この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチから Cisco Nexus 2000 シリーズ ファブリック エクステンダを管理するために使用する Cisco NX-OS コマンドについて説明します。
接続されたファブリック エクステンダの CLI にアクセスして診断コマンドを実行するには、 attach fex コマンドを使用します。
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接続されたファブリック エクステンダ上の CLI に attach fex コマンドを使用してアクセスし、診断コマンドを実行します。このコマンドは、シスコのテクニカル サポート担当者から指示があった場合にだけ使用してください。
次に、接続されたファブリック エクステンダの CLI にアクセスして診断コマンドを実行する例を示します。
switch#
attach fex 101
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ファブリック エクステンダのロケータ ビーコン LED を点灯するには、 beacon コマンドを使用します。ロケータ ビーコン LED を消灯するには、このコマンドの no 形式を使用します。
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beacon コマンドを使用して、ファブリック エクステンダのロケータ ビーコン LED の点灯または消灯を行います。それにより、混み合ったデータセンター内で目的のマシンを容易に識別できます。
次に、特定のファブリック エクステンダ シャーシのロケータ ビーコン LED を点灯させる例を示します。
switch#
configure terminalswitch(config)#
fex 101switch(config-fex)#
beacon次に、特定のファブリック エクステンダ シャーシのロケータ ビーコン LED を消灯させる例を示します。
switch#
configure terminalswitch(config)#
fex 101switch(config-fex)#
no beacon
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ファブリック エクステンダの説明を指定するには、 description コマンドを使用します。デフォルトの説明に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ファブリック エクステンダの説明。デフォルトは、文字列 FEX xxxx で、 xxxx はシャーシ ID です。たとえば、シャーシ ID が 123 の場合、デフォルトの説明は FEX0123 です。最大長は 20 文字です。 |
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次に、ファブリック エクステンダの説明を指定する例を示します。
switch#
configure terminalswitch(config)#
fex 101switch(config-fex)#
description Rack16_FEX101次に、ファブリック エクステンダの説明をデフォルトに戻す例を示します。
switch#
configure terminalswitch(config)#
fex 101switch(config-fex)#
no description
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ファブリック エクステンダを作成し、ファブリック エクステンダ コンフィギュレーション モードを開始するには、 fex コマンドを使用します。ファブリック エクステンダ設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
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ファブリック エクステンダは、親スイッチ上のインターフェイスに対して接続および関連付けが行われる前に、作成および設定を行うことができます。ファブリック エクステンダをスイッチに関連付けると、作成した設定がファブリック エクステンダに転送され、適用されます。
次に、ファブリック エクステンダ コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
switch#
configure terminalswitch(config)#
fex 101次に、ファブリック エクステンダ設定を削除する例を示します。
switch#
configure terminalswitch(config)#
no fex 101
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ファブリック エクステンダをファブリック インターフェイスに関連付けるには、 fex associate コマンドを使用します。ファブリック エクステンダの関連付けを解除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
no fex associate [ chassis_ID ]
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親スイッチ上のインターフェイスをファブリック エクステンダに関連付ける前に、 switchport mode fex-fabric コマンドを実行して、そのインターフェイスをファブリック インターフェイスにする必要があります。
次に、ファブリック エクステンダをイーサネット インターフェイスに関連付ける例を示します。
次に、ファブリック エクステンダを EtherChannel インターフェイスに関連付ける例を示します。
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ファブリック エクステンダ上でホスト インターフェイスを再配布するには、 fex pinning redistribute コマンドを使用します。
fex pinning redistribute chassis_ID
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静的ピン接続モードを使用してファブリック エクステンダをプロビジョニングすると(『 Cisco Nexus 2000 Series Fabric Extender Software Configuration Guide 』を参照)、ファブリック エクステンダ上のホスト インターフェイスはそれらが最初に設定されたときの順序でファブリック インターフェイスにピン接続されます。ファブリック エクステンダを次回リブートすると、設定されたファブリック インターフェイスは、ファブリック インターフェイスのポート番号の昇順でホスト インターフェイスにピン接続されます。
最初の設定後のファブリック エクステンダの再起動を行わずに同じ固定配布でホスト インターフェイスを設定するには、 fex pinning redistribute コマンドを使用します。
次に、ファブリック エクステンダでホスト インターフェイスを再配布する例を示します。
switch#
fex pinning redistribute 101
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ファブリック エクステンダ イベントのロギング アラート レベルを設定するには、 logging fex コマンドを使用します。ロギング レベルをリセットするには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging fex [ severity-level ]
no logging fex [ severity-level ]
(任意)作成するメッセージ ログの重大度のレベルです。指定したレベルの数字より低いレベルのメッセージのログが作成されます。重大度レベルは次のとおりです。 |
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次に、ファブリック エクステンダ イベントのロギング アラート レベルを設定する例を示します。
switch(
config)#
logging fex 4switch(
config)#
no logging fex
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静的にピン接続されたアップリンクの数を指定するには、 pinning max-links コマンドを使用します。デフォルトにリセットするには、このコマンドの no 形式を使用します。
アップリンクの数。指定できる範囲は 1 ~ 4 です。デフォルトは 1 です。 このコマンドは、ファブリック エクステンダが 1 つまたは複数の静的にピン接続されたファブリック インターフェイスを使用して親スイッチに接続されている場合にだけ、適用できます。 |
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複数のピン接続されたファブリック インターフェイス接続を作成して、親スイッチがホスト インターフェイスの配布を決定できるようにする場合は、 pinning max-links コマンドを使用します。ホスト インターフェイスは uplinks で指定した数で分割され、それに従って配布されます。
次に、静的にピン接続されたアップリンクの数をファブリック エクステンダに指定する例を示します。
switch#
configure terminalswitch(config)#
fex 101switch(config-fex)#
pinning max-links 4次に、ファブリック エクステンダに対してアップリンク数をデフォルトに戻す例を示します。
switch#
configure terminalswitch(config)#
fex 101switch(config-fex)#
no pinning max-links
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シリアル番号をファブリック エクステンダに割り当てるには、 serial コマンドを使用します。シリアル番号を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ファブリック エクステンダのシリアル番号文字列です。この文字列は 20 文字以下の英数字で、大文字と小文字が区別されます。 |
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serial コマンドで定義するシリアル番号文字列は、ファブリック エクステンダのシリアル番号と一致している必要があります。シリアル番号を設定した後、それに対応するシャーシ ID を fex associate コマンドでスイッチに関連付ける場合、ファブリック エクステンダが一致するシリアル番号文字列を報告する場合に限り、その関連付けは成功します。
次に、ファブリック エクステンダのシリアル番号を指定する例を示します。
switch#
configure terminalswitch(config)#
fex 101switch(config-fex)#
serial Rack16_FEX101次に、ファブリック エクステンダからシリアル番号を削除する例を示します。
switch#
configure terminalswitch(config)#
fex 101switch(config-fex)#
no serial
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ファブリック エクステンダ シャーシの診断テストの結果を表示するには、 show diagnostic result fex コマンドを使用します。
show diagnostic result fex chassis_ID
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次に、ファブリック エクステンダの診断テストの結果を表示する例を示します。
switch#
show diagnostic result fex 101
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環境センサーのステータスを表示するには、 show environment fex コマンドを使用します。
show environment fex { all | chassis_ID } [ temperature | power | fan ]
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次に、ファブリック エクステンダの環境センサーのステータスを表示する例を示します。
switch#
show environment fex 101
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特定のファブリック エクステンダまたはすべての接続されたシャーシに関する情報を表示するには、 show fex コマンドを使用します。
show fex [ chassis_ID [ detail ]]
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次に、接続されたすべてのファブリック エクステンダ シャーシに関する情報を表示する例を示します。
switch#
show fex
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ファブリック エクステンダを Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチに接続しているトランシーバに関する情報を表示するには、 show fex transceiver コマンドを使用します。
show fex chassis_ID transceiver [ calibration | detail ]
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次に、ファブリック エクステンダを Cisco Nexus 5000 シリーズ スイッチに接続しているトランシーバに関する情報を表示する例を示します。
switch#
show fex transceiver
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ファブリック エクステンダのバージョン情報を表示するには、 show fex version コマンドを使用します。
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次に、ファブリック エクステンダのバージョン情報を表示する例を示します。
switch#
show fex version
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すべてのファブリック エクステンダ ファブリック インターフェイスを表示するには、 show interface fex-fabric コマンドを使用します。
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次に、すべてのファブリック エクステンダ ファブリック インターフェイスを表示する例を示します。
switch#
show interface fex-fabric
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ファブリック インターフェイスにピン接続されたホスト インターフェイスを表示するには、 show interface fex-intf コマンドを使用します。
show interface interface fex-intf
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次に、親スイッチ上のイーサネット ファブリック インターフェイスにピン接続されたホスト インターフェイスを表示する例を示します。
switch#
show interface ethernet 1/1 fex-intf次に、親スイッチ上の EtherChannel ファブリック インターフェイスにピン接続されたホスト インターフェイスを表示する例を示します。
switch#
show interface port-channel 1 fex-intf
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ファブリック インターフェイスに接続されたすべてのトランシーバに関する情報を表示するには、 show interface transceiver fex-fabric コマンドを使用します。
show interface transceiver fex-fabric [ calibration | detail ]
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次に、ファブリック インターフェイスに接続するすべてのトランシーバに関する情報を表示する例を示します。
switch#
show interface transceiver fex-fabric
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ファブリック エクステンダのアップリンク ポートになるようにインターフェイス タイプを設定するには、 switchport mode fex-fabric コマンドを使用します。
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次に、ファブリック エクステンダのアップリンク ポートになるようにイーサネット インターフェイスを設定する例を示します。
次に、ファブリック エクステンダのアップリンク ポートになるように EtherChannel インターフェイスを設定する例を示します。
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