SD ルーティングブランチとパブリック クラウド アプリケーション間の接続は、Azure のマルチクラウド SD ルーティングワークフローの Cloud OnRamp の一部として Azure 仮想 WAN ハブ内で設定された Azure VPN
ゲートウェイによって提供されます。
Cisco SD-WAN Manager の Cloud OnRamp for Multicloud フローは、地理的なクラウドリージョン内の既存の VNet を検出し、選択した VNet をオーバーレイネットワークに接続できるようにします。このようなシナリオでは、Cloud
OnRamp for Multicloud を使用すると、レガシーパブリッククラウド接続と Cisco Catalyst SD ルーティングネットワークを簡単に統合できます。
Cisco SD-WAN Manager の設定ウィザードは、パブリック クラウド アカウントに接続するための Azure 仮想 WAN ハブの起動を自動化します。また、このウィザードは、パブリック クラウド アプリケーションと、オーバーレイ
ネットワーク内のブランチにいるそれらのアプリケーションのユーザーとの間の接続を自動化します。Cisco SD-Routing Manager では、タグを使用して、ブランチ内のサービスのデフォルト VRF をパブリック クラウド インフラストラクチャ内の特定の
VNet にマッピングできます。
VNet から VPN へのマッピング
Cisco SD-WAN Manager のインテント管理ワークフローは、Cisco SD ルーティングのデフォルト VRF(ブランチネットワーク)と VNet 間の接続、および VNet から VNet への接続を可能にします。SD ルーティングと
SD-WAN 接続マッピングの両方を有効にできます。SD-WAN VPN を有効にすると、SD ルーティング VRF がデフォルトで有効になります。VNet は、Cloud OnRamp for Multicloud の Discover ワークフローで作成されたタグで表されます。Azure
リージョン内で VNet タグを作成すると、同じタグを共有する他の VNet および VPN に基づいてマッピングが自動的に作成されます。
Cisco SD-WAN Manager が接続のインテントを記録すると、クラウドゲートウェイが存在するリージョンのクラウドでマッピングが実現されます。クラウドゲートウェイが異なるリージョンに存在しなくても、マッピングインテントを入力できます。マッピングインテントは、新しいクラウドゲートウェイまたはマッピングの変更が検出されたときに保持され、実現されます。クラウドゲートウェイが異なるリージョンでインスタンス化または検出されると、マッピングインテントがそれらのリージョンで実現されます。同様に、タグ付け操作はさまざまなリージョンのマッピングにも影響を与える可能性があり、タグごとのマッピングはクラウドで実現されます。