この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
• 「システム要件」
Cisco Unified Presence を既存のサーバにインストールする場合は、ハード ドライブがフォーマットされ、ドライブ上の既存データがすべて上書きされることに注意してください。
• 混合モードの DNS 導入はサポートされません。シスコでは混合モードの導入をサポートしていません。Cisco Unified Communications Manager と Cisco Unified Presence の両方で DNS を使用するか、使用しないかのいずれかにする必要があります。
• Cisco Unified Communications Manager と Cisco Unified Presence は、同じ DNS サーバを使用する必要があります。Cisco Unified Presence と Cisco Unified Communications Manager で別の DNS サーバを使用していると、システムの動作に異常が発生する場合があります。
• マルチノードに関する考慮事項:Cisco Unified Presence でマルチノード機能を使用している場合の DNS 設定オプションについては、 『Deployment Guide for Cisco Unified Presence 』 のマルチノードの導入に関するセクションを参照してください。
Cisco Unified Presence インストール全体のプロセスには、サーバのタイプに応じて、サーバ 1 台あたり 45 分から 120 分を要します(インストール前後の作業を除く)。
次のインターフェイスにログインするには、管理者アカウントのユーザ名とパスワードを作成する必要があります。
• Cisco Unified Operating System の管理インターフェイス
• Disaster Recovery System の管理インターフェイス
管理者ログインは、先頭がアルファベットで 6 文字以上必要です。英数字、ハイフン、およびアンダースコアを使用できます。
管理者のパスワードを紛失してシステムにアクセスできない場合は、Cisco Unified Communications Operating System の管理ページで、管理者パスワードを復旧できます。
管理者パスワードのリセットが必要な場合は、CLI を使用します。必要な CLI の構文については、「必要なインストール情報」を参照してください。
Cisco Unified Presence の管理インターフェイスにログインするには、アプリケーション ユーザ ID とパスワードを作成する必要があります。
アプリケーション ユーザ パスワードのリセットが必要な場合は、CLI を使用します。必要な CLI の構文については、「必要なインストール情報」を参照してください。
インストール中にシステム セキュリティ パスワードを指定する必要があります。このパスワードは、クラスタ ノード間のセキュアな通信に使用されます。Cisco Unified Presence の管理に初めてログインしたときに表示されるインストール後の導入ウィザードで、セキュリティ パスワードを Cisco Unified Communications Manager パブリッシャ サーバで使用されるパスワードと同一になるようにリセットする必要があります。
(注) インストール後の導入ウィザードで Cisco Unified Presence に設定するセキュリティ パスワードは、Cisco Unified Communications Manager パブリッシャ サーバで使用されるパスワードと同一にする必要があります。システムでは、このパスワードを使用して、ノード間の通信が許可されます。このパスワードは、クラスタ内のすべてのノードで同じにする必要があります。
Cisco Unified Communications Manager のセキュリティ パスワードを紛失した場合は、Cisco Unified Presence から Cisco Unified Communications Manager サーバでのセキュリティ パスワードを確認できません。セキュリティ パスワードの取得方法については、Cisco Unified Communications Manager のマニュアルを参照してください。
Cisco Unified Presence の管理ページに初めてログインした後に Cisco Unified Communications Manager セキュリティ パスワードをリセットする場合(たとえば、パスワードを Cisco Unified Communications Manager で変更して、これを Cisco Unified Presence でアップデートする必要がある場合)、Cisco Unified Presence の管理ページで [システム(System)] > [CUCM パブリッシャ(CUCM Publisher)] を選択します。
Cisco Unified Presence をサーバにインストールするには、インストール プロセスで特定の情報を指定する必要があります。この情報はインストール中に手動で入力するか、応答ファイルを使用して提供してください。クラスタにインストールする Cisco Unified Presence サーバごとに、この情報を収集してからインストール プロセスを開始します。
表 4-1 に、Cisco Unified Presence をインストールする前に収集する必要のある情報の一覧を示します。
(注) フィールドの一部は省略可能であるため、設定に適用されない場合があります。たとえば、インストール時に SMTP ホストを設定しない場合もパラメータは表示されますが、値を入力する必要がありません。
表の一番右の列に、インストール後にフィールドを変更できるかどうかを示しています。また、変更可能な場合は、該当するメニュー パスまたは Command Line Interface(CLI; コマンド ライン インターフェイス)を記載しています。
次のサーバでサポートされるハードウェアに関する情報を確認してください。
Cisco Unified Presence のハードウェア サポートについては、『 Hardware and Software Compatibility Information for Cisco Unified Presence 』を参照してください。
• Cisco Unified Communications Manager サーバ
Cisco Unified Communications Manager のハードウェア サポートについては、次の URL にある Cisco Unified Communications Manager 互換性マトリクスを参照してください。 http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/products_device_support_tables_list.html
ネットワークに Cisco Unified Presence マルチノード機能を設定している場合は、 『Deployment Guide for Cisco Unified Presence 』 でマルチノード ハードウェアの推奨事項を確認してください。
ソフトウェアの互換性については、『 Hardware and Software Compatibility Information for Cisco Unified Presence』 を参照してください。
Cisco Unified Presence は、シスコシステムズが承認したソフトウェアだけをアップロードおよび処理できます。サードパーティの Linux または Windows ベースのソフトウェア アプリケーションを、Cisco Unified Presence にインストールしたり使用することはできません。Cisco Unified Communications Operating System の管理ページで、有効なソフトウェアのインストールおよびアップグレードを実行してください。
Cisco Unified Presence ソフトウェアのインストールを開始する前に、次のインストール準備作業を完了しておく必要があります。
1. Cisco Unified Presence ソフトウェアのインストールおよび設定の実行に必要なすべての情報を収集します。
「必要なインストール情報」を参照してください。
2. サブスクライバ ノードをインストールする場合は、Cisco Unified Presence パブリッシャ ノードのクラスタ トポロジにサブスクライバ ノードを追加する必要があります。「クラスタ トポロジ」を参照してください。
3. Cisco Unified Presence サーバが Cisco Unified Communications Manager パブリッシャ サーバにネットワーク アクセスできることを確認します。
Cisco Unified Communications Manager に、他のサーバから ping を実行します。
4. 対応する Cisco Unified Communications Manager サーバで Cisco AXL Web Service が起動していることを確認します。
Cisco Unified Serviceability で [ツール(Tools)] > [サービスの起動(Service Activation)] の順に選択します。
5. DNS を使用する場合は、DNS サーバで新しい Cisco Unified Presence サーバのホスト名を設定したことを確認します。また、DNS サーバが、Cisco Unified Communications Manager パブリッシャ サーバのホスト名、および他のCisco Unified Presence サーバ(存在する場合)のホスト名を解決できることを確認します。
システムは、インストールした最初の Cisco Unified Presence ノードをパブリッシャ ノードとして自動的に割り当てます。マルチノード Cisco Unified Presence 導入の場合、パブリッシャ ノードのインストール後に、Cisco Unified Presence クラスタに必要なサブクラスタとサブスクライバ ノードを作成する必要があります。Cisco Unified Presence の管理ページで [システム(System)] > [クラスタ トポロジ(Cluster Topology)] を選択し、Cisco Unified Presence パブリッシャ ノードでシステム トポロジ設定を実行してください。マルチノード インストールの新規実行については、「マルチノードの新規インストールの実行」を参照してください。
サブスクライバ ノードをご使用のトポロジに(パブリッシャ ノード上に)作成してから、これらのノードに Cisco Unified Presence ソフトウェアをインストールする必要があります。ただし、これらのサブスクライバ ノードに Cisco Unified Presence ソフトウェアをインストールするまでは、サブスクライバ ノードをサブクラスタに割り当てることはできません。インストールする前にサブスクライバ ノードをサブクラスタに割り当てると、リモート クラスタのユーザがプレゼンス情報を受け取ることができなくなります。サブスクライバ ノードをインストールするまで、プレゼンス停止が発生します。
複数のノードをクラスタに導入する標準的なプロセスは次のとおりです。
2. パブリッシャ ノードのクラスタ トポロジで、すべてのサブクラスタとサブスクライバ ノードを作成します。
3. クラスタのサブスクライバ ノードをそれぞれインストールします。
4. パブリッシャ ノードのクラスタ トポロジで、必要に応じてサブスクライバ ノードをサブクラスタ配置に割り当てます。
クラスタ トポロジの設定の詳細については、『Deployment Guide for Cisco Unified Presence』を参照してください。
Cisco Unified Presence は、インストール プロセス中に定義済みの設定値を読み取る XML 応答ファイルを使用して、無人インストールを実行できます。
Cisco Unified Communications Answer File Generator は、Cisco Unified Presence の無人インストール用の応答ファイルを生成する Web アプリケーションです。インストール プロセス中に応答ファイルを生成し、これを USB キーにコピーして Cisco Unified Presence DVD と共に使用してください。
生成された XML 応答ファイルはかなり大きくなる(たとえば 1 GB)ことがあります。そのため、この XML ファイルを USB キーに保存する前に、大容量ストレージをサポートするよう USB キーの再フォーマットが必要になる場合があります。USB キーの再フォーマットの詳細については、「FAT32 ファイル システムへの USB キーの再フォーマット」を参照してください。
(注) 応答ファイルは Cisco Unified Presence のフレッシュ インストールだけに使用可能で、アップグレードには使用できません。
Cisco Unified Presence の無人インストールおよび設定用に応答ファイルを生成するには、次の URL にある Cisco Unified Communications Answer File Generator にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/web/cuc_afg/index.html
この Web アプリケーションでは、次の機能がサポートされています。
• パブリッシャ サーバとすべての後続サーバにおける無人インストール用応答ファイルの同時生成と保存
• Internet Explorer バージョン 6.0 以降および Mozilla バージョン 1.5 以降のサポート
次の手順で、Cisco Unified Communications Answer File Generator を使用して応答ファイルを生成する方法について説明します。
必要なインストールおよび設定情報を収集します。「必要なインストール情報」を参照してください。
ステップ 1 次の URL にある Cisco Unified Communications Answer File Generator にアクセスします。 http://www.cisco.com/web/cuc_afg/index.html
ステップ 2 インストールするノードに必要な情報を入力します。クラスタ内に、パブリッシャ ノードと最大 5 つのサブスクライバ ノードのインストールおよび設定情報を指定できます。
(注) DHCP クライアントがパブリッシャ サーバで使用されていて、後続サーバの応答ファイルも生成されている場合、パブリッシャ サーバの IP アドレスを指定する必要があります。
ステップ 3 [応答ファイルの生成(Generate Answer Files)] を選択します。
ステップ 4 手順に従って、応答ファイルをダウンロードします。インストールと設定対象の各ノードについて、応答ファイルが個々に生成されます。
場合によっては、Windows XP のディスクの管理ユーティリティを使用して、応答ファイル用の USB キーを FAT32 ファイル システムに再フォーマットする必要があります。FAT ファイル システム フォーマットは大容量ストレージ(たとえば 1 GB)に対応できます。この手順を実行するには、管理者または管理者グループのメンバーになることが必要になる場合があります。
ステップ 1 Windows XP コンピュータの USB スロットに USB キーを挿入します。
ステップ 2 [スタート(Start)] > [コントロール パネル(Control Panel)] > [管理ツール(Administrative Tools)] の順に選択し [コンピュータの管理(Computer Management)] をダブルクリックします。
ステップ 3 ストレージ ツリーを展開し、[ディスクの管理(Disk Management)] を選択します。
ステップ 4 [リムーバブル ディスク(Removable Disk)] アイコンを右クリックして [フォーマット(Format)] を選択します。
ステップ 5 このパーティションをフォーマットするかどうかの確認を求められたら、[はい(Yes)] をクリックします。
ステップ 6 [ファイル システム(File System)] を選択し、リストボックスから [FAT32] を選択します。
ステップ 7 [OK] を選択します。ボリュームのフォーマットを確認するプロンプトが表示されたら、もう一度 [OK] をクリックします。
(注) 応答ファイルを使用した Cisco Unified Presence のインストールおよび設定手順の詳細については、「応答ファイルを使用した Cisco Unified Presence のインストールと設定」を参照してください。