この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco CallManager と一緒に Cisco IP SoftPhone を使用する場合に適用される、次の設計上の考慮事項について説明しています。
• 「冗長性」
• 「QoS」
この項の情報は、Cisco IP SoftPhone リリース 1.3 に明示的に適用されます。Cisco IP SoftPhone の設定と機能の詳細は、次の Web サイトでオンラインで入手可能な『 Cisco IP Softphone アドミニストレータ ガイド (1.3) 』を参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_ipphon/ip_7960/softphon/ver_1_3/english/index.
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Cisco IP SoftPhone は、クライアント マシンから、オフィス コールを直接受信できるようにする、クライアント デスクトップ アプリケーションであり、ラップトップ アプリケーションでもあります。
Cisco IP SoftPhone 用に CTI(Computer Telephony Integration)リソースをスケーリングする手順は、次のとおりです。
ステップ 1 Cisco IP SoftPhone に必要な CTI リソースのタイプを判別します。Cisco IP SoftPhone のプロビジョニングには、次の 2 通りの方法があります。
• CTI ポートを Cisco IP SoftPhone ライン アピアランスに割り当てる方法
• Cisco IP SoftPhone ライン アピアランスを使用して、ハードウェア IP フォンを制御する方法
ステップ 2 Cisco IP SoftPhone ユーザごとに平均のデバイスの重みを計算します。 表 14-1 では、Cisco IP SoftPhone CTI リソースの基本のデバイスの重みを示しています。
Cisco IP SoftPhone のデバイスの重みを計算する際には、次のガイドラインにも従います。
• ライン アピアランスごとの BHCA(Busy Hour Call Attempts)を見積もって、BHCA 係数を決定します。BHCA 係数は、6 BHCA ごとに 1 つずつ増やします。一般的に、6 BHCA が適切なデフォルト値です。
• Cisco IP SoftPhone クライアント全体のコール処理を考慮します。Cisco IP SoftPhone セッションごとに処理されるコールの大部分に、転送または会議が含まれる場合、コール処理乗数を計算要素として組み込む必要があります。転送や会議が含まれない場合、コール処理乗数はごくわずかであり、値 1 を割り当てることができます。
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基本の重みは、制御される各ハードウェア IP フォンのものです。この値には、すでに IP フォンのデバイスの重みが含まれています。 |
ステップ 3 次のガイドラインに従って、クラスタ内のサーバ上にデバイスをプロビジョニングします。
• Cisco CallManager サーバごとに、最大 2,500 の Cisco IP SoftPhone(Cisco CallManager クラスタ用の MCS 7845 サーバが必要)
• Cisco CallManager クラスタごとに、最大 10,000 の Cisco IP SoftPhone(Cisco CallManager クラスタ用の MCS 7845 サーバが必要)
• 各 Cisco IP SoftPhone は、1 つのライン アピアランスだけで設定されること。
• 各 Cisco IP SoftPhone は 6 以下の BHCA を処理すること。
• CTI デバイスを必要とする他の CTI アプリケーションが、クラスタ全体でプロビジョニングされていないこと。これには、自動代替ルーティング(AAR)や、Cisco IP Manager Assistant(IPMA)などの CTI 依存の Cisco CallManager サービスが含まれます。
Cisco IP SoftPhone の冗長性は、ハードウェア IP フォンの冗長性とほぼ同じです。ただし、Cisco IP SoftPhone は、フェールオーバー処理のために主に CTI Manager とインターフェイスを取る点が異なります。
表 14-2 では、さまざまなフェールオーバー シナリオにおいて予想される Cisco IP SoftPhone の動作を示しています。
Cisco IP SoftPhone は、G.711 および G.729a コーデックをサポートします。
次の場合には、G.729a 低帯域幅コーデック設定をお勧めします。
• バーチャル プライベート ネットワーク(VPN)上で在宅勤務者が Cisco IP SoftPhone を接続する配置の場合。
• Cisco IP SoftPhone ユーザが事業所間を「ローミング」する、集中型コール処理配置モデルの場合。この場合、これらのローミング ユーザ用の帯域幅に余裕をみてプロビジョニングすることも必要です(「集中型コール処理を使用するマルチサイト WAN」 を参照)。
現在のバージョンの Cisco IP SoftPhone では、コール制御トラフィックまたはメディア トラフィックは分類されません。しかし、Cisco CallManager では、 表 14-3 に示されているように、デフォルトのトラフィック分類が設定されています。
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CTI QBE は、CTI Manager プロセスを介して Cisco |