OpenConfig YANG ネットワーク インスタンス(OCNI)を使用して、BGP ルーティング インスタンス全体を削除するのではなく、デフォルトの VRF の BGP 構成のみを削除しようとすると、プロトコル/BGP レベルで BGP
情報が削除されないことがあります。この状況では、ペイロードに自律システム番号を含むプロトコルまたは BGP レベルで削除が行われると、BGP ルーティング インスタンス全体が削除されるのではなく、デフォルトの VRF の設定のみが削除されます。
以下は、BGP のデフォルト VRF で設定を削除するために使用されるペイロードの例です。
<rpc xmlns="urn:ietf:params:xml:ns:netconf:base:1.0" message-id="101">
<edit-config>
<target>
<running/>
</target>
<config>
<network-instances xmlns="http://openconfig.net/yang/network-instance">
<network-instance>
<name>default</name>
<protocols>
<protocol>
<identifier>BGP</identifier>
<name>bgp</name>
<bgp xmlns:nc="urn:ietf:params:xml:ns:netconf:base:1.0" nc:operation="delete">
<global>
<config>
<as>100</as>
</config>
</global>
</bgp>
</protocol>
</protocols>
</network-instance>
</network-instances>
</config>
</edit-config>
</rpc>
予期される動作:BGP ルーティング インスタンス自体を削除する必要があります。これは、no router bgp 100 と同等です。
実際の動作:デフォルト VRF の BGP 構成のみが削除され、同等の単一の CLI 構成はありません。
削除操作前の実行構成は次のとおりです。
router bgp 100
router-id 1.2.3.4
address-family ipv4 unicast
vrf abc
address-family ipv4 unicast
maximum-paths 2
削除操作後の実行構成は次のとおりです。
router bgp 100
vrf abc
address-family ipv4 unicast
maximum-paths 2