによって決まります。4 GB のメモリを搭載した Cisco Unified Communications Manager システムの場合、ハイ メモリは約 896 M ~ 4096 M です。 |
Low Free |
このカウンタは、カーネルのロー メモリ(非ページ)の空き容量を表します。 |
Low Total |
このカウンタは、カーネルのロー メモリ(非ページ)の総量を表します。 |
Page Faults Per Sec |
このカウンタは、システムで発生した 1 秒あたりのページ フォールト(メジャーおよびマイナー)数を表します(2.5 以降のカーネルのみ)。一部のページ フォールトは I/O がなくても解決できるため、この数は I/O が生成されたページ フォールトの数とは一致しません。 |
Page Major Faults Per Sec |
このカウンタは、システムで発生した 1 秒あたりのメジャー フォールト数を表します(2.5 以降のカーネルのみ)。メジャー フォールトとは、ディスクからメモリ ページをロードする必要があるページ フォールトを指します。 |
Pages |
このカウンタは、ディスクからページ インしたページの数と、ディスクにページ アウトしたページの数の合計を表します。 |
Pages Input |
このカウンタは、ディスクからページ インされたページの数を表します。 |
Pages Input Per Sec |
このカウンタは、ディスクからページ インされた 1 秒あたりの総キロバイト数を表します。 |
Pages Output |
このカウンタは、ディスクにページ アウトされたページの数を表します。 |
Pages Output Per Sec |
このカウンタは、ディスクにページ アウトされた 1 秒あたりの総キロバイト数を表します。 |
Shared KBytes |
このカウンタは、システムの共有メモリの容量をキロバイト単位で表します。 |
SlabCache |
このカウンタは、さまざまなカーネル コンポーネントによって作成されたスラブキャッシュに使用されるメモリ全体を表し、proc の slabinfo 内の各エントリの合計を示す総合的カウンタとして使用されます。 |
SwapCached |
このカウンタは、キャッシュ メモリとして使用されるスワップの容量を表します。これは、一旦スワップ アウトされてからスワップ バックされたが、まだスワップファイルに残っているメモリです。 |
Total KBytes |
このカウンタは、システムのメモリの総量をキロバイト単位で表します。 |
Total Swap KBytes |
このカウンタは、システムのスワップ領域の総量をキロバイト単位で表します。 |
Total VM KBytes |
このカウンタは、使用中のシステム物理メモリとスワップ領域(Total Kbytes + Total Swap Kbytes)の総量をキロバイト単位で表します。 |
Used KBytes |
このカウンタは、システムで使用中の物理メモリの容量をキロバイト単位で表します。Used KBytes カウンタの値は、Total KBytes - Free KBytes - Buffers KBytes - Cached KBytes + Shared KBytes で計算されます。Used KBytes の値は、top または free コマンド出力に表示される Linux の用語とは異なります。top または free コマンド出力に表示される Used の値は、Total KBytes と Free KBytes の差に等しく、Buffers KBytes と Cached KBytes の合計値も含みます。 |
Used Swap KBytes |
このカウンタは、システムで使用中のスワップ領域の容量をキロバイト単位で表します。 |
Used VM KBytes |
このカウンタは、システム物理メモリと、使用中のスワップ領域の容量をキロバイト単位で表します。値は、Total KBytes - Free KBytes - Buffers KBytes - Cached KBytes + Shared KBytes + Used Swap Kbytes で計算されます。この値は、Used Mem KBytes + Used Swap Kbytes で計算される値と一致します。 |
Network Interface
Network Interface オブジェクトは、システムのネットワーク インターフェイスについての情報を提供します。 表 A-10 には、Network Interface のカウンタについての情報が示されています。
表 A-10 Network Interface
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Rx Bytes |
このカウンタは、インターフェイスで受信したフレーミング文字を含めたバイト数を表します。 |
Rx Dropped |
このカウンタは、エラーは検出されなかったものの、破棄するように選択されたインバウンド パケットの数を表します。これによって、上位層のプロトコルにパケットが配信されなくなります。パケットを破棄してバッファ領域を開放することなどが理由として挙げられます。 |
Rx Errors |
このカウンタは、エラーのために上位層のプロトコルに配信できなかったインバウンド パケット(パケット指向インターフェイス)の数と、インバウンド送信ユニット(文字指向または固定長インターフェイス)の数を表します。 |
Rx Multicast |
このカウンタは、このインターフェイスで受信したマルチキャスト パケットの数を表します。 |
Rx Packets |
このカウンタは、このサブレイヤが上位サブレイヤに配信したパケットの数を表します。この数には、このサブレイヤでマルチキャストまたはブロードキャスト アドレスにアドレス指定されたパケットは含まれていません。 |
Total Bytes |
このカウンタは、受信(Rx)バイトと送信(Tx)バイトの総数を表します。 |
Total Packets |
このカウンタは、Rx パケットと Tx パケットの総数を表します。 |
Tx Bytes |
このカウンタは、インターフェイスから送信されたフレーミング文字を含むオクテットの総数を表します。 |
Tx Dropped |
このカウンタは、エラーは検出されなかったものの、破棄するように選択されたアウトバウンド パケットの数を表します。これによって、上位層のプロトコルにパケットが配信されなくなります。パケットを破棄してバッファ領域を開放することなどが理由として挙げられます。 |
Tx Errors |
このカウンタは、エラーのために送信できなかったアウトバウンド パケット(パケット指向インターフェイス)の数と、アウトバウンド送信ユニット(文字指向または固定長インターフェイス)の数を表します。 |
Tx Packets |
このカウンタは、破棄されたものや送信されなかったものも含め、上位レベルのプロトコルが送信を要求したパケットの総数を表します。この数には、このサブレイヤでマルチキャストまたはブロードキャスト アドレスにアドレス指定されたパケットは含まれていません。 |
Tx QueueLen |
このカウンタは、出力パケット キューの長さを(パケット単位で)表します。 |
Number of Replicates Created and State of Replication
Number of Replicates Created and State of Replication オブジェクトは、システムでの複製状態に関する情報を提供します。 表 A-11 には、複製カウンタについての情報が示されています。
表 A-11 Number of Replicates Created and State of Replication
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Number of Replicates Created |
このカウンタは、Informix が DB テーブル用に作成した複製の数を表示します。このカウンタは、複製のセットアップ中の情報を表示します。 |
Replicate_State |
このカウンタは、複製の状態を示します。次の値が使用されます。 • 0:初期化中。サーバが定義されていない場合、またはサーバが定義されているが、テンプレートの実現が完了していない場合、このカウンタは 0 になります。 • 1:システムが、すべてのテーブルではなく一部のテーブルの複製を作成しました。CLI で utils dbreplication ステータスを実行し、エラーの発生場所と発生原因を特定することを推奨します。 • 2:複製は正しく機能しています。 • 3:複製は正しく機能していません。カウンタに 3 と表示される場合は、クラスタにおけるリプリケーションが不良であると考えてください。特定のノードでリプリケーションが失敗したという意味ではありません。CLI で utils dbreplication ステータスを実行し、エラーの発生場所と発生原因を特定することを推奨します。 • 4:複製のセットアップに失敗しました。 |
Partition
Partition オブジェクトは、システムのファイル システムとその使用状況についての情報を提供します。 表 A-12 には、Partition のカウンタについての情報が示されています。
表 A-12 Partition
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% CPU Time |
このカウンタは、ディスクに対して発行された I/O 要求の処理にかかった CPU 時間を比率で表します。 |
% Used |
このカウンタは、このファイル システムで使用中のディスク領域を比率で表します。 |
% Wait in Read |
このカウンタは、値が -1 になると無効になります。現在は、このカウンタに代わって Await Read Time カウンタが使用されています。 |
% Wait in Write |
このカウンタは、値が -1 になると無効になります。現在は、このカウンタに代わって Await Write Time が使用されています。 |
Await Read Time |
このカウンタは、サービス対象のデバイスに対して発行する読み取り要求の平均所要時間をミリ秒単位で表します。 |
Await Time |
このカウンタは、サービス対象のデバイスに対して発行する I/O 要求の平均所要時間をミリ秒単位で表します。これには、要求がキュー内に存在する時間と、要求を処理する時間が含まれます。 |
Await Write Time |
このカウンタは、サービス対象のデバイスに対して発行する書き込み要求の平均所要時間をミリ秒単位で表します。 |
Queue Length |
このカウンタは、ディスクに対して発行された要求の平均キュー長を表します。 |
Read Bytes Per Sec |
このカウンタは、ディスクから読み取られた 1 秒あたりのデータ量をバイト単位で表します。 |
Total Mbytes |
このカウンタは、このファイル システムのディスク領域全体の容量をメガバイト単位で表します。 |
Used Mbytes |
このカウンタは、このファイル システムで使用中のディスク領域の容量をメガバイト単位で表します。 |
Write Bytes Per Sec |
このカウンタは、ディスクに書き込まれた 1 秒あたりのデータ量をバイト単位で表します。 |
Process
Process オブジェクトは、システムで実行されているプロセスについての情報を提供します。 表 A-13 には、Process カウンタについての情報が示されています。
表 A-13 Process
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% CPU Time |
このカウンタは、最後に更新してから経過した CPU 時間におけるタスク占有率を、合計 CPU 時間に対する比率で表します。 |
% MemoryUsage |
このカウンタは、タスクが現在使用している物理メモリを比率で表します。 |
Data Stack Size |
このカウンタは、タスク メモリ ステータスのスタック サイズを表します。 |
Nice |
このカウンタは、タスクの Nice 値を表します。負の Nice 値はプロセスの優先順位が高いことを示し、正の Nice 値はプロセスの優先順位が低いことを表します。Nice 値が 0 の場合、タスクの割り当てを判断するときに優先順位を調整しないでください。 |
Page Fault Count |
このカウンタは、タスクで発生し、データをメモリにロードすることが必要になったメジャー ページ フォールトの数を表します。 |
PID |
このカウンタは、タスク固有のプロセス ID を表します。この ID は定期的にラッピングされますが、値が 0 になることはありません。 |
Process Status |
このカウンタは、次のプロセス ステータスを表示します。 • 0:実行中 • 1:スリープ中 • 2:割り込み不能ディスク スリープ • 3:ゾンビ • 4:停止 • 5:呼び出し中 • 6:不明 |
Shared Memory Size |
このカウンタは、タスクが使用している共有メモリの容量(キロバイト)を表示します。他のプロセスが同じメモリを共有することも可能です。 |
STime |
このカウンタは、このプロセスがカーネル モードでスケジュールしたシステム時間(STime)を jiffy 単位で表示します。jiffy は CPU 時間の単位に相当し、測定単位として使用されます。1 秒は 100 jiffy です。 |
Thread Count |
このカウンタは、タスクで現在グループ化されているスレッドの数を表示します。負の値(-1)は、このカウンタが現在使用不可になっていることを示します。これは、システムのプロセスとスレッドの数の合計がデフォルトのしきい値を超過したために、スレッド統計情報(Thread オブジェクトのすべてのパフォーマンス カウンタ、および Process オブジェクトの Thread Count カウンタを含む)がオフになった場合に発生します。 |
Total CPU Time Used |
このカウンタは、タスクの開始以降、タスクがユーザ モードとカーネル モードで使用した合計 CPU 時間を jiffy 単位で表示します。jiffy は CPU 時間の単位に相当し、測定単位として使用されます。1 秒は 100 jiffy です。 |
UTime |
このカウンタは、タスクがユーザ モードでスケジューリングした時間を jiffy 単位で表示します。 |
VmData |
このカウンタは、タスクでのヒープの仮想メモリ使用状況をキロバイト(KB)単位で表示します。 |
VmRSS |
このカウンタは、現在物理メモリ内にある仮想メモリ(Vm)の常駐セット サイズ(RSS)をキロバイト(KB)単位で表示します。これにはコード、データ、およびスタックが含まれます。 |
VmSize |
このカウンタは、タスクでの仮想メモリの合計使用量をキロバイト(KB)単位で表示します。これには、すべてのコード、データ、共有ライブラリ、およびスワップ アウトされたページが含まれます(仮想イメージ = スワップ サイズ + 常駐サイズ)。 |
Processor
Processor オブジェクトは、さまざまなプロセッサ時間の使用状況を比率で提供します。 表 A-14 には、Processor カウンタについての情報が示されています。
表 A-14 Processor
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% CPU Time |
このカウンタは、最後に更新してから経過した CPU 時間における、アイドル時間を除いたプロセッサの占有率を表示します。この占有率は、合計 CPU 時間に対する比率で表されます。 |
Idle Percentage |
このカウンタは、プロセッサがアイドル状態になっており、未処理のディスク I/O 要求が存在しなかった時間を比率で表示します。 |
IOwait Percentage |
このカウンタは、システムに未処理のディスク I/O 要求が存在し、同時にプロセッサがアイドル状態になっていた時間を比率で表します。 |
Irq Percentage |
このカウンタは、デバイスに割り当てられる割り込み要求を実行するためにプロセッサが費やす時間(プロセッサがコンピュータに信号を送信するために費やす時間を含む)を比率で表します。 |
Nice Percentage |
このカウンタは、プロセッサが、Nice 優先順位に従ってユーザ レベルで実行するために費やす時間を比率で表示します。 |
Softirq Percentage |
このカウンタは、プロセッサが、CPU のパフォーマンスを向上させるために、ソフト IRQ の実行とタスク切り替えの延期に費やす時間を比率で表します。 |
System Percentage |
このカウンタは、プロセッサがシステム(カーネル)レベルでプロセスを実行している時間を比率で表示します。 |
User Percentage |
このカウンタは、プロセッサがユーザ(アプリケーション)レベルで通常のプロセスを実行している時間を比率で表示します。 |
System
System オブジェクトは、システムのファイル記述子についての情報を提供します。 表 A-15 には、System カウンタについての情報が示されています。
表 A-15 System
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Allocated FDs |
このカウンタは、割り当てられたファイル記述子の総数を表します。 |
Being Used FDs |
このカウンタは、システムで現在使用中のファイル記述子の数を表します。 |
Freed FDs |
このカウンタは、システム上で割り当てられているファイル記述子のうち、開放されているファイル記述子の総数を表します。 |
IOAwait |
このカウンタは、サービス対象の全デバイスに対して発行された入出力(I/O)要求の平均所要時間をミリ秒単位で表します。これには、要求がキュー内に存在する時間と、要求を処理する時間が含まれます。 |
IOCpuUtil |
このカウンタは、デバイスに対して I/O 要求が発行されていた間のサーバの CPU 時間の比率(デバイスの帯域幅利用率)を表します。 |
IOKBytesReadPerSecond |
このカウンタは、サーバ上ですべてのデバイスから読み取られた 1 秒あたりの総キロバイト数を表します。 |
IOKBytesWrittenPerSecond |
このカウンタは、サーバ上ですべてのデバイスに書き込まれた 1 秒あたりの総キロバイト数を表します。 |
IOPerSecond |
このカウンタは、サーバ上ですべてのディスク パーティションに実行された I/O 処理の総数を表します。システム パフォーマンスに問題が生じた場合は、このカウンタの情報を使用して、サーバで I/O 処理を集約する事によって生じる影響を判断します。 |
IOReadReqMergedPerSec |
このカウンタは、サーバ上でマージされ、すべてのデバイスにキューイングされた読み取り要求の 1 秒あたりの総数を表します。 |
IOReadReqPerSecond |
このカウンタは、サーバ上ですべてのデバイスに発行された読み取り要求の 1 秒あたりの合計数を表します。 |
IOReqQueueSizeAvg |
このカウンタは、サーバ上ですべてのデバイスに対して発行された要求の平均キュー長を表します。 |
IOSectorsReadPerSecond |
このカウンタは、サーバ上ですべてのデバイスから読み取られたセクターの 1 秒あたりの総数を表します。 |
IOSectorsReqSizeAvg |
このカウンタは、サーバ上ですべてのデバイスに対して発行された要求セクターの平均サイズを表しす。 |
IOSectorsWrittenPerSecond |
このカウンタは、サーバ上ですべてのデバイスに書き込まれたセクターの 1 秒あたりの総数を表します。 |
IOServiceTime |
このカウンタは、サーバ上ですべてのデバイスに対して発行された I/O 要求の平均サービス時間をミリ秒単位で表します。 |
IOWriteReqMergedPerSecond |
このカウンタは、サーバ上でマージされ、すべてのデバイスにキューイングされた書き込み要求の 1 秒あたりの総数を表します。 |
IOWriteReqPerSecond |
このカウンタは、サーバ上ですべてのデバイスに対して発行された書き込み要求の 1 秒あたりの総数を表します。 |
Max FDs |
このカウンタは、システムで許可されているファイル記述子の最大数を表します。 |
Total CPU Time |
このカウンタは、システムが稼動している合計時間を jiffy 単位で表します。 |
Total Processes |
このカウンタは、システム上のプロセスの総数を表します。 |
Total Threads |
このカウンタは、システム上のスレッドの総数を表します。 |
TCP
TCP オブジェクトは、システムの TCP 統計についての情報を提供します。 表 A-16 には、TCP のカウンタについての情報が示されています。
表 A-16 TCP
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Active Opens |
このカウンタは、TCP 接続が CLOSED 状態から SYS-SENT 状態へ直接遷移した回数を表示します。 |
Attempt Fails |
このカウンタは、TCP 接続が SYN-RCVD または SYN-RCVD のいずれかの状態から CLOSED 状態に直接遷移した回数と、TCP 接続が SYS-RCVD 状態から LISTEN 状態に直接遷移した回数を表示します。 |
Curr Estab |
このカウンタは、現在 ESTABLISHED 状態または CLOSE-WAIT 状態になっている TCP 接続の数を表示します。 |
Estab Resets |
このカウンタは、TCP 接続が、ESTABLISHED または CLOSE-WAIT のいずれかの状態から CLOSED 状態に直接遷移した回数を表示します。 |
In Segs |
このカウンタは、受信したセグメント(エラー受信したセグメントを含む)の総数を表示します。この数には、現在確立されている接続で受信したセグメントのみが含まれます。 |
InOut Segs |
このカウンタは、送信したセグメントの総数と受信したセグメントの総数を表示します。 |
Out Segs |
このカウンタは、送信したセグメントの総数を表示します。このカウントには、現在確立されている接続で送信されるセグメントのみが含まれますが、再送信されたオクテットは除外されます。 |
Passive Opens |
このカウンタは、TCP 接続が LISTEN 状態から SYN-RCVD 状態に直接遷移した回数を表示します。 |
RetransSegs |
このカウンタは、以前に送信されたオクテットが 1 つ以上含まれているために再送信されたセグメントの総数を表示します。 |
Threads
Thread オブジェクトは、システムで実行されているスレッドの一覧を表示します。 表 A-17 には、Thread カウンタについての情報が示されています。
表 A-17 Threads
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% CPU Time |
このカウンタは、前回の更新以降に経過した CPU 時間におけるスレッドの占有率を表示します。このカウンタは、占有率を合計 CPU 時間に対する比率で表現します。 |
PID |
このカウンタは、スレッド リーダー プロセス ID を表示します。 |
AXL Web Service
AXL Web Service オブジェクトは、システムで実行されている AXL Web Service に関する情報を提供します。 表 A-18 に、AXL Web Service カウンタについての情報を示します。
表 A-18 AXL Web Service
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ThrottleCount |
このカウンタは、前回の Cisco AXL Web Service の再起動以降に実行された Administrative XML Layer(AXL)スロットリングの回数を表します。スロットリングは、AXL サービスが処理能力を超える数の変更要求を受け取ると実行されます。 |
ThrottleState |
このカウンタは、Administrative XML Layer(AXL)スロットリングが現在アクティブ(スロットリングが有効)かどうかを表します。このカウンタの 1 の値は、スロットリングが現在有効であることを示します。つまり、アプリケーションが AXL 経由で Cisco Unified Communications Manager に書き込み要求を送信しようとすると、AXL スロットリングによって拒否されます。読み込み要求の許可と処理は、AXL スロットリングが有効であっても行われます。0 の値はスロットリングが現在実行されていないことを示し、読み込みおよび書き込み要求はすべて処理されます。 |
Ramfs
Ramfs オブジェクトは、ram ファイル システムに関する情報を提供します。 表 A-19 に、Ramfs カウンタについての情報を示します。
表 A-19 Ramfs
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FilesTotal |
このカウンタは、ram ベースのファイル システム(ramfs)内のファイル総数を表します。 |
SpaceFree |
このカウンタは、ram ベースのファイル システム(ramfs)における空きデータ ブロックの容量を表します。ブロックとは、ファイル システム用に統一されたデータ ストレージ サイズの単位です。ブロック サイズによって、ファイル システムがデータの読み取りおよび書き込みに使用するサイズが指定されます。Cisco Unified Communications Manager システムのブロック サイズは 4096 バイトです。 |
SpaceUsed |
このカウンタは、ram ベースのファイル システム(ramfs)内のデータ ブロックの容量を表します。ブロックとは、ファイル システム用に統一されたデータ ストレージ サイズの単位です。ブロック サイズによって、ファイル システムがデータの読み取りおよび書き込みに使用するサイズが指定されます。Cisco Unified Communications Manager システムのブロック サイズは 4096 バイトです。 |