システムレポートまたは crashinfo ファイルには、シスコのテクニカルサポート担当者が、Cisco IOS イメージのクラッシュを引き起こした問題をデバッグするときに使用する情報が保存されています。重大なクラッシュに関する情報の迅速かつ確実な収集とバンドルが、特定のクラッシュ事案によって情報が識別されるような方法で行われることが必要です。システムレポートが生成され、harddisk:
または flash: ファイルシステムの「/core」ディレクトリに保存されます。リロード時はレポートは生成されません。
システムクラッシュの場合、次の詳細情報が収集されます。
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このレポートは、ルータが ROMMON/ブートローダーに対してダウン状態になる前に生成されます。この情報は、個別のファイルに格納されてから、アーカイブされて tar.gz バンドルに圧縮されます。これにより、クラッシュのスナップショットを 1
つの場所で取得して、分析のためにボックス外に移動できるようになります。
デバイスのホスト名、システムレポートを生成したモジュールの ID、およびその作成タイムスタンプがファイル名に組み込まれます。
<hostname>_<moduleID>-system-report_<timestamp>.tar.gz
例:
Router1_RP_0-system-report_20210204-163559-UTC
ホスト名が Router1 のデバイスで、RP0 モジュールの予期しないリロードが発生し、2021 年 2 月 4 日午後 4 時 39 分 59 秒(UTC)にシステムレポートが生成されました。
├── bootflash/
│ └── pd_info/
│ ├── dmesg_output-20210204-163538-UTC.log
│ ├── filesystems-20210204-163538-UTC.log
│ ├── memaudit-20210204-163538-UTC.log
│ ├── proc_cpuinfo-20210204-163538-UTC.log
│ ├── proc_diskstats-20210204-163538-UTC.log
│ ├── proc_interrupts-20210204-163538-UTC.log
│ ├── proc_oom_stats-20210204-163538-UTC.log
│ ├── proc_softirqs-20210204-163538-UTC.log
│ ├── system_report_trigger.log
│ └── top_output-20210204-163538-UTC.log
├── harddisk/
│ ├── core/
│ │ └── Router1_RP_0_hman_17716_20210212-123836-UTC.core.gz
│ └── tracelogs/
├── tmp/
│ ├── fp/
│ │ └── trace/
│ ├── maroon_stats/
│ ├── rp/
│ │ └── trace/
│ └── Router1_RP_0-bootuplog-20210204-163559-UTC.log
└── var/
└── log/
└── audit/
└── audit.log