この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
ここでは、スタンドアロン スイッチをコマンドライン インターフェイス(CLI)ベースでセットアップする手順について説明します。Express Setup を使用したスイッチのセットアップについては、『 Cisco IE 3000 Switch Getting Started Guide 』を参照してください。
スイッチを電源に接続する前に、 を参照して安全に関する注意事項を確認してください。
スイッチを設置する手順、スイッチ ポートに接続する手順、または Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュールに接続する手順については、を参照してください。
スイッチのコンソール ポートを PC またはワーク ステーションに接続し、端末エミュレーション ソフトウェアを通じてスイッチにアクセスすることにより、設定済みスイッチ、または未設定のスイッチ上で CLI にアクセスできます。
1. 付属の RJ-45/DB-9 アダプタ ケーブルを使用して、スイッチの前面パネル()のコンソール ポートに RJ-45 コネクタを接続した後、PC または端末ポートに接続します。
2. PC または端末で端末エミュレーション ソフトウェアを起動します。端末エミュレーション ソフトウェア(通常、HyperTerminal または Procomm Plus などの PC アプリケーション)は、PC または端末とスイッチの間の通信を確立します。
3. ターミナル エミュレーション セッションを開始します。
4. PC または端末のボー レートおよびキャラクタ フォーマットを、以下に示すコンソール ポートのデフォルト特性に合わせて設定します。
5. スイッチのスタートアップ ガイドおよび の手順に従って、スイッチに電源を投入します。
PC または端末にブートローダ シーケンスが表示されます。Enter を押してセットアップ プロンプトを表示します。「初期設定情報の入力」の手順に従ってください。
スイッチを設定するには、セット アップ プログラムを完了する必要があります。セット アップ プログラムは、スイッチの電源がオンになると自動的に実行されます。スイッチがローカル ルータやインターネットと通信するのに必要な IP アドレスやその他の設定情報を割り当てる必要があります。これらの情報は、スイッチの設定や管理にデバイス マネージャまたは Cisco Network Assistant を使用する場合にも必要です。
セットアップ プログラムを完了し、スイッチの初期設定を作成する手順は次のとおりです。
ステップ 1 最初の 2 つのプロンプトで Yes を入力します。
ステップ 2 スイッチのホスト名を入力し、Return を押します。
ホスト名は、コマンド スイッチでは 28 文字以内、メンバ スイッチでは 31 文字以内に制限されています。どのスイッチでも、ホスト名の最終文字として -n (n は数字)を使用しないでください。
ステップ 3 イネーブル シークレット パスワードを入力し、Return を押します。
このパスワードは 1 ~ 25 文字の英数字で指定できます。先頭の文字を数字にしてもかまいません。大文字と小文字が区別されます。スペースも使えますが、先頭のスペースは無視されます。シークレット パスワードは暗号化され、イネーブル パスワードはプレーン テキストです。
ステップ 4 イネーブル パスワードを入力し、Return を押します。
ステップ 5 仮想端末(Telnet)パスワードを入力し、Return を押します。
このパスワードは 1 ~ 25 文字の英数字で指定できます。大文字と小文字が区別されます。スペースも使えますが、先頭のスペースは無視されます。
ステップ 6 (任意)プロンプトに従って、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)を設定します。後で、CLI、デバイス マネージャ、または Cisco Network Assistant アプリケーションを使用して SNMP を設定することもできます。SNMP を後で設定する場合は、 no を入力します。
ステップ 7 管理ネットワークに接続するインターフェイスのインターフェイス名(物理的なインターフェイスまたは VLAN(仮想 LAN)の名前)を入力して、Return を押します。このリリースでは、インターフェイス名には必ず vlan1 を使用してください。
ステップ 8 インターフェイスを設定するために、スイッチの IP アドレスとサブネット マスクを入力し、Return を押します。下に示す IP アドレスとサブネット マスクは一例です。
ステップ 9 Y を入力して、スイッチをクラスタ コマンド スイッチとして設定します。N を入力すると、メンバ スイッチまたはスタンドアロン スイッチとして設定されます。
N を入力した場合は、Cisco Network Assistant GUI に候補スイッチとして表示されます。後で、CLI、デバイス マネージャ、または Cisco Network Assistant アプリケーションを使用して、スイッチをコマンド スイッチとして設定することもできます。あとで設定する場合は、 no を入力します。
以上でスイッチの初期設定が完了しました。スイッチに初期設定スクリプトが表示されます。
セットアップ プログラムが完了すると、スイッチは作成されたデフォルト設定を実行できます。次のいずれかのツールを使用すれば、この設定の変更や他の管理タスクを実行できます。
• Cisco Network Assistant(1 つまたは複数のスイッチの場合)
CLI を使用するには、端末エミュレーション プログラムを使用してコンソール ポートから、または Telnet を使用してネットワークから、 Switch > プロンプトにコマンドを入力します。設定情報については、スイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドまたはスイッチのコマンド リファレンスを参照してください。
Cisco Network Assistant を使用する場合は、Cisco.com で『 Getting Started with Cisco Network Assistant 』を参照してください。