電話機の Web ページへのアクセス
Cisco Unified IP Phone の Web ページにアクセスするには、次の手順を実行します。
(注) Web ページにアクセスできない場合は、アクセスが無効になっている可能性があります。詳細については、「Web ページへのアクセスの無効化および有効化」を参照してください。
手順
ステップ 1 次のいずれかの方法で、Cisco Unified IP Phone の IP アドレスを取得します。
• Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、 [デバイス]>[電話] を選択して、電話機を検索します。Cisco Unified Communications Manager に登録されている電話機の IP アドレスが[電話の設定(Phone Configuration)]ウィンドウの上部に表示されます。
• 電話機でアプリケーション メニュー ボタンを押し、 [ネットワークの設定] を選択してから[IPアドレス]オプションまでスクロールします。
ステップ 2 Web ブラウザを開いて、次の URL を入力します。ここで、 IP_address は Cisco Unified IP Phone の IP アドレスです。
http:// IP_address
Cisco Unified IP Phone の Web ページには、次のハイパーリンクが含まれています。
• デバイス情報 :電話機のデバイス設定と関連情報を表示します。詳細については、「デバイス情報」を参照してください。
• ネットワークの設定 :ネットワークの設定情報とその他の電話機の設定情報を表示します。詳細については、「ネットワークの設定」を参照してください。
• ネットワーク統計 :ネットワーク トラフィックに関する情報を提供する、次のハイパーリンクが含まれます。
– イーサネット情報 :イーサネット トラフィックに関する情報が表示されます。詳細については、「ネットワーク統計」を参照してください。
– アクセス :電話機の PC ポートとの間で送受信されるネットワーク トラフィックに関する情報を表示します。詳細については、「ネットワーク統計」を参照してください。
– ネットワーク :電話機のネットワーク ポートとの間で送受信されるネットワーク トラフィックに関する情報を表示します。詳細については、「ネットワーク統計」を参照してください。
• デバイスログ :トラブルシューティングに使用できる情報を提供する次のハイパーリンクが含まれます。
– コンソールログ :個々のログ ファイルへのハイパーリンクが含まれます。詳細については、「デバイス ログ」を参照してください。
– コアダンプ :個々のダンプ ファイルへのハイパーリンクが含まれます。
– ステータスメッセージ :電話機に最後に電源が投入されてから電話機が生成したステータス メッセージの中で最近のものを最大 10 件表示します。詳細については、「デバイス ログ」を参照してください。
– デバッグの表示 :トラブルシューティング時に Cisco TAC のサポートが必要な場合に、役立つ可能性のあるメッセージを表示します。詳細については、「デバイス ログ」を参照してください。
• ストリームの統計 :さまざまなストリーム統計を表示する [ストリーム 1] 、 [ストリーム 2] 、および [ストリーム 3] ハイパーリンクが含まれています。詳細については、「ストリームの統計」を参照してください。
Web ページへのアクセスの無効化および有効化
セキュリティを確保するために、電話機の Web ページへのアクセスを禁止する場合があります。この場合、この章で説明する Web ページおよび電話機のユーザ オプション Web ページへのアクセスを禁止します。
電話機の Web ページへのアクセスを無効にするには、Cisco Unified Communications Manager の管理ページで次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 [デバイス]>[電話] を選択します。
ステップ 2 電話機を検索する条件を指定して [検索] をクリックするか、または [検索] をクリックしてすべての電話機のリストを表示します。
ステップ 3 デバイス名をクリックして、そのデバイスの[電話の設定(Phone Configuration)]ウィンドウを開きます。
ステップ 4 [Web Access]ドロップダウン リスト ボックスから [Disabled] を選択します。
ステップ 5 [更新] をクリックします。
(注) Cisco Quality Report Tool などの一部の機能は、電話機の Web ページにアクセスしないと正しく動作しません。また、Web アクセスを無効にすると、CiscoWorks などの Web アクセスに依存するサービサビリティ アプリケーションにも影響します。
無効になっている Web ページへのアクセスを有効にするには、アクセスを無効にする上記の手順を参照してください。同じ手順に従いますが、ステップ 4 で [Enabled] を選択します。
デバイス情報
電話機の Web ページの[デバイス情報]領域には、電話機のデバイス設定と関連情報が表示されます。 表8-1 に、これらの項目を示します。
[デバイス情報]領域を表示するには、「電話機の Web ページへのアクセス」の説明に従って電話機の Web ページにアクセスし、次に [デバイス情報] ハイパーリンクをクリックします。
表8-1 [デバイス情報]領域の項目
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MAC アドレス |
電話機の Media Access Control(MAC; メディア アクセス制御)アドレス。 |
ホスト名 |
電話機の MAC アドレスに基づいて電話機に自動的に割り当てられる一意の固定された名前。 |
電話番号 |
電話機に割り当てられた電話番号。 |
アプリケーション ロード ID |
電話機で稼働しているファームウェアの ID。 |
起動ロード ID |
電話機で稼働しているプレインストール済みのロードの ID。 |
バージョン |
電話機で稼働しているファームウェアのバージョン。 |
ハードウェアのリビジョン |
電話機のハードウェアのリビジョン値。 |
シリアル番号 |
電話機のシリアル番号。 |
モデル番号 |
電話機のモデル番号。 |
メッセージ受信 |
この電話機のいずれかの回線で受信したボイス メッセージがあるかどうかを示します。 |
UDI |
電話機に関する次の Cisco Unique Device Identifier(UDI)情報を表示します。 • デバイス タイプ:ハードウェア タイプを示します。たとえば、電話機の場合は、モデルにかかわらず phone と表示されます。 • デバイスの説明:示されたモデル タイプに関連付けられている電話機の名前を表示します。 • 製品 ID:電話機のモデルを示します。 • バージョン ID :電話機のハードウェア バージョンを示します。 • シリアル番号:電話機の固有のシリアル番号が表示されます。 |
時刻 |
電話機が属する Cisco Unified Communications Manager の管理ページの日時グループから取得される時刻。 |
タイムゾーン |
電話機が属する Cisco Unified Communications Manager の管理ページの日時グループから取得されるタイムゾーン。 |
日付 |
電話機が属する Cisco Unified Communications Manager の管理ページの日時グループから取得される日付。 |
ネットワークの設定
電話機の Web ページにある[ネットワークの設定]領域には、ネットワークの設定情報と電話機のその他の設定に関する情報が表示されます。 表8-2 に、これらの項目を示します。
これらの項目の多くは、Cisco Unified IP Phone の[ネットワークの設定]メニューおよび[デバイス設定]メニューから表示および設定できます。詳細については、「機能、テンプレート、サービス、およびユーザの設定」を参照してください。
[ネットワークの設定]領域を表示するには、「電話機の Web ページへのアクセス」の説明に従って電話機の Web ページにアクセスし、次に [ネットワークの設定] ハイパーリンクをクリックします。
表8-2 [ネットワークの設定]領域の項目
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DHCP サーバ |
電話機の IP アドレス取得元となる Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)サーバの IP アドレス。 |
BOOTP サーバ |
電話機が Bootstrap Protocol(BootP; ブートストラップ プロトコル)サーバから設定を取得するかどうかを示します。 |
MAC アドレス |
電話機の MAC アドレス。 |
ホスト名 |
DHCP サーバが電話機に割り当てたホスト名。 |
ドメイン名 |
電話機が常駐している Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)ドメインの名前。 |
IP アドレス |
電話機の Internet Protocol(IP; インターネット プロトコル)アドレス。 |
サブネット マスク |
電話機で使用されるサブネット マスク。 |
TFTP サーバ 1 |
電話機で使用される、プライマリの Trivial File Transfer Protocol(TFTP)サーバ。 |
デフォルト ルータ 1 ~ 5 |
電話機で使用されるデフォルト ルータ([デフォルトルータ 1])およびオプションのバックアップ ルータ([デフォルトルータ 2]~[デフォルトルータ 5])。 |
DNS サーバ 1 ~ 5 |
電話機で使用されるプライマリ DNS サーバ([DNSサーバ 1])およびオプションのバックアップ DNS サーバ([DNSサーバ 2]~[DNSサーバ 5])。 |
オペレーショナル VLAN ID |
電話機が所属する、Cisco Catalyst スイッチに設定された補助 Virtual Local Area Network(VLAN; バーチャル LAN)。 |
管理VLAN ID |
電話機がメンバーになっている補助 VLAN。 |
Unified CM 1 ~ 5 |
電話機を登録可能な Cisco Unified Communications Manager サーバのホスト名または IP アドレス(優先順位順)。限定された Cisco Unified Communications Manager 機能を提供できる SRST ルータが使用可能な場合、項目にそのルータの IP アドレスが表示されることもあります。 使用可能なサーバについては、この項目に Cisco Unified Communications Manager サーバの IP アドレスと、次の状態のいずれかが表示されます。 • アクティブ:現在、この電話機に対してコール処理サービスを提供している Cisco Unified Communications Manager サーバです。 • スタンバイ:現在のサーバが使用不能になった場合に、この電話機が切り替え先とする Cisco Unified Communications Manager サーバです。 • ブランク:現在、この Cisco Unified Communications Manager サーバへの接続はありません。 オプションには、SRST 指定も含めることができます。これは、限定された Cisco Unified Communications Manager 機能を提供できる SRST ルータを示します。このルータは、他のすべての Cisco Unified Communications Manager サーバが到達不能になった場合に、コールの処理を引き継ぎます。SRST Cisco Unified Communications Manager は、アクティブであっても、常にサーバのリストの最後尾に表示されます。SRST ルータ アドレスは、[Cisco Unified CMの設定(Cisco Unified CM Configuration)]ウィンドウの[デバイスプール(Device Pool)]セクションで設定します。 |
情報 URL |
電話機に表示されるヘルプ テキストの URL。 |
ディレクトリ URL |
電話機でディレクトリ情報の取得元となるサーバの URL。 |
メッセージ URL |
電話機でメッセージ サービスの取得元となるサーバの URL。 |
サービス URL |
電話機が Cisco Unified IP Phone サービスを取得するサーバの URL。 |
DHCP を使う |
電話機で DHCP が使用されているかどうかを示します。 |
DHCP アドレス解放 |
電話機の[ネットワークの設定]メニューの[DHCPアドレス解放]オプションの設定を示します。 |
代替 TFTP |
電話機が代替 TFTP サーバを使用しているかどうかを示します。 |
アイドル URL |
電話機が[URLのアイドル時間]で指定された時間にわたって使用されず、メニューが開かれていない場合に表示される URL。 |
URL のアイドル時間 |
何秒数間電話機が使用されず、メニューが開かれなかった場合に、[アイドルURL]に指定された XML サービスがアクティブになるかを示します。 |
プロキシ サーバの URL |
電話機の HTTP クライアントの代わりにローカル以外のホスト アドレスに HTTP 要求を送信し、ローカル以外のホストから電話機の HTTP クライアントへの応答を提供するプロキシ サーバの URL。 |
認証 URL |
電話機の Web サーバに発行された要求を検証するために、電話機が使用する URL。 |
SW ポート設定 |
スイッチ ポートの速度と二重化モード。次のいずれかになります。 • A:自動ネゴシエーション • 10H:10-BaseT/半二重 • 10F:10-BaseT/全二重 • 100H:100-BaseT/半二重 • 100F:100-BaseT/全二重 • リンクがありません:スイッチ ポートへの接続がありません。 |
PC ポート設定(7911G のみ) |
PC ポートの速度と二重化モード。次のいずれかになります。 • A:自動ネゴシエーション • 10H:10-BaseT/半二重 • 10F:10-BaseT/全二重 • 100H:100-BaseT/半二重 • 100F:100-BaseT/全二重 • リンクがありません:PC ポートへの接続がありません。 |
TFTP サーバ 2 |
プライマリ TFTP サーバが使用不能になった場合に、電話機が使用するバックアップ TFTP サーバ。 |
ユーザ ロケール |
電話機のユーザに関連付けられているユーザ ロケール。言語、フォント、日付と時刻の形式、および英数字キーボードのテキスト情報など、ユーザをサポートするための一連の詳細情報を示します。 |
ネットワーク ロケール |
電話機のユーザに関連付けられたネットワーク ロケール。電話機が使用するトーンと断続周期の定義など、特定の場所にある電話機をサポートするための一連の詳細情報を示します。 |
ユーザ ロケール バージョン |
電話機にロードされたユーザ ロケールのバージョン。 |
ネットワーク ロケール バージョン |
電話機にロードされたネットワーク ロケールのバージョン。 |
PC ポートを無効にする(7911G のみ) |
電話機の PC ポートが有効になっているか無効になっているかを示します。 |
スピーカを使う |
電話機のスピーカフォンが有効になっているかどうかを示します。 |
グループ リッスン |
ハンドセットとスピーカの両方を有効にし、同時にアクティブにします。1 人のユーザがハンドセットに向かって話している間、他のユーザはスピーカで音声を聞くことができます。 |
GARP を使う |
電話機が Gratuitous ARP 応答から MAC アドレスを取得するかどうかを示します。 |
ボイス VLAN を使う(7911G のみ) |
電話機が、PC ポートに接続されたデバイスに、ボイス VLAN へのアクセスを許可するかどうかを示します。 |
自動回線選択を使う |
電話機が、すべての回線上でコール フォーカスを着信コールに移動するかどうかを指定します。 |
通話制御の DSCP |
コール制御シグナリングの DSCP IP 分類。 |
設定の DSCP |
電話機の設定転送の DSCP IP 分類。 |
サービスの DSCP |
電話機ベースのサービスの DSCP IP 分類。 |
セキュリティ モード |
電話機に設定されているセキュリティ モードを表示します。 |
Web アクセス可能 |
電話機の Web アクセスが有効([Yes])か無効([No])かを示します。 |
PC ポートへのスパン(7911G のみ) |
電話機が、ネットワーク ポートで送信および受信したパケットを、アクセス ポートへ転送するかどうかを示します。 |
PC VLAN(7911G のみ) |
PC に送信されたパケットから 802.1P/Q タグを識別し、削除するために使用される VLAN。 |
CDP:PC ポート (7911G のみ) |
PC ポートで CDP が有効かどうかを示します(デフォルトでは有効)。 |
LLDP: PC ポート |
PC ポートで Link Layer Discovery Protocol(LLDP)が使用可能かどうかを示します。 |
LLDP-MED: SW ポート |
スイッチ ポートで Link Layer Discovery Protocol Media Endpoint Discovery(LLDP-MED)が使用可能かどうかを示します。 |
LLDP 電源優先度 |
電話機の電源優先度をスイッチにアドバタイズして、スイッチが電話機に電力を適切に供給できるようにします。設定値には次のものがあります。 • 不明(デフォルト) • 低い • 高い • 重要 |
LLDP アセット ID |
インベントリ管理用に電話機に割り当てられたアセット ID を示します。 |
ネットワーク統計
電話機の Web ページにある次のネットワーク統計領域には、電話機のネットワーク トラフィックに関する情報が表示されます。
• [イーサネット情報]領域:イーサネット トラフィックに関する情報が表示されます。 表8-3 に、この領域の項目を示します。
• [アクセス]領域:電話機の PC ポートとの間のネットワーク トラフィックに関する情報が表示されます。 表8-4 に、この領域の項目を示します。
• [ネットワーク]領域:電話機のネットワーク ポートとの間のネットワーク トラフィックに関する情報が表示されます。 表8-4 に、この領域の項目を示します。
ネットワーク統計の領域を表示するには、「電話機の Web ページへのアクセス」の説明に従って、電話機の Web ページにアクセスし、次に [イーサネット情報] 、 [アクセス] 、または [ネットワーク] のいずれかのハイパーリンクをクリックします。
表8-3 [イーサネット情報]領域の項目
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Tx Frames |
電話機が送信したパケットの総数。 |
Tx broadcast |
電話機が送信したブロードキャスト パケットの総数。 |
Tx multicast |
電話機が送信したマルチキャスト パケットの総数。 |
Tx unicast |
電話機が送信したユニキャスト パケットの総数。 |
Rx Frames |
電話機が受信したパケットの総数。 |
Rx broadcast |
電話機が受信したブロードキャスト パケットの総数。 |
Rx multicast |
電話機が受信したマルチキャスト パケットの総数。 |
Rx unicast |
電話機が受信したユニキャスト パケットの総数。 |
RxPacketNoDes |
Direct Memory Access(DMA; ダイレクト メモリ アクセス)記述子がないために廃棄されたパケットの総数。 |
表8-4 [アクセス]領域および[ネットワーク]領域の項目
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Rx totalPkt |
電話機が受信したパケットの総数。 |
Rx crcErr |
CRC に失敗した受信パケットの総数。 |
Rx alignErr |
FCS が無効で、長さが 64 ~ 1522 バイトの受信パケットの総数。 |
Rx multicast |
電話機が受信したマルチキャスト パケットの総数。 |
Rx broadcast |
電話機が受信したブロードキャスト パケットの総数。 |
Rx unicast |
電話機が受信したユニキャスト パケットの総数。 |
Rx shortErr |
サイズが 64 バイト未満の、受信した Frame Check Sequence(FCS; フレーム チェック シーケンス)エラー パケットまたは Align エラー パケットの総数。 |
Rx shortGood |
サイズが 64 バイト未満の、受信した有効なパケットの総数。 |
Rx longGood |
サイズが 1522 バイトを超える、受信した有効なパケットの総数。 |
Rx longErr |
サイズが 1522 バイトを超える、受信した FCS エラー パケットまたは Align エラー パケットの総数。 |
Rx size64 |
無効パケットを含めた、サイズが 0 ~ 64 バイトの受信パケットの総数。 |
Rx size65to127 |
無効パケットを含めた、サイズが 65 ~ 127 バイトの受信パケットの総数。 |
Rx size128to255 |
無効パケットを含めた、サイズが 128 ~ 255 バイトの受信パケットの総数。 |
Rx size256to511 |
無効パケットを含めた、サイズが 256 ~ 511 バイトの受信パケットの総数。 |
Rx size512to1023 |
無効パケットを含めた、サイズが 512 ~ 1023 バイトの受信パケットの総数。 |
Rx size1024to1518 |
無効パケットを含めた、サイズが 1024 ~ 1518 バイトの受信パケットの総数。 |
Rx tokenDrop |
リソース不足によって(たとえば、FIFO オーバーフローなど)ドロップされたパケットの総数。 |
Tx excessDefer |
メディアが使用中のために送信が遅らされたパケットの総数。 |
Tx lateCollision |
パケット送信の開始から 512 ビット時間以降に衝突が発生した回数。 |
Tx totalGoodPkt |
電話機が受信した有効なパケット(マルチキャスト、ブロードキャスト、およびユニキャスト)の総数。 |
Tx Collisions |
パケットの送信中に発生した衝突の総数。 |
Tx excessLength |
パケットの送信試行が 16 回に達したため、送信されなかったパケットの総数。 |
Tx broadcast |
電話機が送信したブロードキャスト パケットの総数。 |
Tx multicast |
電話機が送信したマルチキャスト パケットの総数。 |
LLDP FramesOutTotal |
電話機から送信された LLDP フレームの総数。 |
LLDP AgeoutsTotal |
キャッシュ内でタイムアウトになった LLDP フレームの総数。 |
LLDP FramesDiscardedTotal |
必須 TLV のいずれかについて、欠落しているか、順序に誤りがあるか、または範囲外の文字列長が含まれているために廃棄された LLDP フレームの総数。 |
LLDP FramesInErrorsTotal |
1 つ以上の検出可能エラーが含まれる状態で受信された LLDP フレームの総数。 |
LLDP FramesInTotal |
電話機で受信された LLDP フレームの総数。 |
LLDP TLVDiscardedTotal |
廃棄された LLDP TLV の総数。 |
LLDP TLVUnrecognizedTotal |
電話機で認識されなかった LLDP TLV の総数。 |
CDP 近接デバイス ID |
CDP プロトコルで検出された、このポートに接続されているデバイスの ID。 |
CDP 近接 IP アドレス |
CDP プロトコルで検出された近接デバイスの IP アドレス。 |
CDP 近接ポート |
CDP プロトコルで検出された、電話機が接続されている近接デバイスのポート。 |
LLDP 近接デバイス ID |
LLDP プロトコルで検出された、このポートに接続されているデバイスの ID。 |
LLDP 近接 IP アドレス |
LLDP プロトコルで検出された近接デバイスの IP アドレス。 |
LLDP 近接ポート |
LLDP プロトコルで検出された、電話機が接続されている近接デバイスのポート。 |
デバイス ログ
電話機の Web ページにある[デバイス ログ]領域には、電話機のモニタとトラブルシューティングに役立つ情報が表示されます。
• コンソールログ:個々のログ ファイルへのハイパーリンクが含まれます。コンソール ログ ファイルには、電話機が受信したデバッグ メッセージとエラー メッセージが含まれます。
• コアダンプ:個々のダンプ ファイルへのハイパーリンクが含まれます。
• [ステータスメッセージ]領域:電話機に最後に電源が投入されてから電話機が生成したステータス メッセージの中で最近のものを最大 10 件表示します。この情報は、電話機の[ステータスメッセージ]画面にも表示されます。表7-3 に、表示されるステータス メッセージを示します。
[ステータスメッセージ]を表示するには、「電話機の Web ページへのアクセス」の説明に従って電話機の Web ページにアクセスし、次に [ステータスメッセージ] ハイパーリンクをクリックします。
• [デバッグの表示]領域:トラブルシューティング時に Cisco TAC のサポートが必要な場合に、役立つ可能性のあるデバッグ メッセージを表示します。
ストリームの統計
Cisco Unified IP Phone は、同時に最大で 3 つのデバイスとの間で情報をストリーミングできます。電話機は、コール中、または音声やデータの送受信サービスの稼働中に、情報をストリーミングします。
電話機の Web ページの[ストリームの統計]領域には、ストリームに関する情報が表示されます。ほとんどのコールは 1 つのストリーム(ストリーム 1)だけを使用しますが、コールによっては 2 つまたは 3 つのストリームを使用するものもあります。たとえば、割り込みコールはストリーム 1 とストリーム 2 を使用します。
[ストリームの統計]領域を表示するには、「電話機の Web ページへのアクセス」の説明に従って、電話機の Web ページにアクセスし、次に [ストリーム 1] 、 [ストリーム 2] 、または [ストリーム 3] のいずれかのハイパーリンクをクリックします。
表8-5 に、[ストリームの統計]領域の項目を示します。
表8-5 [ストリームの統計]領域の項目
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リモート アドレス |
ストリームの宛先の IP アドレスおよび UDP ポート。 |
ローカル アドレス |
電話機の IP アドレスおよび UPD ポート。 |
開始時間 |
Cisco Unified Communications Manager が電話機にパケットの送信開始を要求した時間を示す内部タイム スタンプ。 |
ストリーム ステータス |
ストリーミングがアクティブかどうかを示します。 |
ホスト名 |
電話機の MAC アドレスに基づいて電話機に自動的に割り当てられる一意の固定された名前。 |
送信パケット |
この接続の開始以降に電話機が送信した RTP データ パケットの総数。接続が受信専用モードに設定されている場合、値は 0 です。 |
送信オクテット |
この接続の開始以降に電話機が RTP データ パケットで送信したペイロード オクテットの総数。接続が受信専用モードに設定されている場合、値は 0 です。 |
送信コーデック |
送信ストリームに使用された音声符号化のタイプ。 |
送信した送信レポート |
RTCP 送信レポートが送信された回数。 |
送信した送信レポート時間 1 |
RTCP 送信レポートが送信された時間を示す内部タイム スタンプ。 |
受信喪失パケット |
この接続でのデータ受信の開始以降に失われた RTP データ パケットの総数。予期されたパケット数から実際に受信されたパケット数を差し引いた値として定義されます。受信パケット数には、遅延または重複パケットも含まれます。接続が送信専用モードに設定されていた場合、値は 0 として表示されます。 |
平均ジッタ |
RTP データ パケットの内部到着時間の平均偏差の推定値(ミリ秒単位)。接続が送信専用モードに設定されていた場合、値は 0 として表示されます。 |
受信コーデック |
受信ストリームに使用された音声符号化のタイプ。 |
送信した受信レポート 1 |
RTCP 受信レポートが送信された回数。 |
送信した受信レポート時間 1 |
RTCP 受信レポートが送信された時間を示す内部タイム スタンプ。 |
受信パケット |
この接続でのデータ受信の開始以降に電話機が受信した RTP データ パケットの総数。マルチキャスト コールの場合は、さまざまな送信元から受信したパケットが含まれます。接続が送信専用モードに設定されていた場合、値は 0 として表示されます。 |
受信オクテット |
この接続でのデータ受信の開始以降にデバイスが RTP データ パケットで受信したペイロード オクテットの総数。マルチキャスト コールの場合は、さまざまな送信元から受信したパケットが含まれます。接続が送信専用モードに設定されていた場合、値は 0 として表示されます。 |
MOS LQK |
5(優良)から 1(不良)の間で評価する Mean Opinion Score(MOS; 平均オピニオン評点)を客観的に見積もったスコア。このスコアは、音声ストリームに先行する 8 秒間の間隔における、フレーム喪失による音声秘匿イベントに基づいています。詳細については、「コールの音声品質のモニタリング」を参照してください。
(注) MOS LQK スコアは、Cisco Unified IP Phone が使用しているコーデックの種類によって異なります。
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平均 MOS LQK |
音声ストリーム全体を観測した平均 MOS LQK。 |
最小 MOS LQK |
音声ストリームの開始以降に観測された最も低い MOS LQK スコア。 |
最大 MOS LQK |
音声ストリームの開始以降に観測されたベースライン MOS LQK または最も高い MOS LQK。 これらのコーデックは、フレーム喪失なしの通常の条件で次の最大 MOS LQK スコアを提供します。 • G.711 は 4.5 • G.729 A /AB は 3.8 • G.728/iLBC は 3.9 |
MOS LQK のバージョン |
MOS LOK スコアを計算するために使用されるシスコ独自のアルゴリズムのバージョン。 |
累積秘匿率 |
秘匿フレームの総数を、音声ストリームの開始から受信した音声フレームの総数で割ったもの。 |
間隔秘匿率 |
アクティブな音声に先行する 3 秒間の間隔における、音声フレームに対する秘匿フレームの比率。Voice Activity Detection(VAD; 音声アクティビティ検出)を使用している場合、3 秒間のアクティブな音声を蓄積するには、より長い間隔が必要になることがあります。 |
最大秘匿率 |
音声ストリームの開始以降、最も高い間隔の秘匿率。 |
秒数を秘匿 |
音声ストリームの開始以降、秘匿イベント(フレーム損失)があった秒数([厳密に秒数を秘匿]の値を含む)。 |
厳密に秒数を秘匿 |
音声ストリームの開始以降、5 % を超える秘匿イベント(フレーム損失)があった秒数。 |
遅延 1 |
ネットワーク遅延の推定値(ミリ秒単位)。ラウンドトリップ遅延の実行中の平均値を表します。これは、RTCP 受信レポート ブロックの受信時に測定されます。 |
最大ジッタ |
瞬時ジッタの最大値(ミリ秒単位)。 |
送信サイズ |
送信ストリームの RTP パケット サイズ(ミリ秒単位)。 |
受信した送信レポート 1 |
RTCP 送信レポートが受信された回数。 |
受信した送信レポート時間 1 |
RTCP 送信レポートが最後に受信された時間。 |
受信サイズ |
受信ストリームの RTP パケット サイズ(ミリ秒単位)。 |
受信削除 |
ネットワークから受信されたが、ジッタ バッファから廃棄された RPT パケット。 |
受信した受信レポート 1 |
RTCP 受信レポートが受信された回数。 |
受信した受信レポート時間 1 |
RTCP 受信レポートが最後に受信された時間。 |
音声品質メトリック |
MOS LQK |
5(優良)から 1(不良)の間で評価する Mean Opinion Score(MOS; 平均オピニオン評点)を客観的に見積もったスコア。このスコアは、音声ストリームに先行する 8 秒間の間隔における、フレーム喪失による音声秘匿イベントに基づいています。詳細については、「コールの音声品質のモニタリング」を参照してください。 MOS LQK スコアは、Cisco Unified IP Phone が使用しているコーデックの種類によって異なります。 |
平均 MOS LQK |
音声ストリーム全体を観測した平均 MOS LQK。 |
最小 MOS LQK |
音声ストリームの開始以降に観測された最も低い MOS LQK スコア。 |
最大 MOS LQK |
音声ストリームの開始以降に観測されたベースライン MOS LQK または最も高い MOS LQK。 これらのコーデックは、フレーム喪失なしの通常の条件で次の最大 MOS LQK スコアを提供します。 • G.711 は 4.5 • G.729 A /AB は 3.7 |
MOS LQK のバージョン |
MOS LOK スコアを計算するために使用されるシスコ独自のアルゴリズムのバージョン。 |
累積秘匿率 |
秘匿フレームの総数を、音声ストリームの開始から受信した音声フレームの総数で割ったもの。 |
間隔秘匿率 |
アクティブな音声に先行する 3 秒間の間隔における、音声フレームに対する秘匿フレームの比率。Voice Activity Detection(VAD; 音声アクティビティ検出)を使用している場合、3 秒間のアクティブな音声を蓄積するには、より長い間隔が必要になることがあります。 |
最大秘匿率 |
音声ストリームの開始以降、最も高い間隔の秘匿率。 |
秒数を秘匿 |
音声ストリームの開始以降、秘匿イベント(フレーム損失)があった秒数([厳密に秒数を秘匿]の値を含む)。 |
厳密に秒数を秘匿 |
音声ストリームの開始以降、5 % を超える秘匿イベント(フレーム損失)があった秒数。 |
関連項目
• 「Cisco Unified IP Phone の設定値の設定」 の章
• 「機能、テンプレート、サービス、およびユーザの設定」 の章
• 「コールの統計画面」
• 「コールの音声品質のモニタリング」