概要
このマニュアルでは、Cisco Intelligent Contact Routing(ICR)および Cisco Intelligent Contact Management(ICM)ソフトウェア システムを正しくアップグレードする手順について説明します。 表 1-1 に、このガイドで説明するアップグレード マイグレーション パスを示します。
表 1-1 アップグレード マイグレーション パス
|
|
|
|
|
|
|
|
ICR 4.1.5 |
Windows NT SP6a |
SQL 6.5 SP5a |
ICM 4.6.2 |
Windows NT SP6a または Windows 2000 SP3 |
SQL 7.0 SP3/4 |
ICM 4.5.1 |
Windows NT SP6a |
SQL 6.5 SP5a |
ICM 4.6.2 |
Windows NT SP6a または Windows 2000 SP3 |
SQL 7.0 SP3/4 |
ICM 4.6.2 |
Windows 2000 SP3 |
SQL 7.0 SP3/4 |
ICM 5.0 |
Windows 2000 SP3 |
SQL 7.0 SP 3/4 または SQL 2000 SP3 |
詳細については、このガイドのアップグレード計画の章にある「ソフトウェア要件」を参照してください。
アップグレード マイグレーションには、コモン グラウンド方式とテクノロジー リフレッシュ方式があります( 表 1-2 を参照)。
表 1-2 アップグレード マイグレーションの方式
|
|
コモン グラウンド |
上書きアップグレード:既存のハードウェア上でアップグレードを行います。 |
テクノロジー リフレッシュ |
既存の ICR/ICM 本稼動システムから、ICM ソフトウェアの BOM に準拠した新しいハードウェアへ、特定のデータを移動します。 新しいハードウェアには、Cisco ICM の 『Bill of Material』(BOM)に準拠したものを使用することをお勧めします。 http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/icm/ccbubom/ccbubom.pdf |
Cisco ICR/ICM 本稼動システムのアップグレード マイグレーションでは、(選択した方式に応じて)新しい ICM ソフトウェア、MS SQL データベース ソフトウェア、および Windows オペレーティング システムのアップグレードまたはインストールを行い、Active Directory 環境を作成します。
Cisco ICR/ICM システムのアップグレードを計画する際には、Cisco ICM ソフトウェアと通信可能なソフトウェアを追加するかどうかを検討する必要があります。Cisco ICM ソフトウェアと次のソフトウェアの互換性は、それぞれのバージョンに依存します。
• IPCC(CallManager および IP IVR を含む)
• CTI デスクトップ/クライアント
• Unity
• Personal Assistant
• Auto Attendant
• 録音用ソリューション