この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
• 「はじめに」
ほとんどの CTS 設定タスクは、システム インストールの一部として実行されます。ただし、変更は、タスク ペインの Configuration オプションからタスクを選択することによって実行できます。図3-1 に、実行可能なタスクを示します。
(注) CTS で Cisco Unified Communications Manager(Unified CM)を使用している場合は、IP Settings、Network Settings、および Unified CM Settings の設定だけを変更できます。
管理者は、次のウィンドウでタスクを実行し、Cisco TelePresence システムを設定できます。
IP Settings ウィンドウには、Cisco TelePresence システムに指定されている MAC アドレスとホスト名が表示されます。必要に応じて、IP Settings ウィンドウを使用して、ネットワークへの Cisco TelePresence システム アップリンクの IP 設定値および DHCP 設定値を設定できます。
ネットワーク ソフトウェアは固定アドレスを必要としますが、ダイナミック アドレスが割り当てられる場合、固定アドレスは不要です。ただし、固定アドレスを使用すると、Cisco IP Phone をルータとしてではなく、ネットワーク内のデバイスとして設定および検出できます。
DHCP の設定値を設定または変更するには、次の操作を行います。
• DHCP Enabled オプション ボタンで Yes または No をクリックして、DHCP を有効または無効にします。
DHCP Enabled オプション ボタンを No に設定した場合、Cisco TelePresence システムは固定 IP アドレッシングを使用します。提供されるフィールドで、IP アドレスおよび IP 設定値を変更または設定できます。設定値については、 表3-1 を参照してください。
DHCP Enabled オプション ボタンを Yes に設定した場合は、次に示すとおり、Use Static IP Address オプション ボタンの設定によって、固定 IP アドレスの設定に関してさらに選択できるかどうかが決まります。
–Use Static IP Address で Yes をクリックすると、IP Address フィールドと Subnet Mask フィールドが対話形式になるため、これらの設定を変更できます。デフォルト ゲートウェイと DNS サーバは、DHCP から取得されます。 表3-1 で、設定について説明します。
–Use Static IP Address で No をクリックすると、システムが IP アドレスとサブネット マスクを動的に設定できます。すべての DHCP 設定は、読み取り専用フィールドに表示されます。
表3-1 で、ネットワークへの Cisco TelePresence システム アップリンクの IP アドレス設定および DHCP 設定について説明します。
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CTS プライマリ コーデックに対して Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)が有効かどうかを示します。 |
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Network Settings を選択すると、Operational VLAN ID を表示でき、管理 VLAN ID を表示または変更できます。
このフィールドには、Cisco Unified IP Phone とのネットワークの標準 VLAN ID(表示専用)が表示されます。
CTS は、IP アドレスの DHCP 要求を開始する前に、自身の VLAN メンバシップ ID を認識している必要があります。
このフィールドには、CTS の管理 VLAN ID が含まれています。
Unified CM Settings を選択すると、この Cisco TelePresence システムの Cisco Unified Communications Manager 設定値を表示または設定できます。CTS Release 1.3 で Unified CM を使用する場合は、Unified CM Release 6.0 以降を使用します。
Use Cisco Communications Manager オプション ボタンが No に設定されている場合、このウィンドウには Cisco Unified Communications Manager 設定に関する読み取り専用情報が表示されます。
Use Cisco Unified Communications Manager オプション ボタンが Yes に設定されている場合は、フィールドが対話形式になります。Unified CM が TFTP サーバを自動的に検出できるように TFTP サーバを設定することも、Cisco Unified Communications Manager が使用する TFTP サーバを明示的に指定することもできます。
表3-2 で、このウィンドウのフィールドおよび設定について説明します。
• 新しい設定または変更した設定を登録するには、 Apply をクリックします。
• Cisco Unified Communications Manager Installation Guide for the Cisco TelePresence System
• Cisco Unified CallManager Documentation Guide for Release 6.0
Software Image を選択すると、現在のハードウェアおよびソフトウェアの設定内容を表示できます。また、Unified CM が有効でない場合は、Cisco TelePresence システムの新しいソフトウェア イメージをダウンロードするか、または現在アクティブなイメージとは別のシステム ソフトウェアを選択することができます。
(注) 指定するファイル名は一意である必要があります。すでにロードされているイメージと同じ名前のファイルを指定すると、ファイルはダウンロードされません。すでにロードされているファイルと異なる名前のファイル(リンクやエイリアスではないもの)を指定します。
このウィンドウの上部には、Cisco TelePresence システムの各ユニットで使用できる 3 つのスロットにロードされているシステム イメージが表示されます。スロットは、Slot 1 Image、Slot 2 Image、および Factory Image として識別されます。青色のテキストの情報は、アクティブなシステム イメージが格納されている場所を示します。
Unified CM が有効でない場合に、アクティブなイメージの場所を変更するには、次の操作を行います。
• Set Active Image (Followed By Reboot) To Image In のオプション ボタンをクリックします。その後、次のオプション ボタンのいずれかをクリックして、イメージの場所を選択します。
• Download (Followed By Reboot) an Image のオプション ボタンをクリックします。
• From ドロップダウン リストで、転送方式(http または tftp)を選択します。
• スラッシュの後にあるテキスト ボックスに、ダウンロードする URL とファイル名を入力します。
• To フィールドで、 Slot 1 または Slot 2 のオプション ボタンを選択し、イメージ ファイルの配置場所を設定します。
青い太字のテキストは、アクティブなシステム イメージが現在格納されている場所を示します。
• 新しい設定または変更した設定を登録するには、 Apply をクリックします。
システム イメージの場所が変更され、システムが再起動します。アクティブなコールが進行中の場合は、コールの終了後に変更が行われます。
Unified CM 使用時の CTS ソフトウェアのアップグレード
Unified CM の使用時に CTS ソフトウェア イメージをアップグレードするには、次の操作を行います。
ステップ 1 http://www.cisco.com/public/sw-center/index.shtml から適切なソフトウェア イメージをダウンロードします。
ステップ 2 TFTP を使用して、Platform Web ページから Unified CM にイメージをアップロードします。
ステップ 3 Serviceability ページから、Unified CM TFTP サービスを再起動します。
ステップ 4 Device Load Name フィールドにロード名(たとえば、SIPTS.1-2-1-1022D.sbn)を指定し、Save をクリックします。
ステップ 5 CTS デバイスを再起動します。CTS ソフトウェア イメージ 1.2.1 以上では、電話機のユーザ インターフェイスまたは CTS Web ページでアップグレード プロセスを監視できます。
Unified CM Settings ウィンドウで Use Cisco Communications Manager 機能が Yes に設定されている場合、Address Book ウィンドウには、Cisco Unified Communications Manager の設定時に指定された読み取り専用のエントリが表示されます。
Unified CM Settings ウィンドウで Use Cisco Communications Manager 機能が No に設定されている場合、Address Book ウィンドウが対話形式になります。Cisco TelePresence システムが Cisco Unified Communications Manager 企業電話システムの一部ではなく、手動で設定される場合に、Use Cisco Communications Manager 機能が No に設定されます。Address Book には、最大 40 個の会議室の場所およびネットワーク アドレスを指定するためのフィールドが用意されています。
Cisco TelePresence 会議室の電話帳を作成するには、次のように Label フィールドと Number フィールドを使用します。
• 対応する Network Address フィールドに、会議室に関連付けられている Cisco TelePresence システムの IP アドレスを入力します。
Cisco TelePresence システムに関連付けられている電話機が、Cisco Unified Communications Manager を利用する企業システムの一部である場合は、Telephony Settings ウィンドウを選択すると、Cisco Unified Communications Manager に設定されている、Cisco TelePresence システムのテレフォニー設定値に関する読み取り専用の情報が表示されます。
Cisco TelePresence システムに関連付けられている電話機が、Cisco TelePresence システムの手動設定を必要とする小規模展開の一部である場合は、Telephony Settings ウィンドウに、Cisco TelePresence システムのテレフォニー設定値を設定できる対話形式のフィールドが表示されます。
表3-3 で、フィールドと設定について説明します。
『 Cisco IP Phone Model 7960, 7940, and 7910 Administration Guide for Cisco CallManager 』の「Preparing to Install the Cisco IP Phone on Your Network」の章
『 Cisco IP Phone Model 7960G, 7940G, and 7910 Administration Guide for Cisco CallManager 』の「Implementing Quality of Service Policies with DSCP」の章
SNMP Settings を選択すると、Cisco TelePresence システムに対して Unified CM で指定されている SNMP 設定の読み取り専用レポートを表示できます。SNMP 設定を変更する必要がある場合は、Unified CM を使用して変更してください。SNMP Settings ウィンドウには、次の情報が表示されます。
• Engine ID:ローカルまたはリモートの SNMP エンジンを示します。リモート エージェントの SNMP エンジン ID とユーザ パスワードは、認証およびプライバシーのダイジェストを計算するために使用されます。
• SNMP Configuration:この Cisco TelePresence システムに関連付けられている SNMP サーバにアクセスするパラメータ。
• Trap Receiver Configuration:この Cisco TelePresence システムがトラップを送信する先のレシーバの SNMP 設定。
『 Catalyst 2950 Desktop Switch Software Configuration Guide 』の「 Configuring SNMP 」
System Settings を選択すると、Cisco TelePresence システムに対して Unified CM で指定されているシステム設定を表示できます。
Unified CM を使用して Cisco TelePresence システムのシステム設定値が設定されない場合は、このウィンドウを使用してその設定値を設定します。 表3-4 で、設定について説明します。