無効なパスのドロップによるトラフィックステアリングに関する機能情報
次の表に、このモジュールで説明した機能に関するリリース情報を示します。この表は、ソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースだけを示しています。その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。
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機能名 |
リリース |
機能情報 |
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無効なパスのドロップによるトラフィックステアリング |
Cisco IOS XE Bengaluru 17.5 |
SR-TE ポリシーに不具合があると、データプレーンのトラフィックはドロップされますが、コントロールプレーンに保持されます。したがって、プレミアムトラフィックを伝送する可能性のある他のセグメント ルーティング ポリシーは影響を受けません。 |
概要
SR-TE ポリシーに有効なパスが定義されていない場合、パスはドロップされ、ポリシーを介してステアリングされているトラフィックはデフォルト(制約のない IGP)の転送パスにフォールバックします。また、ベストエフォート型トラフィックを伝送する SR-TE ポリシーに障害が発生すると、トラフィックは再ルーティングされ、プレミアムトラフィックの SLA(サービスレベル契約)に影響します。
SR-TE ポリシーの障害の問題を解決するために、データプレーンのトラフィックはドロップされますが、コントロールプレーンには保持されます。したがって、プレミアムトラフィックを伝送している可能性がある他のセグメント ルーティング ポリシーは影響を受けません。
この機能は、path-invalidation drop コマンドを使用して設定できます。
はじめる前に
セグメントルーティング BFD またはパフォーマンス活性モニタリングをすでに設定している場合は、この機能を有効にしないでください。この機能が有効になっている場合、セグメントルーティング BFD やパフォーマンス活性通知は無視されます。このようなシナリオでは、セグメントルーティング BFD またはパフォーマンス活性イベントのロギングや syslog 通知は生成されません。
SR-TE ポリシーが DOWN 状態でこの機能が設定されている場合、SR-TE ポリシーの状態は影響を受けないことに注意してください。
利点
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この機能を設定すると、プレミアムトラフィックをルーティングするように設定されている他のセグメント ルーティング ポリシーが影響を受けないようになり、その結果 SLA ガイドラインが影響を受けないようになります。
機能制限
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この機能は、セグメントルーティング BFD またはパフォーマンスモニタリング活性チェックと組み合わせて有効にすることはできません。