ping
ping EXEC モード コマンドを使用すると、ICMP エコー要求パケットをネットワーク上の別のノードに送信できます。
構文
ping [ip] {ipv4-address | hostname} [size packet_size] [count packet_count] [timeout time_out] [source source-address]
ping ipv6 {ipv6-address | hostname} [size packet_size] [count packet_count] [timeout time_out] [source source-address]
パラメータ
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ip:IPv4 を使用してネットワーク接続を確認します。
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ipv6:IPv6 を使用してネットワーク接続を確認します。
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ipv4-address:ping する IPv4 アドレス。
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ipv6-address:ping するユニキャストまたはマルチキャスト IPv6 アドレス。IPv6 アドレスがリンク ローカル アドレス(IPv6Z アドレス)である場合、発信インターフェイス名を指定する必要があります。
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hostname:ping するホスト名(長さ:1 ~ 158 文字。ホスト名の各部分の最大ラベル サイズ:58)
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size packet_size:VLAN タグを含まないパケット内のバイト数。デフォルト値は 64 バイトです。(IPv4:64 ~ 1518、IPv6:68 ~ 1518)
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count packet_count:送信するパケット数。1 ~ 65535 パケット。デフォルトは 4 パケットです。0 を入力すると、停止するまで ping します(0 ~ 65535)。
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time time-out:各返信に対して待機するまでのタイムアウト(ミリ秒単位)。50 ~ 65535 ミリ秒。デフォルトは 2000 ミリ秒です(50 ~ 65535)。
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source source-address:送信元アドレス(ユニキャスト IPv4 アドレスまたはグローバルユニキャスト IPv6 アドレス)。
コマンド モード
特権 EXEC モード
使用上のガイドライン
ping を停止するには Esc を押します。次に、ping コマンド結果の例を示します。
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Destination does not respond:ホストが応答しない場合は、10 秒以内に「ホストから返答がありません」と表示されます。
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Destination unreachable:この宛先のゲートウェイには、宛先が到達不能であることが表示されます。
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Network or host unreachable:スイッチのルート テーブルに対応するエントリが見つかりません。
リンク ローカル アドレスを使用して直接接続されたホストのネットワークの接続性を確認するために、ping ipv6 コマンドを使用する場合、出力インターフェイスは IPv6Z 形式で指定します。出力インターフェイスが指定されていない場合、デフォルトのインターフェイスが選択されます。
マルチキャスト アドレスが指定された ping ipv6 コマンドを使用する場合、表示される情報は受信したすべてのエコー応答から取得されます。
キーワードに source を設定したのに、宛先アドレスがスイッチのアドレスではない場合、コマンドは停止し、エラー メッセージが表示され、ping は送信されません。
例
例 1:IP アドレスに ping します。
switchxxxxxx> ping ip 10.1.1.1
Pinging 10.1.1.1 with 64 bytes of data:
64 bytes from 10.1.1.1: icmp_seq=0. time=11 ms
64 bytes from 10.1.1.1: icmp_seq=1. time=8 ms
64 bytes from 10.1.1.1: icmp_seq=2. time=8 ms
64 bytes from 10.1.1.1: icmp_seq=3. time=7 ms
----10.1.1.1 PING Statistics----
4 packets transmitted, 4 packets received, 0% packet loss
round-trip (ms) min/avg/max = 7/8/11
例 2 -サイトに ping します。
switchxxxxxx> ping ip yahoo.com
Pinging yahoo.com [66.218.71.198] with 64 bytes of data:
64 bytes from 66.218.71.198: icmp_seq=0. time=11 ms
64 bytes from 66.218.71.198: icmp_seq=1. time=8 ms
64 bytes from 66.218.71.198: icmp_seq=2. time=8 ms
64 bytes from 66.218.71.198: icmp_seq=3. time=7 ms
----10.1.1.1 PING Statistics----
4 packets transmitted, 4 packets received, 0% packet loss
round-trip (ms) min/avg/max = 7/8/11
例 3 -IPv6 アドレスに ping します。
switchxxxxxx> ping ipv6 3003::11
Pinging 3003::11 with 64 bytes of data:
64 bytes from 3003::11: icmp_seq=1. time=0 ms
64 bytes from 3003::11: icmp_seq=2. time=50 ms
64 bytes from 3003::11: icmp_seq=3. time=0 ms
64 bytes from 3003::11: icmp_seq=4. time=0 ms
----3003::11 PING Statistics----
4 packets transmitted, 4 packets received, 0% packet loss
round-trip (ms) min/avg/max = 0/12/50
switchxxxxxx> ping ipv6 FF02::1
Pinging FF02::1 with 64 bytes of data:
64 bytes from FF02::1: icmp_seq=1. time=0 ms
64 bytes from FF02::1: icmp_seq=1. time=70 ms
64 bytes from FF02::1: icmp_seq=2. time=0 ms
64 bytes from FF02::1: icmp_seq=1. time=1050 ms
64 bytes from FF02::1: icmp_seq=2. time=70 ms
64 bytes from FF02::1: icmp_seq=2. time=1050 ms
64 bytes from FF02::1: icmp_seq=3. time=0 ms
64 bytes from FF02::1: icmp_seq=3. time=70 ms
64 bytes from FF02::1: icmp_seq=4. time=0 ms
64 bytes from FF02::1: icmp_seq=3. time=1050 ms
64 bytes from FF02::1: icmp_seq=4. time=70 ms
64 bytes from FF02::1: icmp_sq=4. time=1050 ms
---- FF02::1 PING Statistics----
4 packets transmitted, 12 packets received