この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、ラックにシャーシを取り付けた後、シャーシにカードとモジュールを取り付ける手順について説明します。また、ポートと RP にケーブルを接続する方法についても説明します。
Cisco ASR 9001 ルータには、10 Gbps の速度で動作する 4 つの統合型 10 GE Small Form-Factor Pluggable(SFP+)ポートがあります。
それぞれの固定 SFP+ ポートには、前面パネルに隣接したリンク LED があります。リンク LED は関連する SFP+ ポートのステータスを示します。
(注) Cisco ASR 9001-S ルータでは、2 つの 10 GE 固定 SFP+ ポート(SFP+2 および SFP+3)がデフォルトではディセーブルとなっており、ライセンス アップグレードでイネーブルにできます。
図 3-1 に、固定 4x10 ギガビット イーサネット ポートのシャーシおよびコネクタの前面パネルを示します。
図 3-1 4x10 ギガビット イーサネット SFP+ ポート
|
|
||
|
|
||
|
|
||
|
|
||
|
|
Cisco ASR 9001 ルータには、次のモジュラ ポート アダプタ(MPA)をサポートする 2 個のベイがあります。
• 20 ポート ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタ
• 4 ポート 10 ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタ
• 2 ポート 10 ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタ
• 2 ポート 40 ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタ
• 1 ポート 40 ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタ
(注) Cisco ASR 9001-S ルータでは、ベイの 1 つ(MPA1)がデフォルトでディセーブルとなっており、ライセンス アップグレードでイネーブルにできます。
20 ポート ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタは、光ファイバまたは銅線ギガビット イーサネット トランシーバをサポートする 10 個のダブルスタック(合計 20 個)SFP ケージを搭載しています。
ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタの前面パネルにある各 SFP ケージの隣にはリンク LED があります。 表 4-4 で説明しているように、リンク LED は関連する SFP ポートのステータスを示します。
20 ポート ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタの例については、図 3-2 を参照してください。
図 3-2 20 ポート ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタ
表 3-1 に、20 ポート ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタの LED についての説明を示します。
|
|
|
|
---|---|---|---|
ポートがイネーブルにされており、リンクが稼働中です。トラフィック アクティビティがある場合、MPA A/L LED はグリーンに点滅します。 |
|||
4 ポート 10 ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタは、10 Gbps の速度で動作する XFP イーサネット光インターフェイス モジュール用の 4 つのケージを搭載しています。4 台の XFP モジュールに、10 ギガビット イーサネット マルチモードまたはシングル モードで接続することが可能です。
4 ポート 10 ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタの前面パネルにある各 XFP ケージの隣にはリンク LED があります。 表 4-4 で説明しているように、リンク LED は関連する XFP ポートのステータスを示します。
4 ポート 10 ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタの例については、図 3-3 を参照してください。
図 3-3 4 ポート 10 ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタ
表 3-2 に、4 ポート 10 ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタの LED についての説明を示します。
|
|
|
|
---|---|---|---|
ポートがイネーブルにされており、リンクが稼働中です。トラフィック アクティビティがある場合、MPA A/L LED はグリーンに点滅します。 |
|||
2 ポート 10 ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタは、10 Gbps の速度で動作する XFP イーサネット光インターフェイス モジュール用の 2 つのケージを搭載しています。2 台の XFP モジュールに、10 ギガビット イーサネット マルチモードまたはシングル モードで接続することが可能です。
2 ポート 10 ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタの前面パネルにある各 XFP ケージの隣にはリンク LED があります。 表 4-4 で説明しているように、リンク LED は関連する XFP ポートのステータスを示します。
2 ポート 10 ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタの例については、図 3-4 を参照してください。
図 3-4 2 ポート 10 ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタ
表 3-2 に、2 ポート 10 ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタの LED についての説明を示します。
|
|
|
|
---|---|---|---|
ポートがイネーブルにされており、リンクが稼働中です。トラフィック アクティビティがある場合、MPA A/L LED はグリーンに点滅します。 |
|||
2 ポート 40 ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタは、40 Gbps の速度で動作する QSFP+ イーサネット光インターフェイス モジュール用の 2 つのケージを搭載しています。
2 ポート 40 ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタの各 QSFP ケージには、隣接するリンク LED が前面パネルにあります。 表 4-4 で説明しているように、リンク LED は関連する QSFP ポートのステータスを示します。
2 ポート 40 ギガビット イーサネット モジュール ポート アダプタの前面パネルの例については、以下に示す図 3-5 を参照してください。
図 3-5 2 ポート 40 ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタ
|
|
表 3-4 に、2 ポート 40 ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタの LED についての説明を示します。
|
|
|
|
---|---|---|---|
1 ポート 40 ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタは、40 Gbps の速度で動作する QSFP+ イーサネット光インターフェイス モジュール用のケージを 1 つ搭載しています。
1 ポート 40 ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタの QSFP ケージには、隣接するリンク LED が前面パネルにあります。 表 4-4 で説明しているように、リンク LED は関連する QSFP ポートのステータスを示します。
1 ポート 40 ギガビット イーサネット モジュール ポート アダプタの前面パネルの例については、以下に示す図 3-6 を参照してください。
図 3-6 1 ポート 40 ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタ
|
|
表 3-5 に、1 ポート 40 ギガビット イーサネット モジュラ ポート アダプタの LED についての説明を示します。
|
|
|
|
---|---|---|---|
ここでは、Cisco ASR 9001 ルータのモジュラ ポート アダプタ(MPAs)の取り付けまたは取り外しを行う方法について説明します。
•「モジュラ ポート アダプタ(MPA)の取り付けと取り外し」
各モジュラ ポート アダプタ(MPA)の回路基板は金属製フレームに取り付けられていますが、静電放電に対しては脆弱です。取り付けの前に『 Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Ethernet Line Card Installation Guide 』の「 Preparing to Install Modular Line Cards (MLCs) or Modular Port Adapters (MPAs) 」を読み、取り付けに必要な部品と工具の一覧を確認してください。
未使用のベイがある場合は、必ずブランク ASR 9000 MPA スロット フィラー(A9K-MPA-FILR)で空のベイを塞いでください。これにより、ルータが電磁波干渉(EMI)防止基準を満たすことができ、取り付けたモジュール間に適度なエアーフローが保たれます。未使用のベイにモジュラ ポート アダプタ(MPA)を取り付ける場合は、まずブランクを取り外す必要があります。
Cisco ASR 9001 ルータ モジュラ ポート アダプタ(MPA)は、活性挿抜(OIR)をサポートしています。
モジュラ ポート アダプタ(MPA)は 3 種類の OIR をサポートしています。
ソフト OIR では、正しく活性挿抜を行うためには、IOS XR の hw-module subslot 0/0/1 reload 、 hw-module subslot 0/0/1 shutdown 、および no hw-module subslot 0/0/1 shutdown コマンドを使用します。コマンド構文については、オンラインで『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router System Management Command Reference』の「Hardware Redundancy and Node Administration Commands on the Cisco ASR 9000 Series Router」の章を参照してください。
モジュラ ポート アダプタ(MPA)の活性挿抜の管理は、次のステップで構成されます。
1. hw-module subslot 0/0/1 shutdown コマンドで MPA をシャットダウンします。
3. do show plat コマンドを実行し、取り外す MPA がディセーブル ステートであることを確認します。
6. no hw-module subslot 0/0/1 shutdown コマンドを入力して MPA をアップ ステートに戻します。
ハード OIR では、ソフトウェア コマンドを使用せずにモジュラ ポート アダプタ(MPA)の物理的な活性挿抜を実行します。4 つのタイプのハード OIR がサポートされています。
Cisco ASR 9001 ルータ モジュラ ラインカード(MLC)の起動時にベイが空の場合は、次の操作を実行できます。
–20 GE MPA の取り外しおよび交換用 20 GE MPA の挿入
ベイに 20 GE MPA が取り付けられた状態で MLC を起動した場合は、20 GE MPA を取り外し、続いて交換用 20 GE MPA を挿入できます。
ベイに 4 10 GE MPA が取り付けられた状態で MLC を起動した場合は、4 10 GE MPA を取り外し、続いて交換用の 4 10 GE MPA を挿入できます。
ベイに 2 10 GE MPA が取り付けられた状態で MLC を起動した場合は、2 10 GE MPA を取り外し、続いて交換用の 2 10 GE MPA を挿入できます。
(注) 管理 OIR およびハード OIR では、同タイプの MPA との交換のみがサポートされています。Cisco ASR 9001 ルータ モジュラ ラインカード(MLC)の起動時に、空のベイはデフォルトで 20 GE MPA モードになります。
この項では、モジュラ ポート アダプタ(MPA)の取り外しおよび取り付け方法を手順を追って説明します
モジュラ ポート アダプタ(MPA)を取り外しおよび取り付けるには、次の手順を実行します。
ステップ 1 モジュラ ポート アダプタ(MPA)を挿入する際は、慎重にモジュラ ポート アダプタ(MPA)を停止するまで完全に押し込みます。
(注) モジュラ ポート アダプタ(MPA)は、ガイド レールに正しく合わせれば、スムーズに挿入できます。モジュラ ポート アダプタ(MPA)をスムーズに挿入できない場合は、絶対に無理に押さないでください。モジュラ ポート アダプタ(MPA)を一旦取り外し、細心の注意を払ってガイド レールに再び正しく合わせます。
ステップ 2 モジュラ ポート アダプタ(MPA)を完全に固定させるには、No.2 プラス ドライバを使用してモジュラ ポート アダプタ(MPA)のネジジャッキを締め付けます。
(注) モジュラ ポート アダプタ(MPA)を取り付ける際に、モジュラ ポート アダプタ(MPA)のネジジャッキを強く締めすぎないようにしてください。モジュラ ポート アダプタ(MPA)のネジジャッキは、17 +/-1 インチポンドのトルクで締めます。MPA ネジジャッキの締め付けには電動ドライバは使用しないでください。
ステップ 3 モジュラ ポート アダプタ(MPA)を取り外すには、No.2 プラス ドライバを使用してモジュラ ポート アダプタ(MPA)のロック スクリューを緩めます。
ステップ 4 モジュラ ポート アダプタ(MPA)をつかみ、モジュラ ポート アダプタ(MPA)を引っ張ります(あらかじめモジュラ ポート アダプタ(MPA)からケーブル類を外しておいてください)。
ファイバの接続部分が汚れていると、コンポーネントの障害またはシステム全体の障害につながる可能性があります。コアが微粒子によって部分的または全体的に覆われると、強い後方反射が生じ、レーザー システムを不安定にさせる場合があります。光ファイバ接続を行う前に、検査、クリーニング、および再検査を実行することが重要です。
光デバイスのクリーニングについては、『Inspection and Cleaning Procedures for Fiber-Optic Connections』を参照してください。
ここでは、モジュラ ポート アダプタ(MPA)の取り付けを確認するための手順について説明します。具体的な内容は次のとおりです。
• 「モジュラ ポート アダプタ(MPA)のステータスを確認するための show コマンドの使用」
ここでは、モジュラ ポート アダプタ(MPA)の LED の状態を確認して、モジュラ ポート アダプタ(MPA)の取り付けを確認する方法について説明します。
システムのすべてのインターフェイスが再初期化されると、モジュラ ポート アダプタ(MPA)のステータス LED がグリーンに点灯します。ポートの LED(C/A、A/L)は、接続と設定の状態に応じてグリーンに点灯します。
モジュラ ポート アダプタ(MPA)が正しく取り付けられたことを確認するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 システムによって各インターフェイスが再初期化される間、コンソールの表示メッセージを見て、モジュラ ラインカード(MLC)がシステムによって検出されることを確認してください。この流れは次のとおりです。
•モジュラ ポート アダプタ(MPA)が初期化されると、ステータス LED は最初にオレンジに点灯します。これは電源がオンになったことを示します。モジュラ ポート アダプタ カード(MPA)がアクティブになると、ステータス LED はグリーンに点灯します。
ステップ 2 モジュラ ポート アダプタ(MPA)のステータス LED がグリーンに点灯している場合は、関連するすべてのインターフェイスが設定可能です。
•モジュラ ポート アダプタ(MPA)が(活性挿抜またはハードウェア スワップにより)同タイプのモジュールに交換された場合、モジュラ ポート アダプタ(MPA)がアクティブになったときに以前の設定が戻されます。
•モジュラ ポート アダプタ(MPA)が以前その同じスロットまたはサブ スロットに取り付けられていなかった場合は、関連するすべてのインターフェイスの設定は空白になっています。
(注) 新規インターフェイスは、設定が済むまでは使用できません。
ステップ 3 モジュラ ポート アダプタ(MPA)が 3 分以内にアクティブにならない場合は、システム コンソール メッセージを確認してください。Field-Programmable Device(FPD)のアップグレードが進行中であるという表示がない場合は、 「取り付けに関するトラブルシューティング」 を参照してください。
この手順では、 show コマンドを使用して、新しいモジュラ ポート アダプタ(MPA)が設定され、正しく動作しているかどうかを確認します。
ステップ 1 システム設定を表示するには、 show running-config コマンドを使用します。設定に新しいモジュラ ポート アダプタ(MPA)インターフェイスが含まれていることを確認します。
ステップ 2 取り付けられたモジュラ ラインカード(MLC)に関する情報を表示するには、 show diag コマンドを使用します。
ステップ 3 システムに取り付けられたモジュラ ポート アダプタ(MPA)の FPD バージョン情報を確認するには、 show hw-module fpd location <rack/slot/subslot> コマンドを使用します。
(注) モジュラ ポート アダプタ(MPA)が最低限のバージョン要件を満たしていない場合、FPD の更新が必要になる場合があります。詳細については、『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router System Management Configuration Guide』を参照してください。更新に失敗すると、失敗したモジュールの電源が切れ、システム コンソールにエラー メッセージが表示されます。
ステップ 4 モジュラ ラインカード(MLC)およびモジュラ ポート アダプタ(MPA)など、シャーシのすべてのボードのステートを確認するには、 show platform コマンドを使用します。
show platform コマンドの出力では、モジュラ ポート アダプタ(MPA)のステートが「OK」、モジュラ ラインカード(MLC)のステートが「IOS XR RUN」である必要があります。
ステップ 5 取り付けられたモジュラ ラインカード(MLC)、および使用可能なインターフェイスのソフトウェア バージョン情報を取得するには、 show version コマンドを使用します。
表 3-6 に、show コマンドを使用して表示できるモジュラ ポート アダプタ(MPA)の情報についての説明を示します。
|
|
---|---|
該当スロットのモジュラ ポート アダプタ(MPA)のタイプ、ポート数、ハードウェアのリビジョン番号、製品番号、EEPROM の内容。 |
|
|
|
|
---|---|---|
特定のモジュラ ポート アダプタ(MPA)ポートの回線ステータスおよびデータ リンク プロトコル ステータス。ポートによって送受信されるデータ トラフィックに関する統計情報。 |
||
該当スロットのモジュラ ポート アダプタ(MPA)のタイプ、ポート数、ハードウェアのリビジョン番号、製品番号、EEPROM の内容。 |
||
ping コマンドを使用すると、モジュラ ポート アダプタ(MPA)ポートが正しく機能していることを確認し、特定のポートと、ネットワーク上に点在する接続デバイスとのパスを調べることができます。システムとモジュラ ラインカード(MLC)が正常に起動し、動作していることを確認した後は、このコマンドを使用してモジュラ ポート アダプタ(MPA)ポートのステータスを確認できます。Cisco ASR 9000 シリーズ ルータおよび Cisco ASR 9000 A9K-MOD80G-H の起動と設定の詳細については、『 Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Getting Started Guide 』および『 Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Interface and Hardware Component Configuration Guide 』を参照してください。
ping コマンドは、指定した IP アドレスのリモート デバイスに対してエコー要求を送信します。一連の信号を送信した後、コマンドは、リモート デバイスが信号をエコー応答するまで指定された時間待機します。返された信号はコンソール端末に感嘆符(!)で表示され、指定されたタイムアウトまでに戻されなかった各信号はピリオド(.)で表示されます。連続する感嘆符(!!!!!)は接続状態が良いことを示し、連続するピリオド(.....)、[timed out] メッセージ、または [failed] メッセージは接続に問題があることを示します。
次に、IP アドレス 10.1.1.60 のリモート サーバに対して ping コマンドを実行し、正常に接続した例を示します。
接続に失敗した場合は、宛先デバイスの IP アドレスが正しいこと、および宛先デバイスがアクティブ(電源がオン)であることを確認して、もう一度 ping コマンドを実行します。
『 Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Ethernet Line Card Installation Guide 』の「 Installing Line Cards in the Cisco ASR 9000 Series Router 」の章の「 Installing and Removing SFP Modules 」を参照してください。
『 Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Ethernet Line Card Installation Guide 』の「 Installing Line Cards in the Cisco ASR 9000 Series Router 」の章の「 Installing and Removing XFP Modules 」を参照してください。
Cisco ASR 9001 ルータは、ルータへの入出力インターフェイス ケーブルをまとめ、邪魔にならない位置に配置し、急激な曲がりを排除するケーブル管理システムを備えています。
ケーブル管理システムは、次の個別のコンポーネントで構成されます。
ケーブル管理トレイは、インターフェイス ケーブルを RP にルーティングする目的で Cisco ASR 9001 ルータ シャーシの下部に取り付けられています。図 3-8 に、ケーブル管理トレイを使用した標準的なケーブル ルーティングを示します。
図 3-8 Cisco ASR 9001 ルータ ケーブル管理トレイを使用したケーブル ルーティングの例
ステップ 1 静電気防止用リストまたはアンクル ストラップを取り付けて、使用手順に従います。
ステップ 2 シャーシの前面パネルの下部にケーブル管理トレイを配置します。
|
ステップ 3 非脱落型ネジを差し込んで締め付け、トレイを固定します(図 3-9 を参照)。
ステップ 4 すべてのケーブルを目的のポートに接続したら、そのケーブルを一まとめにしてケーブル管理トレイに通します。
ケーブル管理トレイを取り外すには、次の手順を実行します(図 3-9 を参照)。
ステップ 1 静電気防止用リストまたはアンクル ストラップを取り付けて、使用手順に従います。
ステップ 2 RP ポート上の現在のインターフェイス ケーブル接続を記録しておきます。
ステップ 3 RP インターフェイスからケーブルを外します。最初に外すのは RP の一番下のポートのインターフェイス ケーブルです。
ステップ 4 残りのすべてのインターフェイス ケーブルについて、(一番下のポートから上方向に)ステップ 3 を繰り返し、ステップ 5 に進みます。
ステップ 5 ケーブル管理トレイの非脱落型ネジを緩め、シャーシからトレイを取り外します(図 3-9 を参照)。
Cisco ASR 9001 ルータは、ルータ シャーシの中間部にケーブル管理ブラケットを備えています。図 3-10 に、Cisco ASR 9001 ルータ の標準的なケーブル ルーティングを示します。
図 3-10 Cisco ASR 9001 ルータ ケーブル管理ブラケットを使用したケーブル ルーティングの例
(注) 出荷時は、ケーブル管理ブラケットはルータ シャーシに取り付けられていません。ケーブルをポートに挿入する前に、シャーシにケーブル管理ブラケットを取り付ける必要があります。
ケーブル管理ブラケットを取り付けるには、次の手順を実行します。
ステップ 1 静電気防止用リストまたはアンクル ストラップを取り付けて、使用手順に従います。
ステップ 2 シャーシの前面パネルの前にケーブル管理ブラケットを配置します。
図 3-11 ケーブル管理ブラケットの取り付けおよび取り外し
|
ステップ 3 非脱落型ネジを差し込んで締め付け、ブラケットを固定します(図 3-11 を参照)。
ステップ 4 すべてのケーブルを目的のポートに接続したら、そのケーブルを一まとめにしてケーブル管理ブラケットに通します。
ケーブル管理ブラケットを取り外すには、次の手順を実行します(図 3-11 を参照)。
ステップ 1 静電気防止用リストまたはアンクル ストラップを取り付けて、使用手順に従います。
ステップ 2 RP ポート上の現在のインターフェイス ケーブル接続を記録しておきます。
ステップ 3 RP インターフェイスからケーブルを外します。最初に外すのは RP の一番下のポートのインターフェイス ケーブルです。
ステップ 4 残りのすべてのインターフェイス ケーブルについて、(一番下のポートから上方向に)ステップ 3 を繰り返し、ステップ 5 に進みます。
ステップ 5 ケーブル管理ブラケットの非脱落型ネジを緩め、シャーシからブラケットを取り外します(図 3-11 を参照)。
ここでは、RP のコンソール ポート、補助ポート、およびイーサネット ポートにケーブルを接続する方法について説明します。コンソール ポートおよび補助ポートは、非同期シリアル ポートです。これらのポートに接続するデバイスは、非同期伝送に対応している必要があります。ほとんどのモデムは非同期デバイスです。
図 3-12 に、コールアウトされるデータ端子およびモデムの接続例を示します。
図 3-12 RP コンソール ポートおよび補助ポートの接続
|
|
||
|
|
(注) シスコでは、RP ケーブルを販売していません。ケーブル販売店で別途購入してください。
(注) Telecordia GR-1089-CORE、Issue 6 の建物内落雷サージ要件に適合するために、イーサネット ポートの接続にはシールド付きケーブルを使用する必要があります。シールド付きケーブルの両端はシールド付きコネクタで終端し、ケーブルのシールド材料は両方のコネクタに接合します。
RP のシステム コンソール ポートは、ルータの初期設定を行うためのデータ端末を接続するための RJ-45 レセプタクルです。コンソール ポートには RJ-45 ストレート ケーブルが必要です。
コンソール ポートの詳細については、「Cisco ASR 9001 ルータ ポート接続に関する注意事項」を参照してください。
データ端末を RP コンソール ポートに接続するには、図 3-12 を参照して、次の手順を実行します。
ステップ 1 端末の動作値を 115200 bps、8 データ ビット、パリティなし、1 ストップ ビット(115200 8N1)に設定します。
ステップ 3 ケーブルの端末側をデータ端末のインターフェイス ポートに接続します。
ステップ 4 ケーブルの反対側を RP のコンソール ポートに接続します。
RP の補助ポートは、RP にモデムまたはその他のデータ通信機器(DCE)デバイス(別のルータなど)を接続するための RJ-45 レセプタクルです。非同期補助ポートは、ハードウェア フロー制御およびモデム制御をサポートします。
補助ポートの詳細については、「Cisco ASR 9001 ルータ ポート接続に関する注意事項」を参照してください。
非同期シリアル デバイスを RP 補助ポートに接続するには、図 3-12 を参照して、次の手順を実行します。
ステップ 2 ケーブルのデバイス側を非同期シリアル デバイスのインターフェイス ポートに接続します。
ステップ 3 ケーブルの反対側を RP 補助ポートに接続します。
RP 管理ポートにケーブルを接続するには、STP ケーブルを直接 RP の MGT LAN 0 および MGT LAN 1 RJ-45 レセプタクルに接続します。
イーサネット管理 LAN ポートの詳細については、「管理 LAN ポート接続に関する注意事項」を参照してください。
(注) シスコでは、RJ-45 ケーブルを販売していません。ケーブル販売店で別途購入してください。EIA/TIA-568 規格に準拠するケーブルを使用してください。
(注) RP のイーサネット インターフェイスは、エンドステーション デバイスだけであり、リピータではありません。
RP RJ-45 イーサネット レセプタクルにイーサネット ケーブルを接続するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 RJ-45 レセプタクルに直接ケーブルを差し込みます。
ステップ 2 RJ-45 ケーブルのネットワーク側をスイッチ、ハブ、リピータ、またはその他の外部機器に接続します。
ルータに電源を接続するには、次の手順のいずれかを実行します。
ルータに AC 電源コードを接続するには、次の手順を使用します。
(注) 各 AC 電源を専用電源に接続してください(分岐回路)。各 AC 入力電源は、100 ~ 240 VAC の公称入力レベルで稼働し、15 A(北米および日本)または 10 A(その他の国)以上の供給が必要です。AC 電源の入力レベルの詳細については、「電源接続に関する注意事項」を参照してください。
ステップ 1 シャーシの前面の電源スイッチがオフの位置にあることを確認します。
ステップ 2 接続する AC 電源に割り当てられた回路ブレーカーが OFF に設定されていることを確認します。
ステップ 3 永久アース接続(セントラル オフィスのアース システム)をルータ シャーシの NEBS のアース位置に接続します。
(注) この手順を実行している間、電源を確実にオフにしておくために、電源をオンにする準備ができるまで回路ブレーカー スイッチをオフ(0)の位置に回してください。
ステップ 4 シャーシの前面にあるレセプタクルに AC 電源コードを差し込みます(図 3-13 を参照)。
ステップ 5 ケーブル ラップで電源モジュール レセプタクルに AC 電源コード プラグを固定します。
ステップ 6 AC 電源コンセントに AC 電源コードの反対側を接続します。
ステップ 7 「ルータの電源投入」に進みます。
ここでは、DC 電源ルータに DC 入力電源コードを接続する手順について説明します。
DC 入力電源コードの色は、設置場所の DC 電源の色分けによって異なります。DC 電源の配線には色分け基準がないため、プラス(+)とマイナス(-)の極性を正しく使用して、電源モジュールに電源コードを接続します。
•DC 入力電源コードに、プラス(+)またはマイナス(-)のラベルが付いている場合があります。このラベルはほぼ間違いありませんが、 DC 電源コード間の電圧を測定して極性を確認する必要があります 。測定時は、プラス(+)およびマイナス(-)ケーブルが、電源モジュールのプラス(+)およびマイナス(-)のラベルと一致していることを確認してください。
•アース ケーブルには、一般に緑(または緑と黄色)のケーブルが使用されています。
(注) ケーブルの長さは、DC 入力電源に対するルータの位置によって異なります。これらのコードは別途購入する必要があります。これらはケーブル販売店で別途購入してください。設置場所の電源および DC 入力電源コードの要件の詳細については、「電源接続に関する注意事項」を参照してください。
(注) この手順を実行している間、電源を確実にオフにしておくために、地域および国の法律に従って企業で定義されている適切なロックアウト/タグアウトの手順に従ってください。
DC 電源モジュールに DC 電源コードを接続するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 電源スイッチがオフの位置にあることを確認します。
ステップ 2 DC 電源ケーブルを次の順序で接続します(図 3-14 を参照)。
ステップ 3 シャーシに取り付けられたその他の電源モジュールについてステップ 2 を繰り返します。
ステップ 4 「ルータの電源投入」に進みます。
AC 電源ルータまたは DC 電源ルータに電源を投入するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 電源の回路ブレーカーのスイッチをオンにします。
ステップ 2 各電源モジュールの電源入力 LED が点灯していることを確認します。
ステップ 4 各電源モジュールの電源 LED がグリーンに点灯していることを確認します。