この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco IR829 サービス統合型ルータ(ISR)で利用できる機能の概要について説明します。この章の内容は次のとおりです。
■ SKU 情報
■アンテナ
注 :コンプライアンスおよび安全性に関する情報については、『 Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco 800 Series Routers 』を参照してください。
第 2 世代シスコ サービス統合型ルータ(ISR G2)ファミリの 1 つである Cisco IR829 サービス統合型ルータは、次世代の高耐久化固定フォーム ファクタ ルータとして設計されています。モバイルおよび車両での使用を目的とする小型フォーム ファクタのセルラー ルータで、屋外の IT 空間、産業、公共施設、輸送、インフラストラクチャ、産業用 M2M アプリケーション、アセット モニタリングでの接続を提供する WiFi を搭載しています。
IR829 には、シングル LTE モデムとデュアル LTE モデムの 2 モデルがあります。
Cisco IR829 サービス統合型ルータ に IR829 を示します。
Cisco IR829 シングル モデムの前面パネル に、Cisco IR829 シングル モデムの前面パネルの詳細を示します。
図 2 Cisco IR829 シングル モデムの前面パネル
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Cisco IR829 デュアル モデムの前面パネル に、Cisco IR829 デュアル モデムの前面パネルの詳細を示します。
図 3 Cisco IR829 デュアル モデムの前面パネル
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Cisco IR829 シングル モデムの背面パネル に、Cisco IR829 シングル モデムの背面パネルの詳細を示します。
図 4 Cisco IR829 シングル モデムの背面パネル
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Cisco IR829 デュアル モデムの背面パネル に、Cisco IR829 デュアル モデムの背面パネルの詳細を示します。
図 5 Cisco IR829 デュアル モデムの背面パネル
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注 :SIM ドア アセンブリ内にリセット スイッチ( 1 )、ミニ USB コンソール ポート( 2 )、およびデュアル SIM スロット( 3 )があります。詳細については、SIM ドアの内側 を参照してください。
Cisco IR829 上部カバー(シングル モデム バージョン) に Cisco IR829 の上部を示します。
図 7 Cisco IR829 上部カバー(シングル モデム バージョン)
Cisco IR829 の LED の詳細 にデュアル モデム SKU の LED の詳細を示します。シングル モデム SKU の LED は Cellular 0 LED のみです。
LED の説明 に Cisco IR829 の LED の説明を示します。
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Cisco IR829 はフラッシュ メモリとメイン メモリを使用します。フラッシュ メモリには Cisco IOS ソフトウェア イメージが含まれ、ブート フラッシュには ROMMON ブート コードが含まれます。すべてのメモリ コンポーネントは工場出荷時にデフォルト設定されており、エンドユーザはアップグレードできません。
Cisco IR829 のメモリ に、メモリの割り当てを示します。
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Cisco IR829 でサポートされる SKU に、Cisco ISR で使用できるさまざまな SKU を示します。すべての SKU が外部アンテナをサポートします。
ここでは、Cisco IR829 の次のハードウェア機能の概要を示します。
■ アンテナ
■ 電源モジュール
以下に、Cisco IR829 のハードウェア プラットフォーム機能を示します。
■Intel Atom デュアルコア Rangeley CPU、1250 MHz
■8 GB(4 GB 使用可能)「eMMC」バルク ストレージ フラッシュ
■4 ポート GE LAN スイッチ、オプションの PoE 802.3at(最大 30 W)(シスコ デバイス専用)
注 :このソフトウェアは、LLDP での PoE ネゴシエーションをサポートしていません。サポート対象は CDP のみです。このため、PoE ではシスコ デバイスのみ給電できます。
–3G/4G/LTE モデム用 mini PCIe スロット、デュアル SIM
–シングル 802.11 a/b/g/n WiFi 無線と MIMO サポート
■RJ45 RS232 DCE/RS485 シリアル ポート X 1
–直接接続 12/24 VDC 車両充電システム入力(9 ~ 32 VDC)
■WWAN/WLAN 内部モジュール接続用外部 TNC/RP-TNC コネクタ X 6(構成によって異なる)
–フォームファクタ(ケーブル カバーなし) = 11.00 X 7.70 X 1.73 インチ(幅 X 奥行 X 高さ)
リセット ボタンを使用すると、ルータの設定を出荷時のデフォルトの状態にリセットできます。工場でセットされたデフォルト設定にルータ コンフィギュレーションを復元するには、ワイヤ ゲージ 0.033 インチ以下の標準サイズ #1 ペーパー クリップを使用し、ルータに電源を入れるときに同時にリセット ボタンを押します。
注 :リセット スイッチを露出させるには、背面カバーを取り外す必要があります。詳細については、SIM ドアの内側を参照してください。
注 :IR829 で書き込み、削除、再起動を実行する前に、『 Cisco IR800 Integrated Services Router Software Configuration Guide 』を詳細にご確認ください。IR829 は、従来の IOS ルータとは異なります。
IR829 は、セルラーの Wi-Fi コネクタと TNC コネクタに対応した RP TNC コネクタに加え、GPS アンテナに対応した SMA コネクタも備えています。
■2 つのマルチバンド スイベル マウント ダイポール アンテナ(ANT-4G-DP-IN-TNC)と 1 つのエクステンダ(4G-AE010-R)。
■WLAN:WLAN 機能用の 3 つの Cisco マルチバンド スイベル マウント ダイポール アンテナ(AIR-ANTM2050D-R)。
シスコ アンテナの詳細については、次のガイドを参照してください。
Cisco Industrial Routers Antenna Guide
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/routers/connectedgrid/antennas/installing-combined/industrial-routers-antenna-guide.html
Cisco Aironet Antennas and Accessories Reference Guide
http://www.cisco.com/c/en/us/products/collateral/wireless/aironet-antennas-accessories/product_data_sheet09186a008008883b.html
WiFi、4G LTE、および GPS ワイヤレス標準に対応した製品を IR829 プラットフォームで共存させて使用したり、共存させて設置する計画を立てたりする場合は、パフォーマンスへの影響を最小限に抑えるため、4G LTE と WiFi を利用する、すべての周波数の Wi-Fi アンテナと LTE アンテナ間のアイソレーションを 15 dB 超にする必要があります。
理想的には、アイソレーションを 20 ~ 25 dB 以上にします。具体的には、4G LTE ダイポールと WiFi ダイポールをシャーシに同時に設置しないでください。同時に設置すると、通常アイソレーションが 15 dB 未満になり、問題となる周波数帯域によっては、パフォーマンスに大きな影響が及ぶことがあります。
以降の項では、ANT-5-4G2WL2G1-O を 5-in-1 アンテナ、ANT-2-WLAN-D-O を 2-in-1 アンテナと呼びます。
5-in-1 アンテナを設置する場合は、車両の屋根に 8 X 8 インチの平らな設置面と取り付け穴、2-in-1 WiFi アンテナを設置する場合は、6 X 6 インチの平らな設置面と取り付け穴を確保する必要があります。平らな設置面を確保できなければ、アンテナが IP67 標準を満たさず、耐用年数が短くなる場合があります。
シスコでは、5-in-1 アンテナと 2-in-1 アンテナの両方で 1 フィートのグランド プレーンを確保することを推奨しています。車両の屋根が金属製の場合は、屋根自体がグランド プレーンの役割を果たします。シスコでは、グランド プレーンがある場合とない場合の影響について調査を行い、1 フィートのグランド プレーンを確保してワイヤレス パフォーマンスを証明しました。
5-in-1 アンテナと 2-in-1 アンテナのアイソレーション
シスコでは、最適なアイソレーションを実現するため、5-in-1 アンテナと 2-in-1 アンテナの中心を 18 インチ離すことを推奨しています。
また、WiFi 2.4 GHz とセルラー 4G LTE 間のアイソレーションを最適化するため、IR829 の 2.4 GHz WLAN ポートを 2-in-1 アンテナに、5 GHz ポートを 5-in-1 アンテナにルーティングすることを推奨しています。5-in-1 アンテナは、WiFi とセルラー LTE の共存およびアイソレーションのために完全に最適化されています。2.4 GHz WiFi 信号を別のアンテナに接続すれば、簡単にアンテナのアイソレーションを一層最適化できます。5-in-1 と 2-in-1 はいずれもデュアル バンド WiFi 対応で、2.4 GHz および 5 GHz WLAN 信号の両方を完全にサポートしています。
5-in-1 アンテナと 2-in-1 アンテナの MIMO ポート
5-in-1 アンテナと 2-in-1 アンテナのセルラーおよび WLAN ポートは、MIMO 技術をサポートしています。MIMO は、フェージング チャネルにおけるワイヤレス リンクのスループットと堅牢性を大幅に向上させます。MIMO 対応製品の 1 つのワイヤレス ポートのみを接続した場合、リンクのスループットと堅牢性の両方に関して、ワイヤレス パフォーマンスの大幅な向上は期待できません。
■5-in-1 アンテナの 4G アンテナ ケーブルはそれぞれ、IR829 のいずれかのセルラー ポートに接続できます。1 対 1 で割り当てる必要はありません。
■5-in-1 アンテナと 2-in-1 アンテナの WLAN アンテナ ケーブルはそれぞれ、IR829 の任意の WLAN ポートに接続できます。1 対 1 で割り当てる必要はありません。
Cisco IR800 シリーズ産業用ルータは、MC73XX シリーズ モデムと MC74XX シリーズ モデムを使用します。ソフトウェア ダウンロード ページには、次のサイトからアクセスできます。
https://software.cisco.com/download/navigator.html?mdfid=286288566&flowid=76082 [英語]
注 :キャリアに適したファームウェアのダウンロードを選択してください。
『Cisco Firmware Upgrade Guide for Cellular Modems』には、以下からアクセスできます。
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/routers/access/interfaces/firmware/Firmware_Upgrade.html [英語]
このガイドの以前のバージョンに含まれていた追加の設定情報は、『 Cisco IR800 Integrated Services Router Software Configuration Guide 』に移動されています。
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シングル バンド X 2、スイベル マウント全方向性、RP-TNC(プラグ)、2.2 dBi @ 2.4 GHz |
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シングル バンド X 1、デュアル エレメント、壁面取り付けパッチ、N(m)付き 18 インチ長 RG-58 ケーブル、13 dBi @ 2.4 GHz シングル バンド X 1、デュアル エレメント、壁面取り付けパッチ、N(m)付き 18 インチ長 RG-58 ケーブル、14 dBi @ 5 GHz |
表 16 デュアル バンド Cisco WiFi アンテナの使用例 1
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デュアル バンド X 2、スイベル マウント全方向性、RP-TNC(プラグ)、2 dBi @ 2.4 GHz、4 dBi @ 5 GHz |
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デュアル バンド X 1、デュアル エレメント(各バンド)、全方向性、RP-TNC(プラグ)付き 18 インチ長 RG-58 ケーブル、2.0 dBi @ 2.4 GHz(2 ポート)、3.0 dBi @ 5 GHz(2 ポート) |
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デュアル バンド X 2、スイベル マウント全方向性、RP-TNC(プラグ)、2 dBi @ 2.4 GHz、4 dBi @ 5 GHz |
輸送用に 7 個の RF ポートと IR829 を導入します。
Quinta 5-in-1 アンテナと WiFi 2-in-1 アンテナで 7 個すべてのポートを利用します。
Quinta 5-in-1 アンテナと WiFi 2-in-1 アンテナは、両アンテナの取り付け穴の中心を 18 インチ離す必要があります。
IR829 が 5-in-1 アンテナから 1.0 フィート以内、WiFi 2-in-1 アンテナから 2.0 フィート以内に設置されている場合、延長ケーブルは不要です。
これらの条件が満たされていない場合は、導入にあたって以下の延長ケーブルが必要です。
LMR-400-DB TNC(m)-R/A - TNC(f)X 2、5 フィート
LMR-400-DB TNC(m)-R/A - TNC(f)X 2、10 フィート
LMR-400-LLPL プレナム / 屋内のみ TNC(m)-R/A - TNC(f)X 2、20 フィート
WiFi 2.4 GHz / 5GHz 延長ケーブル(4 ポート。必要に応じてインストール要件ごとに長さを組み合わせ可能)。LMR-400-DB RPTNC(プラグ)- STR RPTNC(ジャック)- STR、5 フィート X 4
LMR-400-DB RPTNC(プラグ)-R/A RPTNC(ジャック)-STR X 4、10 フィート
LMR-400-DB RPTNC(プラグ)-STR RPTNC(ジャック)-STR X 4、20 フィート
延長ケーブルは不要です。5-in-1 アンテナには、統合型アクティブ GPS アンテナと 17 フィート ケーブルが付属しています。
Quinta 5 エレメント 5-in-1 輸送用アンテナ、レードーム(黒)、4G セルラー X 2、デュアル バンド WiFi X 2、GPS X 1
セルラー X 2、LMR-195、2 フィート長、TNC(m)
WiFi X 2、2 フィート長、LMR-195 RPTNC(プラグ)
GPS X 1、RG-174、17 フィート長、SMA(m)
WiFi 2-in-1 2 エレメント 2-in1 輸送用アンテナ、レードーム(黒)、デュアル バンド WiFi X 2
輸送用に 7 個の RF ポートと IR829 を導入します。
(天井マウント WLAN など、用途によって WiFi アンテナを LTE アンテナから離す必要がある場合は、別の構成を使用できます)。
ここでは、(MIMO セルラーと GPS をカバーする)Tercia 3-in-1 輸送用アンテナと 2 つの 2-in-1 WiFi アンテナを使用する場合について説明します。
注 :天井マウント構成で設置する場合は、2-in-1 アンテナ用のカスタム天井マウント ブラケットが必要です(シスコからの提供はありません)。
IR829 が 5-in-1 アンテナから 1.0 フィート以内、WiFi 2-in-1 アンテナから 2.0 フィート以内に設置されている場合、延長ケーブルは不要です。
これらの条件が満たされていない場合は、導入にあたって以下の延長ケーブルが必要です。
LMR-400-DB TNC(m)-R/A - TNC(f)X 2、5 フィート
LMR-400-DB TNC(m)-R/A - TNC(f)X 2、10 フィート
LMR-400-LLPL プレナム / 屋内のみ TNC(m)-R/A - TNC(f)X 2、20 フィート
WiFi 2.4 GHz / 5GHz 延長ケーブル(4 ポート。必要に応じてインストール要件ごとに長さを組み合わせ可能)。LMR-400-DB RPTNC(プラグ)- STR RPTNC(ジャック)- STR、5 フィート X 4
LMR-400-DB RPTNC(プラグ)-R/A RPTNC(ジャック)-STR X 4、10 フィート
GPS ポート:延長ケーブルは不要です。3-in-1 アンテナには、統合型アクティブ GPS アンテナと 17 フィート ケーブルが付属しています。
Quinta 5 エレメント 5-in-1 輸送用アンテナ、レードーム(黒)、4G セルラー X 2、デュアル バンド WiFi X 2、GPS X 1
■セルラー X 2、LMR-195、2 フィート長、TNC(m)
■WiFi X 2、2 フィート長、LMR-195 RPTNC(プラグ)
■GPS X 1、RG-174、17 フィート長、SMA(m)
WiFi 2-in-1 2 エレメント 2-in1 輸送用アンテナ、レードーム(黒)、デュアル バンド WiFi X 2
Cisco IR829 には、外部電源コネクタが付属しています。
■直接接続 12/24 VDC 車両充電システム入力(9 ~ 32 VDC)。
■4 ピン ロックの Molex 電源コネクタ、シスコ部品番号 29-2562-01。
IR829 用の外部 AC から DC への電源アダプタがあります。これは ITE 標準規格に適合し動作温度範囲は -20 C ~ 60 C ですが、産業用環境には適していません。製品番号:IR829-PWR125W-AC。
12.5 フィートの電源ケーブルがご注文いただけます。製品番号:IR829-DC-PWRCORD。
ルータのイーサネット SFP モジュールにより、他の装置との接続が可能になります。これらの現場交換可能なトランシーバ モジュールは、アップリンク インターフェイスを提供します。ローカル コネクタ(LC)は、光ファイバ接続を提供します。RJ-45 コネクタを使用すれば、銅線接続が可能です。次の表に示すサポート対象の SFP モジュールは、どのような組み合わせでも使用できます。
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デジタル オプティカル モニタリング(DOM)サポート付き GLC-BX-U デジタル オプティカル モニタリング(DOM)サポート付き GLC-BX-D |
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デジタル オプティカル モニタリング(DOM)サポート付き SFP-GE-S デジタル オプティカル モニタリング(DOM)サポート付き SFP-GE-L |
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注 :WAN ポート GE0 は、ファイバ SFP または銅線 SFP モジュールを受け入れることができます。速度は、設置される SFP に応じて 100 Mbps か 1 Gbps に固定されます。I-temp の銅線 SFP は市販されていないため、銅線 SFP はサポートされていません。銅線 SFP を使用するには、内部サービス モードに入り、「サポートされていないトランシーバ」と入力する必要があります。銅線 SFP を抜いてから、もう一度挿入します。
注: GE0 WAN インターフェイスでは、speed コマンドと duplex コマンドを使用できません。
次の 2 つの銅線 SFP(非 I-Temp)は、1 Gbps で公式サポートされる予定です。
–銅線 1 Gbps、(0 ~ 70°C)、CPN:30-1410-04
–銅線 1 Gbps、(-5 ~ 85°C)、CPN:30-1421-02
注: これらの SFP では、自動ネゴシエーションはサポートされません。
最小ソフトウェア要件については、お使いのプラットフォームのリリース ノートを参照してください。
Cisco Industrial Ethernet スイッチでサポートされる SFP モデルの最新リストについては、 http://www.cisco.com/en/US/docs/interfaces_modules/transceiver_modules/compatibility/matrix/OL_6981.html#wp138176 を参照してください。
2 つの RJ45 シリアル ポートが、RS232 または RS485 機器を制御およびモニタするために用意されています。シリアル ポート 0 は、RS232 DCE または RS485 半二重または全二重用に設定できます。シリアル ポート 1 は、RS232 DTE 用にのみ設定できます。
ルータ上の RJ45 コネクタの方向をRJ45 コネクタ に示します。
RJ45 ピン配置 に RJ-45 ピン配置を示します。
S0 および S1 の特性 に、S0 および S1 ポートの特性を示します。
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シスコでは、ピン 1 の信号を DSR と呼びます。IOS コマンド ラインから show interface async 0(または 1) を使用すると、モデム制御信号の状態が最後の行に表示されます。
注 :シリアル 0 およびシリアル 1 のピン配置は、コンソール/AUX ポートとは異なります。青色の RJ-45 to DB-9 コンソール ケーブル(72-3383-01)は使用 しないでください 。
従来の DTE to DCE の概念 に示す機器は現在ではそれほど一般的ではありません。DTE(データ端末装置)と DCE(データ通信装置)の概念は、1990 年代後半まで電話網で使用されていたダイヤルアップ モデムに由来しています。
注 :回線は接地ボルトに対して +/- 15 V の電圧を許容でき、アースへの無限大短絡にも耐えられる必要があります。IR809 と IR829 の最小出力は +/- 5 V です。
S0 および S1 の特性 の RS232 信号名は、IR809 および IR829 のシリアル 0 ポートとシリアル 1 ポートの両方に適用されます。データおよびフロー制御信号の方向が異なります。RS232-DCE ポート(シリアル 0)は、クロス(ヌル モデム)ケーブル経由で遠端 DTE ポートか別の DCE ポートに接続するように設計されています。RS232-DTE ポート(シリアル 1)は、クロス(ヌル モデム)ケーブル経由で遠端 DCE ポートか別の DTE ポートに接続するように設計されています。
■Cisco Enterprise Portfolio の一部のルータおよびスイッチ(RJ-45 スタイルの物理ポートでデータを送受信し、RS232 と USB の両方でアクセスできるコンソールが提供される)で見られるように、このポートはコンソール ポートとは共有されません。
■また、ピン配置は、RJ-45 スタイルの物理ポートでデータを送受信する Cisco RS232 コンソールに使用されていたコネクタ ピン配置とは異なります。
■シリアル 0 およびシリアル 1 は、RJ-45 スタイルの物理ポートでの RS-232 信号に EIA-561 標準規格を使用します。つまり、「水色」の Cisco Serial Console Cable(72-3383-01)は 機能しません 。
DB9 ピン配置 にピン配置を示します。
DB25 ピン配置 にピン配置を示します。
注 :DB9 ピン配置 とDB25 ピン配置 に示すケーブル ピン配置には、DB9/DB25 コネクタのピン 6 に接続する RJ45 コネクタのピン 1 が示されています。
RJ45 ピン レイアウトと RS-232 ピン割り当て に、DB9 プラグと RS-232 プラグの両方のピン レイアウトと信号割り当てを示します。
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RS232 ピン配置は EIA-561 標準規格に準拠していますが、RS485 に使用される RJ-45 コネクタの標準規格はありません。IR809 および IR 829 では、ピンペア 1、2 および 3、6 が RS485 用に選択されているため、標準的なツイストペア ピン割り当てされたイーサネット CAT 5 を使用できます。
注 :RS485 では通常、バスの各端に 120 オームの終端装置が必要ですが、ケーブルのタイプに応じて異なる可能性があります。
–RS-422 と同じ信号レベル。ただし、トポロジはポイントツーポイントではなくバスとして実装されています。
–A – B(差動信号)< -0.3V = MARK = OFF = 論理 1
–A – B(差動信号)> +0.3V = SPACE = ON = 論理 0
–RS485 がバスとして実装されている場合、これは実際には LAN であり、高レベルのプロトコルが必要です。個々の非同期特性をストリーミングできるポイントツーポイントとは対照的に、バス テクノロジーとして、メディアへのアクセスを制御するプロトコルが必要です。
–高いレベルのプロトコルが使用され、テクノロジーは主として LAN であるため、RS485 ではモデム制御信号は実装されません。
2 線式(半二重)RS485 接続の特性には次のものがあります。
■ケーブル品質とデータ速度に応じて最大長が 1200 m(4000 ft)のバス ケーブル
■同軸ケーブル ベースのイーサネットに類似したマルチマスター機能
■反転回線は通常インデックス「A」または「-」で示されます(TX/RX-)
■非反転回線は「B」または「+」として示されます(TX/RX+)
■非常に短いポイントツーポイント接続を除き、一般に終端抵抗が必要です。
■2 線式 RS485(半二重) に示されているもの以外に、通常はアース線も使用されます。
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4 線式(全二重)RS485 接続の特性には次のものがあります。
■ケーブル品質とデータ速度に応じて最大長が 1200 m(4000 ft)のバス ケーブル
■非常に短いポイントツーポイント接続を除き、一般に終端抵抗が必要です。
■4 線式 RS485(全二重) に示されているもの以外に、通常はアース線も使用されます。
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■通常、RS-485 にはカテゴリ 5 イーサネット ケーブルが適しています。
■シールド付きケーブルが望ましく、ケーブルの使用時には終端でシールドが接地している必要があります。
■半二重 - TX/RX+ および TX/RX- 信号に 1 ペア(オレンジと白/オレンジ )、GND に 1 本のワイヤ(青)を使用します。
■全二重 - RX+ および RX- 信号に 1 ペア(緑と白/緑)、TX+ および TX- 信号に 1 ペア(オレンジと白/オレンジ)、および GND に 1 本のワイヤ(青)を使用します。
■未使用のワイヤは、ケーブルの両端で選択したワイヤ終端方式(ねじ込み端子、パンチ ダウン ブロックなど)を使用して接地するため、100 オームの抵抗で終端する必要があります。これは、未使用の導体で望ましくない誘導ピックアップを回避するために役立ちます。
終端抵抗を使用する場合のいくつかのベスト プラクティスを次に説明します。
■ビット時間がケーブルのループ時間よりもそれほど長くない場合は、反射を最小限に抑えるため終端が重要です。(信号がケーブルを移動し反射する速度)
■ビット時間がケーブルのループ時間よりも大幅に長い場合は、低いボーレートの短いポイントツーポイント ケーブルで見られるように、終端抵抗を使用せずに対処できます。
■標準の終端の場合、終端抵抗の値を、ネットワークの両端でのケーブル配線の差動モード特性インピーダンスに合わせます。通常は 120 オームです。
■120 オームの終端は、ネットワーク中央の他のマルチドロップ ポートでは使用されません。これはネットワーク上の 2 つの遠端でのみ使用されます。
フェールセーフ抵抗を使用する場合のいくつかのベスト プラクティスを次に説明します。
■入力が -200 mV ~ +200 mV の範囲内の場合、レシーバ出力は「未定義」です。未定義のレシーバ出力が発生する一般的な障害状態が 4 つあります。未定義のレシーバ出力が原因で、誤ったデータが発生することがあります。
–システム内のすべてのトランスミッタがシャットダウン中の場合
■上記の状況のいずれかが発生している場合にレシーバの出力を定義状態で維持するため、フェールセーフ バイアスが使用されます。
■フェールセーフ バイアスは、非反転回線のプルアップ抵抗と反転回線のプルダウン抵抗で構成されます。
IR809/IR829 シリアル ポートのレイヤ 1 設定全体は、IOS で次の構成体を使用して実行されます。次の例では、IOS キーワードのほとんどを示すデフォルト以外の値を示しています。
注 :IOx アプリケーションでシリアル ポートのパラメータ(セット ボーレート、データ ビット、パリティ、ストップ ビット)を制御できるようにするには、次の例に示すように「propagation」キーワードを使用する必要があります。
回線 1/5 と 1/6 は、IOS から見た Linux シリアル ポートです。
■IOS のシリアル デバイス(回線 1/5 と 1/6)は、IOx では /dev/ttyS1 および /dev/ttyS2 としてインスタンス化されます。
■これで、Linux ホスト上の IOx シリアル デバイスは、アプリケーション コンテナに対して公開可能になります。
IOS を介した物理ポートから IOx へのポート マッピングはポート マッピング のようになります。
シリアル 0 を RS232 から RS485 に切り替えるため、インターフェイス Async0 で設定が行われます。RS485 半二重または全二重もこのインターフェイスで設定されます。次に例を示します。
How Far and How Fast Can You Go with RS-485
https://www.maximintegrated.com/en/app-notes/index.mvp/id/3884
Interface Circuits for TIA/EIA-232-F – Design Notes
http://www.ti.com/lit/an/slla037a/slla037a.pdf
http://cds.linear.com/docs/en/product-selector-card/RS232%20Quick%20Guide.pdf