この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、ICM サードパーティ ツール CD からソフトウェアをインストールする方法を説明します。
• 「サードパーティ ソフトウェアをインストールした後の作業」
ICM Third-Party Tools CD からソフトウェアをインストールする前に、「WebView のインストールの準備」を必ずお読みください。
第 1 章では、サードパーティ ソフトウェア CD をインストールする WebView サーバ マシンの要件および導入モデルのオプション(サードパーティ ソフトウェアを、ディストリビュータ アドミン ワークステーションにインストールするか、1 台または複数の WebView サーバにインストールするか)について説明しています。
ICM/IPCC の導入を管理する場合、ICM Third-Party Tools CD を受け取っているはずです。 この CD には、WebView レポーティングをサポートするために必要なアプリケーションが収録されています。
サードパーティ ツールは WebView サーバマシンにインストールします。
大規模カスタマー用の導入形態(WebView を 1 台または複数の別のマシンにインストールする形態)を使用する場合は、ディストリビュータ アドミン ワークステーションではなく、スタンドアロンの WebView サーバ マシンだけにサードパーティ ツールをインストールします。
(注) System IPCC Enterprise を導入して管理している場合は、DVD のサードパーティ インストーラが自動的に実行されます。 サードパーティ ツールをインストールするために、特別な操作は必要ありません。
ICM Third-Party Tools CD のアプリケーションは、次のようにインストールする必要があります。
サードパーティ ソフトウェアをインストールするマシンを ローカル管理者としてセットアップする権限を持つ、コンピュータの管理者としてログインする必要があります。
ICM サードパーティ ツール CD には次のアプリケーションが収録されています。
• New Atlanta ServletExec ISAPI バージョン 5.0.0.18
(このソフトウェアで、サーブレットと JSP ページが編集されます。)
• Sybase EA Server バージョン 5.1.0
(このソフトウェアには、レポートの生成とデータベースのクエリのロジックが格納されています。)
(注) Sybase EAServer は、Jaguar サーバまたは エンタープライズ アプリケーション サーバと呼ばれることもあります。
• PowerBuilder Virtual Machine バージョン 10.x.
このアプリケーションは、レポーティングを使用するユーザからは見えません。 ただし、サードパーティ ソフトウェアをインストールした後に、[コントロール パネル]の[プログラムの追加と削除]に表示されます。
これらのサードパーティ ソフトウェアのバージョンは、このマニュアルの執筆時のものであることに注意してください。
サードパーティ ソフトウェアのバージョンの最新情報と詳細については、 『Cisco ICM Software Release 7.0(0) Bill of Materials』 (BOM)を参照してください。
Sybase InfoMaker という別のサードパーティ アプリケーションを使用すれば、WebView レポーティングのカスタム テンプレートの作成と変更を行えます。 ICM サードパーティ ツール CD で提供されるソフトウェアとは異なり、InfoMaker はオプションで別途購入が必要になります。このアプリケーションは、WebView サーバまたはディストリビュータ アドミン ワークステーションのマシンにはインストールできません。
InfoMaker をインストールする前に、 『Template Design Guide Using InfoMaker for Cisco ICM/IPCC Enterprise & Hosted Editions』 に説明されている InfoMaker のインストールの手順を参照してください。
このセクションでは、サードパーティ ソフトウェアのインストールを始める前に行う、次の最終チェック項目について説明します。
サードパーティ ソフトウェアをインストールするドライブに、十分な領域があることを確認してください。 インストーラ ソフトウェアは、実行時に約 10 MB の RAM と 1 MB のハード ドライブ領域を使用します。
インストール中に空きディスク領域がなくなった場合、インストール処理を終了して、空き領域のさらに大きなドライブでインストールを最初からもう一度行う必要があります。
• Sun JDK には 60 MB が必要です。 デフォルトでは、 c:\j2sdk1.4.2_04 にインストールされます。
• New Atlanta Servlet Exec ISAPI には 15 MB が必要です。 デフォルトでは、 C:\Program Files\New Atlanta\ServletExec\ISAPI にインストールされます。
• Sybase EAServer には 450 MB が必要です。 デフォルトでは、 C:\Program Files\Sybase\EAServer にインストールされます。
EAServer をインストールするドライブに関わりなく、EAServer をインストールするには TEMP 環境変数が設定される必要があります。TEMP ディレクトリが作成されるドライブには、最低 300 MB の空き領域が必要です。 さらに、このインストールには、C:\ ドライブに 500 MB の作業領域が必要です。 インストールが終了すると、この領域は不要になります。
一部の旧バージョンの Jaguar からのアップグレードはできません。 サードパーティ ツールをインストールするマシンに、そのようなソフトウェアがインストールされている場合は、サードパーティ ツールのセットアップを実行する前に、そのソフトウェアを手動で削除する必要があります。
ステップ 1 Cisco WebView のサードパーティ ソフトウェアのインストールを実行するマシンに Jaguar 3.5 または Jaguar 3.6.1 がインストールされているかどうかを調べます。
ステップ 2 それらのソフトウェアのいずれかがインストールされている場合は、「古いバージョンの EAServer/Jaguar の削除」の手順に従ってソフトウェアを手動で削除してください。
サードパーティ ソフトウェアは、New Atlanta ServletExec の特定の設定に依存する他のアプリケーションと同じマシンにはインストールできません。
サードパーティ ソフトウェアのインストールでは、New Atlanta Servlet Exec がインストールされるだけで設定はされません。WebView の ICM のセットアップで、New Atlanta の設定が WebView とともに動作するように変更されます。
New Atlanta Servlet Exec に依存する別のアプリケーションがマシンにすでにインストールされている場合は、WebView とマシンを共用すると信頼性に問題が生じます。 特に、ICM WebView は、New Atlanta ServletExec に固有の設定が必要な Cisco E-Mail Manager Option または Cisco Web Collaboration Option とは共存できません。
ステップ 1 Cisco Security Agent がマシンで実行中かどうかを確認します。
ステップ 2 Cisco Security Agent(CSA)を使用している場合は、CSA のサービスを中断してからサードパーティ ソフトウェアのセットアップを実行してください。
Cisco Security Agent の詳細については、 『Cisco Security Agent Installation Guide for Cisco ICM/IPCC Enterprise & Hosted Editions』 を参照してください。
サードパーティ ソフトウェアのインストールには、マシンの速度およびマシン上で利用可能なリソースに応じて、30 ~ 50 分かかる場合があります。
インストール手順の概要を次に示します。 詳細は、ICM サードパーティ ツール CD の README.txt ファイルを参照してください。
ステップ 1 ICM サードパーティ ツール CD を挿入して、最上位の階層にある Setup.exe プログラムを実行します。
ステップ 2 [Welcome]画面で[Next]をクリックして、続いて表示される画面の指示に従います。
セットアップ プログラムにより、WebView に必要なサードパーティ ソフトウェアの一覧がダイアログ ボックスに表示されます。
• このダイアログボックスでは、システムにまだ インストールされていない ソフトウェアすべてに自動的にチェックマークが付いて(インストール用に選択されて)、グレー表示されます。
• CD と同じバージョンのソフトウェアがシステムにすでに インストールされている 場合、そのソフトウェアにはチェックマークが付きません(インストール用には選択されません)。
ソフトウェアがすでにシステムにインストールされており、ソフトウェアのバージョン番号が変更されていない場合は、セットアップ プログラムによるソフトウェアの再インストールは行われません。
ステップ 3 自動的に選択されたソフトウェア オプションを確認します。
(注) 選択されていないオプションを再インストールする必要がある場合は、処理をキャンセルして、サード パーティ ソフトウェアのインストールを続ける前に、それらのオプションを手動でアンインストールする必要があります。 ソフトウェアの「上書き」インストールはしないでください。
ステップ 5 ファイルのインストール先を選択するように求めるメッセージが表示されたら、ディレクトリの場所を選択または入力します。 新規インストール時のデフォルトのインストール先は、次のとおりです。
• New Atlanta Servlet Exec:
C:\Program Files\New Atlanta\ServletExec\ISAPI
• Sybase EAServer:
C:\Program Files\Sybase\EAServer
(注) Cisco Security Agent を使用する場合は、サーバにソフトウェアをインストールする際に、必ずデフォルト ディレクトリを使用する必要があります。 オプションが使用可能な場合、デフォルトのディスク ドライブは(C:\ から D:\ などへ)変更できますが、ディレクトリはデフォルトを使用する必要があります。 そうしないと、CSA によってそのソフトウェアの実行が禁止されます。
ステップ 6 [Next]をクリックして、インストールを開始します。
ある時点で、未指定パラメータに対してインストール時に選択されたデフォルトを示す警告がコンソールのコマンドライン ウィンドウに表示される場合があります。
これらのメッセージは EAServer のインストールによって生成されるもので、正常なメッセージです。
ステップ 7 インストールが完了すると、コンピュータの再起動を今行うか後で行うかを問い合せるメッセージが表示されます。
(注) WebView をインストールする前に、再起動する必要があります。
コンピュータの再起動後、サードパーティ ソフトウェアのインストールが完了します。
サードパーティ インストーラによって、インストールの進捗状況を示すログ ファイルが作成されます。
このファイルには、重要な情報(現在のインストーラのビルド番号、プログラム実行の各段階、ユーザに対して表示する必要のない小さなエラー、システム設定など)が含まれているので、問題の診断作業を行う際に便利です。
ログ ファイル内の各エントリには、タイム スタンプが含まれます。
このログ ファイルは、 C:\Temp ディレクトリに作成されます。 ファイル名は WVThirdPartyInstaller.log です。
個々のサードパーティ アプリケーションでもログが生成されます。 これらのログの詳細については、「ログ」を参照してください。
サードパーティのインストールを完了してコンピュータを再起動したら、ICM のセットアップ ユーティリティから WebView をインストールできるようになります。
この作業の手順については、「WebView のインストール」を参照してください。
サードパーティ ソフトウェアの保守と管理の詳細については、このガイドの以降の章を参照してください。
Jaguar の詳細については、「Jaguar Administration および Jaguar Watchdog」を参照してください。
「トラブルシューティングのヒント」にも、サードパーティ ソフトウェアを管理するためのヒントが多数説明されています。
たとえば、5 個以上のプロセッサが搭載されたサーバに New Atlanta をインストールする場合の説明については、「サードパーティ ソフトウェアのライセンス」を参照してください。
このセクションでは、サードパーティ アプリケーションをアンインストールして削除する方法について説明します。
サードパーティ アプリケーションにはシスコ製のアンインストーラはありません。
ほとんどのサードパーティ アプリケーションは、Windows の[プログラムの追加と削除]を使用してアンインストールできます。 Jaguar は手動で削除する必要があります。
ステップ 1 System IPCC Enterprise を導入して いない 場合は、この手順を省略して手順 2 から始めてください。
System IPCC Enterprise を導入して管理している場合は、一時ディレクトリを作成して、次のファイルをそのディレクトリにコピーします。
a. [スタート]>[プログラム]>[管理ツール]>[サービス]の順にクリックします。
b. 次の各サービスを右クリックして、[停止]を選択します。
ステップ 3 次のようにサードパーティ ツールをアンインストールして削除します。
a. [スタート]>[設定]>[コントロール パネル]>[プログラムの追加と削除]の順にクリックします。
(注) オペレーティング システムのすべてのプロンプトに応答します。再起動を求めるプロンプトが表示されれば、それにも応答します。 再起動する必要がある場合は、手順 2 を繰り返してサービスを停止してください。
ステップ 4 EAServer/Jaguar を次のように手動で削除します。
a. [スタート]>[プログラム]>[アクセサリ]>[コマンド プロンプト]の順にクリックして、 C:\Program Files\Sybase\EAServer\bin ディレクトリに移動します。
b. serverstart.bat -remove と入力して、Jaguar サービスを削除します。
d. Windows エクスプローラで、 C:\Program Files と C:\Documents and Settings にある Sybase フォルダを検索します。これらのディレクトリにあるすべての Sybase フォルダを削除します。
e. Regedit を実行して、 HKEY_LOCAL_MACHINE\Software にある Sybase というキーを削除します。
–[マイ コンピュータ]を右クリックして、[プロパティ]を選択します。
–[システム環境変数]セクションで、 JAGUAR と JAGUAR_CLIENT_ROOT という変数を見つけて削除します。
–また、[システム環境変数]セクションで、 PATH と CLASSPATH を編集して Sybase フォルダへの参照情報を削除します。
System IPCC Enterprise を導入していない場合は、次の方法で再インストールします。
• サードパーティ ソフトウェアのインストール に説明されている手順で、サードパーティ CD からサードパーティ ソフトウェアを再インストールします。
• ICM のセットアップを[Upgrade All]モードで実行します。
System IPCC Enterprise を管理している場合は、次の方法で再インストールします。
• Cisco Security Agent を停止します。
• System IPCC DVD からサードパーティ ソフトウェアを再インストールします。 インストーラは次の場所にあります。
Support Files\ThirdPartyInstallers\WebViewThirdParty
• 手順 1 で移動したディレクトリとファイルを元の場所にコピーします。
• System IPCC Enterprise をインストールしたドライブで、 icm\bin\ に移動します。
– I PCCADinitializer.exe を実行します。
Jaguar Admin パスワードを変更していない場合は、これで再インストールが完了します。
• サードパーティ ツールを再インストールする前に Jaguar Admin パスワードを変更した場合にだけ、EAServer Manager を使用してパスワードをリセットしてください。 ([スタート]>[プログラム]>[Sybase]>[EAServer 5.1.0]>[EAServer Manager]の順に選択します。)
詳細については、「Jaguar Admin パスワードの変更」を参照してください。