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Cisco Unified Presence は、パブリッシャ ノードおよびサブスクライバ ノードについて、次のインストール オプションと設定オプションをサポートします。
• 応答ファイルを使用した Cisco Unified Presence の無人インストールと設定
• Cisco Unified Presence の手動インストールと設定
• プレインストールされた Cisco Unified Presence サーバの設定
このマニュアルは、次のようなさまざまなインストール シナリオを実行する際に使用できます。
次の各項では、これらのインストール シナリオにおいてそれぞれ実行する必要があるタスクの概略を示します。また、各タスクの概略と共に本マニュアルの別の項へのリンクを記載しています。このリンクから各タスクの詳細情報を参照できます。
次のリストは、応答ファイルを使用してパブリッシャ ノードにソフトウェアを自動的にインストールして設定するために実行する必要のある手順を示しています。
1. 現在のサイトに必要なインストール前の作業をすべて実行します。
「インストール前のチェックリスト」を参照してください。
2. 手順に従って、パブリッシャ ノードでの無人インストール用の応答ファイルを使用します。
「応答ファイルを使用した Cisco Unified Presence のインストールと設定」を参照してください。
3. 手順に従って、パブリッシャ ノードでインストール後の導入ウィザードを実行します。
「インストール後の導入ウィザードの実行」を参照してください。
4. 現在のサイトに必要なインストール後の作業をすべて実行します。
「インストール後のチェックリスト」を参照してください。
次のリストは、応答ファイルを使用してサブスクライバ ノードにソフトウェアを自動的にインストールして設定するために実行する必要のある手順を示しています。
1. 現在のサイトに必要なインストール前の作業をすべて実行します。
「インストール前のチェックリスト」を参照してください。
2. 手順に従って、サブスクライバ ノードでの無人インストール用の応答ファイルを使用します。
「応答ファイルを使用した Cisco Unified Presence のインストールと設定」を参照してください。
3. 現在のサイトに必要なインストール後の作業をすべて実行します。
「インストール後のチェックリスト」を参照してください。
次のリストは、DVD に含まれるソフトウェアをパブリッシャ ノードに手動でインストールして設定するために実行する必要のある手順を示しています。
1. 現在のサイトに必要なインストール前の作業をすべて実行します。
「インストール前のチェックリスト」を参照してください。
2. 手順に従って、DVD からサーバへのソフトウェアのインストールを開始します。
「基本インストールの開始」を参照してください。
3. 手順に従って、基本インストールを設定します。
「基本インストールの設定」を参照してください。
4. 手順に従って、クラスタ内にパブリッシャ ノードを設定します。
「パブリッシャ ノードの設定」
5. 手順に従って、パブリッシャ ノードでインストール後の導入ウィザードを実行します。
「インストール後の導入ウィザードの実行」を参照してください。
6. 現在のサイトに必要なインストール後の作業をすべて実行します。
「インストール後のチェックリスト」を参照してください。
次のリストは、DVD に含まれるソフトウェアをサブスクライバ ノードに手動でインストールして設定するために実行する必要のある手順を示しています。
1. 現在のサイトに必要なインストール前の作業をすべて実行します。
「インストール前のチェックリスト」を参照してください。
2. 手順に従って、DVD からサーバへのソフトウェアのインストールを開始します。
「基本インストールの開始」を参照してください。
3. 手順に従って、基本インストールを設定します。
「基本インストールの設定」を参照してください。
4. 手順に従って、クラスタ内にサブスクライバ ノードを設定します。
「サブスクライバ ノードの設定」
5. 現在のサイトに必要なインストール後の作業をすべて実行します。
「インストール後のチェックリスト」を参照してください。
次のリストは、既存のクラスタに新しいノードを追加するために実行する必要のある手順を示しています。
1. 既存のクラスタに変更を加える前に、現時点のバックアップ ファイルがあることを確認します。『Disaster Recovery System Administration Guide』を参照してください。
2. 現在のサイトに必要なインストール前の作業をすべて実行します。
「インストール前のチェックリスト」を参照してください。
3. 新しいノードの追加をサポートできる適切な数のライセンスがあることを確認します。
「Cisco Unified Presence のライセンス要件」を参照してください。
4. 新しいノードをインストールする前に、新しいノードをパブリッシャ ノード上で必ず設定しておきます。
「クラスタ トポロジ」を参照してください。
5. クラスタ内のすべてのノードに対して、同一のソフトウェア バージョンをインストールする必要があります。正しいバージョンが DVD あることを確認してください。
6. 新しいノードの無人インストールおよび設定を行う場合、手順に従って、サブスクライバ ノードのインストールおよび設定用応答ファイルを使用します。
「応答ファイルを使用した Cisco Unified Presence のインストールと設定」を参照してください。
手動でサブスクライバ ノードのインストールおよび設定を行う場合は、次の手順に従います。
a. 手順に従って、DVD からサーバへのソフトウェアのインストールを開始します。
「基本インストールの開始」を参照してください。
b. 手順に従って、基本インストールを設定します。
「基本インストールの設定」を参照してください。
c. 手順に従って、クラスタ内にサブスクライバ ノードを設定します。
「サブスクライバ ノードの設定」を参照してください。
7. 現在のサイトに必要なインストール後の作業をすべて実行します。
「インストール後のチェックリスト」を参照してください。
表 5-1 はインストール ウィザードの操作方法を示しています。
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• 「応答ファイルを使用した Cisco Unified Presence のインストールと設定」
• 「プレインストールされた Cisco Unified Presence Server の設定」
インストール ウィザードの開始時に、メディア チェックを実行するように要求されます。メディア チェックが完了すると、チェック結果が [メディア チェックの結果(Media Check Result)] ウィンドウに表示されます。
メディア チェックに合格すると、インストールを続行できます。次に、システム インストーラがさまざまなハードウェア チェックを実行し、システムが Cisco Unified Presence に対して正しく設定されているか確認します。システム インストーラは、サポートされるハードウェア プラットフォームが存在するかどうかも確認します。サーバがハードウェア要件を完全には満たしていない場合、インストール プロセスは致命的なエラーで失敗します。このインストールの失敗が誤りであると思われる場合はエラーをキャプチャし、シスコのサポートに報告してください。Cisco Unified Presence Release 8.6 でサポートされるハードウェアの一覧については、『 Hardware and Software Compatibility Information for Cisco Unified Presence 』を参照してください。
メディア チェックに失敗した場合、2 つの選択肢があります。このままインストールを続行するか(失敗する可能性があります)、あるいは Cisco.com から別のコピーをダウンロードするか、シスコシステムズから直接別のディスクを取得してからインストールをもう一度開始することができます。
Cisco Unified Presence の新規インストールに応答ファイルを使用できます。このオプションによって、Cisco Unified Presence のインストールおよび設定が無人で実行されます。
• インストール準備のチェックリストを実行します。「インストール前のチェックリスト」を参照してください。
• 応答ファイルを生成して、FAT32 ファイル システムの USB キーに保存します。「Cisco Unified Presence の無人インストール」を参照してください。
ステップ 2 インストール DVD をトレイに挿入し、サーバを再起動して DVD から起動します。
ステップ 3 サーバのブート シーケンスの完了後、[はい(Yes)] を選択すると、メディア チェックが実行されます。
ステップ 4 [メディア チェックの結果(Media Check Result)] で [パス(Pass)] と表示された場合は、[OK] を選択してインストールを続行します。合格しなかった場合は、新しいソフトウェア ディスクでインストールを後で再起動できます。
ステップ 5 [製品導入の選択(Product Deployment Selection)] ウィンドウで [OK] を選択し、Cisco Unified Presence をインストールします。
次に、インストール プロセスは RAID 設定および BIOS 設定を確認します。インストール プロセス中にハードウェア設定を変更した場合、システムを再起動するようにプロンプトが表示されます。
ステップ 6 [インストールの続行(Proceed with Install)] ウィンドウで [はい(Yes)] を選択すると、インストールが続行されます。
応答ファイルに指定された情報に基づいて、Cisco Unified Presence ソフトウェアのインストールと設定が行われます。
• パブリッシャ ノードの場合は、「インストール後の導入ウィザードの実行」に進みます。
• サブスクライバ ノードの場合は、「インストール後のチェックリスト」に進みます。
この手順は Cisco Unified Presence ソフトウェアを手動でインストールして設定する際の最初の手順です。
• 「インストール前のチェックリスト」に説明のあるインストール準備の作業を完了します。
• 新しいサーバに Cisco Unified Presence がプレインストールされている場合は、その後の製品リリースでサーバを再イメージ化する場合を除いて、DVD からインストールする必要はありません。既存のインストール データの入力(「プレインストールされた Cisco Unified Presence Server の設定」)に進んでください。
ステップ 1 インストール DVD をトレイに挿入し、サーバを再起動して DVD から起動します。
ステップ 2 サーバのブート シーケンスの完了後、[はい(Yes)] を選択すると、メディア チェックが実行されます。
ステップ 3 [メディア チェックの結果(Media Check Result)] で [Pass] と表示された場合は、[OK] を選択してインストールを続行します。合格しなかった場合は、新しいソフトウェア ディスクでインストールを後で再起動できます。
ステップ 4 [製品導入の選択(Product Deployment Selection)] ウィンドウで [OK] を選択し、Cisco Unified Presence をインストールします。
次に、インストール プロセスは RAID 設定および BIOS 設定を確認します。インストール プロセス中にハードウェア設定を変更した場合、システムを再起動するようにプロンプトが表示されます。
ステップ 5 [インストールの続行(Proceed with Install)ウィンドウで [はい(Yes)] を選択すると、インストールが続行されます。インストールを続行しない場合は [いいえ(No)] を選択します。
ステップ 6 [プラットフォームのインストール(Platform Installation)] ウィンドウで、次のいずれかを選択します。
• [続行(Proceed)]:ソフトウェアのインストールと設定をすぐに行います。
• [スキップ(Skip)]:ソフトウェアのインストールはすぐに行いますが、設定は後で行います。システムが再起動され、設定を後で行います(「プレインストールされた Cisco Unified Presence Server の設定」を参照)。
ステップ 7 [パッチの適用(Apply Patch)] ウィンドウで [いいえ(No)] を選択すると、新しいリリースにアップグレードせずに DVD 上のソフトウェアをインストールします。ソフトウェアを新しいリリースにアップグレードするオプションは現在サポートされていません。
ステップ 8 [Basic Install] ウィンドウで [続行(Continue)] を選択します。
ハードウェア チェック中に、インストール プロセスは現在のドライバに対するチェックを行います。「Drivers not found, do you want to install manually?」という警告が表示された場合は、[はい(Yes)] を選択してインストールを続行する必要があります。
• 「基本インストールの設定」 または
• 「基本インストールの開始」で説明したとおり、Cisco Unified Presence DVD をロードして基本インストールを開始します。
• Cisco Unified Presence の設定はインストール要件に固有で、一部のフィールドはオプションです。たとえば、固定 IP アドレス値と DNS を DHCP で設定できます。
ステップ 1 [タイムゾーンの設定(Timezone Configuration)] ウィンドウで、サーバに該当するタイムゾーンを選択し、[OK] を選択します。
ステップ 2 [自動ネゴシエーションの設定(Auto Negotiation Configuration)] ウィンドウで [はい(Yes)] を選択すると Ethernet network interface card(NIC; イーサネット ネットワーク インターフェイス カード)の速度とデュプレックス設定が自動的に設定されます。
(注) 自動ネゴシエーションを使用するには、ハブまたはイーサネット スイッチが自動ネゴシエーションをサポートしている必要があります。
[いいえ(No)] を選択すると該当する NIC 速度とデュプレックス設定を手動で選択します。[OK] を選択して続行します。
ステップ 3 デフォルトの Maximum Transit Unit(MTU; 最大転送単位)を変更する必要がある場合は [はい(Yes)] を選択し、Cisco Unified Communications Manager に設定されている MTU と同じ値を入力して [OK] を選択します。
(注) Cisco Unified Communications Manager の MTU と異なる値を入力すると、インストールは失敗します。
ステップ 4 [DHCP の設定(DHCP Configuration)] ウィンドウで、次のいずれかを選択します。
• [はい(Yes)] を選択すると、Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP; ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル)を使用して ステップ 7 に進みます。
• [いいえ(No)] を選択すると、サーバに固定 IP アドレスを設定します。
ステップ 5 [スタティック ネットワークの設定(Static Network Configuration)] ウィンドウに、ご使用の固定ネットワーク設定値を入力して [OK] を選択します。
ステップ 6 [DNS クライアントの設定(DNS Client Configuration)] ウィンドウで、次のいずれかを選択します。
• DNS を使用している場合は [はい(Yes)] を選択して DNS クライアント情報を入力し、[OK] を選択します。
• DNS を使用していない場合は [いいえ(No)] を選択します。
(注) DNS を使用しない場合は、インストールの完了後、Cisco Unified Presence ノード名を解決可能な値に更新する必要があります。「Cisco Unified Presence ノード名の解決可能な値への変更」を参照してください。
ステップ 7 管理者のログイン情報およびパスワード情報を入力します。
ステップ 8 [証明書情報(Certificate Information)] ウィンドウで証明書署名要求情報(組織、部門、場所、都道府県、国)を入力し、[OK] を選択して進みます。
ステップ 9 パブリッシャ ノードの場合、「パブリッシャ ノードの設定」で説明したとおりにインストールを続行します。サブスクライバ ノードの場合、「サブスクライバ ノードの設定」で説明したとおりにインストールを続行します。
• パブリッシャ ノードの場合は、「パブリッシャ ノードの設定」 に進みます。
• サブスクライバ ノードの場合は、「サブスクライバ ノードの設定」に進みます。
• 基本インストールを開始します(「基本インストールの開始」を参照)。
• 基本インストールを設定します(「基本インストールの設定」を参照)。
ステップ 1 最初の [ノード設定(Node Configuration)] ウィンドウで [はい(Yes)] を選択します。
ステップ 2 [ネットワーク タイム プロトコル クライアントの設定(Network Time Protocol Client Configuration)] ウィンドウで、Cisco Unified Communications Manager publisher パブリッシャ ノードの IP アドレス、NTP サーバ名、あるいは NTP サーバ プール名を入力します。詳細については、「Cisco Unified Presence パブリッシャ ノードのシステム時刻」を参照してください。
ステップ 3 [セキュリティ パスワード(Security Password)] ウィンドウでセキュリティ パスワードを入力して [OK] を選択します。
ステップ 4 SMTP ホストを設定する場合は [はい(Yes)] を選択し、SMTP ロケーションを入力して [OK] を選択します。
ステップ 5 [アプリケーション ユーザの設定(Application User Configuration)] ウィンドウでアプリケーション ユーザ名とパスワードを入力して [OK] を選択します。
ステップ 6 [プラットフォーム設定の確認(Platform Configuration Confirmation)] ウィンドウで [OK] を選択し、ソフトウェアのインストールを続行します。[OK] を選択すると、プラットフォームの設定を変更できなくなります。
インストール処理が完了すると、管理者のアカウントとパスワードを使用して Cisco Unified Presence の管理 GUI にログインするようにプロンプトが表示されます。
• セキュリティ パスワードは、Cisco Unified Communications Manager パブリッシャのパスワードと同一にする必要があります。Cisco Unified Presence の管理に初めてログインしたときに、セキュリティ パスワードを変更できます。
• 一部のオペレーティング システム機能を使用するには SMTP サーバの設定が必要です。SMTP サーバは、Cisco Unified Communications Operating System のインターフェイスまたは CLI を使用して、後で設定することもできます。
Cisco Unified Presence クラスタ内にはパブリッシャは 1 つだけ存在します。これは最初にインストールされるサーバです。パブリッシャ サーバを新規インストールした後に一度だけ、Cisco Unified Communications Manager パブリッシャの設定、および Cisco Unified Presence パブリッシャ サーバの AXL 情報の設定を要求されます。
この情報を設定するため、Cisco Unified Presence の新規インストール後に初めて Cisco Unified Presence の管理ページにログインすると、インストール後の導入ウィザードが起動します。
(注) インストール後の導入ウィザードが起動した場合は、初期インストールに成功しています。
• インストール後の導入ウィザードは一度しか実行できません。次回、Cisco Unified Presence の管理ページにログインしたときは、アプリケーションが自動的にインストール後の設定が完了していることを検知し、デフォルトで Cisco Unified Presence の管理ウィンドウが表示されます。
• Cisco Unified Communications Manager の AXL 権限を持つアプリケーション ユーザのユーザ ID とパスワードを取得します。
• DNS を使用していない場合は、Cisco Unified Communications Manager パブリッシャの IP アドレスを取得します。
ステップ 1 パブリッシャ ノードで Cisco Unified Presence の管理ページにログインします。インストール後の導入ウィザードが自動的に表示されます。
ステップ 2 インストール後の導入ウィザードの最初のページで、[ホスト名(Hostname)] フィールドに Cisco Unified Communications Manager パブリッシャのホスト名を入力します。
ご使用のネットワークに DNS が用意されていない場合は、[IP アドレス(IP address)] フィールドに Cisco Unified Communications Manager パブリッシャの IP アドレスを入力します。
(注) ネットワークに DNS が存在しない場合は、ホスト名を IP アドレスに自動的に解決できないため、IP アドレスを入力する必要があります。DNS を使用してホスト名を IP アドレスに解決できる場合は、IP アドレスを空白にできます。アプリケーションは自動的に IP アドレスを検出します。
ステップ 3 インストール後の導入ウィザードの 2 番目のページで、関連する Cisco Unified Communications Manager パブリッシャ サーバに標準 AXL API アクセス ロールが割り当てられているアプリケーション ユーザのユーザ ID とパスワードを入力します。
(注) デフォルトでは、CCMAdministrator ユーザ ID に Standard AXL API Access 権限が割り当てられています。
ステップ 4 インストール後の導入ウィザードの 3 番目のページで、Cisco Unified Presence の初期インストール時に指定したセキュリティ パスワードの変更と確認を行います。[次へ(Next)] を選択します。
(注) Cisco Unified Presence の後続サーバをインストールする際には、これらのサブスクライバ サーバは新規セキュリティ パスワードを使用し、Cisco Unified Presence パブリッシャ サーバのインストール中に使用されたものは使用しません。
ステップ 5 インストール後の導入ウィザードの 4 番目のページで、設定した情報を確認し、[確認(Confirm)] を選択して先に進みます。エラーを修正するには、[戻る(Back)] を選択します。
ステップ 6 インストール後の導入ウィザードの 5 番目のページで、Cisco Unified Presence の管理ページ内で次に表示するウィンドウを選択します。
• エラー メッセージが表示された場合は、Cisco Unified Communications Manager で AXL が実行されているかどうか、およびユーザ ID とパスワードが正しいかどうかを確認してください。ブラウザを使用して、http://<<CUCM Hostname>>/axl と入力します。ユーザ ID とパスワードを入力するようにプロンプトが表示されます。入力した内容が正しければ、Web ページに AXL が実行中で、要求の受信準備ができていることの確認が表示されます。
• インストール後のウィザードは一度しか実行できません。この初期設定後に Cisco Unified Communications Manager パブリッシャのアドレスまたは AXL 情報を変更する場合は、Cisco Unified Presence の管理で、[システム(System)] > [CUCM パブリッシャ(CUCM Publisher)] の順に選択します。
• Cisco Unified Presence のサブスクライバ ノードは、パブリッシャ サーバの設定チェック後、パブリッシャ ノードから Cisco Unified Communications Manager パブリッシャの情報を取得します。
• 製造中止となったハードウェアのインストールを実行すると、Cisco Unified Presence から警告が表示されます。Cisco Unified Presence は、製造中止となったハードウェアからのブリッジ アップグレードをサポートします。ブリッジ アップグレードにより、製造中止となったハードウェアでの Disaster Recovery System(DRS)バックアップができるようになります。バックアップ後に、サポートされるハードウェアで DRS バックアップを復元できます。ブリッジ アップグレードの詳細については、『Upgrade Guide for Cisco Unified Presence』を参照してください。DRS の詳細については、 『Disaster Recovery System Administration Guide 』 を参照してください。
後続の Cisco Unified Presence サーバをインストールするときは、後続サーバを Cisco Unified Presence パブリッシャ サーバと関連付けて、後続サーバのホスト名と IP アドレスを設定する必要があります。新しいサーバにはそれぞれ、Cisco Unified Presence パブリッシャ サーバへのネットワーク アクセスも必要です。
追加の Cisco Unified Presence サーバをインストールする前に、ネットワーク接続性診断ツールを使用してネットワーク接続性の問題を検査するかどうかを確認するプロンプトが表示されます。システムが Cisco Unified Presence でパブリッシャ サーバへのネットワーク アクセスを確認できない場合は、ログを通じて異常点が報告されます。続行する前にサーバの問題を調査する必要がある場合は、設定の途中でプロセスを一時停止できます。
• Cisco Unified Presence でのパブリッシャ サーバの設定が完了し、インストール後の導入ウィザードが正常に実行されたことを確認します。後続サーバをインストールするときは、最初のノードとしてインストールした元のパブリッシャ サーバを考慮してください。
• 後続サーバをインストールする前に、パブリッシャ ノードのトポロジ ビューにサブスクライバ ノードを追加します。後続サーバをインストールするまでは、後続サーバをサブクラスタに割り当てないでください。
(注) Cisco Unified Presence パブリッシャ サーバでサブスクライバ ノードを設定するには、Cisco Unified Presence の管理ページで、[クラスタ(Cluster)] > [トポロジ(Topology)] の順に選択します。[トポロジ(Topology)] ウィンドウでは、一度に複数のサブスクライバ ノードを追加できます。たとえば、パブリッシャ サーバを含めて 6 台のサーバが存在するマルチノード クラスタをインストールする場合は、Cisco Unified Presence システム トポロジに、5 つのサブスクライバ ノードを同時に追加できます。
• 基本インストールを開始します(「基本インストールの開始」を参照)。
• 基本インストールを設定します(「基本インストールの設定」を参照)。
ステップ 1 最初の [ノード設定(Node Configuration)] ウィンドウで [いいえ(No)] を選択します。
ステップ 2 警告を確認し、[OK] を選択して続行します。
ステップ 3 ネットワーク接続性テストの検証が完了してからインストールを続行することを確認するには [いいえ(No)] を選択します。
ステップ 4 パブリッシャ サーバへの正常なネットワーク接続が確認できた場合は、[続行(Continue)] をクリックします。
ステップ 5 最初の [ノード アクセスの設定(Node Access Configuration)] ウィンドウに次の情報を入力し、[OK] を選択して先に進みます。
• Cisco Unified Presence パブリッシャ サーバのホスト名
• Cisco Unified Presence パブリッシャ サーバの IP アドレス
• Cisco Unified Communications Manager パブリッシャ ノードのセキュリティ パスワード
ステップ 6 SMTP ホストを設定する場合は、[SMTP ホストの設定(SMTP Host Configuration)] ウィンドウで [はい(Yes)] を選択し、SMTP ロケーションを入力します。
ステップ 7 [プラットフォーム設定の確認(Platform Configuration Confirmation)] ウィンドウで [OK] を選択すると、ソフトウェアのインストールを続行します。設定を変更するには [戻る(Back)] を選択します。
インストール処理が完了すると、管理者のアカウントとパスワードを使用して Cisco Unified Presence の管理ページにログインするようにプロンプトが表示されます。
• Cisco Unified Presence に設定するセキュリティ パスワードは、Cisco Unified Communications Manager パブリッシャ サーバで使用されるパスワードと同一にする 必要があります 。
• 後続の Cisco Unified Presence サーバをインストールする前にサブクラスタに割り当てた場合は、リモート クラスタのユーザがプレゼンス情報を受信できません。サーバがインストールされるまで、プレゼンス機能は停止します。
• 一部のオペレーティング システム機能を使用するには SMTP サーバの設定が必要です。SMTP サーバは、Cisco Unified Communications Operating System のインターフェイスまたは CLI を使用して、後で設定することもできます。
• Cisco Unified Presence インストールで複数のサーバを導入する場合は、Cisco Unified Presence でマルチノード機能を使用する必要があるため、ハードウェアにマルチノード機能との互換性があるかどうか確認してください。Cisco Unified Presence の新規インストールまたはアップグレードのどちらでも、この作業が必要です。 特定のマルチノードの導入戦略、および高可用性を実現するための推奨事項については、 「マルチノードの新規インストールの実行」を参照してください。
Cisco Unified Presence の基本インストールを開始し、次の条件に応じて処理を続行します。
• Cisco Unified Presence ソフトウェアのインストールを選択したが、設定は後で行うため、プラットフォームのインストール ウィザードのウィンドウで [スキップ(Skip)] を選択した。
• サーバに Cisco Unified Presence がプレインストールされている。
ステップ 1 システムの再起動後、[既存のインストール設定(Pre-existing Installation Configuration)] ウィンドウが表示されます。
• Answer File Generator で生成された既存の設定情報が USB キーに格納されている場合は、ここで USB キーを挿入して、[続行(Continue)] を選択します。インストール プロセス中に、設定情報がインストール ウィザードに読み取られます。
ステップ 2 プラットフォームのインストール ウィザードで [続行(Proceed)] を選択します。
ステップ 3 [パッチの適用(Apply Patch)] ウィンドウで [いいえ(No)] を選択すると、新しいリリースにアップグレードせずに DVD 上のソフトウェアをインストールします。ソフトウェアを新しいリリースにアップグレードするオプションは現在サポートされていません。
ステップ 4 [基本インストール(Basic Install)] ウィンドウで [続行(Continue)] を選択します。
• 応答ファイルを使用するパブリッシャ ノードの場合は、「インストール後の導入ウィザードの実行」に進みます。
• 応答ファイルを使用するサブスクライバ ノードで、ソフトウェアのインストールと設定が完了した場合は、ここでインストール後のチェックリストを完了させる必要があります。「インストール後のチェックリスト」を参照してください。
• 応答ファイルを使用しなかった場合は、「基本インストールの設定」に進みます。
マルチノードの Cisco Unified Presence 導入を設定している場合は、この一連の作業を実行することをお勧めします。Cisco Unified Presence マルチノード機能を設定し、サブクラスタ、ノード、ユーザをCisco Unified Presence の管理ページのクラスタ トポロジで管理します。クラスタ トポロジにアクセスするには、Cisco Unified Presence の管理ページで [システム(System)] > [クラスタ トポロジ(Cluster Topology)] の順に選択します。
サブスクライバ ノードは、インストール前、特にこれらのノードに Cisco Unified Presence ソフトウェアをインストールする前に、トポロジに作成できます。ただし、これらのサブスクライバ ノードに Cisco Unified Presence ソフトウェアをインストールする前に、サブスクライバ ノードをサブクラスタに割り当てることはできません。
• Cisco Unified Presence パブリッシャ ノードでの Cisco Unified Presence の導入に対応するマルチノード設定を実行します。
ご使用のハードウェアが、マルチノード ハードウェアの推奨事項を満たしている必要があります。
ステップ 1 Cisco Unified Presence パブリッシャ ノード(Cisco Unified Presence クラスタの第 1 サーバ)をインストールします。
ステップ 2 (パブリッシャ ノードで)クラスタ トポロジでクラスタ内のすべてのサブクラスタとノードを作成します。
ステップ 3 (パブリッシャ ノードで)クラスタ トポロジでクラスタ内のサブスクライバ ノードをそれぞれパブリッシャ ノードと関連付けます。
ステップ 4 クラスタ内の各サブスクライバ ノードのインストールと設定を行います。
ステップ 5 (パブリッシャ ノードで)クラスタ トポロジで、必要に応じて、これらのノードをサブクラスタ配置に割り当てます。
(注) ノードをサブスクライバに割り当てまたは移動する前に、次の事項について確認してください。
• [システム トラブルシュータ(System troubleshooter)] ページで Cisco UP Replication Watcher サービスがすべてのノードで実行されているかどうか確認します。
• (サブスクライバ ノードでの)Cisco Unified Serviceability において、[ネットワーク サービス(Network services)] 画面ですべての Cisco Unified Presence サービスが実行されているかどうか確認します。
ステップ 6 Cisco Unified Presence Release 8.6 をインストールする場合は、必要に応じてサブクラスタ内のハイ アベイラビリティを起動します。詳細については、『 Deployment Guide for Cisco Unified Presence 』を参照してください。
ステップ 7 Sync Agent サービスをパブリッシャ ノード上でオンにして、Cisco Unified Communications Manager ユーザおよびデバイス設定情報を同期します。
ステップ 8 同期化が完了すると、Cisco UP Presence Engine および Cisco IP SIP プロキシ サービスをオンにし、Cisco UP XCP ルータ サービスがオンになっていることを確認します。
ステップ 9 導入環境の機能に該当する XCP サービスをオンにします。オンにする必要のある XCP サービスを確認するには、これらの機能のマニュアルを参照してください。
• Cisco UP XCP ルータは、Cisco Unified Presence(SIP ベースのクライアント メッセージングと XMPP ベースのクライアント メッセージングの両方)で正しく機能するように、 すべての アベイラビリティ サービスで実行される必要があります。
• サブスクライバ Cisco Unified Presence ノードのインストールを実行する前に、そのサブスクライバ ノードをパブリッシャ ノードのクラスタ トポロジ ビューに関連付ける必要があります。
• サブスクライバ ノードは、インストールするまでサブクラスタに割り当てないでください。サブスクライバ ノードをインストールする前に、サブスクライバの Cisco Unified Presence ノードをサブクラスタに割り当てると、リモート クラスタのユーザがアベイラビリティ情報を受け取ることができなくなります。サブスクライバ ノードをインストールするまで、アベイラビリティ停止が発生します。
• Cisco Unified Presence サービスを開始する前にノードを割り当てると、ユーザが Cisco Unified Personal Communicator にログインできなくなる可能性があります。この状況が発生した場合は、Cisco UP Client Profile Agent サービスを再起動してください。Cisco Unified Presence サービスを再起動するには、[Cisco Unified サービスアビリティ(Cisco Unified Serviceability)] > [ツール(Tools)] > [コントロール センター - ネットワーク サービス(Control Center - Network Services)] の順に選択します。
• サブクラスタ内のノードを移動または割り当て解除する前に、そのサブクラスタ内のハイ アベイラビリティをオフにする必要があります。
• IDS レプリケーションが正しく行われていないと、Cisco UP Replication Watcher サービスによって、サブスクライバ ノードでの機能のサービス開始が遅延されます。
(パブリッシャ ノードで)リモート Cisco Unified Presence クラスタとのクラスタ間ピア関係を設定します。詳細については、『 Deployment Guide for Cisco Unified Presence 』を参照してください。