この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
• 「警告」
• 「SFP モジュール パッチ ケーブルの取り付けと取り外し」
• 「次の作業」
これらの警告は、ドキュメント CD に収録されている『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco IE 3010 Switch』マニュアル内で複数の言語に翻訳されています。
警告 電力系統に接続された装置で作業する場合は、事前に、指輪、ネックレス、腕時計などの装身具を外してください。これらの金属が電源やアースに接触すると、金属が過熱して重度のやけどを負ったり、金属類が端子に焼き付くことがあります。ステートメント 43
警告 雷の発生中は、システム上での作業やケーブルの抜き差しを行わないでください。ステートメント 1001
警告 システムを電源に接続する前に設置手順を確認してください。ステートメント 1004
警告 この装置は、立ち入りが制限された場所への設置が想定されています。出入りが制限された場所とは、特殊なツール、ロックおよびキー、または他のセキュリティ手段を使用しないと入室できない場所を意味します。ステートメント 1017
警告 この装置は必ずアースを接続する必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼動させたりしないでください。アースが適切かどうか判断できない場合は、電気検査機関または電気技術者に確認してください。ステートメント 1024
警告 この装置には、複数の電源が接続されている場合があります。装置の電源を切るには、すべての接続を取り外す必要があります。ステートメント 1028
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
警告 この製品を廃棄処分する際には、各国の法律または規制に従って取り扱ってください。ステートメント 1040
警告 この装置が設置された建物の外部への接続に関しては、集積回路保護が施された、認定されたネットワーク終端装置を通して接続する必要があります。
10/100/1000 イーサネット ステートメント 1044
警告 スイッチの過熱を防止するために、周辺温度が推奨されている最高温度の 140°F(60°C)を超える環境では使用しないでください。ステートメント 1047
警告 この装置は「開放型」の装置として供給されています。通電中の部品に接触したことによる人身傷害を避けるために提示され、適切に設計された特定の環境条件に合わせて設計されたラック内に収納する必要があります。ラックの内部には、工具を使用しなければアクセスできないようにする必要があります。ラックは、IP 54 または NEMA タイプ 4 最小ラック評定基準を満たしている必要があります。ステートメント 1063
警告 装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。ステートメント 1074
(注) 米国で設置する場合は、米国電気工事規程 ANSI/NFPA 70 を参照してください。
警告 エアーフローが妨げられるのを避けるために、通気口周辺を 1.75 インチ(4.4 cm)以上あけてください。ステートメント 1076
スイッチを設置する前に、次の注意事項が守られていることを確認してください。
• ケーブルが、ラジオ、電力系統、蛍光灯などの電気ノイズの発生源から離れている。ケーブルは、損傷を与える可能性がある他の装置と十分な間隔を取ってください。
• 動作環境が 付録 A「技術仕様」 に記載されている範囲内に該当している。
• スイッチ周辺の相対湿度が 95% を超えないこと(結露しないこと)。
• 設置場所の標高が 10,000 フィート(3,049 m)を超えないこと。
• 10/100 および 10/100/1000 固定ポートの場合は、スイッチから接続先の装置までのケーブル長は 328 フィート(100 m)以下です。
• Small Form-factor Pluggable(SFP)モジュール接続用のケーブル長に関しては、「SFP モジュール ケーブル」とモジュールのマニュアルを参照してください。
• スイッチの周囲および通気口を通過するエアーフローが妨げられない。過熱を避けるために、スイッチの上と下のスペースを 1.75 インチ(4.4 cm)以上にする必要があります。
(注) 密閉式ラックまたはマルチラック アセンブリにスイッチを設置すると、スイッチ周辺の温度が通常の室温より高くなることがあります。
スイッチをラック内または壁に設置する前に、スイッチの電源をオンにして、Power-on Self-Test(POST; 電源投入時自己診断テスト)に合格することを確認する必要があります。
スイッチと電源を接続するには、 第 3 章「電源の設置」 を参照してください。
スイッチが POST を開始すると、System LED がグリーンで点滅し、他の LED がグリーンで点灯します。スイッチが POST に合格すると、System LED がグリーンで点灯します。他の LED は消灯し、動作状態に戻ります。スイッチが POST に失敗すると、システム LED はオレンジに点灯します。
(注) スイッチが POST に合格しなかった場合は、すぐにシスコシステムズに連絡してください。
POST に合格したら、スイッチから電源を外します。詳細については、 第 3 章「電源の設置」 を参照してください。スイッチをラック内または壁に設置するには、「スイッチの設置」を参照してください。
• 「壁面への設置」
(注) スイッチをラックの壁面に取り付ける場合は、次の最小スペースを確保してください。
- スイッチの側面(上向きと下向き):3.75 インチ(9.52 cm)
- ポート側:3.0 インチ(7.62 cm)
- 電源側:5.25 インチ(13.33 cm)
- カバー側(壁に面していない側):1.75 インチ(4.44 cm)
- ベース側(壁に面している):0 インチ(0 cm)
図 2-1 に、19 インチ ラックの取り付けブラケットを示します。
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図 2-4 と 図 2-5 に、スイッチへのブラケットの取り付け方法を示します。
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スイッチにブラケットと取り付けたら、付属の 4 本の No. 12 小ネジを使用して、ブラケットをラックに取り付けます。図 2-8 を参照してください。
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• スイッチと電源を配線します。 第 3 章「電源の設置」 を参照してください。
• ポートを接続します。「装置とイーサネット ポートの接続」を参照してください。
• ケーブルがラック内の装置の LED パネルを覆い隠さないように、ケーブル ガイドを取り付けることを推奨します。図 2-8 に示すように、付属の黒色のネジを使用して、左右どちらかのブラケットにケーブル ガイドを取り付けます。
CLI セットアップ プログラムに関する設定手順については、 付録 C「CLI セットアップ プログラムによるスイッチの設定」 を参照してください。
• 「壁面への設置」
(注) スイッチをラックの壁面に取り付ける場合は、次の最小スペースを確保してください。
- スイッチの側面(上向きと下向き):3.75 インチ(9.52 cm)
- ポート側:3.0 インチ(7.62 cm)
- 電源側:5.25 インチ(13.33 cm)
- カバー側(壁に面していない側):1.75 インチ(4.44 cm)
- ベース側(壁に面している):0 インチ(0 cm)
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スイッチおよびケーブルを確実に支えるために、スイッチを壁面の間柱、または固定した合板の背板にしっかりと取り付けてください。
警告 壁面への設置手順をよく読んでから、設置を開始してください。適切なハードウェアを使用しなかった場合、または、正しい手順に従わなかった場合は、人体に危険が及んだり、システムが破損したりする可能性があります。ステートメント 378
側面パネルが上向きになるようにしてスイッチを取り付けます。シスコのロゴがスイッチの上部に付いているはずです。図 2-10 および図 2-11 を参照してください。
図 2-10 Cisco IE-3010-24TC の壁面取り付け
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図 2-11 Cisco IE-3010-16S-8PC の壁面取り付け
• スイッチと電源を配線します。 第 3 章「電源の設置」 を参照してください。
• CLI セットアップ プログラムを使用する設定手順については、 付録 C「CLI セットアップ プログラムによるスイッチの設定」 を参照してください。
• スイッチ ポートを接続します。「装置とイーサネット ポートの接続」を参照してください。
SFP モジュールを取り付ける場合は、次のガイドラインに従ってください。
• SFP モジュールの取り外しや取り付けを行うと、モジュールの耐用期間が短くなる可能性があります。必要な場合以外は、SFP モジュールの着脱を行わないようにしてください。
• 静電破壊を防ぐため、ケーブルをスイッチや他の装置に接続する場合は、ボードおよびコンポーネントを正しい手順で取り扱うようにしてください。
警告 クラス 1 レーザー製品です。ステートメント 1008
ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを手首に巻き、ストラップの機器側を塗装されていない金属面に取り付けます。
ステップ 2 モジュール上部で送信(TX)および受信(RX)マークを探します。
SFP モジュールによっては、送信と受信(TX と RX)の印の代わりに、接続の方向(TX か RX か)を示す矢印が付いている場合もあります。
ステップ 3 ベールクラスプ ラッチ付きのモジュールの場合は、ロック解除の位置までラッチを開きます。
ステップ 4 モジュールをスロットの開口部に合わせて、コネクタをスロットの奥にはめ込みます。
ステップ 5 ベールクラスプ ラッチ付きのモジュールの場合は、ラッチを閉じます。
ステップ 6 光ファイバ SFP モジュールの場合は、埃よけプラグを取り外して保管しておきます。
ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを手首に巻き、ストラップの機器側を塗装されていない金属面に取り付けます。
ステップ 2 SFP モジュールからケーブルを取り外します。ケーブル コネクタ プラグを再び取り付ける際には、送信(TX)と受信(RX)を間違えないように注意してください。
ステップ 3 埃よけプラグを SFP モジュールの光ポートに挿入します。
ステップ 4 ベールクラスプ ラッチ付きのモジュールの場合は、ベールを下げて、それを取り外します。ラッチが邪魔で指が入らない場合は、小型のマイナス ドライバまたはその他の細長い工具を使用してください。
ステップ 5 SFP モジュールを持ち上げて、スロットからゆっくり引き出します。
ステップ 6 モジュールは、静電気防止用袋に収めるか、その他の保護環境下に置いてください。
図 2-13 ベールクラスプ ラッチ SFP モジュールの取り外し
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ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを手首に巻き、ストラップの機器側を塗装されていない金属面に取り付けます。
ステップ 2 SFP モジュール パッチ ケーブルをスロットに差し込み、ケーブル スナップ上のコネクタがスロットの奥に装着された感触があるまで押します(図 2-14を参照)。
図 2-14 SFP モジュール パッチ ケーブルの取り付け
ステップ 3 最初のスイッチに接続する 2 つ目のスイッチに対してこれらの手順を繰り返します。
図 2-15 SFP モジュール パッチ ケーブルを使用した 2 台のスイッチの接続
SFP モジュール スロットから SFP モジュール パッチ ケーブルを取り外すには、コネクタを外してスロットから引き抜きます。
ステップ 1 スイッチのケーブル側で SD フラッシュ メモリ カード スロットを探します。
ステップ 2 No. 1 プラス ドライバを使用して、非脱落型ネジを緩めます。図 2-16 を参照してください。
ステップ 3 カバーを引いて開け、ヒンジからカバー タブを引き抜きます。図 2-17 を参照してください。
ステップ 4 SD フラッシュ メモリ カードを軽く押して取り出します。図 2-18 を参照してください。それを静電気防止用袋に入れて、静電放電から保護します。
ステップ 5 交換カードを逆さまにしてスロットに差し込み、しっかり押し込みます。カードには誤って挿入しないための切り欠きが付いています。
ステップ 6 SD スロット カバー タブをヒンジに取り付けます。
ステップ 7 カバーと閉めて、ラチェット トルク No. 1 プラス ドライバを使用してネジを 4.5 in-lb に締め付けます。
• 「10/100 および 10/100/1000 ポートへの接続」
10/100 および 10/100/1000 イーサネット ポートには、イーサネット ピン配置の標準の RJ-45 コネクタが使用されています。最大ケーブル長は 328 フィート(100 m)です。100BASE-TX と 1000BASE-T のトラフィックでは、カテゴリ 5、カテゴリ 5e、またはカテゴリ 6 のシールドなしツイストペア ケーブルが必要です。10BASE-T トラフィックでは、カテゴリ 3 またはカテゴリ 4 のケーブルが使用されます。
スイッチ上では、自動ネゴシエーション機能がデフォルトでイネーブルになっています。この設定では、接続先の装置の速度で動作するようにスイッチ ポートが設定されます。装置が自動ネゴシエーションをサポートしていない場合は、スイッチ ポートの速度とデュプレックスのパラメータを設定できます。性能を最大限に引き出すために、ポートで速度とデュプレックスの両方を自動ネゴシエートするか、接続の両端でポート速度とデュプレックスのパラメータを設定します。
簡易配線の場合は、Automatic Medium-Dependent Interface crossover(auto-MDIX)機能がデフォルトでイネーブルになっています。auto-MDIX 機能がイネーブルになっている場合は、スイッチで銅線イーサネット接続に必要なケーブル タイプが検出され、それに応じてインターフェイスが設定されます。そのため、接続先の装置のタイプに関係なく、クロス ケーブルとストレート ケーブルのどちらかを使用して 10/100/1000 イーサネット ポートに接続することができます。
自動ネゴシエーションと auto-MDIX の詳細については、Cisco.com でスイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイドまたはスイッチ コマンド リファレンスを参照してください。
auto-MDIX がディセーブルになっている場合は、 表 2-1 のガイドラインに従って、10/100/1000 イーサネット ポートを他の装置に接続するためのケーブルを選択してください。ケーブルのピン割り当てについては、「コネクタおよびケーブルの仕様」を参照してください。図 2-19 を参照してください。
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1.100BASE-TX と 1000BASE-T のトラフィックでは、カテゴリ 5、カテゴリ 5e、またはカテゴリ 6 の 4 ツイスト ペア ケーブルが必要です。10BASE-T トラフィックでは、カテゴリ 3 またはカテゴリ 4 のケーブルが使用されます。 |
Cisco IE-3010-16S-8PC スイッチの 10/100 PoE ポートには、「10/100 および 10/100/1000 ポートへの接続」と同じ自動ネゴシエーション設定とケーブル配線要件が適用されます。これらのポートから PoE 電力が供給されます。
ケーブルとコネクタについては、「PoE ポート」を参照してください。
各ポートは、IEEE 802.3af に準拠した装置をサポートする PoE 機能を備えており、Cisco IP Phone や Cisco Aironet アクセス ポイントをサポートするシスコ独自規格の PoE 機能も備えています。
ポート単位で、接続先の IP 電話機またはアクセス ポイントに自動的に電力を供給するかどうかを制御することができます。
最新の PoE プランニング ツールにアクセスするには、Cisco.com の次の URL から入手できる Cisco Power Calculator を利用してください。
http://tools.cisco.com/cpc/launch.jsp
このアプリケーションを利用することで、特定の PoE 構成の電源要件を計算することができます。結果には、出力電流、出力電力、および熱放散が表示されます。
警告 絶縁されていない金属接点、導体、または端子を Power over Ethernet(PoE; パワー オーバー イーサネット)回路の相互接続に使用すると、電圧によって感電事故が発生することがあります。危険性を認識しているユーザまたは保守担当者だけに立ち入りが制限された場所を除いて、このような相互接続方式を使用しないでください。立ち入りが制限された場所とは、特殊な工具、錠と鍵、またはその他のセキュリティ手段を使用しないと入れない場所を意味します。ステートメント 1072
デフォルト設定を使用することも、「管理オプション」に記載されているいずれかの管理オプションを使用してスイッチ設定を変更することもできます。