この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、M で始まる Cisco NX-OS イーサネット コマンドおよび仮想イーサネット コマンドについて説明します。
MAC アドレス テーブルのエントリのエージング タイムを設定するには、 mac address-table aging-time コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
mac address-table aging-time seconds [ vlan vlan-id ]
no mac address-table aging-time [ vlan vlan-id ]
MAC アドレス テーブル エントリのエージング タイム。有効な範囲は 0 ~ 1000000 秒です。デフォルト値は 300 秒です。0 を入力すると、MAC アドレス エージングはディセーブルになります。 |
|
|
|
---|---|
エージング プロセスをディセーブルにするには、0 秒を入力します。
エージング値は、5 秒の倍数に最も近い値に丸められます。システムによって丸められた値が、ユーザが指定した(丸め処理による)値と異なる場合、システムから情報メッセージが返されます。
このコマンドを EXEC モードで使用すると、設定を指定していないすべての VLAN のエージング値が変更され、個別にエージング タイムを変更した VLAN は変更されません。VLAN パラメータなしでこのコマンドの no 形式を使用すると、個別にエージング タイムが設定されていない VLAN だけがデフォルト値にリセットされます。個別にエージング タイムが変更されている VLAN は変更されません。
このコマンドを使用して VLAN を指定すると、指定した VLAN のエージング タイムだけが変更されます。このコマンドの no 形式を使用して VLAN を指定すると、VLAN のエージング タイムが現在のエージング タイムのグローバル設定に戻ります。デフォルト値の 300 秒に戻るかどうかは、スイッチのエージング タイムのグローバル設定の変更の有無に応じて異なります。
次に、スイッチ全体でエントリが MAC アドレス テーブルにとどまる時間を 500 秒に変更する例を示します。
switch(config)#
mac address-table aging-time 500
|
|
---|---|
MAC アドレス テーブル イベントのログ メッセージ通知を設定するには、 mac address-table notification コマンドを使用します。ログ メッセージ通知をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
mac address-table notification { mac-move | threshold [ limit percentage interval seconds ]}
no mac address-table notification { mac-move | threshold }
|
|
---|---|
次に、しきい値が 45% を超えたときにログ メッセージ通知が送信され、アップデート間隔が 1024 秒に 1 回に制限されるように設定する例を示します。
|
|
---|---|
MAC アドレス テーブルのスタティック エントリを設定するには、 mac address-table static コマンドを使用します。スタティック エントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
mac address-table static mac-address vlan vlan-id { drop | interface { ethernet slot / port | port-channel number [ . subinterface-number ]} [ auto-learn ]
no mac address-table static mac-address { vlan vlan-id }
イーサネット インターフェイス、およびスロット番号とポート番号を指定します。スロット番号は 1 ~ 255、ポート番号は 1 ~ 128 です。 |
|
EtherChannel インターフェイスおよび EtherChannel 番号を指定します。指定できる範囲は 1 ~ 4096 です。 |
|
|
|
---|---|
マルチキャスト MAC アドレスには、 mac address-table static mac-address vlan vlan-id drop コマンドは適用できません。
スタティック MAC アドレスをインストールすると、スタティック MAC アドレスはポートに関連付けられます。別のポートに同じ MAC アドレスが表示される場合には、 auto-learn キーワードを入力すると、エントリが新しいポートによってアップデートされます。
次に、MAC アドレス テーブルにスタティック エントリを追加する例を示します。
|
|
---|---|
インバンド管理に使用するスイッチ仮想インターフェイス(SVI)を設定するには、 management コマンドを使用します。VLAN インターフェイスの IP アドレスへのインバンド管理アクセスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
インターフェイス コンフィギュレーション モード
スイッチ プロファイル コンフィギュレーション モード
|
|
---|---|
次に、インバンド管理アクセスを許可するように VLAN インターフェイスを設定する例を示します。
次に、VLAN インターフェイスへのインバンド管理アクセスを削除する例を示します。
|
|
---|---|
Encapsulated Remote Switched Port Analyzer(ERSPAN)起点 IP アドレスを設定するには、 monitor espan origin ip-address コマンドを使用します。ERSPAN の起点 IP アドレスの設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
monitor erspan origin ip-address ip-address [ global ]
no monitor erspan origin ip-address ip-address [ global ]
|
|
次に、ERSPAN の起点 IP アドレスを設定する例を示します。
|
|
---|---|
ポート間のトラフィック分析のために、イーサネット スイッチド ポート アナライザ(SPAN)セッションまたは Encapsulated Remote Switched Port Analyzer(ERSPAN)セッションのコンフィギュレーションを新規作成するか、既存のセッションのコンフィギュレーションに追加するには、 monitor session コマンドを使用します。SPAN セッションまたは ERSPAN セッションをクリアするには、このコマンドの no 形式を使用します。
monitor session { session-number [ shut | type { local | erspan-source } | all shut }
no monitor session { session-number | all } [ shut ]
|
|
---|---|
monitor session { session-number | all } suspend コマンドが廃止されました。 monitor session { session-number | all } shut コマンドおよび monitor session { session-number | all } type コマンドが追加されました。 |
|
完全に新しいセッションを処理していることを確認するために、任意のセッション番号またはすべての SPAN セッションをクリアできます。
(注) Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチは、2 つのアクティブな SPAN セッションをサポートしています。Cisco Nexus 5548 スイッチは、4 つのアクティブな SPAN セッションをサポートします。2 つを超える SPAN セッションを設定すると、最初の 2 つのセッションがアクティブになります。起動中にアクティブなセッションの順序が逆になり、最後の 2 つのセッションがアクティブになります。たとえば、セッション 1 ~ 10 を設定して、1 と 2 がアクティブな場合、リブート後はセッション 9 と 10 がアクティブになります。確定した動作を可能にするには、monitor session session-number shut コマンドを使用して、セッション 3 ~ 10 を明示的に一時停止します。
(注) Cisco NX-OS Release 5.0(2)N2(1) より、モニタ セッションの出力(TX)送信元の数に対する制限が緩和されました。ポート チャネル インターフェイスを出力送信元として設定できます。
ERSPAN セッションを作成した後でセッションを記述し、送信元および宛先としてインターフェイスおよび VLAN を追加できます。
次に、モニタ コンフィギュレーション モードを開始し、ポート間のトラフィック分析のために SPAN セッション番号 9 を設定する例を示します。
次に、SPAN セッションを起動する前に、任意の SPAN 宛先インターフェイスをレイヤ 2 SPAN モニタとして設定する例を示します。
次に、通常の SPAN 宛先トランク インターフェイスを設定する例を示します。
|
|
---|---|
多重スパニング ツリー(MST)の指定ブリッジとルート ブリッジのプライオリティを設定するには、 mst コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
mst instance-id [{ designated | root } priority priority-value ]
no mst instance-id [{ designated | root } priority priority-value ]
(任意)STP ブリッジのプライオリティを指定します。有効な値は 0、4096、8192、12288、16384、20480、24576、28672、32768、36864、40960、45056、49152、53248、57344、61440 です。その他すべての値は拒否されます。 |
|
|
---|---|
instance-id 引数には、1 つのインスタンスまたはインスタンス範囲を入力できます。たとえば、0-3、5、7-9 と入力できます。
|
|
---|---|
インターフェイスのマルチキャスト VLAN レジストレーション(MVR)グループを設定するには、 mvr group コマンドを使用します。インターフェイスから MVR グループを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
mvr group { group_IP_address | IP_prefix / length } [ count count_value ] [ vlan vlan_ID [... vlan vlan_ID ]]
no mvr group { group_IP_address | IP_prefix / length } [ count count_value ] [ vlan vlan_ID [... vlan vlan_ID ]]
インターフェイス コンフィギュレーション モード
仮想イーサネット インターフェイス コンフィギュレーション モード
|
|
---|---|
仮想イーサネット インターフェイスを使用する前に、 feature vmfex コマンドを使用して、スイッチ上で Cisco 仮想マシン ファブリック エクステンダ(VM-FEX)をイネーブルにする必要があります。
次に、インターフェイスの MVR VLAN グループを設定する例を示します。
|
|
---|---|
インターフェイスのマルチキャスト VLAN レジストレーション(MVR)のポート タイプを設定するには、 mvr type コマンドを使用します。インターフェイスの MVR ポート タイプを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
mvr type { source | receiver }
no mvr type { source | receiver }
インターフェイス コンフィギュレーション モード
仮想イーサネット インターフェイス コンフィギュレーション モード
|
|
---|---|
仮想イーサネット インターフェイスを使用する前に、 feature vmfex コマンドを使用して、スイッチ上で Cisco 仮想マシン ファブリック エクステンダ(VM-FEX)をイネーブルにする必要があります。
次に、インターフェイスの MVR 送信元ポートを設定する例を示します。
|
|
---|---|
インターフェイスのマルチキャスト VLAN レジストレーション(MVR)VLAN を設定するには、 mvr vlan コマンドを使用します。インターフェイスから MVR VLAN 値を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
インターフェイス コンフィギュレーション モード
仮想イーサネット インターフェイス コンフィギュレーション モード
|
|
---|---|
仮想イーサネット インターフェイスを使用する前に、 feature vmfex コマンドを使用して、スイッチ上で Cisco 仮想マシン ファブリック エクステンダ(VM-FEX)をイネーブルにする必要があります。
次に、インターフェイスの MVR VLAN を設定する例を示します。
|
|
---|---|