XML 管理インターフェイスについての情報
XML 管理インターフェイスを使用してデバイスを構成できます。インターフェイスは XML ベースのネットワーク構成プロトコル(NETCONF)を使用します。これにより、デバイスを管理し、インターフェイスを介して XML 管理ツールまたはプログラムと通信できます。NETCONF の Cisco NX-OS 導入では、デバイスとの通信にセキュア シェル(SSH)セッションを使用する必要があります。
NETCONF は、リモート プロシージャ コール(RPC)メッセージ内にデバイス構成要素を含めることができる XML Schema(XSD)を使用して導入されます。RPC メッセージ内から、デバイスに実行させたいコマンドのタイプに一致する NETCONF 操作の 1 つを選択します。NETCONF を使用して、デバイスで CLI コマンドのセット全体を設定できます。NETCONF の使用については、NETCONF XML インスタンスの作成 と RFC 4741 を参照してください。
SSH を介した NETCONF の使用の詳細については、RFC 4742 を参照してください。
このセクションは、次のトピックで構成されています。
NETCONF レイヤ
次のテーブルは NETCONF レイヤのリストです:
レイヤ |
例 |
---|---|
トランスポート プロトコル |
SSHv2 |
RPC |
RPC、RPC-reply |
操作 |
get-config、edit-config |
コンテンツ |
show または configuration コマンド |
以下は、4 つの NETCONF レイヤの説明です。
-
SSH トランスポート プロトコル:クライアントとサーバー間の暗号化接続を提供します。
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RPC タグ:リクエスタからの構成コマンドと、それに対応する XML サーバからの応答を導入します。
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NETCONF 操作タグ:構成コマンドのタイプを示します。
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格納ファイル — 構成する機能の XML 表現を示します。
SSH xmlagent
デバイス ソフトウェアは、SSH バージョン 2 を介した NETCONF をサポートする xmlagent と呼ばれる SSH サービスを提供します。
Note |
xmlagent サービスは、Cisco NX-OS ソフトウェアでは XML サーバと呼ばれます。 |
NETCONF over SSH は、クライアントと XML サーバ間の hello メッセージの交換から始まります。最初の交換の後、クライアントは XML 要求を送信し、サーバは XML 応答で応答します。クライアントとサーバは、文字シーケンス > で要求と応答を終了します。この文字シーケンスは XML では有効ではないため、クライアントとサーバはメッセージがいつ終了するかを解釈でき、通信の同期が維持されます。
使用できる XML 構成インスタンスを定義する XML スキーマについては、NETCONF XML インスタンスの作成 で説明されています。