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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この資料では、Cisco ISR SR 4400 および Cisco ISR 4300 ルータを設置して、LAN、WAN、および音声ネットワークに接続する方法について説明します。ここでは、技術的な詳細情報について説明します。
• 「ルータの設置」
• 「電源の接続」
• 「Cisco Microsoft Windows USB デバイス ドライバのインストール」
• 「Cisco Microsoft Windows USB ドライバのアンインストール」
警告 この資料に記載されている安全上の警告の翻訳を確認するには、『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco ISR 4400 and Cisco ISR 4300 Series Routers 』の資料を参照してください。この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
警告 この装置には複数の電源装置接続が存在する場合があります。すべての接続を取り外し、装置の電源を遮断する必要があります。ステートメント 1028
警告 ブランクの前面プレートおよびカバー パネルには、3 つの重要な機能があります。シャーシ内の危険な電圧および電流による感電を防ぐこと、他の装置への電磁干渉(EMI)の影響を防ぐこと、およびシャーシ内の冷気の流れを適切な状態に保つことです。システムは、必ずすべてのカード、前面プレート、前面カバー、および背面カバーを正しく取り付けた状態で運用してください。ステートメント 1029
警告 ユニットの電源がオフかオンかに関係なく、WAN ポートには危険なネットワーク間電圧があります。感電を防ぐため、WAN ポートの近くで作業するときは注意してください。ケーブルの接続を外すときは、ユニット側ではない方から先に取り外してください。ステートメント 1026
警告 この装置は、アースさせる必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼働させたりしないでください。アースが適切かどうかはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。ステートメント 1024
警告 TNV に接触しないように、シャーシを開く前に電話線を取り外してください。ステートメント 1041
警告 バスタブ、洗面台、台所のシンク、洗濯機の周辺や、湿度の高い地下室、スイミング プールの近くなど、水のある場所の近くでは、この製品を使用しないでください。ステートメント 1035
警告 防水設計されていない電話ジャックは、湿気の多い場所に取り付けないでください。ステートメント 1036
警告 電話回線がネットワーク インターフェイスから切り離されている場合以外、絶縁されていない電話ケーブルや端子には、触れないでください。ステートメント 1037
警告 雷雨時には電話(コードレス型を除く)を使用しないでください。雷によって感電する危険性があります。ステートメント 1038
警告 ガス漏れを報告するには、ガス漏れの近くで電話を使用しないでください。ステートメント 1039
警告 この装置は、立ち入りが制限された場所への設置を前提としています。立ち入りが制限された場所とは、特殊な工具、錠と鍵、またはその他のセキュリティ手段を使用しないと入れない場所を意味します。ステートメント 1017
警告 ブランクの前面プレートおよびカバー パネルには、3 つの重要な機能があります。シャーシ内の危険な電圧および電流による感電を防ぐこと、他の装置への電磁干渉(EMI)の影響を防ぐこと、およびシャーシ内の冷気の流れを適切な状態に保つことです。システムは、必ずすべてのカード、前面プレート、前面カバー、および背面カバーを正しく取り付けた状態で運用してください。ステートメント 1029
警告 カバーは製品の安全設計のために不可欠な部品です。カバーを装着しない状態でユニットを操作しないでください。ステートメント 1077
ルータの USB または RJ-45 コンソール ポートを使用して、Cisco Internet Operating System(IOS XE)の Command Line Interface(CLI)にアクセスし、設定タスクを実行します。ターミナル エミュレーション プログラムは、ルータと PC 間で通信を確立する必要があります。手順については、「コンソール端末またはモデムへの接続」を参照してください。
(注) Microsoft Windows USB ドライバをインストールしてから、ルータと PC の間に物理的な接続を確立する必要があります。
ルータには、ポートと新しいスロットが組み込まれています。新しいスロットは、新しいモジュールとインターフェイス カード(SM-X、NIM、ISC、PVDM4、シスコ Cisco E シリーズ サーバ モジュール)に対応しています。スロットとポートのナンバリングについては、「スロットおよびインターフェイスについて」を参照してください。
ルータのすべての機能を使用するには、ソフトウェア パッケージを購入する必要があります。
詳細については、『 Software Configuration Guide for the Cisco 4400 and Cisco 4300 Series ISRs 』の「 Licensing 」セクションを参照してください。
シスコのサービス統合型ルータを設置および接続する前に、安全性に関する警告を読み、次の道具と機器を用意します。
• マイナス ドライバ:小型、3/16 インチ (4 ~ 5 mm)および中型、1/4 インチ (6 ~ 7 mm)
– メモリや他のコンポーネントをアップグレードする場合、カバーを取り外すため
– AWG 6(13 mm 2 )のアース線(NEBS 準拠シャーシ アースの場合)
– AWG 14(2 mm 2 )以上のアース線(NEC 準拠シャーシ アースの場合)
– AWG 18(1 mm 2 )以上のアース線(EN/IEC 60950 準拠シャーシ アースの場合)
• NEC 準拠アースの場合、内径が 1/4 インチ (5 ~ 7 mm)の適切なリング端子を用意します
さらに、使用する予定のモジュールの種類によっては、外部ネットワークにポートを接続するために次の機器が必要です。
• WAN および LAN ポート(構成によって異なります)に接続するためのケーブル
(注) ケーブルの仕様の詳細については、Cisco.com の『Cisco Modular Access Router Cable Specifications』を参照してください。
• イーサネット(LAN)ポートに接続するために、イーサネット ハブまたはネットワーク インターフェイス カードを搭載した PC。
• 9600 ボー、8 データ ビット、1 ストップ ビット、フロー制御なし、およびパリティなしに設定されているコンソール端末(ASCII 端末、または HyperTerminal や同様の端末エミュレーション ソフトウェアを実行する PC)。
• 管理者によるリモート アクセスのために補助ポートに接続するモデム(任意)。
• シリアル インターフェイスに適したデータ サービス ユニット(DSU)またはチャネル サービス ユニット(CSU)/データ サービス ユニット(DSU)。
ルータを設置する準備が整うまで、ルータは開梱しないでください。しばらくの間、最終的な設置場所の準備が整わない場合、不慮の損傷を防ぐために、輸送用の箱にシャーシを保管しておきます。ルータを設置する準備が整ったら、開梱を進めます。
注文したルータ、アクセサリ キット、マニュアル、およびオプションの機器によっては、複数の箱で納品されることがあります。開梱するときは、納品書を確認して、リストのアイテムがすべて送付されていることを確認します。
モジュールと FRU を設置する必要がある場合、ルータをインストールする前または後にそれらをインストールできます。理想的には、ルータの背面を操作しやすいときにモジュールをインストールします。内部モジュールと FRU(SM、NIM、パケット音声デジタル信号プロセッサ モジュール(PVDM4)、コンパクト フラッシュ カード、ファン トレイなど)は、ラックマウントを行う前にインストールする必要があります。
警告 オン/オフ スイッチのあるシステムで作業をするときは、事前に電源をオフにし、電源コードを取り外してください。ステートメント 1
警告 ラックにスタビライザが付いている場合は、スタビライザを取り付けてから、ラックに装置を設置したり、ラック内の装置を保守したりしてください。ステートメント 1006
警告 この装置は、アースさせる必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼働させたりしないでください。アースが適切かどうかはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。ステートメント 1024
警告 システムの過熱を防止するために、最大推奨周囲温度の 40 °Cを超える環境では使用しないでください。ステートメント 1047
Cisco ISR4451-X は、19 インチ(48.26 cm)EIA および 23 インチ(58.42 cm)Southwestern Bell Corporation(SBC)ラックに設置できます。Cisco ISR4451-Xは、600 mm ETSI ラックにも設置できます。19 インチ EIA ラックにシャーシを設置するには、ルータに同梱されている標準の金具を使用します。23 インチ SBC ラックにシャーシを設置するには、オプションの大きな金具を注文できます。
• 中央前面の設置:前面パネルだけを正面に向け、シャーシの中央前部に金具を取り付けます。
• 中央背面の設置:背面パネルだけを正面に向け、シャーシの中央後部に金具を取り付けます。
付属のネジを使用し、図 3-1から図 3-4を参照して、ルータ シャーシにラック取り付け金具を取り付けます。
2 個目の金具をシャーシの反対側に取り付けます。No.2 プラス ドライバを使用して No.8 金具ネジを取り付けます。
図 3-1 前面取り付け用の金具の設置(図は Cisco ISR4451-X)
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23 インチ SBC1 金具 |
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図 3-2 中央-前面取り付け用の金具の設置(図は Cisco ISR4451-X)
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図 3-3 背面取り付け用の金具の設置(図は Cisco ISR4451-X)
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図 3-4 中央-背面取り付け用の金具の設置(図は Cisco ISR4451-X)
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ラック取り付け金具をルータのシャーシに取り付けたら、ラックに付属するネジを使用して、シャーシをラックに設置します (図 3-5 を参照)。
ヒント 19 インチ EIA ブラケットおよび 23 インチ SBC ブラケットの両方に対して、まず下側の 2 つのネジを少し締め、下側のネジでブラケットを支えている間に、上側の 2 つのネジを挿入します。
ヒント 金具のネジ穴は、ラックのネジ穴の 1 個おきのペアに合わせて間隔が開いています。正しいネジ穴を使用すると、金具の小さなネジ穴がラックの未使用のネジ穴とそろいます。小さな穴がラックの穴とそろわない場合、次のラックの穴に合わせて金具を上下する必要があります。
警告 けがまたはシャーシの破損を防ぐために、モジュール(電源装置、ファン、またはカードなど)のハンドルを持ってシャーシを持ち上げたり、傾けたりすることは絶対にしないでください。これらのハンドルは、シャーシの重さを支えるようには設計されていません。ステートメント 1032
図 3-5図 3-5図 3-5は、ラックの一般的な設置を示しています。
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図 3-6は、シャーシの背面を正面に向けた設置を示しています。
図 3-6 ラックでシャーシの背面を正面に向けた取り付け(図は Cisco ISR4451-X)
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各金具に付属している 4 個の PHMS ネジとプラスチック スペーサを使用し、図 3-7に記載されているように、ルータ シャーシに壁面取り付け金具を取り付けます。
前のセクションで取り付けた金具を使用して、ルータを壁面に取り付けます。
• 壁のスタッドに取り付けるには、各金具に 10 番ワッシャ付きの 10 番木ネジ(丸ネジまたは平ネジ)が 1 個、または 10 番のワッシャヘッド ネジが必要です。
ネジは、支えとなる木製または金属製のスタッドに、38.1 mm(1.5 インチ)以上差し込めるだけの長さが必要です。
• 中空壁面に取り付ける場合は、各金具にワッシャ付きの壁アンカーが 2 個必要です。壁アンカーおよびワッシャのサイズは 10 番にする必要があります。
• コネクタまたは取り付けハードウェアを引っ張らないようにケーブルを配線します。
図 3-7 壁面取り付け用の金具の設置(図は Cisco ISR4431)
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(注) また、必要に応じて、他の 2 つの側を使って対角線上に取り付けることもできます。
図 3-8 および 図 3-9に記載されているとおりに、(前面または背面に向けて)ルータ シャーシに金具を取り付けます。
図 3-8 前面取り付け用の金具の設置(図は Cisco ISR4431)
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ヒント 19 インチ EIA ブラケットおよび 23 インチ SBC ブラケットの両方に対して、まず下側の 2 つのネジを少し締め、下側のネジでブラケットを支えている間に、上側の 2 つのネジを挿入します。
ヒント 金具のネジ穴は、ラックのネジ穴の 1 個おきのペアに合わせて間隔が開いています。正しいネジ穴を使用すると、金具の小さなネジ穴がラックの未使用のネジ穴とそろいます。小さな穴がラックの穴とそろわない場合、次のラックの穴に合わせて金具を上下する必要があります。
警告 けがまたはシャーシの破損を防ぐために、モジュール(電源装置、ファン、またはカードなど)のハンドルを持ってシャーシを持ち上げたり、傾けたりすることは絶対にしないでください。これらのハンドルは、シャーシの重さを支えるようには設計されていません。ステートメント 1032
ラック取り付け金具をルータのシャーシに取り付けたら、ラックに付属するネジを使用して、シャーシをラックに設置します
図 3-5図 3-5図 3-10は、ラックの一般的な設置を示しています。
図 3-10 ラックへの Cisco ISR4431 シャーシの取り付け
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ルータの設置後は、シャーシを適切なアースに接続する必要があります。シャーシのアース接続手順については、「シャーシのアース接続」をご覧ください。
ルータをデスクトップ、ベンチ トップ、シェルフに設置することができます。
(注) 高い音響ノイズが問題となる場所にシャーシを設置しないでください。
警告 けがまたはシャーシの破損を防ぐために、モジュール(電源装置、ファン、またはカードなど)のハンドルを持ってシャーシを持ち上げたり、傾けたりすることは絶対にしないでください。これらのハンドルは、シャーシの重さを支えるようには設計されていません。ステートメント 1032
ルータの設置後は、シャーシを適切なアースに接続する必要があります。シャーシのアース接続手順については、「シャーシのアース接続」をご覧ください。
警告 この装置は、アースさせる必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼働させたりしないでください。アースが適切かどうかはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。ステートメント 1024
警告 作業中は、カードの静電破壊を防ぐため、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用してください。感電する危険があるので、手や金属工具がバックプレーンに直接触れないようにしてください。ステートメント 94
シャーシを適切なアースに接続する必要があります。アース線は、地域の安全基準に従って取り付ける必要があります。
• アースとしては、アクセサリ キットに同梱されているサイズ 6 AWG(13 mm 2 )の銅線およびアース ラグを使用します。
(注) この機器は、ネットワーク テレコミュニケーション施設や NEC が適用される場所での設置に適しています。また、Common Bonding Network(CBN; 共通ボンディング網)の一部としての設置にも適しています。
• NEC 準拠のアースの場合、サイズ 14 AWG(2 mm 2 )以上の大きな銅線および内径 1/4 インチ (5 ~ 7 mm)の適切なリング端末を用意します。
• EN/IEC 60950 準拠のアースの場合、サイズ 18 AWG(1 mm 2 )以上の大きな銅線と適切なリング端末を用意します。
ステップ 1 アース ラグまたはアース端子に合わせて、アース線の端の被覆を必要な長さだけ取り除きます。
ステップ 2 適切なサイズのクリンパを使用して、アース線をアース ラグまたはリング端末に圧着します。
ステップ 3 アース ラグまたはリング端子をシャーシに取り付けます(図 3-11 を参照)。アース ラグの場合は、非脱落型ロッキング ワッシャ付きのネジを 2 個使います。リング端子の場合は、付属ネジを 1 個使います。8 ~ 10 インチ ポンド(0.9 ~ 1.1 ニュートン メートル)のトルクでネジを締めます。
図 3-11 ルータのシャーシのアース接続(図は Cisco ISR4451-X)
ステップ 4 アース線の反対側の端を、確実にアースできる接地点に接続します。
ここでは、ルータに AC 電源を接続する手順について説明します。
警告 設置手順を読んでから、システムを電源に接続してください。ステートメント 1004
警告 この装置には複数の電源装置接続が存在する場合があります。すべての接続を取り外し、装置の電源を遮断する必要があります。ステートメント 1028
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
(注) 設置は、設置場所に適用される必須の電気工事規格すべてに準拠する必要があります。
警告 製品を設置するときには、付属のまたは指定された接続ケーブル、電源コード、および AC アダプタを使用してください。他のケーブルまたはアダプタを使用すると、誤動作や発火を引き起こすおそれがあります。電気用品安全法により、シスコが指定した製品以外の電気機器に UL 認定ケーブル(コードに「UL」の表示)を使用することは禁止されています。電気用品安全法で認定されたケーブル(コードに「PSE」と記載)の使用については、シスコ指定の製品に限定されません。ステートメント 371
ルータが AC 電源を使用する場合、過電流保護機能付きの 15 A、120 VAC(10 A、240 VAC)回路に接続します。
(注) AC 電源の入力電圧の許容限度は 90 および 264 VAC です。
(注) この製品は、設置する建物に電力サージ保護機構が備わっていることを前提に設計されています。電磁適合性と安全性に関する Telcordia GR-1089 NEBS 標準に準拠するために、AC 電源供給装置に外部 Surge Protective Device(SPD; サージ保護デバイス)を取り付ける必要があります。
警告 AC に接続するユニットは、電源コードのアース線の他に、永続的なアース接続が必要です。NEBS 準拠のアース接続はこの要件を満たしています。ステートメント 284
警告 この製品は、設置する建物に回路短絡(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。一般および地域の電気規格に準拠するように設置する必要があります。ステートメント 1045
警告 この製品は、設置する建物にショート(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。保護対象の装置は次の定格を超えないようにします。
15A、120VAC(16A、240VAC) ステートメント 1005
ルータには非同期シリアル ポートおよび補助ポートがあります。これらのポートには、ルータに対するローカル(コンソール端末または PC による)またはリモート(モデムによる)の管理アクセスが用意されています。Cisco IOS CLI を使用してルータを設定するには、ルータ コンソール ポートと端末または PC との間に接続を確立する必要があります。
ローカルまたはリモート接続を確立するには、次のケーブルとアダプタを使用します。
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(注) USB シリアル ポートに接続した USB コンソール ケーブルを使用してルータと PC の間に物理接続を確立する前に、USB デバイス ドライバをインストールします。そうしないと、接続は失敗します。「Cisco Microsoft Windows USB デバイス ドライバのインストール」を参照してください。
ステップ 1 RJ-45 コネクタがあるコンソール ケーブルの端を、ルータのライト ブルーのコンソール ポートに接続します。
または
USB 5 ピン ミニ USB タイプ B を USB コンソール ポートに接続します(図 3-12 を参照)。Windows ベースの PC で初めて USB シリアル ポートを使用する場合、次の項の指示に従ってすぐに USB ドライバをインストールします。
• 「Cisco Microsoft Windows XP USB ドライバのインストール」
• 「Cisco Microsoft Windows 2000 USB ドライバのインストール」
• 「Cisco Microsoft Windows Vista USB ドライバのインストール」
(注) USB ポートと EIA ポートは同時に使用できません。「補助ポートへの接続」を参照してください。USB ポートを使用する場合、RJ-45 EIA ポートよりも優先されます。
ステップ 2 DB-9 コネクタ(または USB タイプ A)があるケーブルの端を端末または PC に接続します。端末または PC に DB-9 コネクタに対応しないコンソール ポートがある場合、そのポートに適切なアダプタを装着する必要があります。
ステップ 3 ルータと通信するために、端末エミュレータ アプリケーションを起動します。次のパラメータを使用してこのソフトウェアを設定します。
図 3-12 USB コンソール ケーブルをルータに接続する(Cisco ISR4451-X)
ここでは、Mac OS X システム USB ポートを組み込みの OS X ターミナル ユーティリティを使用してコンソールに接続する方法について説明します。
ステップ 1 Finder を使用して、[Applications] > [Utilities] > [Terminal] を選択します。
ステップ 2 OS X USB ポートをルータに接続します。
ステップ 3 次のコマンドを入力して、OS X USB ポート番号を検索します。
ステップ 4 次のコマンドに続けてルータの USB ポート速度を指定して、USB ポートに接続します。
ターミナル ウィンドウから OS X USB コンソールの接続を解除するには
ここでは、Linux システム USB ポートを組み込みの Linux ターミナル ユーティリティを使用してコンソールに接続する方法について説明します。
ステップ 1 Linux のターミナル ウィンドウを開きます。
ステップ 2 Linux USB ポートをルータに接続します。
ステップ 3 次のコマンドを入力して、Linux USB ポート番号を検索します。
ステップ 4 次のコマンドに続けてルータの USB ポート速度を指定して、USB ポートに接続します。
ターミナル ウィンドウから Linux コンソールの接続を解除するには
Ctrl+A に続けて : を入力し、それから quit を入力します
Microsoft Windows ベースの PC を初めてポートの USB シリアル ポートに接続するときは、USB デバイス ドライバをインストールする必要があります。
• 「Cisco Microsoft Windows XP USB ドライバのインストール」
• 「Cisco Microsoft Windows 2000 USB ドライバのインストール」
• 「Cisco Microsoft Windows Vista USB ドライバのインストール」
ここでは、Microsoft Windows XP USB ドライバをインストールする方法について説明します。
開始する前に、Cisco Software Download サイトの USB Console Software カテゴリ( http://www.cisco.com/cisco/software/navigator.html?mode=prod )から、使用しているルータ モデル用の正しいドライバをダウンロードします。
ステップ 1 Cisco_usbconsole_driver_X_X.zip ファイル(X はリビジョン ナンバー)を解凍します。
ステップ 2 32 ビット Windows XP を使用している場合、Windows_32 フォルダのファイル setup.exe をダブルクリックします。64 ビット Windows XP を使用している場合、Windows_64 フォルダのファイル setup(x64).exe をダブルクリックします。
ステップ 3 Cisco Virtual Com InstallShield Wizard が起動します。[Next] をクリックします。
ステップ 4 [Ready to Install the Program] ウィンドウが表示されます。[Install] をクリックします。
ステップ 5 [InstallShield Wizard Completed] ウィンドウが表示されます。[Finish] をクリックします。
ステップ 6 USB ケーブルを PC およびルータ USB コンソール ポートに接続します。 表 3-1 を参照してください。USB コンソール ポートの EN LED がグリーンに変わり、少し待つと Found New Hardware Wizard が表示されます。指示に従ってドライバのインストールを完了します。
ステップ 7 USB コンソールを使用する準備が整いました。
ここでは、Microsoft Windows 2000 USB ドライバをインストールする方法について説明します。
ステップ 1 Cisco.com の Web サイトからファイル Cisco_usbconsole_driver.zip を入手し、解凍します。
ステップ 2 ファイル setup.exe をダブルクリックします。
ステップ 3 Cisco Virtual Com InstallShield Wizard が起動します。[Next] をクリックします。
ステップ 4 [Ready to Install the Program] ウィンドウが表示されます。[Install] をクリックします。
ステップ 5 [InstallShield Wizard Completed] ウィンドウが表示されます。[Finish] をクリックします。
ステップ 6 USB ケーブルを PC およびルータ USB コンソール ポートに接続します。 表 3-1 を参照してください。USB コンソール ポートの EN LED がグリーンに変わり、少し待つと [Found New Hardware Wizard] ウィンドウが表示されます。指示に従ってドライバのインストールを完了します。
ステップ 7 USB コンソールを使用する準備が整いました。
ここでは、Microsoft Windows Vista USB ドライバをインストールする方法について説明します。
ステップ 1 Cisco.com の Web サイトからファイル Cisco_usbconsole_driver.zip を入手し、解凍します。
ステップ 2 32 ビット Windows Vista を使用している場合、Windows_32 フォルダのファイル setup.exe をダブルクリックします。64 ビット Windows Vista を使用している場合、Windows_64 フォルダのファイル setup(x64).exe をダブルクリックします。
ステップ 3 Cisco Virtual Com InstallShield Wizard が起動します。[Next] をクリックします。
ステップ 4 [Ready to Install the Program] ウィンドウが表示されます。[Install] をクリックします。
(注) User Account Control 警告が表示された場合は、[Allow - I trust this program] をクリックして先に進みます。
ステップ 5 [InstallShield Wizard Completed] ウィンドウが表示されます。[Finish] をクリックします。
ステップ 6 USB ケーブルを PC およびルータ USB コンソール ポートに接続します。 表 3-1 を参照してください。USB コンソール ポートの EN LED がグリーンに変わり、少し待つと、[Installing device driver software] というポップアップ ウィンドウが表示されます。指示に従ってドライバのインストールを完了します。
ステップ 7 USB コンソールを使用する準備が整いました。
ここでは、Cisco Microsoft Windows USB デバイス ドライバをインストールする手順について説明します。
• 「Cisco Microsoft Windows XP および 2000 USB ドライバのアンインストール」
• 「Cisco Microsoft Windows Vista USB ドライバのアンインストール」
ここでは、Microsoft Windows XP および 2000 両方の USB ドライバをアンインストールする方法について説明します。ドライバは Windows の [Add Remove Programs] ユーティリティまたは setup.exe プログラムを使用して削除できます。
[Add Remove Programs] ユーティリティの使用
(注) ドライバをアンインストールする前に、ルータ コンソール端末の接続を解除します。
ステップ 1 [Start] > [Control Panel] > [Add or Remove] をクリックします。
ステップ 2 [Cisco Virtual Com] までスクロールして [Remove] をクリックします。
ステップ 3 [Program Maintenance] ウィンドウが表示されたら、[Remove] オプション ボタンを選択します。[Next] をクリックします。
(注) ドライバをアンインストールする前に、ルータ コンソール端末の接続を解除します。
ステップ 1 Windows 32 ビットの場合は setup.exe、Windows 64 ビットの場合は setup(x64).exe を実行します。[Next] をクリックします。
ステップ 2 Cisco Virtual Com の InstallShield Wizard が表示されます。[Next] をクリックします。
ステップ 3 [Program Maintenance] ウィンドウが表示されたら、[Remove] オプション ボタンを選択します。[Next] をクリックします。
ステップ 4 [Remove the Program] ウィンドウが表示されたら、[Remove] をクリックします。
ステップ 5 [InstallShield Wizard Completed] ウィンドウが表示されたら、[Finish] をクリックします。
ここでは、Microsoft Windows Vista USB ドライバをアンインストールする方法について説明します。
(注) ドライバをアンインストールする前に、ルータ コンソール端末の接続を解除します。
ステップ 1 Windows 32 ビットの場合は setup.exe、Windows 64 ビットの場合は setup(x64).exe を実行します。[Next] をクリックします。
ステップ 2 Cisco Virtual Com の InstallShield Wizard が表示されます。[Next] をクリックします。
ステップ 3 [Program Maintenance] ウィンドウが表示されたら、[Remove] オプション ボタンを選択します。[Next] をクリックします。
ステップ 4 [Remove the Program] ウィンドウが表示されたら、[Remove] をクリックします。
(注) 「User Account Control」警告が表示された場合は、[Allow - I trust this program] をクリックして先に進みます。
ステップ 5 [InstallShield Wizard Completed] ウィンドウが表示されたら、[Finish] をクリックします。
モデムを補助ポートに接続すると、リモート ユーザはルータにダイヤルインして設定できます。ルータ アクセサリ キットに付属するライト ブルーのコンソール ケーブルと DB-9-to-DB-25 コネクタ アダプタを使用します。
ステップ 1 アダプタ ケーブルの RJ-45 側をルータの黒い AUX ポートに接続します (図 3-13 を参照)。
図 3-13 ルータにモデムを接続する(Cisco ISR4451-X)
ステップ 2 コンソール ケーブルの DB-9 側をモデム アダプタの DB-9 側に接続します。
ステップ 3 モデム アダプタの DB-25 側をモデムに接続します。
ステップ 4 モデムとルータの補助ポートが同じ伝送速度(最高 115,200 bps がサポートされています)に設定されていること、また、データ キャリア検出(DCD)およびデータ ターミナル レディ(DTR)操作によるモデム制御のために設定されていることを確認します。
ここでは、WAN、LAN、および音声インターフェイス ケーブルを接続する方法について説明します 内容は次のとおりです。
警告 雷が発生しているときには、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを行ったりしないでください。ステートメント 1001
警告 感電を防ぐために、安全超低電圧(SELV)回路を電話網電圧(TNV)回路に接続しないでください。LAN ポートには SELV 回路が、WAN ポートには TNV 回路が組み込まれています。一部の LAN ポートおよび WAN ポートは RJ-45 コネクタを使用しています。ケーブルを接続するときは、注意事項をよくお読みください。ステートメント 1021
警告 ユニットの電源がオフかオンかに関係なく、WAN ポートには危険なネットワーク間電圧があります。感電を防ぐため、WAN ポートの近くで作業するときは注意してください。ケーブルの接続を外すときは、ユニット側ではない方から先に取り外してください。ステートメント 1026
警告 防水設計されていない電話ジャックは、湿気の多い場所に取り付けないでください。ステートメント 1036
警告 電話回線がネットワーク インターフェイスから切り離されている場合以外、絶縁されていない電話ケーブルや端子には、触れないでください。ステートメント 1037
警告 クラス 1 レーザー製品です。ステートメント 1008
表 3-2 は、ルータの一般的な WAN、LAN、音声接続を示しています。この接続の概要の詳細については、Cisco.com の『 Cisco Modular Access Router Cable Specifications』を参照してください。
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RJ-48 T1/E1 |
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シグナリング プロトコル(EIA/TIA-232、EIA/TIA-449、V.35、X.21、EIA-530)に一致する Cisco シリアル トランジション ケーブル |
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3.ケーブルの選択方法については、『Cisco Modular Access Router Cable Specifications』を参照してください。 |
• 各 WAN、LAN、音声ケーブルをシャーシの適切なコネクタ、またはネットワーク モジュールまたはインターフェイス カードに接続します。
• コネクタに負担がかからないように、注意してケーブルを配線します。
• ケーブルが絡まないように、ケーブルを束にして整理します。
• 経路と曲げ半径が安全な範囲になるようにケーブルの配線を確認します。必要に応じてケーブルの配線を調整します。
ケーブルのピン配置については、『 Cisco Modular Access Router Cable Specifications 』を参照してください。