この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
デフォルトでは、ICM ソフトウェア WebView は、カテゴリごとにレポート テンプレートおよびレポート項目をキャッシュします。キャッシングを使用すると、WebView がデータベースにクエリーする回数が減るため、システム パフォーマンスが向上します。キャッシュされた項目とテンプレートのリストは、New Atlanta ServletExec のメモリ領域に保存されます。
レポート項目は、ICM データベースのパーティショニングが行われていない場合にだけキャッシュされます。レポート テンプレートは、データベースのパーティショニングにかかわらずキャッシュされます。データベースのパーティショニングの詳細については、『 Cisco ICM Enterprise Edition Administration Guide 』を参照してください。
WebView サーバ マシンの <ICM ROOT>\web\webview\reporting\servlet\properties\ ディレクトリにある adminui.properties ファイルを使用して、さまざまなキャッシング設定を指定できます。このファイルを変更した場合は、変更内容を有効にするために、WebView サーバ マシンで IIS Admin サービスを再起動する必要があります。
IIS Admin サービスを再起動することによって、キャッシュを手動で更新できます。
キャッシングの有効化および無効化、キャッシュ更新時間および削除時間の設定など、基本的なキャッシング プロパティを設定できます。また、スーパーバイザに対して個別のキャッシングを有効化および無効化することもできます。
NAM 環境では、顧客のコール タイプ フィルタリングを有効にして、個々の顧客が使用するコール タイプだけを含むコール タイプ レポート項目およびテンプレート用に、各顧客が個別のキャッシュを持つようにすることができます。
(注) 『Cisco ICM IP Contact Center Enterprise Edition Template Design Guide Using InfoMaker』を使用してカスタム テンプレートを作成したりテンプレートを削除する場合は、キャッシュが更新されるまで、新しいテンプレートは表示されません。
この項では、基本的なキャッシング プロパティの設定方法について説明します。内容は次のとおりです。
デフォルトでは、レポート テンプレートとレポート項目のキャッシングが有効になっています。
キャッシングを有効化および無効化するには、adminui.properties ファイル内の DISABLE_ITEM_LIST_CACHING プロパティの値を設定します。
ステップ 1 DISABLE_ITEM_LIST_CACHING プロパティの値を true に設定します。
ステップ 2 IIS Admin サービスを再起動して変更内容を有効にします。
ステップ 1 DISABLE_ITEM_LIST_CACHING プロパティの値を false に設定します。
ステップ 2 IIS Admin サービスを再起動して変更内容を有効にします。
デフォルトでは、キャッシュは 120 分ごとに更新されます。
キャッシュ更新時間を設定するには、adminui.properties ファイルの WEBVIEW_CACHE_LIVETIME プロパティの値を設定します。
ステップ 1 WEBVIEW_CACHE_LIVETIME プロパティの値を、キャッシュを更新する間隔(分単位)に設定します。
例:WEBVIEW_CACHE_LIVETIME = 240
ステップ 2 IIS Admin サービスを再起動して変更内容を有効にします。
キャッシュを削除する時間を決定するには、キャッシュ削除時間係数を WEBVIEW_CACHE_LIVETIME プロパティの設定値で乗算します。デフォルトでは、キャッシュ削除時間係数は 4、キャッシュ存続時間は 120 分で、キャッシュは 8 時間後に削除されます。キャッシュ削除時間係数を設定するには、adminui.properties ファイルの PURGE_TIME_MULTIPLIER プロパティの値を設定します。
キャッシュがメモリを消費しすぎている場合は、このプロパティの値を小さい数に設定して、キャッシュがより頻繁に削除されるようにします。
キャッシュ内に存在している時間が WEBVIEW_CACHE_LIVETIME プロパティの設定値より短いテンプレートおよび項目は、削除されません。たとえば、WEBVIEW_CACHE_LIVETIME プロパティが 120 に設定されている場合、キャッシュ内に存在している時間が 120 分より短い項目は削除されません。
ステップ 1 PURGE_TIME_MULTIPLIER プロパティの値に、WEBVIEW_CACHE_LIVETIME プロパティの値に乗算する係数を設定します。
例:PURGE_TIME_MULTIPLIER = 2
ステップ 2 IIS Admin サービスを再起動して変更内容を有効にします。
スーパーバイザは、スーパーバイザのユーザ名およびパスワードを使用して WebView にログインできます。これらのスーパーバイザは、エージェント レポート カテゴリからレポートを実行する場合、自分が管理しているエージェントとスキル グループのデータだけを表示できます。各スーパーバイザは、[エージェント別エージェント]、[チーム別エージェント]、[スキルグループ別エージェント]、[ペリフェラル別エージェント] のエージェント レポート カテゴリに対して独自のキャッシュを持つことができます。
デフォルトでは、レポート テンプレートおよびレポート項目のスーパーバイザ キャッシングは、[エージェント] レポート カテゴリに対して有効になっています。
[エージェント] レポート カテゴリについては、スーパーバイザごとに別個のキャッシュが保持されます。他のレポート カテゴリについては、スーパーバイザは他の WebView ユーザと同じキャッシュを使用します。
(注) キャッシュが消費するメモリが多すぎる場合は、PURGE_TIME_MULTIPLIER プロパティをリセットするか、スーパーバイザ キャッシングを無効にできます。
スーパーバイザ キャッシングを有効化および無効化するには、adminui.properties ファイル内の ENABLE_SUPERVISOR_CACHING プロパティの値を設定します。
ステップ 1 ENABLE_SUPERVISOR_CACHING プロパティの値を false に設定します。
ステップ 2 IIS Admin サービスを再起動して変更内容を有効にします。
ステップ 1 ENABLE_SUPERVISOR_CACHING プロパティの値を true に設定します。
ステップ 2 IIS Admin サービスを再起動して変更内容を有効にします。