Cisco ASR 1000 シリーズ ルート プロセッサの取り外しおよび取り付け
Cisco ASR 1000 シリーズ RP を取り外して再取り付けする前に、次の点に留意してください。
- Cisco ASR 1002 ルータおよび Cisco ASR 1002-F ルータは、内蔵 Cisco ASR1002-RP1 のみをサポートしています。
- Cisco ASR 1006 または Cisco ASR 1013 ルータに 2 台の Cisco ASR 1000 シリーズ RP を搭載しているときに 1 台を取り外したい場合は、ルータの電源を切断しないでください。ハイ アベイラビリティにより、取り外さないほうのルート プロセッサがルータの処理を引き受けるので、交換するルート プロセッサを取り外して新しいルート プロセッサを取り付けます。
- Cisco ASR 1001 ルータおよび Cisco ASR 1002-X ルータは、内蔵ルート プロセッサ、エンベデッド サービス プロセッサ、および SIP をサポートしています。
以下のセクションでは、Cisco ASR 1000 シャーシで Cisco ASR 1000 シリーズ RP1 および Cisco ASR1000-RP2 を取り外して再取り付けする手順を説明します。ここでは、次の内容について説明します。
警告 |
この機器の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030 |
警告 |
作業中は、カードの ESD 破壊を防ぐため、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用してください。感電する危険があるので、手や金属工具がバックプレーンに直接触れないようにしてください。ステートメント 94 |
Cisco ASR 1006、Cisco ASR 1004、および Cisco ASR 1013 ルータからの Cisco ASR 1000 シリーズ ルート プロセッサの取り外し
Cisco ASR 1006 ルータ、Cisco ASR 1004 ルータ、および Cisco ASR 1013 ルータから Cisco ASR 1000 シリーズ RP(RP1 または RP2)を取り外すには、次の手順に従います。
手順の概要
- 静電気防止用リスト ストラップの一端を手首に付け、反対側をシャーシの表面に取り付けます。
- Cisco ASR 1000 シリーズ RP に I/O ケーブルが接続されている場合は、すべて取り外します。
- No.2 のプラス ドライバまたは 3/16 インチのマイナス ドライバを使用して、Cisco ASR 1000 シリーズ RP の前面プレート上の 2 つの非脱落型ネジをゆるめます。
- モジュールの両側のハンドルを両手で持って、シャーシ スロットからモジュールを静かに引き出します。
- プリント基板コンポーネントを上にして Cisco ASR 1000 シリーズ RP モジュールを静電気防止用シートの上に置くか、または静電気防止用袋に入れます。
手順の詳細
ステップ 1 |
静電気防止用リスト ストラップの一端を手首に付け、反対側をシャーシの表面に取り付けます。 |
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ステップ 2 |
Cisco ASR 1000 シリーズ RP に I/O ケーブルが接続されている場合は、すべて取り外します。 |
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ステップ 3 |
No.2 のプラス ドライバまたは 3/16 インチのマイナス ドライバを使用して、Cisco ASR 1000 シリーズ RP の前面プレート上の 2 つの非脱落型ネジをゆるめます。 |
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ステップ 4 |
モジュールの両側のハンドルを両手で持って、シャーシ スロットからモジュールを静かに引き出します。
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ステップ 5 |
プリント基板コンポーネントを上にして Cisco ASR 1000 シリーズ RP モジュールを静電気防止用シートの上に置くか、または静電気防止用袋に入れます。
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次のタスク
これで、Cisco ASR 1000 シリーズ RP を Cisco ASR 1006、Cisco ASR 1004、および Cisco ASR 1013 ルータからから取り外す手順は完了です。
Cisco ASR 1006、Cisco ASR 1004、および Cisco ASR 1013 ルータへの Cisco ASR 1000 シリーズ ルート プロセッサの取り付け
Cisco ASR 1006 ルータ、Cisco ASR 1004 ルータ、および Cisco ASR 1013 ルータに Cisco ASR 1000 シリーズ RP(RP1 または RP2)を再取り付けするには、次の手順に従います。
手順の概要
- 静電気防止用リスト ストラップを、手首およびシャーシの塗装されていない面に装着します。
- 新しい Cisco ASR 1000 シリーズ RP を静電気防止用袋から取り出します。
- ASR 1000 シリーズ RP のプリント基板コンポーネントの側が上を向くようにして、その金属製フレームの部分を両手で持ちます。
- Cisco ASR 1000 シリーズ RP のプリント基板の左右の端をルート プロセッサ スロットのガイドに合わせます。
- Cisco ASR 1000 シリーズ RP のコネクタがルータ ミッドプレーンに完全に挿入されたと思われるまで、シャーシのスロットにルート プロセッサを静かに差し込みます。
- No.2 のプラスドライバまたは 3/16 インチのマイナスドライバでルートプロセッサの非脱落型ネジを締め、ルータミッドプレーンにルートプロセッサを完全に固定します。
手順の詳細
ステップ 1 |
静電気防止用リスト ストラップを、手首およびシャーシの塗装されていない面に装着します。 |
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ステップ 2 |
新しい Cisco ASR 1000 シリーズ RP を静電気防止用袋から取り出します。 |
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ステップ 3 |
ASR 1000 シリーズ RP のプリント基板コンポーネントの側が上を向くようにして、その金属製フレームの部分を両手で持ちます。
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ステップ 4 |
Cisco ASR 1000 シリーズ RP のプリント基板の左右の端をルート プロセッサ スロットのガイドに合わせます。 |
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ステップ 5 |
Cisco ASR 1000 シリーズ RP のコネクタがルータ ミッドプレーンに完全に挿入されたと思われるまで、シャーシのスロットにルート プロセッサを静かに差し込みます。 |
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ステップ 6 |
No.2 のプラスドライバまたは 3/16 インチのマイナスドライバでルートプロセッサの非脱落型ネジを締め、ルータミッドプレーンにルートプロセッサを完全に固定します。 |
次のタスク
これで、Cisco ASR 1006 ルータおよび Cisco ASR 1004 ルータで Cisco ASR 1000 シリーズ RP を取り付ける手順は完了です。