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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
• 「製品の説明」
XPS は、9 台のネットワーク スイッチをサポートできる、拡張可能な電源システムです。
XPS には、XPS 背面パネルのスロットに挿入される 2 つの Field-Replacable Unit(FRU; 現場交換可能ユニット)電源モジュールがあります。C3KX-PWR AC または DC の電源モジュールの任意の組み合わせを使用できます。詳細については、「電源モジュール」を参照してください。
9 つの XPS 電源ポートは、Catalyst 3750-X スイッチおよび 3560-X スイッチに電力および管理信号を提供します。XPS は、XPS ケーブルを介して各スイッチと通信します。
Catalyst 3750-X スイッチまたは 3560-X スイッチを XPS に接続する場合、電源スタックを作成します。
冗長性、電力の共有、またはその両方のために、XPS を設定できます。
• 冗長モードでは、XPS によって、障害が発生した最大 2 台までの電源に対して、電源のバックアップが提供されます。冗長モードの場合、各電源によって、同等またはそれ以下の 1 つの電源に対して冗長性を提供できます。障害が発生した電源は、異なるスイッチまたは同じスイッチに存在できます。
• 電力共有モードでは、XPS によって、電源スタックのスイッチ(IP ベース イメージを実行中の Catalyst 3750-X スイッチのみ)に電源が供給されます。スタック内のすべての電源(XPS を含む)の電力が集約され、スタック メンバに分配されます。
• 冗長モードと電力共有モードの電源が 1 つずつある混合モードでは、XPS によって、障害が発生した 1 つの電源に対してのみ、電源のバックアップが提供されます。
XPS 前面パネルには、システム LED、Select ボタン、Online/Offline ボタン、ファン モジュール、およびサービス ポートがあります(図 1-2)。
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前面パネルの LED(図 1-3 を参照)は、各電源ポートの XPS システム ステータスおよびモードを示します。LED の説明については、 表 1-1 、 表 1-2 、および 表 1-3 を参照してください。
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S-PWR および XPS の LED は、XPS をスイッチに接続するために使用する XPS 電源ポートのモードおよびステータスを示します。LED には、1 ~ 9 の番号が付けられています。これは、電源ポートの番号に対応します。番号が付けられている各 LED は、ポートのモードによって、1 つの LED のみが点灯します。
表 1-3 に、この LED の色と意味を示します。
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XPS には、Select ボタンおよび Online/Offline ボタンがあります。これらのボタンを選択してポートを選択し、その動作モード(イネーブルまたはディセーブル)を変更します。図 1-4 に、Select ボタンおよび Online/Offline ボタンを示します。
図 1-4 Select ボタンと Online/Offline ボタン
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XPS 電源ポートを選択するには、Select ボタンを使用します。選択されたポートの動作モードを変更するには、Online/Offline ボタンを使用します。
(注) 電源が入っている場合、XPS およびそのすべてのポートはイネーブル モードです。
ステップ 2 Online/Offline を押し、ポートをイネーブル モードまたはディセーブル ポートのいずれかにします。
(注) Select ボタンを押す前に XPS で Online/Offline を押すと、XPS では、9 個のポートすべてがイネーブル モードとディセーブル モードとの間で切り替えられます。これが発生する場合、Select ボタンを再度押し、必要なポートを選択します。
ステップ 3 必要に応じてこの手順を繰り返し、他のすべてのポートの動作モードを変更します。
XPS では、3 台のファン モジュールのホット スワップがサポートされます。システム電源を切らないで、通常のシステム動作を中断させることなく、ファン モジュールを取り外し、交換することができます。ファン モジュールの取り付けおよび取り外しについては、「ファン モジュールの取り付け」を参照してください。
サービス ポートを使用し、XPS のイメージをアップグレードします。ソフトウェア アップグレードの情報については、『 Configuration Notes for the Cisco eXpandable Power System 2200 』を参照してください。
XPS 背面パネルには、1 個のリセット ボタン、9 個の電源ポート、2 個の電源モジュール スロットがあります(図 1-5)。
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ソフト リセットを実行するには、リセット ボタンを押します。XPS の電源を再投入するには、リセット ボタンを(5 秒以上)押したままにします。
電源ポートは、Catalyst 3750-X スイッチおよび 3560-X スイッチに電力および通信信号を提供します。2 種類の XPS ケーブルによって、XPS がスイッチに接続されます。「ケーブル接続のオプション」を参照してください。
XPS 電源モジュールは、XPS の背面の電源スロットに差し込まれます。
• 350 W および 715 W の AC 電源モジュールは、100 ~ 240 VAC の入力電圧をサポートするオートレンジング ユニットです。
• 1100 W 電源モジュールは、115 ~ 240 VAC の入力電圧をサポートするオートレンジング ユニットです。
• 440 W DC 電源モジュールには給電入力が 2 系統(A および B)あり、36 ~ 72 VDC の入力電圧をサポートします。出力電圧の範囲は 51 ~ 57 V です。
AC 電源モジュールには AC 電源コンセントに接続するための電源コードが、それぞれ付属しています。DC 電源モジュールは DC 電源に接続する必要があります。
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C3KX-PWR-440WDC=1 |
(注) 冗長モードに設定されているシステムでは、XPS でレートが最も低い電源モジュールのレートが、スイッチでレートが最も高い電源モジュール以上のレートである必要があります。
(注) 1 台の電源モジュールを注文した場合、予備の電源挿入部品が XPS に同梱されています。2 台の電源モジュールを注文した場合、予備の部品として電源挿入部品(BLNK-XPS2200=)を注文できます。
XPS に 1 つの電源モジュールのみを取り付ける場合、XPS の背面パネルにある空の電源スロットに予備の電源挿入部品を取り付ける必要があります。この部品を挿入することで、適切なエアーフローと冷却が維持されます。
警告 ブランクの前面プレートおよびカバー パネルには、3 つの重要な機能があります。シャーシ内の危険な電圧および電流による感電を防ぐこと、他の装置への EMI の影響を防ぐこと、およびシャーシ内の空気の流れを適切な状態に保つことです。必ずすべてのカード、前面プレート、前面カバー、および背面カバーをスロットに正しく取り付けた状態で、システムを運用してください。ステートメント 1029
電源モジュールの取り付けおよび取り外しの情報と、電源の使用については、「電源モジュールおよびファン モジュールの取り付け」および 付録 A「技術仕様」 を参照してください。
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Catalyst 3750-X スイッチまたは 3560-X スイッチが XPS に接続されている場合、スイッチ ソフトウェア経由で XPS を設定し、管理することができます。
Cisco Network Assistant は、中小企業の LAN 向けに最適化された PC ベースのネットワーク管理 GUI アプリケーションです。Cisco Network Assistant は、Cisco Catalyst Express 500 から Cisco Catalyst 4506 までの範囲の Cisco スイッチの中央集中型管理を可能にします。ユーザはスイッチ クラスタまたはスタンドアロンのスイッチの設定および管理を GUI から行うことができます。Cisco Network Assistant は、次の URL から無料でダウンロードできます。
http://www.cisco.com/pcgi-bin/tablebuild.pl/NetworkAssistant
Network Assistant アプリケーションの起動については、Cisco.com にある『 Getting Started with Cisco Network Assistant 』を参照してください。
スイッチの CLI は Cisco IOS ソフトウェアに基づいており、デスクトップ スイッチング機能をサポートするよう拡張されています。CLI を使用してスイッチおよびスイッチ クラスタ メンバを詳細に設定し、モニタできます。CLI にアクセスするには、管理ステーションをスイッチの管理ポートまたはコンソール ポートに直接接続するか、またはリモート管理ステーションから Telnet を利用します。詳細については、Cisco.com にあるスイッチのコマンド リファレンスを参照してください。
CiscoWorks LAN Management Solution(LMS)は、シスコ ネットワークの設定、管理、モニタ、トラブルシューティングを単純化する管理ツールのスイートです。詳細については、LMS のマニュアルを参照してください。
HP OpenView や SunNet Manager などのプラットフォームが稼動している Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)対応管理ステーションから、スイッチを管理できます。スイッチは、Management Information Base(MIB; 管理情報ベース)拡張機能の包括的なセットと 4 つの Remote Monitoring(RMON)グループをサポートしています。詳細については、Cisco.com にあるスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドおよび SNMP アプリケーションに付属のマニュアルを参照してください。