この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco 5520 ワイヤレス コントローラの設置方法を説明します。また、この章は次の項で構成されています。
警告 安全上の重要事項
「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。各警告の最後に記載されているステートメント番号を基に、装置に付属の安全についての警告を参照してください。
ステートメント1071
ヒント コントローラの輸送が必要となる場合に備えて、輸送用の箱は保管しておいてください。
(注) シャーシは厳密に検査したうえで出荷されています。輸送中の破損や内容品の不足がある場合には、ただちにカスタマー サービス担当者に連絡してください。
ステップ 1 コンテナからコントローラを取り出します。梱包材はすべて保管しておいてください。
ステップ 2 カスタマー サービス担当者から提供された機器リストと梱包品の内容を照合します。すべての品目が揃っていることを確認してください。
ステップ 3 破損の有無を調べ、内容品の間違いや破損がある場合には、カスタマー サービス担当者に連絡してください。次の情報を用意しておきます。
ここでは、コントローラの設置準備について説明します。この項の内容は次のとおりです。
警告 システムの過熱を防ぐため、最大推奨周囲温度の 40 ℃(104 °F)を超えるエリアで操作しないでください。
ステートメント 1047
警告 いつでも装置の電源を切断できるように、プラグおよびソケットにすぐ手が届く状態にしておいてください。
ステートメント 1019
警告 この製品は、設置する建物に短絡(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。この保護装置の定格が 250 V、15 A 以下であることを確認します。
ステートメント 1005
警告 装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。
ステートメント 1074
この項では、シスコが販売するラック キットを使用して、コントローラをラックに取り付ける方法について説明します。
警告 ラックへのユニットの設置や、ラック内のユニットの保守作業を行う場合は、負傷事故を防ぐため、システムが安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。安全を確保するために、次のガイドラインを守ってください。
ラックに設置する装置が 1 台だけの場合は、ラックの一番下に取り付けます。
ラックに複数の装置を設置する場合は、最も重い装置を一番下に設置して、下から順番に取り付けます。
ラックにスタビライザが付いている場合は、スタビライザを取り付けてから、ラックに装置を設置したり、ラック内の装置を保守したりしてください。ステートメント 1006
a. レール内の 3 つのキー付きスロットがコントローラ側面の 3 個のペグの位置に合うように、内側レールをコントローラの一方の側の位置に合わせます(図 2-1 を参照)。
b. キー付きスロットをペグに設定し、レールを前面に向けてスライドさせて、ペグの所定の位置にロックします。前面スロットには、前面ペグにロックするための金属製クリップがあります。
c. 2 つ目の内側レールをコントローラの反対側に取り付けます。
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ステップ 2 両方のスライド レール部品で前面の固定プレートを開きます。スライド レール部品の前端に、バネ仕掛けの固定プレートがあります。取り付けペグをラック支柱の穴に挿入する前に、この固定プレートが開いている必要があります(図 2-2 を参照)。
部品の 外側 で、背面を向いている緑色の矢印ボタンを押して、固定プレートを開きます。
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ステップ 3 外側のスライド レールをラックに取り付けます。
a. 片側のスライド レール部品の前端を、使用する前面ラック支柱の穴の位置に合わせます。
スライド レールの前端をラック支柱の外側に迂回させ、取り付けペグを外側前面からラック支柱の穴に入れます(図 2-2 を参照)。
(注) ラック支柱は、取り付けペグと開いた固定プレートの間にある必要があります。
b. 取り付けペグを、外側前面からラック支柱の穴に押し込みます。
c. 「PUSH」のマークが付いた固定プレートのリリース ボタンを押します。ばね仕掛けの固定プレートが閉じて、ペグが所定の位置にロックされます。
d. スライド レールの長さを調整したら、背面取り付けペグを対応する背面ラック支柱の穴に差し込みます。スライド レールは前面から背面に向かって水平である必要があります。
背面取り付けペグを、ラック支柱の内側から背面ラック支柱の穴に入れます。
e. 2 つ目のスライド レール部品を、ラックの反対側に取り付けます。2 つのスライド レール部品が相互に同じ高さであり、水平になっていることを確認します。
f. 所定の位置に収まって留まるまで、各部品の内側のスライド レールをラック前方へ引き出します。
a. コントローラの側面に装着されている内側レールの背面を、ラック上の空のスライド レールの前端の位置に合わせます。
b. 内部の停止位置で止まるまで、内側レールをラック上のスライド レールに押し込みます。
c. 両方の内側レールでリリース クリップを背面に向けてスライドさせたら、前面のスラム ラッチがラック支柱に収まるまで、コントローラをラックに押し込みます。
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ステップ 5 (任意)スライド レールに付属の 2 本のネジを使用して、コントローラをさらに確実にラックに固定します。コントローラを取り付けたラックを移動する場合は、この手順を実行します。
コントローラをスライド レールに完全に押し込んだ状態で、コントローラ前面のヒンジ付きスラム ラッチのレバーを開き、レバーの下にある穴からネジを挿入します。ネジがラック支柱のレールの静止部分に挿入され、コントローラが引き抜かれるのを防ぎます。反対のスラム ラッチについても行ってください。
(注) CMA は左右逆に取り付けることができます。CMA を逆に取り付けるには、取り付ける前に ケーブル マネジメント アーム(省略可能)の取り付けを逆にする を参照してください。
ステップ 1 コントローラをラックに完全に押し込んだ状態で、コントローラから最も離れた CMA アームの CMA タブを、ラック支柱に装着された固定スライド レールの終端にスライドさせます(図 2-4 を参照)。カチッと音がしてロックされるまで、タブをレールの終端にスライドさせます。
ステップ 2 コントローラに最も近い CMA タブを、コントローラに装着された内側レールの終端にスライドさせます(図 2-4 を参照)。カチッと音がしてロックされるまで、タブをレールの終端にスライドさせます。
ステップ 3 ラックの幅に一致するまで、CMA アセンブリの反対側の終端にある幅調整スライダを引き出します(図 2-4 を参照)。
ステップ 4 幅調整スライダの終端にある CMA タブを、ラック支柱に装着された固定スライド レールの終端にスライドさせます(図 2-4 を参照)。カチッと音がしてロックされるまで、タブをレールの終端にスライドさせます。
ステップ 5 各プラスチック製ケーブル ガイドの上部でヒンジ付きフラップを開き、必要に応じてケーブル ガイドを通してケーブルを配線します。
図 2-4 スライド レールの背面へのケーブル マネジメント アームの装着
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ステップ 1 CMA アセンブリ全体を 180 度回転させます。プラスチック製ケーブル ガイドは、上を向いたままにしておく必要があります。
ステップ 2 コントローラの背面を向くように、各 CMA アームの終端でタブを反転させます。
ステップ 3 幅調整スライダの終端にあるタブを回転させます。タブの外側の金属ボタンを長押しし、コントローラの背面を向くようにタブを 180 度回転させます。
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コントローラの初期設定の手順については、『 Cisco 5520 Wireless Controller Deployment Guide 』を参照してください。
ここでは、システム BIOS について説明します。この項の内容は次のとおりです。
警告 ファームウェアをアップグレードした後、工場出荷時のデフォルトにシステムをリセットしないでください。それを行うと、最初の BIOS セットアップとブート順序が削除されてしまいます。
コントローラには、シスコが提供し、承認しているファームウェアが使用されています。シスコは、各ファームウェア イメージと共にリリース ノートを提供しています。
ファームウェアを更新する方法としては、Cisco Host Upgrade Utility を使用する方法のみがサポートされています。
ステップ 1 ブート中にメッセージが表示されたら、F2 キーを押して BIOS Setup ユーティリティに切り替えます。
(注) このユーティリティの [Main] ページに、現在の BIOS のバージョンとビルドが表示されます。
ステップ 2 矢印キーを使って、BIOS メニュー ページを選択します。
ステップ 3 矢印キーを使って、変更するフィールドを反転表示にします。
ステップ 4 Enter キーを押して変更するフィールドを選択し、そのフィールドの値を変更します。
ステップ 5 Exit メニュー画面が表示されるまで右矢印キーを押します。
ステップ 6 Exit メニュー画面の指示に従って変更内容を保存し、セットアップ ユーティリティを終了します(または、F10 キーを押します)。Esc キーを押すと、変更内容を保存せずにユーティリティを終了できます。