時間帯(Time Period)の設定
時間帯は、開始時刻と終了時刻によって定義される時間範囲で構成されます。また、週の曜日や毎年の特定日のいずれの繰り返し間隔も指定できます管理者は時間帯を定義した後、時間帯をタイム スケジュールに関連付けます。次に、time-of-day コール ルーティングをセットアップするパーティションにタイム スケジュールを関連付けます。時間帯とタイム スケジュールの詳細については、『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「Time-of-Day ルーティング」を参照してください。
時間帯を追加、更新、コピー、または削除するには、次のトピックを参照してください。
• 「時間帯の検索」
• 「時間帯の追加」
• 「時間帯の更新」
• 「時間帯のコピー」
• 「時間帯の削除」
• 「時間帯の設定値」
時間帯の検索
ネットワーク内にはいくつかの時間帯が存在することがあるので、Cisco CallManager では、固有の基準を指定して、特定の時間帯を見つけることができます。時間帯を特定する手順は、次のとおりです。
(注) Cisco CallManager Administration では、ブラウザ セッションでの作業中は、時間帯の検索設定が保持されます。別のメニュー項目に移動してからこのメニュー項目に戻ってくる場合でも、検索に変更を加えたり、ブラウザを閉じたりしない限り、時間帯の検索設定は保持されます。
手順
ステップ 1 Route Plan > Class of Control > Time Period の順に選択します。
Find and List Time Periods ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 ドロップダウン リスト ボックスから、次の基準のいずれかを選択します。
• begins with(前方一致)
• contains(中間一致)
• ends with(後方一致)
• is exactly(完全一致)
ステップ 3 必要に応じて適切な検索テキストを指定し、 Find をクリックします。また、ページごとに表示する項目の数も指定できます。
(注) データベースに登録されている時間帯をすべて検索するには、検索テキストを入力せずに Find をクリックします。
検出された時間帯のリストが、次の項目別に表示されます。
• Time period icon
• Time period name
(注) 該当する時間帯の横にあるチェックボックスをオンにして、Delete Selected をクリックすると、Find and List Time Periods ウィンドウから複数の時間帯を削除できます。Matching Records タイトルバーにあるチェックボックスをオンにして Delete Selected をクリックすると、ウィンドウ内の時間帯をすべて削除できます。
ステップ 4 レコードのリストから、検索条件と一致する時間帯をクリックします。
選択した時間帯がウィンドウに表示されます。
関連項目
• 「時間帯の追加」
• 「時間帯の更新」
• 「時間帯のコピー」
• 「時間帯の削除」
• 「時間帯の設定値」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「Time-of-Day ルーティング」
時間帯の追加
時間帯を追加する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 メニューバーで Route Plan > Class of Control > Time Period の順に選択します。
ステップ 2 Add a New Time Period をクリックします。
ステップ 3 適切な設定値を入力します( 表17-1 を参照)。
ステップ 4 Insert をクリックして、新規の時間帯を追加します。
「Status: Insert completed」というメッセージが表示されます。
ステップ 5 他の時間帯を追加するには、 Add a New Time Period をクリックして、ステップ 3 からの手順を繰り返します。
関連項目
• 「時間帯の検索」
• 「時間帯の更新」
• 「時間帯のコピー」
• 「時間帯の削除」
• 「時間帯の設定値」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「Time-of-Day ルーティング」
時間帯の更新
時間帯を更新する手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 メニューバーで Route Plan > Class of Control > Time Period の順に選択します。
ステップ 2 更新する時間帯を見つけます。 「時間帯の検索」 を参照してください。
ステップ 3 該当する設定値を更新します( 表17-1 を参照)。
ステップ 4 Update をクリックします。
関連項目
• 「時間帯の検索」
• 「時間帯の追加」
• 「時間帯のコピー」
• 「時間帯の削除」
• 「時間帯の設定値」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「Time-of-Day ルーティング」
時間帯のコピー
時間帯をコピーする手順は、次のとおりです。
手順
ステップ 1 メニューバーで Route Plan > Class of Control > Time Period の順に選択します。
ステップ 2 コピーする時間帯を見つけます。 「時間帯の検索」 を参照してください。
ステップ 3 コピーする時間帯の横にあるチェックボックスをオンにします。
ステップ 4 その時間帯の Copy アイコンをクリックします。
ウィンドウに、その時間帯のコピーが表示されます。
ステップ 5 Time Period Name で名前を変更します。
ステップ 6 該当する設定値を更新します( 表17-1 を参照)。
ステップ 7 Insert をクリックして、新規の時間帯を追加します。
ヒント 時間帯のコピーは、コピーする時間帯を特定して表示し、Copy をクリックすることによっても実行できます。この場合は、コピーした後に、前述のステップ 6およびステップ 7 の手順を実行してください。
関連項目
• 「時間帯の検索」
• 「時間帯の追加」
• 「時間帯の更新」
• 「時間帯の削除」
• 「時間帯の設定値」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「Time-of-Day ルーティング」
時間帯の削除
時間帯を削除する手順は、次のとおりです。
始める前に
タイム スケジュールが使用している時間帯は削除できません。時間帯を使用しているタイム スケジュールなどの項目を検索するには、Time Period Configuration ウィンドウの Dependency Records リンクをクリックします。Dependency Records がシステムで使用可能になっていない場合、Dependency Records Summary ウィンドウにメッセージが表示されます。Dependency Records の詳細については、「Dependency Records へのアクセス」を参照してください。使用中の時間帯を削除しようとすると、Cisco CallManager はエラー メッセージを表示します。現在使用されている時間帯を削除する場合は、事前に、次の作業のどちらか一方または両方を実行しておく必要があります。
• 削除する時間帯を使用しているタイム スケジュールすべてに、別の時間帯を割り当てる。「タイム スケジュールの追加」を参照してください。
• 削除する時間帯を使用しているタイム スケジュールを削除する。「タイム スケジュールの削除」を参照してください。
手順
ステップ 1 メニューバーで Route Plan > Class of Control > Time Period の順に選択します。
ステップ 2 削除する時間帯を見つけます。 「時間帯の検索」 を参照してください。
ステップ 3 削除する時間帯のチェックボックスをオンにして、 Delete Selected をクリックします。
この操作を実行すると取り消せないことを確認するメッセージが表示されます。
ステップ 4 時間帯を削除するには、 OK をクリックします。削除操作を取り消すには、 Cancel をクリックします。
注意 時間帯を削除するときは、削除する時間帯が正しいか慎重に確認してください。削除した時間帯を元に戻すことはできません。不用意に削除すると、削除した時間帯を作成し直す必要があります。
ヒント 時間帯の削除は、削除する時間帯を特定して表示し、Delete をクリックすることによっても実行できます。
関連項目
• 「時間帯の検索」
• 「時間帯の追加」
• 「時間帯の更新」
• 「時間帯のコピー」
• 「時間帯の設定値」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「Time-of-Day ルーティング」
時間帯の設定値
表17-1 では、時間帯の設定値について説明します。
表17-1 時間帯の設定値
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Time Period Name |
Time Period Name フィールドに名前を入力します。この名前には、最長 50 文字の英数字を指定することができ、スペース、ピリオド(.)、ハイフン(-)、および下線文字(_)を任意に組み合せて使用することが可能です。各時間帯名が、そのプランに固有の名前であることを確認してください。
(注) 時間帯には、内容を表す簡潔な名前を使用してください。通常、hours_or_days の形式が、内容を簡潔に表し、時間帯をすばやくかつ簡単に識別できる方式です。たとえば、office_M_to_F は、オフィスでの月曜日から金曜日の業務時間の時間帯を示します。
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Start Time |
ドロップダウン リスト ボックスから、この時間帯が開始する時刻を選択します。リストされている使用可能な開始時刻は、24 時間の 15 分間隔で構成されています。 デフォルト値は、 No Office Hours です。
(注) 深夜に時間帯を開始するには、0:00 値を選択します。
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End Time |
ドロップダウン リスト ボックスから、この時間帯が終了する時刻を選択します。リストされている使用可能な終了時刻は、24 時間の 15 分間隔で構成されています。 デフォルト値は、 No Office Hours です。
(注) End Time には、Start Time で選択する時刻よりも遅い時刻を選択する必要があります。
(注) 深夜に時間帯を終了するには、24:00 値を選択します。
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Repeat Every |
次のいずれかのオプション ボタンをクリックします。 • Week from:Week from オプション ボタンをクリックする場合は、 from および to の横にあるドロップダウン リスト ボックスを使用して、この時間帯を適用する曜日を選択します。 例: 月曜日から金曜日に適用する時間帯を定義するには、 from の値に月(曜日)、 to の値に金(曜日)を選択します。 土曜日に適用する時間帯を定義するには、 from の値に土(曜日)、 to の値に土(曜日)を選択します。 • Year on:Year on オプション ボタンをクリックする場合は、ドロップダウン リスト ボックスを使用して、1 年の内でこの時間帯を適用する月と日を選択します。 例: 毎年元旦に適用する時間帯を定義するには、月に 1 、日に 1 を選択します。 |
関連項目
• 「時間帯の検索」
• 「時間帯の追加」
• 「時間帯の更新」
• 「時間帯のコピー」
• 「時間帯の削除」
• 『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「Time-of-Day ルーティング」