Cisco Catalyst 8000V を最初にデプロイした後、または Cisco Catalyst 8000V をリロードまたは再起動した後に、Microsoft Azure での Cisco Catalyst 8000V への SSH 接続を確立できない場合があります。Azure ポータルでは、Cisco Catalyst 8000V インスタンスは実行状態です。次の 3 つのシナリオでは、SSH を使用した接続に失敗した場合の回避策を提案します。
シナリオ 1Cisco Catalyst 8000V の起動直後に SSH アクセスを試みた
起動直後に Cisco Catalyst 8000V にアクセスしようとすると、SSH 接続の確立に失敗する場合があります。インスタンスの展開を開始してから、SSH 接続が利用可能になるまで約 5 分かかります。
シナリオ 2 Microsoft Azure インフラストラクチャのバインドの問題
Microsoft Azure サポートでは、次の手順を実行することを推奨します。
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パブリック IP アドレスを持つ Cisco Catalyst 8000V インターフェイスで、プライベート IP アドレスをサブネット内の新しい静的 IP アドレスに再割り当てします。
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Azure ポータルで PowerShell を開きます。
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ARM VM を更新します。
次の Azure のドキュメントを参照してください。https://docs.microsoft.com/en-us/powershell/module/azurerm.compute/update-azurermvm?view=azurermps-5.6.0
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PowerShell で次のコマンドを実行してください。
$vm = Get-AzureRmVM -Name "reload-lnx" -ResourceGroupName "reload-rg"
Update-AzureRmVM -VM $vm -ResourceGroupName "reload-rg"
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パブリック IP アドレスがアタッチされているネットワーク インターフェイスをリセットします。
ネットワーク インターフェイスのリセットの詳細については、https://docs.microsoft.com/en-us/azure/virtual-machines/windows/reset-network-interface を参照してください。
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[VM] > [Networking] を選択し、ネットワーク インターフェイスを選択します。
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[IP configurations] に移動し、IP 名を選択します。
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インターフェイスに割り当てられているプライベート IP アドレスが静的に設定されている場合は、手順 13 で使用するためにアドレスを書き留めます。
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[Assignment] で、[Static] をクリックします。
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[IP Address] フィールドで、使用可能な IP アドレスを使用します。ネットワーク インターフェイスが接続されているサブネット内で使用可能な IP アドレスを選択します。
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[Save] をクリックして、保存が完了するまで待ちます。
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SSH を使用してルータへの接続を再試行します。
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静的 IP アドレスを追加(または変更)して VM にアクセスした後、このインターフェイスに最初に割り当てた IP アドレス(手順 8 を参照)が静的に設定されている場合は、IP アドレスを静的から動的に変更できます。または、IP アドレスを元のアドレス(手順 8 で書き留めたアドレス)に再設定できます。
シナリオ 3 アイドル端末のタイムアウトの設定不備
Cisco Catalyst 8000V への SSH セッションを開始するときは、次のように端末の VTY タイムアウトを無限に設定しないでください。exec-timeout 0 0
タイムアウトにはゼロ以外の値を使用します。たとえば、exec-timeout 4 0
などです。このコマンドは、4 分 0 秒のタイムアウトを指定します。
exec-timeout 0 0
コマンドが問題を引き起こす理由は次のとおりです。
Azure では、コンソールのアイドル期間に 4 分から 30 分のタイムアウトが適用されます。アイドルタイマーが期限切れになると、Azure は SSH セッションを切断します。しかし、exec-timeout 0 0
コンフィギュレーション コマンドによってタイムアウトが無限に設定されていると、セッションは Cisco Catalyst 8000V からはクリアされません。切断により、端末セッションが孤立します。Cisco Catalyst 8000V のセッションは無期限に開いたままになります。新しい SSH セッションを確立しようとすると、新しい仮想端末セッションが使用されます。このパターンが引き続き発生すると、許可されている同時端末セッションの数に達し、新しいセッションを確立できなくなります。
exec-timeout
コマンドを正しく設定することに加えて、次の例に示すコマンドを使用して、アイドル状態の仮想端末セッションを削除することもお勧めします。
Router# show users
Line User Host(s) Idle Location
2 vty 0 cisco idle 00:07:40 128.107.241.177
* 3 vty 1 cisco idle 00:00:00 128.107.241.177
Router# clear line 2
上記のシナリオの回避策が効果がない場合は、最後の手段として、Azure ポータルから Cisco Catalyst 8000V インスタンスを再起動できます。