show nac-policy コマンド~ show ospf virtual-links コマンド
show nac-policy
NAC ポリシーの使用状況の統計およびグループ ポリシーに対する NAC ポリシーの割り当てを表示するには、特権 EXEC モードで show nac-policy コマンドを使用します。
show nac-policy [ nac-policy-name ]
構文の説明
nac-policy-name |
(任意)使用状況の統計を表示する対象の NAC ポリシー名。 |
デフォルト
名前を指定しない場合は、すべての NAC ポリシー名がそれぞれの統計情報とともに CLI に一覧表示されます。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
例
次に、framework1 および framework2 という名前の NAC ポリシーのデータの例を示します。
ciscoasa(config)# show nac-policy
nac-policy framework1 nac-framework
applied session count = 0
applied group-policy count = 2
group-policy list: GroupPolicy2 GroupPolicy1
nac-policy framework2 nac-framework is not in use.
各 NAC ポリシーの 1 行めは、名前とタイプ(nac-framework)を示します。ポリシーがどのグループ ポリシーにも割り当てられていない場合は、CLI のポリシー タイプの隣に「 is not in use 」というテキストが表示されます。それ以外は、そのグループ ポリシーの使用状況データが CLI に表示されます。 表 10-1 に、 show nac-policy コマンドのフィールドの説明を示します。
表 10-1 show nac-policy コマンドのフィールド
|
|
applied session count |
この ASA が NAC ポリシーを適用した VPN セッションの累積数。 |
applied group-policy count |
この ASA が NAC ポリシーを適用したグループ ポリシーの累積数。 |
group-policy list |
NAC ポリシーが割り当てられているグループ ポリシーのリスト。この場合、グループ ポリシーの使用状況によってこのリストに表示されるかどうかは決まりません。NAC ポリシーが実行コンフィギュレーションのグループ ポリシーに割り当てられている場合は、このリストにグループ ポリシーが表示されます。 |
関連コマンド
clear nac-policy |
NAC ポリシー使用状況の統計情報をリセットします。 |
show vpn-session.db |
NAC の結果を含む、VPN セッションの情報を表示します。 |
show vpn-session_summary.db |
IPSec、Cisco WebVPN、および NAC の各セッションの数を表示します。 |
show nameif
nameif コマンドを使用して設定されているインターフェイス名を表示するには、特権 EXEC モードで show nameif コマンドを使用します。
show nameif [ physical_interface [. subinterface ] | mapped_name | zone ]
構文の説明
mapped_name |
(任意) allocate-interface コマンドを使用してマッピング名を割り当てた場合、マルチ コンテキスト モードでその名前を指定します。 |
physical_interface |
(任意) gigabit ernet0/1 などのインターフェイス ID を指定します。有効値については、 interface コマンドを参照してください。 |
サブインターフェイス |
(任意)論理サブインターフェイスを示す 1 ~ 4294967293 の整数を指定します。 |
zone |
(オプション)ゾーン名を表示します。 |
デフォルト
インターフェイスを指定しない場合、ASA はすべてのインターフェイス名を表示します。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンド履歴
|
|
7.0(1) |
このコマンドが追加されました。 |
9.3(2) |
zone キーワードが追加されました。 |
使用上のガイドライン
マルチ コンテキスト モードで、 allocate-interface コマンドを使用してインターフェイス ID をマッピングした場合、そのマッピング名はコンテキスト内だけで指定できます。このコマンドの出力では、Interface カラムにはマッピング名のみが示されます。
例
次に、 show nameif コマンドの出力例を示します。
GigabitEthernet0/0 outside 0
GigabitEthernet0/1 inside 100
GigabitEthernet0/2 test2 50
show nameif zone コマンドについては、次の出力を参照してください。
ciscoasa# show nameif zone
Interface Name zone-name Security
GigabitEthernet0/0 inside-1 inside-zone 100
GigabitEthernet0/1.21 inside inside-zone 100
GigabitEthernet0/1.31 4 0
GigabitEthernet0/2 outside outside-zone 0
関連コマンド
|
|
allocate-interface |
インターフェイスおよびサブインターフェイスをセキュリティ コンテキストに割り当てます。 |
interface |
インターフェイスを設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
nameif |
インターフェイス名を設定します。 |
show interface ip brief |
インターフェイスの IP アドレスとステータスを表示します。 |
show nat
NAT ポリシーの統計情報を表示するには、特権 EXEC モードで show nat コマンドを使用します。
show nat [ interface name ] [ ip_ addr [ mask ] | { object | object-group } name ] [ translated [ interface name ] { ip_ addr [ mask ] | { object | object-group } name }] [ detail ]
構文の説明
detail |
(任意)オブジェクト フィールドの追加詳細拡張を含めます。 |
interface name |
(任意)送信元インターフェイスを指定します。 |
ip_addr [ mask ] |
(オプション)IP アドレスおよびサブネット マスクを指定します。 |
object name |
(任意)ネットワーク オブジェクトまたはサービス オブジェクトを指定します。 |
object-group name |
(任意)ネットワーク オブジェクト グループを指定します。 |
translated |
(オプション)変換されたパラメータを指定します。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンド履歴
|
|
8.3(1) |
このコマンドが追加されました。 |
9.0(1) |
IPv6 トラフィックのサポート、および IPv4 と IPv6 間の変換が追加されました。 |
使用上のガイドライン
show nat コマンドを使用して、NAT ポリシーの実行時表示を表示します。 detail オプション キーワードを使用して、オブジェクトを拡張し、オブジェクト値を表示します。追加のセレクタ フィールドを使用して、 show nat コマンド出力を制限することができます。
例
次に、 show nat コマンドの出力例を示します。
Manual NAT Policies (Section 1)
1 (any) to (any) source dynamic S S' destination static D' D
translate_hits = 0, untranslate_hits = 0
Auto NAT Policies (Section 2)
1 (inside) to (outside) source dynamic A 2.2.2.2
translate_hits = 0, untranslate_hits = 0
Manual NAT Policies (Section 3)
1 (any) to (any) source dynamic C C' destination static B' B service R R'
translate_hits = 0, untranslate_hits = 0
ciscoasa# show nat detail
Manual NAT Policies (Section 1)
1 (any) to (any) source dynamic S S' destination static D' D
translate_hits = 0, untranslate_hits = 0
Source - Real: 1.1.1.2/32, Mapped: 2.2.2.3/32
Destination - Real: 10.10.10.0/24, Mapped: 20.20.20.0/24
Auto NAT Policies (Section 2)
1 (inside) to (outside) source dynamic A 2.2.2.2
translate_hits = 0, untranslate_hits = 0
Source - Real: 1.1.1.1/32, Mapped: 2.2.2.2/32
Manual NAT Policies (Section 3)
1 (any) to (any) source dynamic C C' destination static B' B service R R'
translate_hits = 0, untranslate_hits = 0
Source - Real: 11.11.11.10-11.11.11.11, Mapped: 192.168.10.10/32
Destination - Real: 192.168.1.0/24, Mapped: 10.75.1.0/24
Service - Real: tcp source eq 10 destination eq ftp-data, Mapped: tcp source eq
次に、IPv6 と IPv4 間の変換が見られる show nat detail コマンドの出力例を示します。
ciscoasa# show nat detail
1 (in) to (outside) source dynamic inside_nw outside_map destination static inside_map any
translate_hits = 0, untranslate_hits = 0
Source - Origin: 2001::/96, Translated: 192.168.102.200-192.168.102.210
Destination - Origin: 2001::/96, Translated: 0.0.0.0/0
次に、 show nat divert ipv6 コマンドの出力例を示します。
ciscoasa# show nat divert ipv6
id=0xcb9ea518, domain=divert-route
type=static, hits=0, flags=0x21, protocol=0
src ip/id=2001::/ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff::, port=0-0
dst ip/id=2001::/ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff::, port=0-0
input_ifc=in, output_ifc=outside
id=0xcf24d4b8, domain=divert-route
type=static, hits=0, flags=0x20, protocol=0
src ip/id=::/::, port=0-0
dst ip/id=2222::/ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff::, port=0-0
input_ifc=in, output_ifc=mgmt
関連コマンド
|
|
clear nat counters |
NAT ポリシー カウンタをクリアします。 |
nat |
別のインターフェイス上にあるマップ済みアドレスに変換する、インターフェイス上のアドレスを識別します。 |
show nat divert-table
NAT 迂回テーブルの統計情報を表示するには、特権 EXEC モードで show nat divert-table コマンドを使用します。
show nat divert-table [ ipv6 ] [ interface name ]
構文の説明
ipv6 |
(オプション)迂回テーブルの IPv6 エントリを表示します。 |
interface name |
(オプション)指定した送信元インターフェイスに出力を限定します。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
show nat divert-table コマンドを使用して、NAT 迂回テーブルの実行時表現を表示します。迂回テーブルの IPv6 エントリを表示するには、 ipv6 オプション キーワードを使用します。特定の発信元インターフェイスの NAT 迂回テーブルを表示するには、interface オプション キーワードを使用します。
例
次に、 show nat divert-table コマンドの出力例を示します。
ciscoasa# show nat divert-table
id=0xad1521b8, domain=twice-nat section=1 ignore=no
type=none, hits=0, flags=0x9, protocol=0
src ip/id=0.0.0.0, mask=0.0.0.0, port=0-0
dst ip/id=10.86.119.255, mask=255.255.255.255, port=0-0
input_ifc=outside, output_ifc=NP Identity Ifc
id=0xad1523a8, domain=twice-nat section=1 ignore=no
type=none, hits=0, flags=0x9, protocol=0
src ip/id=0.0.0.0, mask=0.0.0.0, port=0-0
dst ip/id=10.86.116.0, mask=255.255.255.255, port=0-0
input_ifc=outside, output_ifc=NP Identity Ifc
id=0xad1865c0, domain=twice-nat section=1 ignore=no
type=none, hits=0, flags=0x9, protocol=0
src ip/id=0.0.0.0, mask=0.0.0.0, port=0-0
dst ip/id=192.168.255.255, mask=255.255.255.255, port=0-0
input_ifc=amallio-wizard, output_ifc=NP Identity Ifc
id=0xad1867b0, domain=twice-nat section=1 ignore=no
type=none, hits=0, flags=0x9, protocol=0
src ip/id=0.0.0.0, mask=0.0.0.0, port=0-0
dst ip/id=192.168.0.0, mask=255.255.255.255, port=0-0
input_ifc=amallio-wizard, output_ifc=NP Identity Ifc
id=0xad257bf8, domain=twice-nat section=1 ignore=no
type=none, hits=0, flags=0x9, protocol=0
src ip/id=0.0.0.0, mask=0.0.0.0, port=0-0
dst ip/id=172.27.48.255, mask=255.255.255.255, port=0-0
input_ifc=folink, output_ifc=NP Identity Ifc
id=0xad257db8, domain=twice-nat section=1 ignore=no
type=none, hits=0, flags=0x9, protocol=0
src ip/id=0.0.0.0, mask=0.0.0.0, port=0-0
dst ip/id=172.27.48.0, mask=255.255.255.255, port=0-0
input_ifc=folink, output_ifc=NP Identity Ifc
次に、 show nat divert ipv6 コマンドの出力例を示します。
ciscoasa# show nat divert ipv6
id=0xcb9ea518, domain=divert-route
type=static, hits=0, flags=0x21, protocol=0
src ip/id=2001::/ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff::, port=0-0
dst ip/id=2001::/ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff::, port=0-0
input_ifc=in, output_ifc=outside
id=0xcf24d4b8, domain=divert-route
type=static, hits=0, flags=0x20, protocol=0
src ip/id=::/::, port=0-0
dst ip/id=2222::/ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff::, port=0-0
input_ifc=in, output_ifc=mgmt
関連コマンド
|
|
clear nat counters |
NAT ポリシー カウンタをクリアします。 |
nat |
別のインターフェイス上にあるマップ済みアドレスに変換する、インターフェイス上のアドレスを識別します。 |
show nat |
NAT ポリシーの実行時表現を表示します。 |
show nat pool
NAT プールの使用状況を表示するには、特権 EXEC モードで show nat pool コマンドを使用します。
show nat pool
show nat pool cluster
構文の説明
クラスタ |
(オプション)ASA クラスタリングがイネーブルの場合、オーナー ユニットとバックアップ ユニットへの PAT アドレスの現在の割り当てを表示します。 |
デフォルト
このコマンドには、デフォルト設定がありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンド履歴
|
|
8.3(1) |
このコマンドが追加されました。 |
8.4(3) |
出力が変更されて、拡張 PAT の宛先アドレスが表示されるようになりました。PAT の範囲も、 flat キーワードと include-reserve キーワードの使用に応じて変更されました。 |
9.0(1) |
IPv6 トラフィックのサポートと、PAT アドレスの所有者ユニットおよびバックアップ ユニットに対する現在の割り当てを示すための cluster キーワードが追加されました。 |
使用上のガイドライン
NAT プールは、マッピングされたプロトコル/IP アドレス/ポート範囲ごとに作成されます。デフォルトのポート範囲は、1 〜 511、512 〜 1023、および 1024 〜 65535 です。 nat コマンドで PAT プールに対して flat キーワードを使用すると、範囲数が減り、範囲が大きくなります。
各 NAT プールは、最後に使用された後、少なくとも 10 分間存在します。10 分のホールドダウン タイマーは、 clear xlate で変換をクリアするとキャンセルされます。
例
次に、 show running-config object network コマンドによって表示される、ダイナミック PAT ルールによって作成された NAT プールの出力例を示します
ciscoasa(config)# show running-config object network
nat (pppoe2,inside) dynamic 10.76.11.25
TCP inside, address 10.76.11.25, range 1-511, allocated 0
TCP inside, address 10.76.11.25, range 512-1023, allocated 0
TCP inside, address 10.76.11.25, range 1024-65535, allocated 1
次は、PAT プールに flat オプションを使用した場合の show nat pool コマンドの出力例です。 include-reserve キーワードを指定しないと、2 つの範囲が示されます。低い方の範囲は、1024 未満の送信元ポートが同じポートにマッピングされているときに使用されます。
ICMP PAT pool dynamic-pat, address 172.16.2.200, range 1-65535, allocated 2
TCP PAT pool dynamic-pat, address 172.16.2.200, range 1-1024, allocated 0
TCP PAT pool dynamic-pat, address 172.16.2.200, range 1024-65535, allocated 2
UDP PAT pool dynamic-pat, address 172.16.2.200, range 1-1024, allocated 0
UDP PAT pool dynamic-pat, address 172.16.2.200, range 1024-65535, allocated 2
次は、PAT プールに flat include-reserve オプションを使用した場合の show nat pool コマンドの出力例です。
ICMP PAT pool dynamic-pat, address 172.16.2.200, range 1-65535, allocated 2
TCP PAT pool dynamic-pat, address 172.16.2.200, range 1-65535, allocated 2
UDP PAT pool dynamic-pat, address 172.16.2.200, range 1-65535, allocated 2
次は、PAT プールに extended flat include-reserve オプションを使用した場合の show nat pool コマンドの出力例です。重要な項目はカッコで囲まれたアドレスです。これらは拡張 PAT に使用される宛先アドレスです。
ICMP PAT pool dynamic-pat, address 172.16.2.200, range 1-65535, allocated 0
ICMP PAT pool dynamic-pat, address 172.16.2.200(172.16.2.99), range 1-65535, allocated 2
TCP PAT pool dynamic-pat, address 172.16.2.200(172.16.2.100), range 1-65535, allocated 1
UDP PAT pool dynamic-pat, address 172.16.2.200(172.16.2.100), range 1-65535, allocated 1
TCP PAT pool dynamic-pat, address 172.16.2.200, range 1-65535, allocated 0
ICMP PAT pool dynamic-pat, address 172.16.2.200(172.16.2.100), range 1-65535, allocated 1
TCP PAT pool dynamic-pat, address 172.16.2.200(172.16.2.99), range 1-65535, allocated 2
UDP PAT pool dynamic-pat, address 172.16.2.200, range 1-65535, allocated 0
関連コマンド
|
|
nat |
別のインターフェイス上にあるマップ済みアドレスに変換する、インターフェイス上のアドレスを識別します。 |
show nat |
NAT ポリシーの統計情報を表示します。 |
show nat proxy-arp
NAT プロキシ ARP テーブルを表示するには、特権 EXEC モードで show nat proxy-arp コマンドを使用します。
show nat proxy-arp [ ipv6 ] [ interface name ]
構文の説明
ipv6 |
(オプション)プロキシ ARP テーブルの IPv6 エントリを表示します。 |
interface name |
(オプション)指定した送信元インターフェイスに出力を限定します。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
NAT プロキシ ARP テーブルの実行時表現を表示するには、 show nat proxy-arp コマンドを使用します。プロキシ ARP テーブルの IPv6 エントリを表示するには、 ipv6 オプション キーワードを使用します。特定の発信元インターフェイスの NAT プロキシ ARP テーブルを示するには、interface オプション キーワードを使用します。
例
次に、 show nat proxy-arp コマンドの出力例を示します。
ciscoasa# show nat proxy-arp
id=0x00007f5558bbbfc0, ip/id=10.10.1.134, mask=255.255.255.255 ifc=test2
config:(inside) to (test2) source dynamic inside_v6 outside_v4_pat destination
id=0x00007f5558bbbfc0, ip/id=10.10.1.135, mask=255.255.255.255 ifc=test2
config:(inside) to (test2) source dynamic inside_v6 outside_v4_pat destination
id=0x00007f55595ad2c0, ip/id=10.86.118.2, mask=255.255.255.255 ifc=inside
config:(inside) to (test2) source dynamic inside_v6 interface dns
id=0x00007f5559424e80, ip/id=10.100.10.1, mask=255.255.255.255 ifc=NP Identity Ifc
config:(any) to (any) source dynamic src_network pat-pool mapped-pat-pool
id=0x00007f5559424e80, ip/id=10.100.10.2, mask=255.255.255.255 ifc=NP Identity Ifc
config:(any) to (any) source dynamic src_network pat-pool mapped-pat-pool
id=0x00007f5544785700, ip/id=10.7.17.2, mask=255.255.255.254 ifc=NP Identity Ifc
config:(any) to (any) source static test2 10.3.3.0
id=0x00007f554c4ae740, ip/id=10.1.1.1, mask=255.255.255.255 ifc=NP Identity Ifc
関連コマンド
|
|
clear nat counters |
NAT ポリシー カウンタをクリアします。 |
nat |
別のインターフェイス上にあるマップ済みアドレスに変換する、インターフェイス上のアドレスを識別します。 |
show nat |
NAT ポリシーの実行時表現を表示します。 |
show ntp associations
NTP アソシエーション情報を表示するには、ユーザ EXEC モードで show ntp associations コマンドを使用します。
show ntp associations [ detail ]
構文の説明
detail |
(任意)各アソシエーションの追加情報を表示します。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
出力の説明については、「例」を参照してください。
例
次に、 show ntp associations コマンドの出力例を示します。
ciscoasa> show ntp associations
address ref clock st when poll reach delay offset disp
~172.31.32.2 172.31.32.1 5 29 1024 377 4.2 -8.59 1.6
+~192.168.13.33 192.168.1.111 3 69 128 377 4.1 3.48 2.3
*~192.168.13.57 192.168.1.111 3 32 128 377 7.9 11.18 3.6
* master (synced), # master (unsynced), + selected, - candidate, ~ configured
表 10-2 に、各フィールドの説明を示します。
表 10-2 show ntp associations のフィールド
|
|
(表示行の行頭文字) |
表示行の行頭には、次の文字が 1 つまたはそれ以上表示されます。
- *:このピアに同期しています。
- #:このピアに対してほぼ同期しています。
- +:ピアは同期可能な対象として選択されています。
- -:ピアが選択候補です。
- ~:ピアがスタティックに設定されていますが、同期していません。
|
address |
NTP ピアのアドレス。 |
ref clock |
ピアのリファレンス クロックのアドレス。 |
st |
ピアの層。 |
when |
ピアから最終 NTP パケットが受信されてからの時間。 |
poll |
ポーリング間隔(秒)。 |
reach |
ピアの到達可能性(8 進のビット ストリング)。 |
delay |
ピアまでのラウンド トリップ遅延(ミリ秒)。 |
offset |
ローカル クロックに対するピア クロックの相対時間(ミリ秒)。 |
disp |
分散値。 |
次に、 show ntp associations detail コマンドの出力例を示します。
ciscoasa> show ntp associations detail
172.23.56.249 configured, our_master, sane, valid, stratum 4
ref ID 172.23.56.225, time c0212639.2ecfc9e0 (20:19:05.182 UTC Fri Feb 22 2002)
our mode client, peer mode server, our poll intvl 128, peer poll intvl 128
root delay 38.04 msec, root disp 9.55, reach 177, sync dist 156.021
delay 4.47 msec, offset -0.2403 msec, dispersion 125.21
precision 2**19, version 3
org time c02128a9.731f127b (20:29:29.449 UTC Fri Feb 22 2002)
rcv time c02128a9.73c1954b (20:29:29.452 UTC Fri Feb 22 2002)
xmt time c02128a9.6b3f729e (20:29:29.418 UTC Fri Feb 22 2002)
filtdelay = 4.47 4.58 4.97 5.63 4.79 5.52 5.87 0.00
filtoffset = -0.24 -0.36 -0.37 0.30 -0.17 0.57 -0.74 0.00
filterror = 0.02 0.99 1.71 2.69 3.66 4.64 5.62 16000.0
表 10-3 に、各フィールドの説明を示します。
表 10-3 show ntp associations detail のフィールド
|
|
IP-address configured |
サーバ(ピア)の IP アドレス。 |
(ステータス) |
- our_master:ASA がこのピアに対して同期しています。
- selected:ピアは同期可能な対象として選択されています。
- candidate:ピアが選択候補です。
|
(健全性) |
- sane:ピアが基本健全性チェックをパスしました。
- insane:ピアが基本健全性チェックで失敗しました。
|
(有効性) |
- valid:ピア時間は有効であると見なされています。
- invalid:ピア時間は無効であると見なされています。
- leap_add:ピアが、うるう秒が加算されることをシグナリングしています。
- leap-sub:ピアが、うるう秒が減算されることをシグナリングしています。
|
stratum |
ピアの層。 |
(リファレンス ピア) |
unsynced:ピアは、他のどのマシンにも同期されていません。 ref ID:ピアの同期対象となるマシンのアドレス。 |
time |
ピアがマスターから受信した最終タイムスタンプ。 |
our mode client |
ピアに対する相対的なモード。常に「クライアント」です。 |
peer mode server |
サーバに相対的なピアのモード。 |
our poll intvl |
ピアに対するポーリング間隔。 |
peer poll intvl |
ピアからのポーリング間隔。 |
root delay |
ルートへのパスに沿った遅延(最上位ストラタム 1 の時刻源)。 |
root disp |
ルートへのパスの分散。 |
reach |
ピアの到達可能性(8 進のビット ストリング)。 |
sync dist |
ピアの同期間隔。 |
delay |
ピアまでのラウンド トリップ遅延。 |
offset |
クロックに相対的なピア クロックのオフセット。 |
dispersion |
ピア クロックの分散。 |
precision |
ピア クロックの精度(ヘルツ)。 |
version |
ピアが使用中の NTP バージョン番号。 |
org time |
開始時のタイムスタンプ。 |
rcv time |
受信時のタイムスタンプ。 |
xmt time |
送信時のタイムスタンプ。 |
filtdelay |
各サンプルのラウンド トリップ遅延(ミリ秒)。 |
filtoffset |
各サンプルのクロック オフセット(ミリ秒)。 |
filterror |
各サンプルの誤差の概算値。 |
関連コマンド
|
|
ntp authenticate |
NTP 認証をイネーブルにします。 |
ntp authentication-key |
NTP サーバと同期するために、暗号化された認証キーを設定します。 |
ntp server |
NTP サーバを指定します。 |
ntp trusted-key |
NTP サーバによる認証用パケットで使用するための、ASA のキー ID を指定します。 |
show ntp status |
NTP アソシエーションのステータスを表示します。 |
show ntp status
各 NTP アソシエーションのステータスを表示するには、ユーザ EXEC モードで show ntp status コマンドを使用します。
show ntp status
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
出力の説明については、「例」を参照してください。
例
次に、 show ntp status コマンドの出力例を示します。
ciscoasa> show ntp status
Clock is synchronized, stratum 5, reference is 172.23.56.249
nominal freq is 99.9984 Hz, actual freq is 100.0266 Hz, precision is 2**6
reference time is c02128a9.73c1954b (20:29:29.452 UTC Fri Feb 22 2002)
clock offset is -0.2403 msec, root delay is 42.51 msec
root dispersion is 135.01 msec, peer dispersion is 125.21 msec
表 10-4 に、各フィールドの説明を示します。
表 10-4 show ntp status のフィールド
|
|
Clock |
- synchronized:ASA が NTP サーバに対して同期しています。
- unsynchronized:ASA が NTP サーバに対して同期していません。
|
stratum |
このシステムの NTP ストラタム。 |
リファレンス |
ASA の同期対象になる NTP サーバのアドレス。 |
nominal freq |
システム ハードウェア クロックの公称周波数。 |
actual freq |
システム ハードウェア クロックの測定周波数。 |
precision |
このシステムのクロックの精度(ヘルツ)。 |
reference time |
リファレンス タイムスタンプ。 |
clock offset |
同期されたピアに対するシステム クロックのオフセット。 |
root delay |
ルート クロックまでのパスに沿った合計遅延。 |
root dispersion |
ルート パスの分散。 |
peer dispersion |
同期されたピアの分散。 |
関連コマンド
|
|
ntp authenticate |
NTP 認証をイネーブルにします。 |
ntp authentication-key |
NTP サーバと同期するために、暗号化された認証キーを設定します。 |
ntp server |
NTP サーバを指定します。 |
ntp trusted-key |
NTP サーバによる認証用パケットで使用するための、ASA のキー ID を指定します。 |
show ntp associations |
ASA が関連付けられている NTP サーバを表示します。 |
show nve
NVE インターフェイスのパラメータ、ステータスおよび統計情報を表示するには、特権 EXEC モードで show nve コマンドを使用します。
show nve [ 1 ] [ summary ]
構文の説明
1 |
(オプション)NVE インスタンスを指定します。これは、常に 1 です。 |
summary |
(オプション)NVE インターフェイスのステータス、NVE インターフェイスの背後にある VNI の数および検出された VTEP の数のみを表示します。 |
コマンド デフォルト
デフォルトの動作や値はありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
このコマンドは、NVE インターフェイスのパラメータ、ステータス、および統計情報とキャリア インターフェイス(送信元インターフェイス)のステータス、この NVE を VXLAN VTEP として使用する VNI、ならびにこの NVE インターフェイスに関連付けられているピア VTEP IP アドレスを表示します。
例
show nve 1 コマンドについては、次の出力を参照してください。
ciscoasa(config-if)# show nve
nve 1, source-interface "inside" is up
IP address 15.1.2.1, subnet mask 255.255.255.0
Encapsulated traffic statistics:
6701004 packets input, 3196266002 bytes
6700897 packets output, 3437418084 bytes
Number of configured static peer VTEPs: 0
Number of discovered peer VTEPs: 1
Number of VNIs attached to nve 1: 2
vni 2: segment-id 5002, mcast-group 239.1.2.3
vni 1: segment-id 5001, mcast-group 239.1.2.3
show nve 1 summary コマンドについては、次の出力を参照してください。
ciscoasa# show nve 1 summary
nve 1, source-interface "inside" is up
Number of configured static peer VTEPs: 0
Number of discovered peer VTEPs: 1
Default multicast group: 239.1.2.3
Number of VNIs attached to nve 1: 2
関連コマンド
|
|
debug vxlan |
VXLAN トラフィックをデバッグします。 |
default-mcast-group |
VTEP 送信元インターフェイスに関連付けられているすべての VNI インターフェイスのデフォルトのマルチキャスト グループを指定します。 |
encapsulation vxlan |
NVE インスタンスを VXLAN カプセル化に設定します。 |
inspect vxlan |
標準 VXLAN ヘッダー形式に強制的に準拠させます。 |
interface vni |
VXLAN タギング用の VNI インターフェイスを作成します。 |
mcast-group |
VNI インターフェイスのマルチキャスト グループ アドレスを設定します。 |
nve |
ネットワーク仮想化エンドポイント インスタンスを指定します。 |
nve-only |
VXLAN 送信元インターフェイスが NVE 専用であることを指定します。 |
peer ip |
ピア VTEP の IP アドレスを手動で指定します。 |
segment-id |
VNI インターフェイスの VXLAN セグメント ID を指定します。 |
show arp vtep-mapping |
リモート セグメント ドメインにある IP アドレスとリモート VTEP IP アドレス用の VNI インターフェイスにキャッシュされた MAC アドレスを表示します。 |
show interface vni |
VNI インターフェイスのパラメータ、ステータス、および統計情報と、ブリッジされているインターフェイス(設定されている場合)のステータス、ならびに関連付けられている NVE インターフェイスを表示します。 |
show mac-address-table vtep-mapping |
リモート VTEP IP アドレスが設定された VNI インターフェイス上のレイヤ 2 転送テーブル(MAC アドレス テーブル)を表示します。 |
show vni vlan-mapping |
VNI セグメント ID と、VLAN インターフェイスまたはトランスペアレント モードの物理インターフェイス間のマッピングを表示します。 |
source-interface |
VTEP 送信元インターフェイスを指定します。 |
vtep-nve |
VNI インターフェイスを VTEP 送信元インターフェイスに関連付けます。 |
vxlan port |
VXLAN UDP ポートを設定します。デフォルトでは、VTEP 送信元インターフェイスは UDP ポート 4789 への VXLAN トラフィックを受け入れます。 |
show object-group
オブジェクト グループのタイプがネットワーク オブジェクトグループ タイプである場合にオブジェクト グループ情報および関連ヒット カウントを表示するには、特権 EXEC モードで show object-group コマンドを使用します。
show object-group [ protocol | service | icmp-type | id object_group_name]
構文の説明
icmp-type |
(任意)ICMP タイプのオブジェクト グループ。 |
id object_group_name |
(オプション)オブジェクト グループを名前で特定します。 |
protocol |
(任意)プロトコルタイプのオブジェクト グループ。 |
service |
(任意)サービスタイプのオブジェクト。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
オブジェクト グループのタイプがネットワーク オブジェクトグループ タイプである場合に、オブジェクト グループを表示しようとするルーチンでは、オブジェクト ヒットも表示されます。他のタイプのオブジェクト グループの場合、ヒット カウントは表示されません。
例
次に、「Anet」という名前のネットワーク オブジェクト グループに関する情報を表示する、 show object-group コマンドの出力例を示します。
ciscoasa# show object-group id Anet
Object-group network Anet (hitcnt=10)
Description OBJ SEARCH ALG APPLIED
network-object 1.1.1.0 255.255.255.0 (hitcnt=4)
network-object 2.2.2.0 255.255.255.0 (hitcnt=6)
次に、サービス グループに関する情報を表示する、 show object-group コマンドの出力例を示します。
ciscoasa (config)# show object-group service
object-group service B-Serobj
description its a service group
service-object tcp eq bgp
object-group protocol C-grp-proto
次に、プロトコルに関する情報を表示する、 show object-group コマンドの出力例を示します。
ciscoasa (config)# show object-group protocol
object-group protocol C-grp-proto
関連コマンド
|
|
clear object-group |
指定されたオブジェクト グループのネットワーク オブジェクトのヒット カウントをクリアします。 |
show access list |
すべてのアクセス リスト、関連拡張アクセス リスト エントリ、およびヒット カウントを表示します。 |
show ospf
OSPF ルーティング プロセスに関する一般情報を表示するには、特権 EXEC モードで show ospf コマンドを使用します。
show ospf [ pid [ area_id ] ]
構文の説明
area_id |
(任意)OSPF アドレス範囲に関連付けられているエリアの ID。 |
pid |
(任意)OSPF プロセスの ID。 |
デフォルト
pid を指定しない場合は、すべての OSPF プロセスが一覧表示されます。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンド履歴
|
|
7.0(1) |
このコマンドが追加されました。 |
9.0(1) |
マルチ コンテキスト モードのサポートが追加されました。 |
使用上のガイドライン
pid を指定すると、指定したルーティング プロセスの情報のみが含まれます。
例
次に、 show ospf コマンドの出力例を示します。ここでは、特定の OSPF ルーティング プロセスに関する一般情報を表示する例を示しています。
Routing Process "ospf 5" with ID 127.0.0.1 and Domain ID 0.0.0.5
Supports only single TOS(TOS0) routes
SPF schedule delay 5 secs, Hold time between two SPFs 10 secs
Minimum LSA interval 5 secs. Minimum LSA arrival 1 secs
Number of external LSA 0. Checksum Sum 0x 0
Number of opaque AS LSA 0. Checksum Sum 0x 0
Number of DCbitless external and opaque AS LSA 0
Number of DoNotAge external and opaque AS LSA 0
Number of areas in this router is 0. 0 normal 0 stub 0 nssa
External flood list length 0
次に、 show ospf コマンドの出力例を示します。ここでは、すべての OSPF ルーティング プロセスに関する一般情報を表示する例を示しています。
Routing Process "ospf 5" with ID 127.0.0.1 and Domain ID 0.0.0.5
Supports only single TOS(TOS0) routes
SPF schedule delay 5 secs, Hold time between two SPFs 10 secs
Minimum LSA interval 5 secs. Minimum LSA arrival 1 secs
Number of external LSA 0. Checksum Sum 0x 0
Number of opaque AS LSA 0. Checksum Sum 0x 0
Number of DCbitless external and opaque AS LSA 0
Number of DoNotAge external and opaque AS LSA 0
Number of areas in this router is 0. 0 normal 0 stub 0 nssa
External flood list length 0
Routing Process "ospf 12" with ID 172.23.59.232 and Domain ID 0.0.0.12
Supports only single TOS(TOS0) routes
SPF schedule delay 5 secs, Hold time between two SPFs 10 secs
Minimum LSA interval 5 secs. Minimum LSA arrival 1 secs
Number of external LSA 0. Checksum Sum 0x 0
Number of opaque AS LSA 0. Checksum Sum 0x 0
Number of DCbitless external and opaque AS LSA 0
Number of DoNotAge external and opaque AS LSA 0
Number of areas in this router is 0. 0 normal 0 stub 0 nssa
External flood list length 0
関連コマンド
|
|
router ospf |
OSPF ルーティングをイネーブルにし、グローバル OSPF ルーティング パラメータを設定します。 |
show ospf border-routers
ABR および ASBR に対する内部 OSPF ルーティング テーブル エントリを表示するには、特権 EXEC モードで show ospf border-routers コマンドを使用します。
show ospf border-routers
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンド履歴
|
|
7.0(1) |
このコマンドが追加されました。 |
9.0(1) |
マルチ コンテキスト モードのサポートが追加されました。 |
例
次に、 ospf border-routers コマンドの出力例を示します。
ciscoasa# show ospf border-routers
OSPF Process 109 internal Routing Table
Codes: i - Intra-area route, I - Inter-area route
i 192.168.97.53 [10] via 192.168.1.53, fifth, ABR, Area 0, SPF 20
i 192.168.103.51 [10] via 192.168.96.51, outside, ASBR, Area 192.168.12.0, SPF 14
i 192.168.103.52 [10] via 192.168.96.51, outside, ABR/ASBR, Area 192.168.12.0, SPF 14
関連コマンド
|
|
router ospf |
OSPF ルーティングをイネーブルにし、グローバル OSPF ルーティング パラメータを設定します。 |
show ospf database
ASA 上の OSPF トポロジ データベースに格納されている情報を表示するには、特権 EXEC モードで show ospf database コマンドを使用します。
show ospf [ pid [ area_id ]] database [ router | network | summary | asbr-summary | external | nssa-external ] [ lsid ] [ internal ] [ self-originat e | adv-router addr ]
show ospf [ pid [ area_id ]] database database-summary
構文の説明
addr |
(任意)ルータのアドレス。 |
adv-router |
(任意)アドバタイズされたルータ。 |
area_id |
(任意)OSPF アドレス範囲に関連付けられているエリアの ID。 |
asbr-summary |
(任意)ASBR リストの要約を表示します。 |
database |
データベース情報を表示します。 |
database-summary |
(任意)データベース全体の要約リストを表示します。 |
external |
(任意)指定した自律システムの外部のルートを表示します。 |
internal |
(任意)指定した自律システム内部のルート。 |
lsid |
(任意)LSA ID。 |
network |
(任意)ネットワークに関する OSPF データベース情報を表示します。 |
nssa-external |
(任意)外部の Not-So-Stubby Area リストを表示します。 |
pid |
(任意)OSPF プロセスの ID。 |
ルータ |
(任意)ルータを表示します。 |
self-originate |
(任意)指定した自律システムに関する情報を表示します。 |
summary |
(任意)リストの要約を表示します。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンド履歴
|
|
7.0(1) |
このコマンドが追加されました。 |
9.0(1) |
マルチ コンテキスト モードのサポートが追加されました。 |
使用上のガイドライン
OSPF ルーティング関連の show コマンドは、ASA 上で特権モードで使用できます。OSPF 関連の show コマンドを使用するには、OSPF コンフィギュレーション モードである必要はありません。
例
次に、 show ospf database コマンドの出力例を示します。
ciscoasa# show ospf database
OSPF Router with ID(192.168.1.11) (Process ID 1)
Router Link States(Area 0)
Link ID ADV Router Age Seq# Checksum Link count
192.168.1.8 192.168.1.8 1381 0x8000010D 0xEF60 2
192.168.1.11 192.168.1.11 1460 0x800002FE 0xEB3D 4
192.168.1.12 192.168.1.12 2027 0x80000090 0x875D 3
192.168.1.27 192.168.1.27 1323 0x800001D6 0x12CC 3
Link ID ADV Router Age Seq# Checksum
172.16.1.27 192.168.1.27 1323 0x8000005B 0xA8EE
172.17.1.11 192.168.1.11 1461 0x8000005B 0x7AC
Type-10 Opaque Link Area Link States (Area 0)
Link ID ADV Router Age Seq# Checksum Opaque ID
10.0.0.0 192.168.1.11 1461 0x800002C8 0x8483 0
10.0.0.0 192.168.1.12 2027 0x80000080 0xF858 0
10.0.0.0 192.168.1.27 1323 0x800001BC 0x919B 0
10.0.0.1 192.168.1.11 1461 0x8000005E 0x5B43 1
次に、 show ospf database asbr-summary コマンドの出力例を示します。
ciscoasa# show ospf database asbr-summary
OSPF Router with ID(192.168.239.66) (Process ID 300)
Summary ASB Link States(Area 0.0.0.0)
Routing Bit Set on this LSA
Options: (No TOS-capability)
LS Type: Summary Links(AS Boundary Router)
Link State ID: 172.16.245.1 (AS Boundary Router address)
Advertising Router: 172.16.241.5
次に、 show ospf database router コマンドの出力例を示します。
ciscoasa# show ospf database router
OSPF Router with id(192.168.239.66) (Process ID 300)
Router Link States(Area 0.0.0.0)
Routing Bit Set on this LSA
Options: (No TOS-capability)
Link State ID: 10.187.21.6
Advertising Router: 10.187.21.6
Link connected to: another Router (point-to-point)
(link ID) Neighboring Router ID: 10.187.21.5
(Link Data) Router Interface address: 10.187.21.6
次に、 show ospf database network コマンドの出力例を示します。
ciscoasa# show ospf database network
OSPF Router with id(192.168.239.66) (Process ID 300)
Displaying Net Link States(Area 0.0.0.0)
Options: (No TOS-capability)
Link State ID: 10.187.1.3 (address of Designated Router)
Advertising Router: 192.168.239.66
Network Mask: 255.255.255.0
Attached Router: 192.168.239.66
Attached Router: 10.187.241.5
Attached Router: 10.187.1.1
Attached Router: 10.187.54.5
Attached Router: 10.187.1.5
次に、 show ospf database summary コマンドの出力例を示します。
ciscoasa# show ospf database summary
OSPF Router with id(192.168.239.66) (Process ID 300)
Displaying Summary Net Link States(Area 0.0.0.0)
Options: (No TOS-capability)
LS Type: Summary Links(Network)
Link State ID: 10.187.240.0 (summary Network Number)
Advertising Router: 10.187.241.5
Network Mask: 255.255.255.0 TOS: 0 Metric: 1
次に、 show ospf database external コマンドの出力例を示します。
ciscoasa# show ospf database external
OSPF Router with id(192.168.239.66) (Autonomous system 300)
Displaying AS External Link States
Options: (No TOS-capability)
LS Type: AS External Link
Link State ID: 172.16.0.0 (External Network Number)
Advertising Router: 10.187.70.6
Network Mask: 255.255.0.0
Metric Type: 2 (Larger than any link state path)
関連コマンド
|
|
router ospf |
OSPF ルーティングをイネーブルにし、グローバル OSPF ルーティング パラメータを設定します。 |
show ospf events
OSPF 内部イベント情報を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ospf events コマンドを使用します。
show ospf [ process_id ] events [ type ]
構文の説明
process_id |
(オプション)ローカルで割り当てられ、任意の正の整数である内部 ID を指定します。この ID は、OSPF ルーティング プロセスがイネーブルになっている場合に、管理上割り当てられる番号です。 |
type |
(オプション)表示するイベント タイプのリスト。タイプを 1 つ以上指定しないと、すべてのイベントが表示されます。次のタイプでフィルタリングできます。
- generic :一般的なイベント。
- interface :インターフェイス状態変化イベント。
- lsa :LSA 到着イベントおよび LSA 生成イベント。
- neighbor :ネイバー状態変化イベント。
- reverse :逆の順序でイベントを表示。
- rib :ルータ情報ベースの更新イベント、削除イベント、および再配布イベント。
- spf :SPF のスケジューリング イベントおよび SPF 実行イベント。
|
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンド履歴
|
|
7.0(1) |
このコマンドが追加されました。 |
9.0(1) |
マルチ コンテキスト モードのサポートが追加されました。 |
例
次に、 show ospf events コマンドの出力例を示します。
ciscoasa# show ospf events
OSPF Router with ID (192.168.77.1) (Process ID 5)
1 Apr 27 16:33:23.556: RIB Redist, dest 0.0.0.0, mask 0.0.0.0, Up
2 Apr 27 16:33:23.556: Rescanning RIB: 0x00x0
3 Apr 27 16:33:23.556: Service Redist scan: 0x00x0
関連コマンド
|
|
show ospf |
OSPF ルーティング プロセスのすべての設定を表示します。 |
show ospf border-routers |
エリア境界ルータ(ABR)と自律システム境界ルータ(ASBR)への内部 OSPF ルーティング テーブル エントリを表示します。 |
show ospf flood-list
インターフェイスを介してフラッディングされるのを待機している OSPF LSA のリストを表示するには、特権 EXEC モードで show ospf flood-list コマンドを使用します。
show ospf flood-list interface_name
構文の説明
interface_name |
ネイバー情報を表示するインターフェイスの名前。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンド履歴
|
|
7.0(1) |
このコマンドが追加されました。 |
9.0(1) |
マルチ コンテキスト モードのサポートが追加されました。 |
使用上のガイドライン
OSPF ルーティング関連の show コマンドは、ASA 上で特権モードで使用できます。OSPF 関連の show コマンドを使用するには、OSPF コンフィギュレーション モードである必要はありません。
例
次に、 show ospf flood-list コマンドの出力例を示します。
ciscoasa# show ospf flood-list outside
Interface outside, Queue length 20
Link state flooding due in 12 msec
Type LS ID ADV RTR Seq NO Age Checksum
5 10.2.195.0 192.168.0.163 0x80000009 0 0xFB61
5 10.1.192.0 192.168.0.163 0x80000009 0 0x2938
5 10.2.194.0 192.168.0.163 0x80000009 0 0x757
5 10.1.193.0 192.168.0.163 0x80000009 0 0x1E42
5 10.2.193.0 192.168.0.163 0x80000009 0 0x124D
5 10.1.194.0 192.168.0.163 0x80000009 0 0x134C
関連コマンド
|
|
router ospf |
OSPF ルーティングをイネーブルにし、グローバル OSPF ルーティング パラメータを設定します。 |
show ospf interface
OSPF 関連のインターフェイス情報を表示するには、特権 EXEC モードで show ospf interface コマンドを使用します。
show ospf interface [ interface_name ]
構文の説明
interface_name |
(任意)OSPF 関連の情報を表示するインターフェイスの名前。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンド履歴
|
|
7.0(1) |
このコマンドが追加されました。 |
9.0(1) |
マルチ コンテキスト モードのサポートが追加されました。 |
使用上のガイドライン
interface_name 引数を指定せずに使用すると、すべてのインターフェイスの OSPF 情報が表示されます。
例
次に、 show ospf interface コマンドの出力例を示します。
ciscoasa# show ospf interface outside
out is up, line protocol is up
Internet Address 10.0.3.4 mask 255.255.255.0, Area 0
Process ID 2, Router ID 10.0.3.4, Network Type BROADCAST, Cost: 10
Transmit Delay is 1 sec, State WAITING, Priority 1
No designated router on this network
No backup designated router on this network
Timer intervals configured, Hello 10 msec, Dead 1, Wait 1, Retransmit 5
Wait time before Designated router selection 0:00:11
Index 1/1, flood queue length 0
Next 0x00000000(0)/0x00000000(0)
Last flood scan length is 0, maximum is 0
Last flood scan time is 0 msec, maximum is 0 msec
Neighbor Count is 0, Adjacent neighbor count is 0
Suppress hello for 0 neighbor(s)
関連コマンド
|
|
interface |
インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
show ospf neighbor
インターフェイスごとの OSPF ネイバー情報を表示するには、特権 EXEC モードで show ospf neighbor コマンドを使用します。
show ospf neighbor [ detail | interface_name [ nbr_router_id ]]
構文の説明
detail |
(任意)指定したルータに関する詳細な情報を表示します。 |
interface_name |
(任意)ネイバー情報を表示するインターフェイスの名前。 |
nbr_router_id |
(任意)ネイバー ルータのルータ ID。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンド履歴
|
|
7.0(1) |
このコマンドが追加されました。 |
9.0(1) |
マルチ コンテキスト モードのサポートが追加されました。 |
例
次に、 show ospf neighbor コマンドの出力例を示します。ここでは、インターフェイスごとの OSPF ネイバー情報を表示する例を示しています。
ciscoasa# show ospf neighbor outside
Neighbor 192.168.5.2, interface address 10.225.200.28
In the area 0 via interface outside
Neighbor priority is 1, State is FULL, 6 state changes
DR is 10.225.200.28 BDR is 10.225.200.30
Dead timer due in 00:00:36
Neighbor is up for 00:09:46
Index 1/1, retransmission queue length 0, number of retransmission 1
First 0x0(0)/0x0(0) Next 0x0(0)/0x0(0)
Last retransmission scan length is 1, maximum is 1
Last retransmission scan time is 0 msec, maximum is 0 msec
次に、 show ospf neighbor detail コマンドの出力例を示します。指定された OSPF ネイバーの詳細情報を表示する方法を示します。
ciscoasa# show ospf neighbor detail
Neighbor 25.1.1.60, interface address 15.1.1.60
In the area 0 via interface inside
Neighbor priority is 1, State is FULL, 46 state changes
DR is 15.1.1.62 BDR is 15.1.1.60
Options is 0x12 in Hello (E-bit, L-bit)
Options is 0x52 in DBD (E-bit, L-bit, O-bit)
LLS Options is 0x1 (LR), last OOB-Resync 00:03:07 ago
Dead timer due in 0:00:24
Neighbor is up for 01:42:15
Index 5/5, retransmission queue length 0, number of retransmission 0
First 0x0(0)/0x0(0) Next 0x0(0)/0x0(0)
Last retransmission scan length is 0, maximum is 0
Last retransmission scan time is 0 msec, maximum is 0 msec
関連コマンド
|
|
neighbor |
非ブロードキャスト ネットワークに相互接続する OSPF ルータを設定します。 |
router ospf |
OSPF ルーティングをイネーブルにし、グローバル OSPF ルーティング パラメータを設定します。 |
show ospf nsf
OSPFv2 関連の NSF 情報を表示するには、特権 EXEC モードで show ospf nsf コマンドを使用します。
show ospf nsf
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
例
次に、 show ospf nsf コマンドの出力例を示します。
Routing Process "ospf 10"
Non-Stop Forwarding enabled
Clustering is not configured in spanned etherchannel mode
IETF NSF helper support enabled
Cisco NSF helper support enabled
Handle 1, Router ID 25.1.1.60, checkpoint Router ID 0.0.0.0
Config wait timer interval 10, timer not running
Dbase wait timer interval 120, timer not running
関連コマンド
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nsf cisco |
NSF 対応ルータの Cisco NSF をイネーブルにします。 |
router ospf |
OSPF ルーティングをイネーブルにし、グローバル OSPF ルーティング パラメータを設定します。 |
show ospf request-list
ルータによって要求されたすべての LSA のリストを表示するには、特権 EXEC モードで show ospf request-list コマンドを使用します。
show ospf request-list nbr_router_id interface_name
構文の説明
interface_name |
ネイバー情報を表示するインターフェイスの名前。このインターフェイスからルータによって要求されたすべての LSA のリストを表示します。 |
nbr_router_id |
ネイバー ルータのルータ ID。このネイバーからルータによって要求されたすべての LSA のリストを表示します。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンド履歴
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7.0(1) |
このコマンドが追加されました。 |
9.0(1) |
マルチ コンテキスト モードのサポートが追加されました。 |
例
次に、 show ospf request-list コマンドの出力例を示します。
ciscoasa# show ospf request-list 192.168.1.12 inside
OSPF Router with ID (192.168.1.11) (Process ID 1)
Neighbor 192.168.1.12, interface inside address 172.16.1.12
Type LS ID ADV RTR Seq NO Age Checksum
1 192.168.1.12 192.168.1.12 0x8000020D 8 0x6572
関連コマンド
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show ospf retransmission-list |
再送信を待機しているすべての LSA のリストを表示します。 |
show ospf retransmission-list
再送信されるのを待機しているすべての LSA のリストを表示するには、特権 EXEC モードで show ospf retransmission-list コマンドを使用します。
show ospf retransmission-list nbr_router_id interface_name
構文の説明
interface_name |
ネイバー情報を表示するインターフェイスの名前。 |
nbr_router_id |
ネイバー ルータのルータ ID。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンド履歴
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7.0(1) |
このコマンドが追加されました。 |
9.0(1) |
マルチ コンテキスト モードのサポートが追加されました。 |
使用上のガイドライン
OSPF ルーティング関連の show コマンドは、ASA 上で特権モードで使用できます。OSPF 関連の show コマンドを使用するには、OSPF コンフィギュレーション モードである必要はありません。
nbr_router_id 引数を指定すると、このネイバーの、再送信されるのを待機しているすべての LSA のリストが表示されます。
interface_name 引数を指定すると、このインターフェイスの、再送信されるのを待機しているすべての LSA のリストが表示されます。
例
次に、 show ospf retransmission-list コマンドの例を示します。例では、 nbr_router_id 引数は 192.168.1.11 で、 if_name 引数は outside です。
ciscoasa# show ospf retransmission-list 192.168.1.11 outside
OSPF Router with ID (192.168.1.12) (Process ID 1)
Neighbor 192.168.1.11, interface outside address 172.16.1.11
Link state retransmission due in 3764 msec, Queue length 2
Type LS ID ADV RTR Seq NO Age Checksum
1 192.168.1.12 192.168.1.12 0x80000210 0 0xB196
関連コマンド
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show ospf request-list |
ルータによって要求されたすべての LSA のリストを表示します。 |
show ospf rib
OSPF ルータ情報ベース(RIB)を表示するには、特権 EXEC モードで show ospf rib コマンドを使用します。
show ospf [ pid [ area_id ] ] rib [ network_prefix [ network_mask ] | detail | redistribution [ network_prefix [ network_mask ] | detail ]]
構文の説明
area_id |
(任意)OSPF アドレス範囲に関連付けられているエリアの ID。 |
pid |
(任意)OSPF プロセスの ID。 |
network_prefix [ network_mask ] |
(オプション)表示するルータのネットワーク プレフィックスおよびオプションでマスク。次に例を示します。 10.100.10.1 10.100.10.0 255.255.255.0 |
detail |
(オプション)RIB に関する詳細情報を表示します。 |
再配布 |
(オプション)再配布情報を表示します。ネットワーク プレフィックスとマスクを指定するか、または redistribution キーワードの後ろに detail キーワードを指定することもできます。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンド履歴
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7.0(1) |
このコマンドが追加されました。 |
9.0(1) |
マルチ コンテキスト モードのサポートが追加されました。 |
show ospf statistics
さまざまな OSPF 統計情報を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show ospf statistics コマンドを使用します。
show ospf [ process_id ] statistics [ detail ]
構文の説明
detail |
(オプション)トリガー ポイントを含む詳細な SPF 情報を指定します。 |
process_id |
(オプション)ローカルで割り当てられ、任意の正の整数である内部 ID を指定します。この ID は、OSPF ルーティング プロセスがイネーブルになっている場合に、管理上割り当てられる番号です。 |
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンド履歴
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7.0(1) |
このコマンドが追加されました。 |
9.0(1) |
マルチ コンテキスト モードのサポートが追加されました。 |
使用上のガイドライン
SPF が実行された回数、原因、および期間を表示するには、このコマンドを使用します。
例
次に、 show ospf statistics コマンドの出力例を示します。
ciscoasa# show ospf 10 statistics detail
Area 10: SPF algorithm executed 6 times
SPF 1 executed 04:36:56 ago, SPF type Full
SPF calculation time (in msec):
SPT Prefix D-Int Sum D-Sum Ext D-Ext Total
RIB manipulation time (in msec):
LSIDs processed R:1 N:0 Prefix:0 SN:0 SA:0 X7:0
Changed LSAs. Recorded is Advertising Router, LSID and LS type:
49.100.168.192/0(R) 49.100.168.192/2(L)
SPF 2 executed 04:35:50 ago, SPF type Full
SPF calculation time (in msec):
SPT Prefix D-Int Sum D-Sum Ext D-Ext Total
RIB manipulation time (in msec):
LSIDs processed R:2 N:1 Prefix:0 SN:0 SA:0 X7:0
Changed LSAs. Recorded is Advertising Router, LSID and LS type:
50.100.168.192/0(R) 50.100.168.192/2(L) 49.100.168.192/0(R) 50.100.168.192/0(R)
関連コマンド
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show ospf |
OSPF ルーティング プロセスのすべての設定を表示します。 |
show ospf border-routers |
エリア境界ルータ(ABR)と自律システム境界ルータ(ASBR)への内部 OSPF ルーティング テーブル エントリを表示します。 |
show ospf summary-address
OSPF プロセスに対して設定されたすべてのサマリー アドレス再配布情報のリストを表示するには、特権 EXEC モードで show ospf summary-address コマンドを使用します。
show ospf summary-address
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンド履歴
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7.0(1) |
このコマンドが追加されました。 |
9.0(1) |
マルチ コンテキスト モードのサポートが追加されました。 |
例
次に、 show ospf summary-address コマンドの出力例を示します。この例は、ID が 5 である OSPF プロセスに対してサマリー アドレスが設定される前に、すべてのサマリー アドレス再配布情報のリストを表示する方法を示しています。
ciscoasa# show ospf 5 summary-address
OSPF Process 2, Summary-address
10.2.0.0/255.255.0.0 Metric -1, Type 0, Tag 0
10.2.0.0/255.255.0.0 Metric -1, Type 0, Tag 10
関連コマンド
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summary-address |
OSPF の集約アドレスを作成します。 |
show ospf traffic
特定の OSPF インスタンスによって処理(送信または受信)されたパケットのさまざまなタイプのリストを表示するには、特権 EXEC モードで show ospf traffic コマンドを使用します。このコマンドを使用すると、デバッグを有効にすることなく、処理されるさまざまなタイプの OSPF パケットのスナップショットを取得できます。設定された 2 つの OSPF インスタンスがある場合、show ospf traffic コマンドは、各インスタンスのプロセス ID とともに、両方のインスタンスの統計情報を表示します。また、 show ospf process_id traffic コマンドを使用して、シングル インスタンスの統計情報を表示することもできます。
show ospf traffic
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
使用上のガイドライン
このコマンドを使用すると、デバッグを有効にすることなく、処理されるさまざまなタイプの OSPF パケットのスナップショットを取得できます。設定された 2 つの OSPF インスタンスがある場合、 show ospf traffic コマンドは、各インスタンスのプロセス ID とともに、両方のインスタンスの統計情報を表示します。また、 show ospf process_id traffic コマンドを使用して、シングル インスタンスの統計情報を表示することもできます。
例
次に、 show ospf traffic コマンドの出力例を示します。
ciscoasa# show ospf traffic
OSPF statistics (Process ID 70):
Rcvd: 244 total, 0 checksum errors
234 hello, 4 database desc, 1 link state req
3 link state updates, 2 link state acks
472 hello, 7 database desc, 1 link state req
3 link state updates, 2 link state acks
関連コマンド
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show ospf virtual-links |
OSPF 仮想リンクのパラメータと現在の状態を表示します。 |
show ospf virtual-links
OSPF 仮想リンクのパラメータと現在の状態を表示するには、特権 EXEC モードで show ospf virtual-links コマンドを使用します。
show ospf virtual-links
構文の説明
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンド履歴
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7.0(1) |
このコマンドが追加されました。 |
9.0(1) |
マルチ コンテキスト モードのサポートが追加されました。 |
例
次に、 show ospf virtual-links コマンドの出力例を示します。
ciscoasa# show ospf virtual-links
Virtual Link to router 192.168.101.2 is up
Transit area 0.0.0.1, via interface Ethernet0, Cost of using 10
Transmit Delay is 1 sec, State POINT_TO_POINT
Timer intervals configured, Hello 10, Dead 40, Wait 40, Retransmit 5
関連コマンド
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area virtual-link |
OSPF 仮想リンクを定義します。 |