ICM テクノロジー リフレッシュ アップグレードの作業
コールルータ のテクノロジー リフレッシュ アップグレード
コールルータをテクノロジー リフレッシュ方式でアップグレードする方法
ステップ 1 Windows 2000 SP3 をインストールします。
ステップ 2 ドメインに参加させます。
ステップ 3 本稼動システムのコールルータから、ICM 4.6.2 のレジストリ キー ツリーをエクスポートします。
ステップ 4 新しいコールルータに ICM 4.6.2 のレジストリ キー ツリーをインポートします。
ステップ 5 新しいコールルータで、ICM の setup.exe を実行します。
ステップ 6 新しい環境で使用できるように、 コールルータ コンポーネントを編集して、必要な変更を加えます。
ステップ 7 setup.exe を終了して、再び実行します。
(注) Active Directory では DNS 形式のドメイン名(name.com、name.net など)を使用できますが、ICM では NetBIOS 名(name など)しかサポートされていません。
ステップ 8 [Upgrade All] を実行します。
コールルータのアップグレードが完了します。
ロガーのテクノロジー リフレッシュ アップグレード
ロガーをテクノロジー リフレッシュ方式でアップグレードする方法
ステップ 1 Windows 2000 SP3 をインストールします。
ステップ 2 (同じマシンまたは別のマシンに)Active Directory をインストールします。
ステップ 3 DNS をセットアップして設定します。
ステップ 4 (同じマシンまたは別のマシンで)ドメイン コントローラを設定します。
ステップ 5 ドメインに参加させます。
ステップ 6 MS SQL Server 7.0 SP3/4 または MS SQL Server 2000 SP2 をインストールします。
ステップ 7 本稼動システムのロガー データベースの MS SQL Server バックアップを作成します。
ステップ 8 MS SQL のバックアップ/復元機能を使用して、MS SQL Server バックアップを 新しいロガーで復元します。
(注) データ ファイル ディレクトリは、MSSQL または MSSQL7 という名前のトップ レベル ディレクトリの中にあります。どちらのディレクトリ名が使用されているかは、最初にインストールしたバージョンによって異なります。MS SQL Server の復元機能を使用してデータ ファイルを復元すると、このディレクトリの名前はデフォルトで MSSQL になります。必要な場合は、復元機能を実行する際に正しいパス(MSSQL7 など)を手動で入力して、実際のディレクトリ名と一致させます。
ステップ 9 本稼動システムのロガーから、ICM 4.6.2 のレジストリ キー ツリーをエクスポートします。
ステップ 10 新しいロガーに ICM 4.6.2 のレジストリ キー ツリーをインポートします。
ステップ 11 新しいロガーで、(ローカル セットアップからではなく、メディアから)ICM の setup.exe を実行します。
ステップ 12 インスタンスを編集して、新しいドメイン名を挿入します。
(注) Active Directory では DNS 形式のドメイン名(name.com、name.net など)を使用できますが、ICM では NetBIOS 名(name など)しかサポートされていません。
ステップ 13 新しい環境で使用できるように、ロガー コンポーネントを編集して、必要な変更を加えます。
ステップ 14 setup.exe を終了して、再び実行します。
ステップ 15 [Upgrade All] を実行します。
ステップ 16 ドメイン変換ツールを実行して、新しい環境に関する情報を入力します。
ロガーのアップグレードが完了します。
ドメイン変換ツール
ドメイン変換ツールは、ICM 4.6.2 と ICM 5.0 の両方のロガーで実行する必要があります。 ICM Third Party CD の DomainConversionUtility を各ロガーのルート ディレクトリにコピーします。
4.6.2 に対してドメイン変換ツールを実行する方法
ステップ 1 ロガーでコマンド プロンプトを開きます。
ステップ 2 DomainConversionUtility ディレクトリに移動して、domcvt.exe を実行します。たとえば、次のようにします。
a. プロンプトで、cd \DomainConversionUtility\domcvt と入力します。
b. Enter キーを押します。コマンド文字列で使用できるオプションについての説明が表示されます。
ステップ 3 ドメイン変換ツールを実行して、ロガーとドメイン コントローラのユーザ情報をファイルに保存します。たとえば、次のようにします。
a. E:\ConversionBackup というディレクトリを作成します。
b. プロンプトで、domcvt.exe /DB:<データベース名> /F:"E:\ConversionBackup\dbname.cvt" /M:E と入力します。
(注) コマンド文字列で場所を指定する部分は、二重引用符で囲む必要があります。
c. ログとレポートが生成され、ローカルの DomainConversionUtility ディレクトリに保存されます。
ステップ 4 指定した場所にファイルが作成されたことを確認します。
5.0 に対してドメイン変換ツールを実行する方法
(注) セットアップが完了して、システムを再ブートしてから、5.0 のロガーに対してドメイン変換ツールを実行してください。
ステップ 1 ロガーでコマンド プロンプトを開きます。
ステップ 2 DomainConversionUtility ディレクトリに移動して、domcvt.exe を実行します。たとえば、次のようにします。
a. プロンプトで、cd \DomainConversionUtility\domcvt と入力します。
b. Enter キーを押します。コマンド文字列で使用できるオプションについての説明が表示されます。
ステップ 3 ドメイン変換ツールを実行して、4.6.2 のロガーおよびドメイン コントローラのユーザ情報を 5.0 の新しい環境に移動します。たとえば、次のようにします。
(注) ドメイン変換ツールによって作成された 4.6.2 のファイルが保存されている場所へのアクセス権が必要になります。
a. E:\ConversionBackup ディレクトリにアクセスします。
b. プロンプトで次のように入力します。
domcvt.exe /DB:<データベース名> /F:"E:\ConversionBackup\dbname.cvt" /M:C /OD:<古いドメイン名> /ND:<新しいドメイン名> /P:<パスワード>
(注) この文字列の最後で /P スイッチを使用すると、すべてのユーザ用のグローバル パスワードが作成されます。パスワードを使用しない場合は、/P スイッチを使用しないでください。ただし、この設定もグローバルに適用されるため、セキュリティ上のリスクとなる場合があります。
(注) アップグレード マイグレーションの処理中には、ユーザのセキュリティ設定が ICM 4.6.2 から ICM 5.0 に変換されません。ユーザのセキュリティ設定に関しては、ICM 5.0 で使用できるように、手動で再入力する必要があります。
AW のテクノロジー リフレッシュ アップグレード
AW をテクノロジー リフレッシュ方式でアップグレードする方法
ステップ 1 Windows 2000 SP3 をインストールします。
ステップ 2 ドメインに参加させます。
ステップ 3 MS SQL Server 7.0 SP3/4 または SQL Server 2000 SP2 をインストールします。
ステップ 4 カスタム テンプレートがある場合は、次の作業を行います。
a. データベースのバックアップを作成します。
b. MS SQL のバックアップ/復元機能を使用して、4.6.2 の AW DB を新しいシステムで復元します。
ステップ 5 本稼動システムの AW から、ICM 4.6.2 のレジストリ キー ツリーをエクスポートします。
ステップ 6 新しい AW に ICM 4.6.2 のレジストリ キー ツリーをインポートします。
ステップ 7 新しい AW で、ICM の setup.exe を実行します。
ステップ 8 新しい環境で使用できるように、 AW コンポーネントを編集して、必要な変更を加えます(マシン名、ドメイン名など)。
(注) データベースの場所は、最初は空白になっています。新しいデータベースの場所を指定してください。
(注) Active Directory では DNS 形式のドメイン名(name.com、name.net など)を使用できますが、ICM では NetBIOS 名(name など)しかサポートされていません。
ステップ 9 setup.exe を終了して、再び実行します。
ステップ 10 [Upgrade All] を実行します。
AW のアップグレードが完了します。
HDS のテクノロジー リフレッシュ アップグレード
HDS をテクノロジー リフレッシュ方式でアップグレードする方法
ステップ 1 Windows 2000 SP3 をインストールします。
ステップ 2 ドメインに参加させます。
ステップ 3 MS SQL Server 7.0 SP3/4 または SQL Server 2000 SP2 をインストールします。
ステップ 4 本稼動システムの HDS データベースの MS SQL Server バックアップを作成します。
ステップ 5 MS SQL のバックアップ/復元機能を使用して、MS SQL Server バックアップを 新しい HDS で復元します。
ステップ 6 本稼動システムの HDS から、適切な ICM ファイル/フォルダ ツリーをエクスポートします。
ステップ 7 新しい HDS に icr ファイル/フォルダ ツリーをインポートします。
• 次のフォルダで、カスタム テンプレート、保存済みレポート、およびデータベースが復元されたことを確認します。
–カスタム テンプレート: icr\instancename\aw\custom
–保存済みレポート: icr\instancename\dis\web\userdata
ステップ 8 本稼動システムの HDS から、 icr 4.6.2 のレジストリ キー ツリーをエクスポートします。
ステップ 9 新しい HDS に icr 4.6.2 のレジストリ キー ツリーをインポートします。
ステップ 10 新しい HDS で、(ローカル セットアップからではなく、メディアから)ICM の setup.exe を実行します。
ステップ 11 新しい環境で使用できるように、HDS コンポーネントを編集して、必要な変更を加えます。
(注) Active Directory では DNS 形式のドメイン名(name.com、name.net など)を使用できますが、ICM では NetBIOS 名(name など)しかサポートされていません。
ステップ 12 setup.exe を終了して、再び実行します。
ステップ 13 [Upgrade All] を実行します。
HDS のアップグレードが完了します。
他のすべてのコンポーネント(PG など)のテクノロジー リフレッシュ アップグレード
他のすべてのコンポーネント(PG など)をテクノロジー リフレッシュ方式でアップグレードする方法
(注) ICM 4.6.2 から ICM 5.0 にアップグレードする際には、コールルータまたはロガーのいずれかまたは両方を ICM 5.0 へ移行する前に、すべての ICM 4.6.2 の Call Manager PG に Hotfix 100 を適用しておく必要があります。パスワードを使用している場合は、Call Manager PG に Hotfix 100 を適用しておかないと、パスワードが変更されるため、ユーザがログインできなくなります。パスワードを使用していない場合は、問題ありません。
ステップ 1 Windows 2000 SP3 をインストールします。
ステップ 2 ドメインに参加させます。
ステップ 3 本稼動システムのコンポーネントから、 icr 4.6.2 のレジストリ キー ツリーをエクスポートします。
ステップ 4 新しいコンポーネントに icr 4.6.2 のレジストリ キー ツリーをインポートします。
ステップ 5 新しいコンポーネントで、ICM の setup.exe を実行します。
ステップ 6 新しい環境で使用できるように、コンポーネントを編集して、必要な変更を加えます。
(注) Active Directory では DNS 形式のドメイン名(name.com、name.net など)を使用できますが、ICM では NetBIOS 名(name など)しかサポートされていません。
ステップ 7 setup.exe を終了して、再び実行します。
ステップ 8 [Upgrade All] を実行します。
その他のコンポーネントのアップグレードが完了します。