Cisco Nexus 5000 シリーズ システム管理コマンド
この章では、Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチで使用できるシステム管理コマンドについて説明します。
clear logging nvram
NVRAM ログを消去するには、 clear logging nvram コマンドを使用します。
clear logging nvram
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
すべて可能
コマンド履歴
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|
4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが導入されました。 |
例
次に、NVRAM ログをクリアする例を示します。
switch# clear logging nvram
関連コマンド
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show logging nvram |
NVRAM ログを表示します。 |
clear logging onboard
永続ログの OBFL エントリを消去するには、 clear logging onboard コマンドを使用します。
clear logging onboard [ environmental-history ] [ exception-log ] [ obfl-log ] [ stack-trace ]
シンタックスの説明
environmental-history |
(任意)OBFL 環境履歴を消去します。 |
exception-log |
(任意)OBFL 例外ログ エントリを消去します。 |
obfl-log |
(任意)OBFL(boot-uptime/device-version/obfl-history)を消去します。 |
stack-trace |
(任意)OBFL スタック トレース エントリを消去します。 |
コマンド モード
すべて可能
コマンド履歴
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4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが導入されました。 |
例
次に、OBFL 環境履歴エントリを消去する例を示します。
switch# clear logging onboard environmental-history
次に、OBFL 例外ログ エントリを消去する例を示します。
switch# clear logging onboard exception-log
次に、OBFL(boot-uptime/device-version/obfl-history)エントリを消去する例を示します。
switch# clear logging onboard obfl-log
次に、OBFL スタック トレース エントリを消去する例を示します。
switch# clear logging onboard stack-trace
関連コマンド
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show logging onboard |
オンボード失敗ログを表示します。 |
clear logging session
現在のロギング セッションを消去するには、 clear logging session コマンドを使用します。
clear logging session
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
すべて可能
コマンド履歴
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4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが導入されました。 |
例
次に、現在のロギング セッションを消去する例を示します。
switch# clear logging session
関連コマンド
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show logging session |
ロギング セッション ステータスを表示します。 |
logging console
コンソール セッションでロギング メッセージをイネーブルにするには、 logging console コマンドを使用します。
コンソール セッションのロギング メッセージをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging console [ severity-level ]
no logging console
シンタックスの説明
severity-level |
(任意)作成するメッセージ ログの重大度のレベルです。指定したレベルの数字より低いレベルのメッセージのログが作成されます。重大度レベルは次のとおりです。 • 0 ― 緊急:システムが使用できない • 1 ― アラート:迅速な対処が必要 • 2 ― クリティカル:クリティカルな状態 ― デフォルト レベル • 3 ― エラー:エラーの状態 • 4 ― 警告:警告の状態 • 5 ― 通知:通常であるが重大な状態 • 6 ― 情報:情報メッセージのみ • 7 ― デバッグ:デバッグ中にのみ表示 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション
コマンド履歴
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4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが導入されました。 |
例
次に、コンソール セッションで重大度レベル 4(警告)以上を使用してロギング メッセージをイネーブルにする例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# logging console 4
関連コマンド
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show logging console |
コンソール ロギング コンフィギュレーションを表示します。 |
logging level
指定された重大度レベルまたはそれ以上の定義済みファシリティからのロギング メッセージをイネーブルにするには、 logging level コマンドを使用します。
定義済みファシリティからのロギング メッセージをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging level facility severity-level
no logging level facility severity-level
シンタックスの説明
facility |
適切なファシリティを定義します。ファシリティは「システム メッセージ ロギング ファシリティ」に一覧されています。 同じ重大度レベルをすべてのファシリティに適用するには、 all ファシリティを使用します。 |
severity-level |
(任意)作成するメッセージ ログの重大度のレベルです。指定したレベルの数字より低いレベルのメッセージのログが作成されます。重大度レベルは次のとおりです。 • 0 ― 緊急:システムが使用できない • 1 ― アラート:迅速な対処が必要 • 2 ― クリティカル:クリティカルな状態 ― デフォルト レベル • 3 ― エラー:エラーの状態 • 4 ― 警告:警告の状態 • 5 ― 通知:通常であるが重大な状態 • 6 ― 情報:情報メッセージのみ • 7 ― デバッグ:デバッグ中にのみ表示 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション
コマンド履歴
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4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが導入されました。 |
例
次に、重大度レベル 2 以上の AAA ファシリティからロギング メッセージをイネーブルにする例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# logging level aaa 2
関連コマンド
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show logging level |
ファシリティ ロギング レベル コンフィギュレーションを表示します。 |
logging logfile
システム メッセージの保存に使用するログ ファイル名とログの最小重大度レベルを設定するには、 logging logfile コマンドを使用します。
ログ ファイルへのロギングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging logfile logfile-name severity-level [size bytes ]
no logging logfile [ logfile-name severity-level [size bytes ]]
シンタックスの説明
logfile-name |
システム メッセージの保存に使用するログ ファイル名を設定します。 |
severity-level |
(任意)作成するメッセージ ログの重大度のレベルです。指定したレベルの数字より低いレベルのメッセージのログが作成されます。重大度レベルは次のとおりです。 • 0 ― 緊急:システムが使用できない • 1 ― アラート:迅速な対処が必要 • 2 ― クリティカル:クリティカルな状態 ― デフォルト レベル • 3 ― エラー:エラーの状態 • 4 ― 警告:警告の状態 • 5 ― 通知:通常であるが重大な状態 • 6 ― 情報:情報メッセージのみ • 7 ― デバッグ:デバッグ中にのみ表示 |
size bytes |
(任意)ファイルの最大サイズを指定します。デフォルトのサイズは 4194304 バイトで、4096 バイトから 4194304 バイトの間で設定できます。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション
コマンド履歴
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4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが導入されました。 |
例
次に、 logfile と呼ばれるログ ファイルを設定してシステム メッセージを保存し、その重大度レベルを 4 に設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# logging logfile logfile 4
関連コマンド
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show logging logfile |
ログ ファイルを表示します。 |
logging module
モジュール ログ メッセージをイネーブルにするには、 logging module コマンドを使用します。指定した重大度レベルを設定するか、デフォルトのレベルを使用します。
モジュール ログ メッセージをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging module [ severity-level ]
no logging module
シンタックスの説明
severity-level |
(任意)作成するメッセージ ログの重大度のレベルです。指定したレベルの数字より低いレベルのメッセージのログが作成されます。重大度レベルは次のとおりです。 : • 0 ― 緊急:システムが使用できない • 1 ― アラート:迅速な対処が必要 • 2 ― クリティカル:クリティカルな状態 • 3 ― エラー:エラーの状態 • 4 ― 警告:警告の状態 • 5 ― 通知:通常であるが重大な状態 ― デフォルト レベル • 6 ― 情報:情報メッセージのみ • 7 ― デバッグ:デバッグ中にのみ表示 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション
コマンド履歴
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|
4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが導入されました。 |
例
次に、モジュール ログ メッセージをイネーブルにする例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# logging module
関連コマンド
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|
show logging module |
モジュール ロギング ステータスを表示します。 |
logging monitor
デバイスでモニタ(端末回線)のメッセージのログをイネーブルにするには、 logging monitor コマンドを使用します。この設定は、Telnet セッションと SSH セッションに適用されます。
モニタ ログ メッセージをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging monitor [ severity-level ]
no logging monitor
シンタックスの説明
severity-level |
(任意)作成するメッセージ ログの重大度のレベルです。指定したレベルの数字より低いレベルのメッセージのログが作成されます。重大度レベルは次のとおりです。 • 0 ― 緊急:システムが使用できない • 1 ― アラート:迅速な対処が必要 • 2 ― クリティカル:クリティカルな状態 ― デフォルト レベル • 3 ― エラー:エラーの状態 • 4 ― 警告:警告の状態 • 5 ― 通知:通常であるが重大な状態 • 6 ― 情報:情報メッセージのみ • 7 ― デバッグ:デバッグ中にのみ表示 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション
コマンド履歴
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4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが導入されました。 |
例
次に、モニタ ログ メッセージをイネーブルにする例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# logging monitor
関連コマンド
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show logging monitor |
モニタ ロギングのステータスを表示します。 |
logging server
指定したホスト名または IPv4/IPv6 アドレスのリモート Syslog サーバを設定するには、 logging server コマンドを使用します。
リモート Syslog サーバをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging server host [ severity-level ] [facility {auth | authpriv | cron | daemon | ftp | kernel | local0 | local1 | local2 | local3 | local4 | local5 | local6 | local7 | lpr | mail | news | syslog | user | uucp} ]
no logging server host
シンタックスの説明
host |
リモート Syslog サーバのホスト名または IPv4/IPv6 アドレスを設定します。 |
severity-level |
(任意)作成するメッセージ ログの重大度のレベルです。指定したレベルの数字より低いレベルのメッセージのログが作成されます。重大度レベルは次のとおりです。 • 0 ― 緊急:システムが使用できない • 1 ― アラート:迅速な対処が必要 • 2 ― クリティカル:クリティカルな状態 ― デフォルト レベル • 3 ― エラー:エラーの状態 • 4 ― 警告:警告の状態 • 5 ― 通知:通常であるが重大な状態 • 6 ― 情報:情報メッセージのみ • 7 ― デバッグ:デバッグ中にのみ表示 |
facility facility |
(任意)適切な発信ファシリティを定義します。ファシリティは「システム メッセージ ロギング ファシリティ」セクションに一覧されています。 デフォルトの発信ファシリティは local7 です。 |
コマンドのデフォルト設定
デフォルトの発信ファシリティは local7 です。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション
コマンド履歴
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4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが導入されました。 |
例
次に、デフォルトの発信ファシリティを使用して、指定した IPv4 アドレスのリモート Syslog サーバを設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# logging server 172.28.254.253
次に、重大度レベル 5 以上の指定したホスト名のリモート Syslog サーバを設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# logging server syslogA 5
関連コマンド
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show logging server |
設定された Syslog サーバを表示します。 |
logging timestamp
ロギング タイムスタンプの単位を設定するには、 logging timestamp コマンドを使用します。デフォルトでは秒単位となります。
ロギング タイムスタンプの単位をデフォルトにリセットするには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging timestamp {microseconds | milliseconds | seconds}
no logging timestamp {microseconds | milliseconds | seconds}
シンタックスの説明
microseconds | milliseconds | seconds |
ロギング タイムスタンプに使用する単位を選択します。デフォルトの単位は seconds です。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション
コマンド履歴
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4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが導入されました。 |
例
次に、ロギング タイムスタンプの単位をミリ秒に設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# logging timestamp microseconds
関連コマンド
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show logging timestamp |
ロギング タイムスタンプ コンフィギュレーションを表示します。 |
show logging console
コンソール ロギング コンフィギュレーションを表示するには、 show logging console コマンドを使用します。
show logging console
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
すべて可能
コマンド履歴
|
|
4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが導入されました。 |
例
次に、コンソール ロギング コンフィギュレーションを表示する例を示します。
switch# show logging console
関連コマンド
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logging console |
コンソールにロギングを設定します。 |
show logging info
ロギング コンフィギュレーションを表示するには、 show logging info コマンドを使用します。
show logging info
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
すべて可能
コマンド履歴
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|
4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが導入されました。 |
例
次に、ロギング コンフィギュレーションを表示する例を示します。
switch# show logging info
show logging last
ログ ファイルの末尾から指定数の行を表示するには、 show logging last コマンドを使用します。
show logging last number
シンタックスの説明
number |
表示する行数を1 から 9999 の範囲で入力します。 |
コマンド モード
すべて可能
コマンド履歴
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4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが導入されました。 |
例
次に、ログ ファイルの最後の 42 行を表示する例を示します。
switch# show logging last 42
show logging level
ファシリティ ロギング重大度レベル コンフィギュレーションを表示するには、 show logging level コマンドを使用します。
show logging level [ facility ]
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション
コマンド履歴
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4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが導入されました。 |
例
次に、ポートチャンネル ロギング重大度レベル コンフィギュレーションを表示する例を示します。
switch# show logging level port-channel
関連コマンド
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logging level |
ファシリティ ロギング レベルを設定します。 |
show logging logfile
入力した範囲内でタイムスタンプが設定されているログ ファイルのメッセージを表示するには、 show logging logfile コマンドを使用します。終了時刻を入力していない場合は、現在の時刻が使用されます。
show logging logfile [start-time yyyy mmm dd hh:mm:ss ] [end-time yyyy mmm dd hh:mm:ss ]
シンタックスの説明
start-time |
(任意)開始時刻を yyyy mmm dd hh:mm:ss の形式で入力します。月( mmm )フィールドに 3 文字を、年( yyyy )、日( dd )フィールドに数字を、および時刻( hh:mm:ss )フィールドにコロンで区切られた数字を使用します。 |
end-time |
(任意)終了時刻を yyyy mmm dd hh:mm:ss の形式で入力します。月( mmm )フィールドに 3 文字を、年( yyyy )、日( dd )フィールドに数字を、および時刻( hh:mm:ss )フィールドにコロンで区切られた数字を使用します。 |
コマンド モード
すべて可能
コマンド履歴
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4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが導入されました。 |
例
次に、示されている範囲内でタイムスタンプが設定されているログ ファイルのメッセージを表示する例を示します。
switch# show logging logfile start-time 2008 mar 11 12:10:00
関連コマンド
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logging logfile |
ログ ファイルのロギングを設定します。 |
show logging module
モジュール ロギング コンフィギュレーションを表示するには、 show logging module コマンドを使用します。
show logging module
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
すべて可能
コマンド履歴
|
|
4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが導入されました。 |
例
次に、モジュールロギング コンフィギュレーションを表示する例を示します。
switch# show logging module
関連コマンド
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logging module |
モジュール ロギングを設定します。 |
show logging monitor
モニタ ロギング コンフィギュレーションを表示するには、 show logging monitor コマンドを使用します。
show logging monitor
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
すべて可能
コマンド履歴
|
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4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが導入されました。 |
例
次に、モニタ ロギング コンフィギュレーションを表示する例を示します。
switch# show logging monitor
関連コマンド
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logging monitor |
モニタにロギングを設定します。 |
show logging nvram
NVRAM ログのメッセージを表示するには、 show logging nvram コマンドを使用します。
show logging nvram [last number-lines ]
シンタックスの説明
last number-lines |
(任意)表示する行数を入力します。指定した行数が表示されます。1 から 100 の範囲で指定します。 |
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション
コマンド履歴
|
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4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが導入されました。 |
例
次に、NVRAM ログの最後の 20 行を表示する例を示します。
switch# show logging nvram last 20
show logging onboard
エラーのタイプに基づいてオンボード ロギング情報を表示するには、 show logging onboard コマンドを使用します。
show logging onboard { boot-uptime | device-version | endtime | environmental-history | exception-log | kernel-trace | obfl-history | obfl-logs | stack-trace | starttime | status } [ > file | | type ]
シンタックスの説明
boot-uptime |
OBFL ブートと動作時間情報を表示します。 |
device-version |
OBFL デバイスのバージョン情報を表示します。 |
endtime |
次の形式で指定された終了時刻までの OBFL ログを表示します。 mm / dd / yy - HH : MM : SS |
environmental-history |
OBFL 環境履歴を表示します。 |
exception-log |
OBFL 例外ログを表示します。 |
kernel-trace |
OBFL カーネル トレース情報を表示します。 |
obfl-history |
OBFL 履歴情報を表示します。 |
obfl-logs |
OBFL テクニカル サポート ログ情報を表示します。 |
stack-trace |
OBFL カーネル スタック トレース情報を表示します。 |
starttime |
次の形式で指定された開始時刻からの OBFL ログを表示します。 mm / dd / yy - HH : MM : SS |
status |
OBFL ステータスがイネーブルであるかディセーブルであるかを表示します。 |
> file |
(任意)出力をファイルにリダイレクトします。詳しくは、「使用方法ガイドライン」セクションを参照してください。 |
| type |
(任意)出力にフィルタを適用します。詳しくは、「使用方法ガイドライン」セクションを参照してください。 |
コマンド モード
すべて可能
コマンド履歴
|
|
4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが導入されました。 |
使用上のガイドライン
starttime キーワードと endtime キーワードの日付および時刻引数は、月/日/年( mm / dd / yy )として入力され、時刻がハイフンの後に 24 時間形式で時間:分:秒( HH:MM:SS )で続きます。たとえば、次のように入力します。
• starttime 03/17/08-15:01:57
• endtime 03/18/08-15:04:57
file で有効な値は次のとおりです。
• bootflash:
• ftp:
• scp:
• sftp:
• tftp:
• volatile:
type で有効な値は次のとおりです。
• begin [ -i ] [ -x ] [ word ] ― テキストに一致する行で始まります。
– -i ― 文字列を比較するときに、大文字小文字の違いを無視します。
– -x ― 行全体が一致する行のみを出力します。
– word ― 表現を指定します。
• count [ > file | | type ] ― 一致する行をカウントします。
• egrep | grep print-match ― Egrep または Grep です。Egrep は、grep よりも高度な正規表現構文を使用して、一致するテキストの行を検索します。grep は1 つまたは複数の正規表現に一致するテキストの行を検索し、一致する行のみを出力します。
– -A num ― すべての一致行の後に、指定した行数のコンテキストを出力します。範囲:1 ~ 999
– -B num ― すべての一致行の前に、指定した行数のコンテキストを出力します。範囲:1 ~ 999
– -c ― 一致行の数のみを出力します。
– -i ― 文字列を比較するときに、大文字小文字の違いを無視します。
– -n ― 各行番号の後にそれぞれの一致内容を出力します。
– -v ― word 引数に一致するものがない行のみを出力します。
– -x ― 語が完全に一致する行のみを出力します。
– -x ― 行全体が一致する行のみを出力します。
– word ― 表現を指定します。
• exclude [ -i ] [ -x ] [ word ] ― テキストに一致する行を除外します。
– -i ― 文字列を比較するときに、大文字小文字の違いを無視します。
– -x ― 行全体が一致する行のみを出力します。
– word ― 表現を指定します。
• head [ -n num ] ― ストリーム エディタです。オプションの -n num キーワードと引数を使用すると、出力する行数を指定できます。範囲は 0 ~ 2147483647 です。
• include [ -i ] [ -x ] [ word ] ― テキストに一致する行を含めます。
– -i ― 文字列を比較するときに、大文字小文字の違いを無視します。
– -x ― 行全体が一致する行のみを出力します。
– word ― 表現を指定します。
• last [ num ] ― 出力する最後の行を表示します。オプションの num で、出力する行数を指定します。範囲は 0 ~ 9999 です。
• less [-E | -d ] ― ファイルの最後で終了します。
– -E ― (任意)ファイルの最後で終了します。
– -d ― (任意)ダム ターミナルを指定します。
• no-more ― コマンド出力の割付をオフにします。
• sed command ― ストリーム エディタ
• wc ― 語、行、文字数をカウントします。
– -c ― (任意)出力する文字数を指定します。
– -c ― (任意)出力する行数を指定します。
– -c ― (任意)出力する語数を指定します。
– > ― (任意)ファイルにリダイレクトします。
– | ― フィルタにコマンド出力をパイプします。
このコマンドを使用して、システム ハードウェアから OBFL データを表示します。OBFL 機能はデフォルトでイネーブルになっており、シスコ ルータまたはスイッチにインストールされているハードウェア カードまたはモジュールの問題の診断に役立つ動作温度、ハードウェア動作時間、中断、その他の重要なイベントとメッセージを記録します。データのログは、不揮発性メモリに保存されるファイルに作成されます。オンボード ハードウェアが起動すると、監視されている各領域で最初のレコードが作成され、後続のレコードの基準値となります。
OBFL 機能は、継続的なレコードの収集と古い(履歴)レコードのアーカイブで循環更新スキームを提供し、システムに関する正確なデータを保証します。データは、測定と継続ファイルのサンプルのスナップショットを表示する継続情報の形式、または収集したデータに関する詳細を提供する要約情報の形式で記録されます。履歴データが利用できない場合は、「No historical data to display」というメッセージが表示されます。
例
次に、OBFL ブートと動作時間情報を表示する例を示します。
switch# show logging onboard boot-uptime
Sat May 3 10:45:49 2008: Boot Record
-------------------------------------------------------------------------------
Boot Time..........: Sat May 3 10:45:49 2008
Serial Number......: FLC12080040
Bios Version.......: v1.0.0(04/01/08)
Firmware Version...: 4.0(0)N1(1) [build 4.0(0)N1(1)]
表6-1 に、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。
表6-1 show logging onboard boot-uptime コマンドの出力
|
|
Boot Time |
ブートが発生した時刻 |
Slot Number |
スロット番号 |
Serial Number |
モジュールのシリアル番号 |
Bios Version |
プライマリ Binary Input and Output System(BIOS)のバージョン |
Firmware Version |
ファームウェアのバージョン |
次に、OBFL ロギング デバイス情報を表示する例を示します。
switch# show logging onboard device-version
----------------------------
----------------------------
----------------------------------------------------------------------
Timestamp Device Name Instance Hardware Software
----------------------------------------------------------------------
Sat May 3 10:45:52 2008 ALTOS 0 2 0
Sat May 3 10:45:52 2008 GATOS 0 1 0
Sat May 3 10:45:52 2008 GATOS 1 1 0
Sat May 3 10:45:52 2008 GATOS 2 1 0
Sat May 3 10:45:52 2008 GATOS 3 1 0
Sat May 3 10:45:52 2008 GATOS 4 1 0
Sat May 3 10:45:52 2008 GATOS 5 1 0
Sat May 3 10:45:52 2008 GATOS 6 1 0
Sat May 3 10:45:52 2008 GATOS 7 1 0
Sat May 3 10:45:52 2008 GATOS 8 1 0
Sat May 3 10:45:52 2008 GATOS 9 1 0
Sat May 3 10:45:52 2008 GATOS 10 1 0
Sat May 3 10:45:52 2008 GATOS 11 1 0
Sat May 3 10:45:52 2008 GATOS 12 1 0
Sat May 3 10:45:52 2008 GATOS 13 1 0
表6-2 に、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。
表6-2 show logging onboard device-version コマンドの出力
|
|
Timestamp |
日、日付、時刻 |
Device Name |
デバイス名 |
Instance Num |
インスタンス数 |
Hardware Version |
ハードウェア デバイスのバージョン |
Software Version |
ソフトウェア デバイスのバージョン |
次に、OBFL 履歴情報を表示する例を示します。
switch# show logging onboard obfl-history
----------------------------
----------------------------
Mon May 12 03:45:57 2008 : OBFL all logs cleared
Mon May 12 03:56:09 2008 : OBFL environmental-history logging enabled
Mon May 12 03:56:37 2008 : OBFL obfl-log logging to disabled
Mon May 12 03:57:12 2008 : OBFL obfl-log logging enabled
show logging onboard obfl-history コマンドは、次の情報を表示します。
• OBFL が手動でディセーブルにされたときのタイムスタンプ
• OBFL が手動でイネーブルにされたときのタイムスタンプ
• OBFL データが手動で消去にされたときのタイムスタンプ
次に、OBFL カーネル スタック トレース情報を表示する例を示します。
switch# show logging onboard module 2 stack-trace
==================== STACK TRACE ====================
Logging time: Sat Feb 29 19:47:38 2008
watchdog timeout: process swapper (0), jiffies 0x169bb
Stack: c0006e98 c001721c d195f5b4 c0005424 c0005500 c0003e90 c0005a2c c0005a40
c0001a88 c01bf610 c0000394
ppc_irq_dispatch_handler + 0x190
transfer_to_handler + 0x15c
NIP: C0005A20 XER: 00000000 LR: C0005A2C SP: C01AA120 REGS: c01aa070 TRAP: 0500
MSR: 00009000 EE: 1 PR: 0 FP: 0 ME: 1 IR/DR: 00
DEAR: C0029B40, ESR: C01F0000
MCSRR0: 00000000, MCSRR1: 00000000, MCAR: 00000000
MCSR: 00000000 MCAR: 00000000 MCPSUMR: 00000000
TASK = c01a8190[0] 'swapper' Last syscall: 120
last math 00000000 last altivec 00000000 last spe 00000000
GPR00: 00000000 C01AA120 C01A8190 00000000 00000032 C8F1DE28 D1010A9F 00000000
GPR08: 0000180F C01FA39C D1010AA3 C01B8D18 24044244 1003A44C 0FFF6700 10049000
GPR16: 0FFAE1B0 0FFFAC90 00000000 00000000 00000000 00000000 00000000 00000001
GPR24: 00000000 00000000 00001160 007FFEAB 007FFE00 C01F0000 C01F0000 00000000
show logging onboard stack-trace コマンドは、次の情報を表示します。
• 秒単位の時間
• ミリ秒単位の時間
• エラーを説明する文字列
• 現在のプロセス名と ID
• カーネル ジフィー
• スタック トレース
関連コマンド
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clear logging onboard |
永続ログの OBFL エントリを消去します。 |
hw-module logging onboard |
エラーのタイプに基づいて OBFL エントリをイネーブルまたはディセーブルにします。 |
show logging server
Syslog サーバ コンフィギュレーションを表示するには、 show logging server コマンドを使用します。
show logging server
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
すべて可能
コマンド履歴
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|
4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが導入されました。 |
例
次に、Syslog サーバ コンフィギュレーションを表示する例を示します。
switch# show logging server
関連コマンド
|
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logging server |
リモート Syslog サーバを設定します。 |
show logging session status
ロギング セッション ステータスを表示するには、 show logging session status コマンドを使用します。
show logging session status
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
すべて可能
コマンド履歴
|
|
4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが導入されました。 |
例
次に、ロギング セッション ステータスを表示する例を示します。
switch# show logging session status
show logging status
ロギング ステータスを表示するには、 show logging status コマンドを使用します。
show logging status
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
すべて可能
コマンド履歴
|
|
4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが導入されました。 |
例
次に、ロギング ステータスを表示する例を示します。
switch# show logging status
show logging timestamp
ロギング タイムスタンプ コンフィギュレーションを表示するには、 show logging timestamp コマンドを使用します。
show logging timestamp
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
すべて可能
コマンド履歴
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|
4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが導入されました。 |
例
次に、ロギング タイムスタンプ コンフィギュレーションを表示する例を示します。
switch# show logging timestamp
関連コマンド
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logging timestamp |
ロギング タイムスタンプの詳細を設定します。 |
システム メッセージ ロギング ファシリティ
表6-3 に、システム メッセージ ロギング コンフィギュレーションで使用できるファシリティを一覧します。
表6-3 システム メッセージ ロギング ファシリティ
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aaa |
aaa Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
aclmgr |
aclmgr Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
adjmgr |
隣接関係マネージャの Syslog フィルタ レベルを設定します。 |
afm |
afm Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
all |
すべてのファシリティのレベルを設定します。 |
altos |
Syslog レベルを割り当てます。 |
arp |
ARP の Syslog フィルタ レベルを設定します。 |
auth |
認証システムのレベルを設定します。 |
authpriv |
認証(プライベート)システムのレベルを設定します。 |
bootvar |
bootvar のレベルを設定します。 |
callhome |
Callhome Syslog レベルです。 |
capability |
mig utils デーモンの Syslog レベルを設定します。 |
cdp |
CDP のロギング のレベルを設定します。 |
cert-enroll |
Cert-enroll Syslog レベルです。 |
cfs |
CFS のロギング のレベルを設定します。 |
clis |
CLIS の Syslog フィルタ レベルを設定します。 |
core |
コア デーモン Syslog レベルです。 |
cron |
Cron/ファシリティのレベルを設定します。 |
daemon |
システム デーモンのレベルを設定します。 |
dcbx |
dcx Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
device-alias |
デバイス エイリアス分配サービスの Syslog レベルを設定します。 |
dstats |
delta 統計情報 Syslog レベルです。 |
epp |
EPP Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
ethpc |
ethpc Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
ethpm |
ethpm Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
evmc |
evmc Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
fabric_start_cfg_mgr |
fabric start cfg mgr Syslog レベルです。 |
fc2d |
fc2d Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
fcdomain |
fcdomain Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
fcns |
ネーム サーバの Syslog フィルタ レベルを設定します。 |
fcpc |
fcpc Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
fcs |
FCS の Syslog フィルタ レベルを設定します。 |
fdmi |
fdmi のロギング のレベルを設定します。 |
feature-mgr |
機能マネージャの Syslog レベルです。 |
flogi |
flogi Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
fs-daemon |
fs デーモン Syslog レベルです。 |
fspf |
FSPF Syslog レベルです。 |
ftp |
ファイル転送システムのレベルを設定します。 |
fwm |
fwm Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
gatos |
Gatos Syslog レベルです。 |
im |
im Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
kernel |
カーネルのレベルを設定します。 |
l3vm |
L3VM の Syslog フィルタ レベルを設定します。 |
license |
ライセンシング Syslog レベルです。 |
local0 |
ローカル ユース デーモンのレベルを設定します。 |
local1 |
ローカル ユース デーモンのレベルを設定します。 |
local2 |
ローカル ユース デーモンのレベルを設定します。 |
local3 |
ローカル ユース デーモンのレベルを設定します。 |
local4 |
ローカル ユース デーモンのレベルを設定します。 |
local5 |
ローカル ユース デーモンのレベルを設定します。 |
local6 |
ローカル ユース デーモンのレベルを設定します。 |
local7 |
ローカル ユース デーモンのレベルを設定します。 |
lpr |
ライン プリンタ システムのレベルを設定します。 |
mail |
メール システムのレベルを設定します。 |
monitor |
イーサネット スパン Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
news |
USENET ニュースのレベルを設定します。 |
nohms |
nohms Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
nqosm |
nqosm Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
ntp |
NTP の Syslog フィルタ レベルを設定します。 |
pfm |
pfm Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
pktmgr |
パケット マネージャの Syslog フィルタ レベルを設定します。 |
plugin |
plugin Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
port |
ポート Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
port-channel |
ポート チャンネル Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
qd |
qd Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
radius |
RADIUS Syslog レベルです。 |
rdl |
RDL のロギング のレベルを設定します。 |
res_mgr |
res_mgr Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
rib |
rib のレベルを設定します。 |
rlir |
RLIR のレベルを設定します。 |
rscn |
RSCN のレベルを設定します。 |
san-port-channel |
san-port-channel Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
scsi-target |
SCSI ターゲット デーモン Syslog レベルです。 |
security |
セキュリティ Syslog レベルです。 |
session |
セッション マネージャ Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
sifmgr |
sifmgr Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
spanning-tree |
stp Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
stp |
stp Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
syslog |
内部 Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
sysmgr |
システム マネージャの Syslog レベルです。 |
tcpudp |
TCPUDP の Syslog フィルタ レベルを設定します。 |
track |
トラック Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
urib |
URIB の Syslog フィルタ レベルを設定します。 |
user |
ユーザ プロセスのレベルを設定します。 |
uucp |
Unix-to-Unix コピー システムのレベルを設定します。 |
vlan_mgr |
VLAN Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
vmm |
vmm Syslog メッセージのレベルを設定します。 |
vsan |
VSAN Syslog レベルです。 |
vshd |
vshd のロギング レベルを設定します。 |
wwnm |
WWN マネージャの Syslog レベルを設定します。 |
xml |
XML エージェント Syslog レベルです。 |
zone |
ゾーン サーバの Syslog フィルタ レベルを設定します。 |
zschk |
zschk Syslog メッセージのレベルを設定します。 |