この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
CAD のイベントとエラーはログ ファイルに記録されます。CAD サービスおよびデスクトップ アプリケーションは、該当する設定ファイルの変更によって設定できます。
n 設定ファイル
n デバッグ ログ
ログとは、CAD のイベントとエラーをリストにしたものです。エラー コードは、システム イベントを簡潔に説明したものです。イベントには、次の情報が記載される場合があります。
n ユーザ定義によるコンフィギュレーションが設定される可能性
エラーおよびイベントのロギングは、常に使用可能になっています。デフォルトでは、ログ ファイルのサイズは 3 MB までに制限され、ログ ファイルの数は 2 つまでに制限されています。該当する設定ファイルを修正することによって、これらのデフォルトの制限を変更できます。
たとえば、agent0001.log および agent0002.log という名前の Agent Desktop のログ ファイルがあるとします。agent0001.log がサイズの上限に達すると、このファイルは閉じ、agent0002.log が作成されます。agent0002.log がサイズ制限に達すると、agent001.log が上書きされます。
すべてのアプリケーションのログ ファイルは、C:¥Programs Files¥Cisco¥Desktop¥log にあります。次の例外があります。
n BIPPA サービス JSP クライアントおよび Desktop Administrator のログは、CAD サービス サーバ上の C:¥Program Files¥wfavvid¥tomcat_appamin¥log フォルダにあります。
n Linux ログの CAD-BE は、CAD-BE エージェントのホーム ディレクトリにあります。
n Windows ログの CAD-BE は、エージェントの Windows デスクトップ上にあります。
CAD 設定ファイル に、CAD のサービスおよびアプリケーションで作成される設定ファイルの一覧を示します。デバッグを有効にするために、これらの設定ファイルのいずれかを変更する方法については、該当するセクションを参照してください。
エージェント コール ログおよび統計レポートに表示するコール総数にアウトバウンド コールを含めるか除外するかを選択できます。アウトバウンド コールを表示および処理されるコールの総数から除外するのがこのコールに対するデフォルトの動作です。この動作を変更して、表示および処理されるコールの総数にアウトバウンド コールを含めるように設定することもできます。アウトバウンド コールの統計処理 に、デフォルトの動作設定の要約を示します。
アウトバウンド コールを総数に含ませるには、次の手順を実行します。
1. C:¥Program Files¥Cisco¥Desktop¥config に移動します。
[ReportParameters]
CallReportIncludesOutbound=1
CAD はデバッグ ログを作成できますが、この機能はデフォルトでは使用可能ではありません。デバッグを有効にするには、該当する設定ファイルを編集する必要があります。
(注)CAD 6.4 から CAD 6.6 にアップグレードすると、編集した設定ファイルはデフォルト設定に戻ります。デバッグ情報は、さまざまなデバッグ ファイルに書き込まれ、これらのファイルにはすべて、サフィックス *.dbg が追加されています。すべてのアプリケーションおよびサービスのログ ファイルは、C:¥Programs Files¥Cisco¥Desktop¥log にあります。次の例外があります。
n BIPPA サービス JSP および Desktop Administrator のログは、CAD サービス サーバ上の C:¥Program Files¥wfavvid¥tomcat_appamin¥log にあります。
n Linux デバッグ ログの CAD-BE は、エージェントのホーム ディレクトリにあります。
n Windows デバッグ ログの CAD-BE は、エージェントの Windows デスクトップ上にあります。
デバッグ ファイルには、設定ファイルに指定されたファイル総数を上限とした番号が付けられています(デフォルトの数は 2)。次に例を示します。
agent0001.dbg がサイズの上限に達すると、このファイルは閉じ、agent0002.dbg が作成されます。作成されたデバッグ ファイル数が指定の総数になると、最初のデバッグ ファイルは上書きされます。
CAD-BE のデバッグを使用可能にするには、CAD- BE を実行するコンピュータに CadBE.properties ファイルをダウンロードし、そのダウンロードしたプロパティ ファイルを編集して必要なしきい値を選択します。詳しい手順については、次の各セクションを参照してください。
n CadBE.properties ファイルのダウンロード
他のすべての CAD サービスおよびアプリケーションでデバッグを有効にするには、CAD サービスをインストールするコンピュータで該当する設定ファイルを編集する必要があります。詳しい手順については、設定を行うサービスまたはアプリケーションに関する各セクションの説明を参照してください。
n IPPA については、Java アプリケーションのデバッグの有効化を参照してください。
n Desktop Administrator の場合は、WebAdmin.properties および WebAdminLib.cfg の 2 つの設定ファイルを編集する必要があります。WebAdmin.properties については、Java アプリケーションのデバッグの有効化を参照してください。WebAdminLib.cfg については、Java 以外のアプリケーションのデバッグの有効化を参照してください。
n その他すべての CAD サービスおよびアプリケーションについては、Java 以外のアプリケーションのデバッグの有効化を参照してください。
サービスまたはアプリケーションおよびそれぞれが対応する設定ファイルの全リストについては、CAD 設定ファイルを参照してください。
CadBE.properties ファイルをダウンロードするには、次の手順を実行します。
1. Web ブラウザを開き、次の URL を使用して Unified CCX Administration にアクセスします。[Unified CCX Administration Authentication] ページが表示されます。
http://<Unified CCX server IP address or hostname>/appadmin
2. プロンプトでユーザ名とパスワードを入力し、[Log On] をクリックします。Unified CCX Administration のホームページが表示されます。
3. [Tools] > [Plug-ins] を選択します。
4. [Plug-ins] ページで、[Cisco Unified CCX Desktop Suites link] をクリックします。
5. CAD-BE のログ ファイルおよびデバッグ ファイルのラベルが付いているハイパーリンクを右クリックし、これをコンピュータに保存します。プロパティ ファイルの場所および追加の処理 に、CadBE.properties ファイルの保存先となる場所と、使用するオペレーティング システムやブラウザの種類に応じて完了する必要がある追加の処理について示します。
デバッグのしきい値を設定する場合、使用する PC のパフォーマンス低下やデバッグ ファイルのサイズ増大など、しきい値がもたらす影響を考慮する必要があります。デバッグのしきい値 に、使用可能なデバッグのしきい値を示します。
• 高い頻度で発生する小さい通常イベント。通常、問題のデバッグにはこのレベルで十分であり、コンピュータのパフォーマンスには影響しません。 |
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Java アプリケーションのデバッグを有効にするには、次の手順を実行します。
n CAD-BE の場合、CadBE.properties ファイルのダウンロード で指定されているフォルダに移動します。
n エージェント電子メール サービス Java エンジンの場合、フォルダ C:¥Program Files¥Cisco¥Desktop¥config に移動します。
n エージェント電子メール アプレットの場合、フォルダ
C:¥Program Files¥Cisco¥Desktop¥config に移動します。
n 他のすべての Java アプリケーションの場合、フォルダ C:¥Program Files¥wfavvid¥tomcat_appadmin¥conf に移動します。
2. プロパティ ファイルを開きます。ファイルの先頭には、次の 1 つ以上のデバッグ文が記載されています。
#log4j.rootLogger=INFO,LOG,DBG
log4j.rootLogger=DEBUG,LOG,DBG
#log4j.rootLogger=CALL#com.spanlink.util.log.SplkLevel,LOG,DBG
#log4j.rootLogger=TRACE,LOG,DBG
#log4j.rootLogger=DUMP#com.spanlink.util.log.SplkLevel,LOG,DBG
3. 既存のデバッグしきい値文の冒頭に、文字「#」を追加します。次に、新しいデバッグしきい値文を追加するか、必要な文がすでにある場合は目的のデバッグしきい値文の冒頭から文字「#」を削除します。
たとえば、デバッグしきい値として Call を選択するには、既存のデバッグしきい値文に「#」を追加します。次に、3 番目の文を追加するか、これが既存の場合は行の冒頭から「#」を削除します。
#log4j.rootLogger=INFO,LOG,DBG
#log4j.rootLogger=DEBUG,LOG,DBG
log4j.rootLogger=CALL#com.spanlink.util.log.SplkLevel,LOG,DBG
#log4j.rootLogger=TRACE,LOG,DBG
#log4j.rootLogger=DUMP#com.spanlink.util.log.SplkLevel,LOG,DBG
Java 以外のアプリケーションのデバッグを有効にするには、次の手順を実行します。
1. C:¥Program Files¥Cisco¥Desktop¥config に移動します。
3. [Debug Log] で始まるセクションで、デバッグしきい値を適切な値に設定します。詳細は、デバッグのしきい値を参照してください。次に例を示します。
4. 新しい設定で設定ファイルを保存します。新しい設定を有効にするには、サービスまたはアプリケーションを再起動する必要があります。