Cisco Fax Server との連動について
Cisco Unity Connection を Cisco Fax Server と連動させることで、ユーザが電話または Cisco Unity Inbox を使用して、次のことを行えるようになります。
• ユーザのファックス内線番号に送信されたファックスを受信する。
• 受信したファックスを印刷するためにファックス機に転送する。
• 受信したファックスを別のユーザに転送する。
Cisco Fax Server の管理と設定は、Cisco Unity Connection の管理ではなく Cisco Fax Server で行う必要があることに注意してください。Cisco Fax Server は、次の機能を受け持ちます。
• 着信ファックスをユーザのメールボックスにルーティングする。
• 着信ファックスおよび発信ファックスを管理する。
• 着信ファックスおよび発信ファックスのログを書き込む。
• Cisco Fax Server の統計情報のモニタリング レポートを生成する。
• 管理者に警告を送信する。
• カバー ページを提供する。
• 最低コスト ルーティングを提供する。
Cisco Fax Server の設定
次の 4 つの手順を記載どおりの順序で実行します。
(注) Cisco Fax Server のドキュメントは、
http://www.cisco.com/en/US/products/ps6178/tsd_products_support_series_home.html から入手可能です。
Cisco Fax Server で SMTP を設定する
ステップ 1 Cisco Fax Server にログインするには、[スタート]メニューで [すべてのプログラム] >[RightFax Enterprise Fax Manager] をクリックします。
ステップ 2 [RightFax Enterprise Fax Manager]ウィンドウの左ペインで、Cisco Fax Server の名前をクリックします。
ステップ 3 右ペインの[Service Name]で、[RightFax eTransport Module]までスクロールダウンします。
ステップ 4 [RightFax eTransport Module] を右クリックし、 [Configure Services] をクリックします。
ステップ 5 [eTransport] タブをクリックします。
ステップ 6 [SMTP Hostname]フィールドに、Connection サーバの IP アドレスを入力します。
ステップ 7 [Custom Messages] タブをクリックします。
ステップ 8 次の各フィールドで、テキストの先頭にある語の前に [Fax Failure] と入力します。
• [Imaging Error]
• [Bad form Type]
• [Bad Fax Phone Number]
• [Too Many Retries]
• [Sending Error]
• [Incomplete Fax]
• [Invalid Billing Code]
• [Fax Needs Approval]
• [Fax Number Blocked]
• [Human Answered Fax]
• [Fax Block by Do Not Dial]
フィールドの先頭にあるテキストが、Cisco Unity Connection の管理の[システム設定(System Settings)] >[詳細設定(Advanced)] >[ファックス(Fax)]ページにある[ファックス送信失敗通知の件名プレフィックス(Subject Prefix for Notification of a Failed Fax)]フィールドの値と一致する場合、Connection はユーザにファックス送信失敗を通知します。
ステップ 9 [Successful Send]フィールドで、テキストの先頭にある語の前に [Fax Success] と入力します。
フィールドの先頭にあるテキストが、Connection の管理の[システム設定(System Settings)] >[詳細設定(Advanced)] >[ファックス(Fax)]ページにある[ファックス送信成功通知の件名プレフィックス(Subject Prefix for Notification of a Successful Fax)]フィールドの値と一致する場合、Connection はユーザにファックス送信成功を通知します。
ステップ 10 [OK] をクリックします。
POP3 の Windows 電子メール サービスを設定する
ステップ 1 Cisco Fax Server の Windows の[スタート]メニューから [コントロール パネル] >[プログラムの追加と削除] をクリックします。
ステップ 2 [プログラムの追加と削除]ウィンドウの左ペインで、 [Windows コンポーネントの追加と削除] をクリックします。
ステップ 3 Windows コンポーネント ウィザードの[Windows コンポーネント]ページで、 [電子メール サービス] チェックボックスをオンにして、 [次へ] をクリックします。
ステップ 4 [Windows コンポーネント ウィザードの完了]ページで、 [完了] をクリックします。
ステップ 5 [プログラムの追加と削除]ウィンドウを閉じます。
ステップ 6 Windows の[スタート]メニューで、 [すべてのプログラム] >[管理ツール] >[POP3 サービス] をクリックします。
ステップ 7 [POP3 サービス]ウィンドウの左ペインで、[Cisco Fax Server]を展開し、Cisco Fax Server ノードをクリックします。
ステップ 8 右ペインで、 [メールボックスの追加] をクリックします。
ステップ 9 [メールボックスの追加]ダイアログボックスの[メールボックス名]フィールドに、Cisco Fax Server 上でファックスを受信するメールボックスの名前を入力します。
ステップ 10 [パスワード]フィールドに、このメールボックスのパスワードを入力します。
(注) このパスワードをメモしておいてください。「Cisco Fax Server で POP3 メールボックスを設定する」でこのパスワードを入力します。
ステップ 11 [パスワードの確認]フィールドにパスワードを再度入力し、 [OK] をクリックします。
Cisco Fax Server で POP3 メールボックスを設定する
ステップ 1 [RightFax Enterprise Fax Manager]ウィンドウの右ペインにある[Service Name]で、[RightFax E-mail Gateway Module]までスクロールダウンします。
ステップ 2 [RightFax E-mail Gateway Module] を右クリックし、 [Configure Service] をクリックします。
ステップ 3 [E-mail configuration]ダイアログボックスで、 [Add Gateway] をクリックします。
ステップ 4 [E-mail Gateway Selection]ダイアログボックスで、 [SMTP/POP3] をクリックし、 [Select] をクリックします。
ステップ 5 [General]タブの[Server Address]フィールドに、Cisco Fax Server の IP アドレスを入力します。
ステップ 6 [POP3 Mailbox Name]フィールドに、 <POP3 メールボックス名>@<Cisco Fax Server の名前> と入力します。
ステップ 7 [Mailbox Password]フィールドに、「POP3 の Windows 電子メール サービスを設定する」で入力した POP3 メールボックスのパスワードを入力します。
ステップ 8 [Use IETF Fax Addressing] チェックボックスをオフにします。
ステップ 9 [Send Through Default User When E-mail Sender Is Unknown] チェックボックスがオンであることを確認します。
ステップ 10 [OK] をクリックします。
Cisco Fax Server に Connection ユーザを追加する
ステップ 1 [RightFax Enterprise Fax Manager]ウィンドウの右ペインで、 [Users] を右クリックし、 [New] をクリックします。
ステップ 2 [User Edit]ダイアログボックスの[User ID]フィールドに、Connection ユーザのエイリアスを入力します。
ステップ 3 [User Name]フィールドに、Connection ユーザの名前を入力します。
ステップ 4 [Group ID]フィールドで、 [Everyone] が選択されていることを確認します。
ステップ 5 [Voice Mail Subscriber ID]フィールドに、Connection ユーザの内線番号を入力します。
ステップ 6 [E-mail Address]フィールドに、 <Connection ユーザのエイリアス>@<Connection サーバの完全修飾 DNS 名> と入力します。
ステップ 7 [Inbound Routing] タブをクリックします。
ステップ 8 [Routing Code (DID/DNIS Number)]フィールドに、Connection ユーザの内線番号を入力します。
ステップ 9 [Routing Type]フィールドで、 [SMTP] をクリックします。
ステップ 10 [Notification] タブをクリックします。
ステップ 11 [Method]フィールドで、 [SMTP] をクリックします。
ステップ 12 [Notification Address/Info]フィールドに、 <Connection ユーザのエイリアス>@<Connection サーバ名> と入力します。
ステップ 13 [OK] をクリックします。
ステップ 14 ファックスを受信する残りすべてのユーザについて、ステップ 1 ~ステップ 13 を繰り返します。
ステップ 15 [RightFax Enterprise Fax Manager]ウィンドウを閉じます。
Cisco Unity Connection の設定
次の手順を実行します。
Cisco Unity Connection で Cisco Fax Server との連動を有効にする
ステップ 1 Cisco Unity Connection の管理で、 [システム設定(System Settings)] を展開し、 [ファックスサーバ(Fax Server)] をクリックします。
ステップ 2 [ファックスサーバの設定の編集(Edit Fax Server Configuration)]ページで、 [有効(Enabled)] チェックボックスをオンにします。
ステップ 3 [ファックスサーバ名(Fax Server Name)]フィールドに、Cisco Fax Server の識別に役立つ名前を入力します。
ステップ 4 [SMTPアドレス(SMTP Address)]フィールドに、Cisco Fax Server 上の SMTP サーバの完全修飾 SMTP アドレスを入力します。
ステップ 5 [IPアドレス(IP Address)]フィールドに、Cisco Fax Srver の IP アドレスを入力します。
ステップ 6 Cisco Fax Server から Cisco Unity Connection へのファックス送信にスマート ホスト SMTP サーバを使用する場合は、 [スマートSMTPホストを配信に使用する(Use Smart SMTP Host for Delivery)] チェックボックスをオンにします。使用しない場合は、このチェックボックスをオフにします。
ステップ 7 [保存(Save)] をクリックします。
Cisco Unity Connection で Cisco Fax Server との連動をカスタマイズする
ステップ 1 Cisco Unity Connection の管理で、 [システム設定(System Settings)] を展開し、 [詳細設定(Advanced)] >[ファックス(Fax)] をクリックします。
ステップ 2 [ファックスの設定(Fax Configuration)]ページの[ファックス送信可能ファイル タイプ(Faxable File Types)]フィールドに、Cisco Fax Server に送信されるメッセージで Connection によって保持されるファイルの拡張子を(カンマで区切って)入力します。Connection は、Cisco Fax Server にメッセージを送信する前に、他のファイル拡張子を持つファイルをすべて削除します。
ステップ 3 [ファックス送信成功通知の件名プレフィックス(Subject Prefix for Notification of a Successful Fax)]フィールドに、Cisco Fax Server がファックス レポートの題名フィールドに追加するプレフィックスを入力します。Connection は、このプレフィックスを検出すると、送信確認を生成してユーザのメールボックスに格納します。
ステップ 4 [ファックス送信失敗通知の件名プレフィックス(Subject Prefix for Notification of a Failed Fax)]フィールドに、Cisco Fax Server がファックス レポートの題名フィールドに追加するプレフィックスを入力します。Connection は、このプレフィックスを検出すると、不達確認を生成してユーザのメールボックスに格納します。
ステップ 5 [保存(Save)] をクリックします。
ユーザの設定
次の手順を実行します。
(注) Cisco Fax Server は、設定する Connection ユーザごとにユーザを必要とします。
ユーザは、電話を使用して、印刷のためにファックスを送信する先のファックス機の番号を追加または変更できます。
ユーザを設定する
ステップ 1 Cisco Unity Connection の管理で、 [(ユーザ(Users)] を展開し、 [ユーザ(Users)] をクリックします。
ステップ 2 [ユーザの検索(Search Users)]ページで、ユーザのエイリアスをクリックします。
ステップ 3 [ユーザの基本設定の編集(Edit User Basics)]ページの[発信ファックス番号(Outgoing Fax Number)]フィールドに、ユーザが印刷のためにファックスを送信する先のファックス機の番号を入力します。
ステップ 4 [発信ファックスサーバ(Outgoing Fax Server)]フィールドで、Cisco Fax Server の名前をクリックします。
ステップ 5 [保存(Save)] をクリックします。
ステップ 6 残りすべてのユーザについて、ステップ 2 ~ステップ 5 を繰り返します。
(注) 一括編集ユーティリティを使用して、ユーザのファックス内線番号を追加または変更できます。
Cisco Fax Server との連動のテスト
次の手順を実行します。
Cisco Fax Server との連動をテストする
ステップ 1 Cisco Fax Server との連動用に設定されているユーザのファックス内線番号にファックスを送信します。
ステップ 2 ファックスの送信先となったユーザの Cisco Unity Connection メールボックスにログインします。
ステップ 3 そのユーザ アカウントがスピーチ アクセス用に設定されている場合は、 List Messages と言います。
そのユーザ アカウントがスピーチ アクセス用に設定されていない場合は、 1 を押し、プロンプトに従ってメッセージのリストを再生します。
ステップ 4 今送信したファックスが通知されるのが聞こえたら、 Fax と言うか、または電話機のキーパッドで適切なキーを押して、ファックスを印刷します。
Cisco Fax Server との連動のための Cisco Unity Connection 設定の変更
Cisco Fax Server との連動の作成後、Cisco Unity Connection 設定を変更できます。次の該当する手順を実行します。
Cisco Unity Connection で Cisco Fax Server との連動を変更する
ステップ 1 Cisco Unity Connection の管理で、 [システム設定(System Settings)] を展開し、 [ファックスサーバ(Fax Server)] をクリックします。
ステップ 2 Cisco Fax Server との連動を有効にするには、[ファックスサーバの設定の編集(Edit Fax Server Configuration)]ページで、 [有効(Enabled)] チェックボックスをオンにします。Cisco Fax Server との連動を無効にするには、このチェックボックスをオフにします。
ステップ 3 [ファックスサーバ名(Fax Server Name)]に、Cisco Fax Server の識別に役立つ名前を入力します。
ステップ 4 [SMTPアドレス(SMTP Address)]フィールドに、Cisco Fax Server 上の SMTP サーバの完全修飾 SMTP アドレスを入力します。
ステップ 5 [IPアドレス(IP Address)]フィールドに、Cisco Fax Srver の IP アドレスを入力します。
ステップ 6 Cisco Fax Server から Cisco Unity Connection へのファックス送信にスマート ホスト SMTP サーバを使用する場合は、 [スマートSMTPホストを配信に使用する(Use Smart SMTP Host for Delivery)] チェックボックスをオンにします。使用しない場合は、このチェックボックスをオフにします。
ステップ 7 [保存(Save)] をクリックします。
Cisco Unity Connection で Cisco Fax Server との連動のためのカスタマイズされた設定を変更する
ステップ 1 Cisco Unity Connection の管理で、 [システム設定(System Settings)] を展開し、 [詳細設定(Advanced)] >[ファックス(Fax)] をクリックします。
ステップ 2 [ファックスの設定(Fax Configuration)]ページの[ファックス送信可能ファイル タイプ(Faxable File Types)]フィールドに、Cisco Fax Server に送信されるメッセージで Connection によって保持されるファイルの拡張子を(カンマで区切って)入力します。Connection は、Cisco Fax Server にメッセージを送信する前に、他のファイル拡張子を持つファイルをすべて削除します。
ステップ 3 [ファックス送信成功通知の件名プレフィックス(Subject Prefix for Notification of a Successful Fax)]フィールドに、Cisco Fax Server がファックス レポートの題名フィールドに追加するプレフィックスを入力します。Connection は、このプレフィックスを検出すると、送信確認を生成してユーザのメールボックスに格納します。
ステップ 4 [ファックス送信失敗通知の件名プレフィックス(Subject Prefix for Notification of a Failed Fax)]フィールドに、Cisco Fax Server がファックス レポートの題名フィールドに追加するプレフィックスを入力します。Connection は、このプレフィックスを検出すると、不達確認を生成してユーザのメールボックスに格納します。
ステップ 5 [保存(Save)] をクリックします。
Cisco Fax Server との連動のためのユーザ設定の変更
Cisco Fax Server との連動の作成後、ユーザ設定を変更できます。次の手順を実行します。
(注) ユーザは、電話を使用して、印刷のためにファックスを送信する先のファックス機の番号を追加または変更できます。
Cisco Fax Server との連動のためのユーザ設定を変更する
ステップ 1 Cisco Unity Connection の管理で、 [(ユーザ(Users)] を展開し、 [ユーザ(Users)] をクリックします。
ステップ 2 [ユーザの検索(Search Users)]ページで、ユーザのエイリアスをクリックします。
ステップ 3 [ユーザの基本設定の編集(Edit User Basics)]ページの[発信ファックス番号(Outgoing Fax Number)]フィールドに、ユーザが印刷のためにファックスを送信する先のファックス機の番号を入力します。
ステップ 4 [発信ファックスサーバ(Outgoing Fax Server)]フィールドで、Cisco Fax Server の名前をクリックします。
ステップ 5 [保存(Save)] をクリックします。
ステップ 6 残りすべてのユーザについて、ステップ 2 ~ステップ 5 を繰り返します。
(注) 一括編集ユーティリティを使用して、ユーザのファックス内線番号を変更できます。