この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
モビリティ サービス エンジンには CAS および wIPS の評価ライセンスが付属しています。評価版は 60 日間(480 時間)有効で、各サービスに対してデバイスの制限が事前設定されています。ライセンスは使用ベースです(時間は、経過した暦日の数ではなく、使用した日数だけ減少します)。
ライセンスの購入およびインストールの詳細については、次の URL を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/prod/collateral/wireless/ps9733/ps9742/data_sheet_c07-473865.html
一般プロパティ:Cisco NCS を使用してモビリティ サービス エンジンの一般プロパティを編集できます。一般プロパティには、連絡先名、ユーザ名、パスワード、システム上で有効なサービス、サービスの有効化または無効化、同期のためのモビリティ サービス エンジンの有効化などがあります。詳細については、「一般プロパティの編集」を参照してください。
(注) モビリティ サービス エンジンの初期設定時に定義したユーザ名とパスワードを変更するには、一般プロパティを使用します。
パフォーマンス:NCS を使用して特定のモビリティ サービス エンジンの CPU およびメモリの使用率を表示できます 。 詳細については、 「パフォーマンス情報の表示」 を参照してください。
モビリティ サービス エンジンの一般プロパティを編集するには、次の手順に従います。
ステップ 1 [Services] > [Mobility Services Engines] の順に選択し、[Mobility Services] ページを表示します。
ステップ 2 編集するモビリティ サービス エンジンの名前をクリックします。[General] と [Performance] の 2 つのタブが表示されます。
(注) デフォルトで [General Properties] ページが表示されない場合、左側のサイドバーのメニューから [Systems] > [General Properties] の順に選択します。
ステップ 3 [General] タブで、必要に応じてフィールドを変更します。 表 6-1 に [General Properties] ページのフィールドの一覧を示します。
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モビリティ サービス エンジンのタイプを示します(例:Cisco 3310 Mobility Services Engine)。デバイスが仮想アプライアンスであるかどうかを示します。 |
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デバイス UDI(Unique Device Identifier)ストリングは二重引用符で囲まれています(ストリングの末尾にスペースがある場合はスペースも含まれます)。 |
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モビリティ サービス エンジンを管理する NCS サーバのログイン ユーザ名を入力します。これにより、初期設定時に設定されたユーザ名を含む、以前に定義されたユーザ名が置き換えられます。 |
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モビリティ サービス エンジンを管理する NCS サーバのログイン パスワードを入力します。これにより、初期設定時に設定されたパスワード名を含む、以前に定義されたパスワードが置き換えられます。 |
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HTTP を有効にするには、[Enable] チェックボックスをオンにします。デフォルトでは、HTTPS が有効です。 (注) HTTP は、主にサードパーティ アプリケーションがモビリティ サービス エンジンと通信できるようにするために有効にします。 (注) NCS は常に HTTPS を使用して通信します。 |
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HTTPS 通信をサポートするモビリティ サービスのポート番号を入力します。[Legacy HTTPS] オプションも有効にする必要があります。 |
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Delete synchronized service assignments and enable synchronization |
モビリティ サービス エンジンからすべてのサービス割り当てを永久に削除するには、このチェックボックスをオンにします。このオプションを使用できるのは、モビリティ サービス エンジンを追加するときに [Delete synchronized service assignments] チェックボックスをオフにした場合だけです。 |
モビリティ サービス エンジン上のサービスを有効にするには、サービスの横にあるチェックボックスをオンにします。このサービスには Context Aware および wIPS が含まれます。 CAS を選択すると、クライアント、不正アクセス ポイント、干渉、有線クライアント、およびタグを追跡できます。 (注) 選択すると、サービスは [Up](アクティブ)として表示されます。アクティブでないサービスはすべて、選択された(現行)システム上およびネットワーク上で [Down](非アクティブ)として表示されます。 (注) CAS および wIPS はモビリティ サービス エンジン上で同時に稼働できます。現在のシステムで割り当て可能なデバイスの数を確認するには、[here] リンクをクリックします。 ネットワーク上のすべてのモビリティ サービス エンジンのライセンスの詳細を表示するには、[License Center] ページで、左側のサイドバーのメニュー オプションから [MSE] を選択します。 (注) ライセンスの購入およびインストールの詳細については、次の URL を参照してください。http://www.cisco.com/en/US/prod/collateral/wireless/ps9733/ps9742/data_sheet_c07-473865.html |
(注) リリース 6.0 の MSE で使用される TCP ポートは、tcp 22(MSE SSH ポート)、tcp 80(MSE HTTP ポート)、tcp 443(MSE HTTPS ポート)、tcp 1411(AeroScout)、tcp 1999(AeroScout 内部ポート)、tcp 4096(AeroScout 通知ポート)、tcp 5900X(AeroScout)(X は 1 ~ 10)、tcp 8001(レガシー ポート)です。ロケーション API に使用されます。
(注) リリース 6.0 の MSE で使用される UDP ポートは、udp 123(NTPD ポート、NTP 設定の後に開きます)、udp 162(AeroScout SNMP)、udp/tcp 4000X(AeroScout プロキシ、X は 1 ~ 5)、udp 12091(AeroScout デバイス)(TDOA Wi-Fi レシーバ、チョークポイント)、udp 12092(AeroScout デバイス)(TDOA Wi-Fi レシーバ、チョークポイント)、udp 32768(ロケーション内部ポート)、udp 32769(AeroScout 内部ポート)、udp 37008(AeroScout 内部ポート)です。
(注) MSE で enable http コマンドを入力した場合、MSE でポート 80 が有効になります。CA が発行する証明書が MSE にインストールされている場合、MSE でポート 8880 および 8843 は閉じられます。
図 6-1 選択したモビリティ サービス エンジンのライセンスの概要
ステップ 4 [Save] をクリックして NCS とモビリティ サービス エンジン データベースを更新します。
ステップ 1 [Services] > [Mobility Services] の順に選択し、[Mobility Services] ページを表示します。
ステップ 2 表示するモビリティ サービス エンジンの名前をクリックします。[General] と [Performance] の 2 つのタブが表示されます。
ステップ 3 [Performance] タブをクリックします(図 6-2 を参照)。
1 日を超える期間のパフォーマンスの数値を表示するには、y 軸上の期間([1w] など)をクリックします。
パフォーマンスの概要をテキストで表示するには、CPU の下の 2 つ目のアイコンをクリックします。
モビリティ サービス エンジンのアクティブなユーザ セッションを表示できます。
• モビリティ サービス エンジンのアクセス元の IP アドレス
• モビリティ サービス エンジンが最後にアクセスされた日時
アクティブなユーザ セッションを表示するには、次の手順に従います。
ステップ 1 [Services] > [Mobility Services Engines] の順に選択します。
ステップ 2 アクティブ セッションを表示するモビリティ サービス エンジンの名前をクリックします。
ステップ 3 [System] > [Active Sessions] の順に選択します。
モビリティ サービス エンジンにより生成される SNMP トラップを受信する NCS または Cisco Security Monitoring, Analysis, and Response System(CS-MARS)ネットワーク管理プラットフォームを指定できます。
NCS を使用してモビリティ サービス エンジンを追加すると、その NCS プラットフォームは自動的に自身をデフォルトのトラップ宛先として設定します。冗長 NCS 設定が存在する場合、プライマリ NCS に障害が発生し、バックアップ システムに切り替わらない限り、バックアップ NCS はデフォルトのトラップ宛先としてリストされません。アクティブな NCS だけがトラップ宛先としてリストされます。
ステップ 1 [Services] > [Mobility Services Engines] の順に選択します。
ステップ 2 新しい SNMP トラップ宛先サーバを定義するモビリティ サービス エンジンの名前をクリックします。
ステップ 3 [System] > [Trap Destinations] の順に選択します。
ステップ 4 [Select a command] ドロップダウン リストから、[Add Trap Destination] を選択します。[Go] をクリックします。
[New Trap Destination] ページが表示されます。
表 6-2 に、[Add Trap Destination] ページのフィールドの一覧を示します。
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(注) 自動的に作成されるデフォルトのトラップ宛先を除き、すべてのトラップ宛先はその他として識別されます。
[Trap Destination Summary] ページが表示され、新たに定義されたトラップがリストされます。
ステップ 1 [Services] > [Mobility Services Engines] の順に選択します。
ステップ 2 SNMP トラップ宛先サーバを削除するモビリティ サービス エンジンの名前をクリックします。
ステップ 3 [System] > [Trap Destinations] の順に選択します。
ステップ 4 削除するトラップ宛先エントリの横にあるチェックボックスをオンにします。
ステップ 5 [Select a command] ドロップダウン リストから、[Add Trap Destination] を選択します。[Go] をクリックします。
ステップ 6 表示されるダイアログボックスで、[OK] をクリックして削除を実行します。
[NCS Advanced Parameters] ページ(図 6-3 を参照)で、モビリティ サービス エンジンの一般的なシステム レベル設定を表示し、モニタリング パラメータを設定することができます。
• 現在のシステム レベルの詳細パラメータを表示するには、「詳細パラメータ設定の表示」を参照してください。
• 現在のシステム レベルの詳細パラメータを変更するには、またはシステムの再起動、システムのシャットダウン、コンフィギュレーション ファイルの消去などの詳細コマンドを開始するには、「詳細コマンドの開始」を参照してください。
モビリティ サービス エンジンの詳細パラメータ設定を表示するには、次の手順に従います。
ステップ 1 [Services] > [Mobility Services Engines] の順に選択します。
ステップ 2 ステータスを表示するモビリティ サービス エンジンの名前をクリックします。
ステップ 3 [System] > [Advanced Parameters] の順に選択します(図 6-3 を参照)。
図 6-3 [Advanced Parameters] ページ
NCS の [Advanced Parameters] セクションでは、イベントを維持する日数およびセッション タイムアウト値を設定できます。また、システムの再起動またはシャットダウンを開始したり、システム データベースを消去したりできます。
(注) NCS を使用して、モビリティ サービス エンジンまたはロケーション アプライアンスのトラブルシューティング パラメータを変更できます。
[Advanced Parameters] ページで、次の目的で NCS を使用できます。
• イベントを維持する期間およびセッション タイムアウトまでの期間を設定する。
詳細については、「詳細パラメータの設定」を参照してください。
• システムの再起動またはシャットダウンを開始したり、システム データベースを消去する。
詳細については、「詳細コマンドの開始」を参照してください。
ステップ 1 [Services] > [Mobility Services Engines] の順に選択します。
ステップ 2 プロパティを編集するモビリティ サービスの名前をクリックします。
ステップ 3 左側のサイドバーのメニューから、[System] > [Advanced Parameters] の順に選択します。
ステップ 4 必要に応じて詳細パラメータを確認または変更します。
– [Number of Days to keep Events]:ログを維持する日数を入力します。モニタリングとトラブルシューティングで変更する必要がある場合に、この値を変更します。
– [Session Timeout]:セッションがタイムアウトになるまでの分数を入力します。モニタリングとトラブルシューティングで変更する必要がある場合に、この値を変更します。現時点では、このオプションは淡色表示されます。
– [Product Identifier (PID)]:モビリティ サービス エンジンの製品 ID。
– [Version Identifier (VID)]:モビリティ サービス エンジンのバージョン番号。
– [Serial Number (SN)]:モビリティ サービス エンジンのシリアル番号。
– [Reboot Hardware]:モビリティ サービス ハードウェアを再起動する場合にクリックします。詳細については、「システムの再起動またはシャットダウン」を参照してください。
– [Shutdown Hardware]:モビリティ サービス ハードウェアをオフにする場合にクリックします。詳細については、「システムの再起動またはシャットダウン」を参照してください。
– [Clear Database]:モビリティ サービス データベースをクリアする場合にクリックします。詳細については、「システム データベースの消去」を参照してください。NCS と MSE から既存のサービス割り当てをすべて削除するには、[Retain current service assignments in NCS] チェックボックスをオフにします。[Services] > [Synchronize Services] ページでリソースを再割り当てする必要があります。デフォルトでは、このオプションが選択されています。
ステップ 5 [Save] をクリックして NCS とモビリティ サービス エンジン データベースを更新します。
システムの再起動またはシャットダウンを開始したり、システム データベースを消去するには、[Advanced Parameters] ページで該当するボタンをクリックします。
モビリティ サービス エンジンを再起動またはシャットダウンするには、次の手順に従います。
ステップ 1 [Services] > [Mobility Services Engines] の順に選択します。
ステップ 2 再起動またはシャットダウンするモビリティ サービス エンジンの名前をクリックします。
ステップ 3 [System] > [Advanced Parameters] の順に選択します(図 6-3 を参照)。
ステップ 4 [Advanced Commands] グループ ボックスで、該当するボタン([Reboot Hardware] または [Shutdown Hardware])をクリックします。
確認のダイアログボックスで [OK] をクリックして、再起動またはシャットダウン プロセスを開始します。プロセスを中止するには、[Cancel] をクリックします。
モビリティ サービス エンジン設定をクリアし、出荷時の初期状態に戻すには、次の手順に従います。
ステップ 1 [Services] > [Mobility Services Engines] の順に選択します。
ステップ 2 設定するモビリティ サービス エンジンの名前をクリックします。
ステップ 3 [System] > [Advanced Parameters] の順に選択します。
ステップ 4 [Advanced Commands] グループ ボックスの [Retain current service assignments in NCS] チェックボックスをオフにして、NCS と MSE から既存のサービス割り当てをすべて削除します。
[Services] > [Synchronize Services] ページでリソースを再割り当てする必要があります。デフォルトでは、このオプションが選択されています。
ステップ 5 [Advanced Commands] グループ ボックスで [Clear Database] をクリックします。
ステップ 6 [OK] をクリックし、モビリティ サービス エンジン データベースをクリアします。