この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
(注) サポートされるサービスおよびプラットフォームの詳細については、「モニタリングおよびレポートでサポートされるサービスとプラットフォーム」(P.1-5)を参照してください。
ここでは、Performance Monitor で使用できるレポートの機能について、および生成した履歴トレンド レポートを使用および保存する方法について説明します。
サポートされているすべてのサービス タイプについて、レポートを設定および生成できます。レポートは、4 つの広義のカテゴリ、および 30 を超える狭義のサブカテゴリに分類されます。
(注) RAS VPN サービスとサイト間 VPN サービスのみ、4 つの広義のレポート カテゴリをすべてサポートしています。ほとんどの場合、サブカテゴリはサービスに特有です。
サブカテゴリは、検証済みのデバイスについて、またはサポートされているデバイスにおける狭い範囲の条件について、長期間のトレンドを測定します。Failure(障害)カテゴリの中のサブカテゴリは、障害の中の特別な種類を表す、というように、サブカテゴリはカテゴリに特有です。1 つのレポートに対して選択できるサブカテゴリの数は、1 ~ 4 で、選択するサブカテゴリによって異なります。
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「障害レポートのサブカテゴリについて」を参照してください。 |
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「パフォーマンス レポートのサブカテゴリについて」を参照してください。 |
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「スループット レポートのサブカテゴリについて」を参照してください。 |
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「使用状況レポートのサブカテゴリについて」を参照してください。 |
障害レポートで生成されるそれぞれの折れ線グラフには、 表 10-1 で説明するように、選択したサービス タイプおよびサブカテゴリによって、デバイス、サービス モジュール、または仮想サーバに関する結果が表示されます。
• 障害レポートを設定するためのすべてのサブカテゴリをリストします。
• どのサービスがサブカテゴリをサポートしているかを指定します。
(注) 履歴レポートを実行すると、CiscoWorks Server 上で MCP プロセスが実行されていなかった期間に、グラフで降下している箇所が示されることがあります。「MCP プロセスのメンテナンス」を参照してください。
パフォーマンス レポートで生成されるそれぞれの折れ線グラフには、 表 10-2 で説明するように、選択したサービス タイプおよびサブカテゴリによって、デバイス、サービス モジュール、または仮想サーバに関する結果が表示されます。
• パフォーマンス レポートを設定するためのすべてのサブカテゴリをリストします。
• どのサービスがサブカテゴリをサポートしているかを指定します。
• パフォーマンス レポートに表示されるグラフについて説明します。
(注) 履歴レポートを実行すると、CiscoWorks Server 上で MCP プロセスが実行されていなかった期間に、グラフで降下している箇所が示されることがあります。「MCP プロセスのメンテナンス」を参照してください。
スループット レポートで生成されるそれぞれの折れ線グラフには、 表 10-3 で説明するように、選択したサービス タイプおよびサブカテゴリによって、デバイス、サービス モジュール、または仮想サーバに関する結果が表示されます。
• スループット レポートを設定するためのすべてのサブカテゴリをリストします。
• どのサービスがサブカテゴリをサポートしているかを指定します。
• スループット レポートに表示されるグラフについて説明します。
(注) 履歴レポートを実行すると、CiscoWorks Server 上で MCP プロセスが実行されていなかった期間に、グラフで降下している箇所が示されることがあります。「MCP プロセスのメンテナンス」を参照してください。
使用状況レポートで生成されるそれぞれの折れ線グラフには、 表 10-4 で説明するように、選択したサービス タイプおよびサブカテゴリによって、デバイス、サービス モジュール、または仮想サーバに関する結果が表示されます。
• 使用状況レポートを設定するためのすべてのサブカテゴリをリストします。
• どのサービスがサブカテゴリをサポートしているかを指定します。
(注) 履歴レポートを実行すると、CiscoWorks Server 上で MCP プロセスが実行されていなかった期間に、グラフで降下している箇所が示されることがあります。「MCP プロセスのメンテナンス」を参照してください。
ネットワーク内でサポートされているサービスに対して、履歴レポートを設定および生成することができます。
ステップ 1 [Report] > [Service Type] > [Configure Report] を選択します。[Service Type] は、オプション バーで選択するサービスです。
[Configure Report] ページには、オブジェクト セレクタ、選択したサービスに適用されるアクション ボタン、リスト、およびレポートのカテゴリが表示されます。「オブジェクト セレクタの使用方法」を参照してください。
ステップ 2 [All] タブがアクティブになっていない場合は、このタブをクリックして、選択ツリー内のデバイス グループおよび個々のデバイスのリストを表示します。レポートの対象にする情報が定義されているデバイスを選択します。1 つのデバイス グループをすると、そのグループ内のすべてのデバイス、および階層内でのそのグループの下位グループが選択されます。
レポートを設定する前に、少なくとも 1 つのデバイスをツリーから選択する必要があります。次のレポート サブカテゴリで選択が必要なデバイスは 1 つだけ です。
• [Remote Access]:[Throughput]:[Throughput Per Accelerator]
• [Remote Access]:[Throughput]:[Throughput Per Interface]
• [Site-To-Site]:[Throughput]:[Throughput Per Interface]
• [Load Balancing]:[Usage]:[# Of Conns Per Virtual Server]
• [Load Balancing]:[Usage]:[# Of Conns Per Module]
• [Load Balancing]:[Failure]:[% Of Conns Dropped By All Virtual Servers]
• [Load Balancing]:[Failure]:[% Of Failed Conns Per Module]
ステップ 3 レポート カテゴリを選択し、サブカテゴリを選択してから [>>](追加)をクリックして、[Selected List] に移動します。誤ったサブカテゴリを選択してしまった場合は、[<<](削除)をクリックします。
• いずれのレポートについても、4 つを超えるサブカテゴリは選択できません。
• 1 つのレポートに対して 2 つを超えるサブカテゴリは選択できません(ただし、選択したすべてのサブカテゴリがパーセント単位で測定している場合は除きます)。このような場合は、最大 4 つのサブカテゴリを選択できます。
• 選択したサブカテゴリのうち、いずれか 1 つがパーセント単位で測定している場合は、2 つを超えるサブカテゴリは選択できません。
• 「レポートのオプションについて」およびその各項に説明があるとおり、サブカテゴリを 1 つしか選択できない場合があります。
レポートには 30 を超えるサブカテゴリがあります。レポート タイプの説明については、次の各項を参照してください。
ステップ 4 [Trending Type] リストから間隔を選択します。トレンドのオプションには、次のものがあります。
• [Hourly]:レポートは、指定したカレンダー日付の範囲に対して、1 時間間隔でモニタした値を示します。
• [Daily]:レポートは、指定したカレンダー日付の範囲に対して、1 日間隔でモニタした値を示します。
• [Weekly]:レポートは、指定したカレンダー日付の範囲に対して、1 週間間隔でモニタした値を示します。
• [Monthly]:レポートは、指定したカレンダー日付の範囲に対して、1 か月間隔でモニタした値を示します。
ステップ 5 レポートの対象とするデータについて、開始([From])と終了([To])の日付を選択します。
• レポートを生成して新しいブラウザ ウィンドウで表示するには、[View] をクリックします。
• レポートを生成し、1 回または繰り返しの E メール配信オプションを設定するには、[Email] をクリックします。繰り返しの E メール ジョブを設定する場合は、レポートに何時間分のデータを含めるかを指定できます。
• レポートを生成してそれをファイルに保存するには、ファイル形式を選択して [Export] をクリックします。使用できる形式には、次のものがあります。
–CSV:データをカンマ区切りの ASCII リストでエクスポートします。ほとんどのスプレッドシート アプリケーションは、CSV を表形式で表示できます。
–XML:データを Extensible Markup Language(XML)でエクスポートします。XML は、Web ブラウザ、ワード プロセッサ、または XML ファイルを表示する他のアプリケーションで確認できます。
–PDF:データを Portable Document Format(PDF)形式でエクスポートします。PDF は、Adobe Acrobat Reader アプリケーション、または PDF ファイルを表示する他のアプリケーションで確認できます。
生成したレポートには、選択したサブカテゴリの履歴トレンドを示すグラフが表示されます。Performance Monitor はレポートに対して、指定したトレンド タイプおよび日付範囲を適用します。特定のグラフの詳細については、「レポートのオプションについて」 およびその各項を参照してください。
[Performance Monitor Report] ページの [Details] エリアには、対象レポートのユーザ名、トレンド タイプ、および日付範囲が表示されます。
すべての RAS デバイス間で、ネットワーク内の RAS VPN の上位 10 ユーザの履歴レポートを表示できます。
(注) Performance Monitor は、Easy VPN RAS セッションについてこの情報を表示できません。
ステップ 1 [Reports] > [Remote Access] > [Top 10 Users] を選択します。
デフォルトでは、[Top 10 Users] ページに、スループット レベルが最も高い RAS ユーザが 10 人表示され、最近 24 時間の時間ごとのデータ ポイントが示されます。対象の 24 時間で RAS VPN に接続していたユーザが 10 人未満の場合は、10 人よりも少ない人数が表示されます。
レポートの情報は、デバイスごとのユーザ アクティビティ ランキングをベースにしています。
ステップ 2 必要な場合はレポート基準を修正し、[Go] をクリックして結果を確認してください。次のいずれかの方法で実行できます。
• トレンド タイプを変更します。次のいずれかを選択します。
–[Hourly]:モニタされた値を 1 時間間隔で表示します。
–[Daily]:モニタされた値を 1 日間隔で表示します。
–[Weekly]:モニタされた値を 1 週間間隔で表示します。
–[Monthly]:モニタされた値を 1 か月間隔で表示します。
• [From] フィールドと [To] フィールドに異なる日付を入力し、レポート日付の別の範囲を指定します。
指定した複数のユーザ、または 1 人のユーザについて、VPN セッションへの長期間のリモート アクセスを表すレポートを表示できます。
ヒント いくつかのマルチユーザ セッションのクエリーでは、結果として大きい値が返されることがあります。クエリーの結果として 10,000 を超える値が返される場合は、[User Session Report] ページでブラウザをロードするために数分かかります。このような遅延が問題となる場合は、特定のデバイスを選択し、クエリーを発行する前に開始時間と終了時間を調整することを推奨します。
この機能では、Syslog メッセージを Performance Monitor へ送信するよう、VPN 3000 コンセントレータ、ASA および PIX デバイスを設定する必要があります。
• アプライアンスおよびファイアウォールの設定については、 「ASA アプライアンス、PIX デバイス、およびファイアウォール サービス モジュールのセットアップ」(P.2-5) を参照してください。
• VPN コンセントレータの設定については、 「VPN 3000 コンセントレータのセットアップ」(P.2-6) を参照してください。
• Performance Monitor が処理可能な Syslog メッセージのリストについては、「通知の操作」を参照してください。
ステップ 1 [Reports] > [Remote Access] > [User Session Report] を選択します。
[User Session Report] ページにはオブジェクト セレクタがあります。「オブジェクト セレクタの使用方法」を参照してください。
ステップ 2 複数のユーザ、または 1 人のユーザのどちらに対してセッション レポートを表示するかを決定し、次のいずれかを実行します。
• すべてのユーザのセッションが含まれている情報を表示するには、[Search All Users] を選択します。
• ユーザ セッションの検索対象を 1 人のユーザに制限するには、ツリーでクラスタ ペアレントを選択します。
• ユーザ セッションの検索対象を 1 つのデバイスに制限するには、ツリーでデバイスを選択します。
• 検索対象を 1 人のユーザのセッションに制限するには、[User Name] テキスト ボックスにユーザ名を入力します。
ステップ 3 Performance Monitor がセッションを検索する間隔を定義するには、次の両方を実行します。
• [Start Time] エリアで、カレンダー日付を選択し、HH:MM:SS 形式で時間を入力します。[Start Time] エリアの値は、Performance Monitor がセッション情報を検索する間隔の始まりを定義します。
• [End Time] エリアで、カレンダー日付を選択し、HH:MM:SS 形式で時間を入力します。[End Time] エリアの値は、Performance Monitor がセッション情報を検索する間隔の終わりを定義します。
• 新しいブラウザ ウィンドウにレポートを表示するには、[View] をクリックします。
• レポートをエクスポートするには、ファイル形式(CSV または XML)を選択して [Export] をクリックします。
CSV を選択すると、以前にサーバを「信頼できるソース」として指定していない場合には、Performance Monitor で、CiscoWorks Server の証明書を承認するよう要求されることがあります。この証明書を承認すると、Performance Monitor は、デフォルトのスプレッドシート アプリケーションにエクスポートされた CSV データを表示します。証明書を承認しなかった場合は、CSV ファイルをローカルに保存するためのファイル名とパスの指定を、Performance Monitor から求められます。
XML を選択すると、XML のエクスポートによって新しいブラウザ ウィンドウが開きます。このウィンドウから、表示された結果を保存できます。エクスポートしたレポートのローカル コピーを保存するには、[File] > [Save As] を選択します。
レポートの内容について、 表 10-5 に示します。
すべてのデバイス間で、ネットワーク内のサイト間 VPN の上位 10 トンネルの履歴レポートを表示できます。
ステップ 1 [Reports] > [Site-to-Site] > [Top 10 Tunnels] を選択します。
デフォルトでは、[Top 10 Tunnels] ページに、スループット レベルが最も高いトンネルが 10 個表示され、最近 24 時間の時間ごとのデータ ポイントが示されます。対象の 24 時間で、スループットを測定できたトンネルが 10 個未満の場合は、10 個よりも少ない数が表示されます。
テーブルのカラムの説明については、 表 10-6 を参照してください。
ステップ 2 必要な場合はレポート基準を修正し、[Go] をクリックして結果を確認してください。次のいずれかの方法で実行できます。
• トレンド タイプを変更します。次のいずれかを選択します。
–[Hourly]:モニタされた値を 1 時間間隔で表示します。
–[Daily]:モニタされた値を 1 日間隔で表示します。
–[Weekly]:モニタされた値を 1 週間間隔で表示します。
–[Monthly]:モニタされた値を 1 か月間隔で表示します。
• [From] フィールドと [To] フィールドに異なる日付を入力し、レポート日付の別の範囲を指定します。
スケジュールされた E メール ジョブを表示および削除できます。Performance Monitor は、これらのジョブによって履歴レポートを配信します。
ステップ 1 [Reports] > [Service Type] > [Scheduled Email Jobs] を選択します。[Service Type] は、オプション バーで選択するサービスです。
• [Email Job Details] ウィンドウでジョブを表示するには、[View] をクリックします。
• ジョブを削除するには、[Delete] をクリックします。ジョブを削除すると、元に戻すことはできません。
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スケジュールされていた対象の E メール ジョブが最後に実行された時刻が、MM/DD/YYYY HH:MM:SS 形式で表示されます。 |