P コマンド
この章では、P で始まる基本的な Cisco NX-OS システム コマンドについて説明します。
parity
コンソール ポートのパリティを設定するには、 parity コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
parity { even | none | odd }
no parity { even | none | odd }
構文の説明
even |
偶数パリティを指定します。 |
none |
パリティなしを指定します。 |
odd |
奇数パリティを指定します。 |
コマンド デフォルト
デフォルトは none キーワードです。
コマンド モード
端末ライン コンフィギュレーション モード
コマンド履歴
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4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
コンソール ポートは、コンソール ポート上のセッションだけから設定可能です。
例
次に、コンソール ポートにパリティを設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# line console
switch(config-console)# parity even
次に、コンソール ポートのデフォルトのパリティに戻す例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# line console
switch(config-console)# no parity even
関連コマンド
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show line |
コンソール ポートの設定に関する情報を表示します。 |
ping
別のネットワーク デバイスへのネットワーク接続性を調べるには、 ping コマンドを使用します。
ping { dest-address | hostname } [ count { number | unlimited }] [ df-bit ] [ interval seconds ] [ packet-size bytes ] [ source src-address ] [ timeout seconds ] [ vrf { vrf-name | default | management }]
構文の説明
dest-address |
宛先デバイスの IPv4 アドレス。形式は、 A . B . C . D です。 |
hostname |
宛先デバイスのホスト名。ホスト名では、大文字と小文字が区別されます。 |
count |
(任意)送信の回数を指定します。 |
number |
ping の数。有効な範囲は 1 ~ 655350 です。デフォルトは 5 です。 |
unlimited |
無制限の回数の ping を許可します。 |
df-bit |
(任意)IPv4 ヘッダーの do-not-fragment ビットをイネーブルにします。デフォルトはディセーブルです。 |
interval seconds |
(任意)送信の間隔を秒数で指定します。有効な範囲は 0 ~ 60 です。デフォルトは 1 秒です。 |
packet-size bytes |
(任意)送信するパケットサイズをバイト数で指定します。有効な範囲は 1 ~ 65468 です。デフォルト値は 56 バイトです。 |
source scr-address |
(任意)使用する送信元 IPv4 アドレスを指定します。形式は、 A . B . C . D です。デフォルトは、デバイスの管理インターフェイスの IPv4 アドレスです。 |
timeout seconds |
(任意)無応答タイムアウトの間隔を秒数で指定します。指定できる範囲は 1 ~ 60 です。デフォルト値は 2 秒です。 |
vrf vrf-name |
(任意)使用する Virtual Routing and Forwarding(VRF; 仮想ルーティングおよび転送)を指定します。名前は最大 32 文字で、大文字と小文字が区別されます。 |
default |
(任意)デフォルトの VRF を指定します。 |
management |
(任意)管理 VRF を指定します。 |
コマンド デフォルト
デフォルト値については、このコマンドの「構文の説明」を参照してください。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
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4.0(0)N1(1a) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、別のネットワーク デバイスへの接続性を調べる例を示します。
switch# ping 192.168.2.246
関連コマンド
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ping6 |
IPv6 アドレスを使用して別のデバイスとの接続を確認します。 |
traceroute |
IP アドレスに転送されるときのパケットのルートを表示します。 |
ping6
IPv6 アドレスを使用して別のデバイスとのネットワーク接続を確認するには、 ping6 コマンドを使用します。
ping6 { dest-address | hostname } [ count { number | unlimited }] [ interface intf-id ] [ interval seconds ] [ packet-size bytes ] [ source address ] [ timeout seconds ] [ vrf { vrf-name | default | management }]
構文の説明
dest-address |
宛先 IPv6 アドレス。形式は、 A : B :: C : D です。 |
hostname |
宛先デバイスのホスト名。ホスト名では、大文字と小文字が区別されます。 |
count |
(任意)送信の回数を指定します。 |
number |
ping の数。有効な範囲は 1 ~ 655350 です。デフォルトは 5 です。 |
unlimited |
無制限の回数の ping を許可します。 |
interface intf-id |
(任意)IPv6 パケットを送信するインターフェイスを指定します。有効なインターフェイス タイプは、イーサネット、ループバック、EtherChannel および VLAN です。 |
interval seconds |
(任意)送信の間隔を秒数で指定します。有効な範囲は 0 ~ 60 です。デフォルトは 1 秒です。 |
packet-size bytes |
(任意)送信するパケットサイズをバイト数で指定します。有効な範囲は 1 ~ 65468 です。 |
source address |
(任意)使用する送信元 IPv6 アドレスを指定します。形式は、 A : B :: C : D です。デフォルトは、デバイスの管理インターフェイスの IPv6 アドレスです。 |
timeout seconds |
(任意)無応答タイムアウトの間隔を秒数で指定します。指定できる範囲は 1 ~ 60 です。デフォルト値は 2 秒です。 |
vrf vrf-name |
(任意)使用する Virtual Routing and Forwarding(VRF; 仮想ルーティングおよび転送)を指定します。名前は最大 32 文字の英数字で、大文字と小文字が区別されます。 |
default |
(任意)デフォルトの VRF を指定します。 |
management |
(任意)管理 VRF を指定します。 |
コマンド デフォルト
デフォルト値については、このコマンドの「構文の説明」を参照してください。
コマンド モード
EXEC モード
コマンド履歴
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4.0(1a)N1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、IPv6 アドレスを使用して別のデバイスとの接続を判別する例を示します。
switch# ping6 2001:0DB8::200C:417A vrf management
関連コマンド
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|
ping |
IPv4 アドレスを使用して別のデバイスとの接続を確認します。 |
traceroute6 |
IPv6 アドレスに転送されるときのパケットのルートを表示します。 |