使用上のガイドライン
シングルホスト モード
シングルホスト モードでは、ポートの認証ステータスが管理されます。許可ホストがある場合、ポートが許可されます。このモードでは、単一のホストのみをポートで許可できます。
ポートが未承認で、ゲスト VLAN が有効な場合、タグなしトラフィックはゲスト VLAN に再マップされます。VLAN タグがゲスト VLAN または未認証 VLAN ではない場合、タグ付きトラフィックはドロップされます。ゲスト VLAN がポートで有効になっていない場合、未認証
VLAN に属するタグ付きトラフィックのみがブリッジされます。
ポートが許可されると、許可ホストからのタグなしトラフィックおよびタグ付きトラフィックが、ポートで設定されたスタティック VLAN メンバーシップに基づいてブリッジされます。他のホストからのトラフィックはドロップされます。
許可ホストからのタグなしトラフィックが、認証プロセス中に RADIUS サーバによって割り当てられた VLAN に再マッピングされるようにユーザが指定できます。この場合、VLAN タグが RADIUS によって割り当てられた VLAN または認証されていない
VLAN である場合を除いて、タグ付きトラフィックはドロップされます。
スイッチは、認証ステータスが許可から無許可に変更されたときに、ポートで学習されたすべての MAC アドレスを FDB から削除します。
マルチホスト モード
マルチホスト モードでは、ポートの認証ステータスが管理されます。少なくとも 1 つのホストが許可された後に、ポートが許可されます。
ポートが未承認で、ゲスト VLAN が有効な場合、タグなしトラフィックはゲスト VLAN に再マップされます。VLAN タグがゲスト VLAN または未認証 VLAN ではない場合、タグ付きトラフィックはドロップされます。ゲスト VLAN がポートで有効になっていない場合、未認証
VLAN に属するタグ付きトラフィックのみがブリッジされます。
ポートが許可されると、ポートに接続されたすべてのホストからのタグなしトラフィックおよびタグ付きトラフィックが、ポートで設定されたスタティック VLAN メンバーシップに基づいてブリッジされます。
許可ポートからのタグなしトラフィックが、認証プロセス中に RADIUS サーバによって割り当てられた VLAN に再マッピングされるようにユーザが指定できます。この場合、VLAN タグが RADIUS によって割り当てられた VLAN または認証されていない
VLAN である場合を除いて、タグ付きトラフィックはドロップされます。
スイッチは、認証ステータスが許可から無許可に変更されたときに、ポートで学習されたすべての MAC アドレスを FDB から削除します。
マルチセッション モード
シングルホスト モードやマルチホスト モード(ポートベース モード)とは異なり、マルチセッション モードでは、ポートに接続された各ホストの認証ステータスが管理されます(セッションベース モード)。ポートでマルチセッション モードが設定されている場合、ポートには認証ステータスがあります。任意の数のホストをポートで許可できます。 コマンドでは、ポートで許可される承認済みホストの最大数を制限できます。
各承認済みクライアントには、TCAM ルールが必要です。TCAM に使用可能な領域がない場合、認証は拒否されます。
認証が有効になっているときに dot1x host-mode コマンドを使用してポート モードを single-host または multi-host に変更すると、ポート ステートが無許可に設定されます。
認証が有効になっているときに dot1x host-mode コマンドでポート モードを multi-session に変更すると、接続されているすべてのホストのステートが無許可に設定されます。
ポート モードを single-host または multi-host に変更するには、ポートを force-unauthorized に設定し(dot1x port-control)、ポート モードを single-host または multi-host に変更して、ポートを authorization auto に設定します。
マルチセッション モードと、次のコマンドで設定されるポリシー ベース VLAN を同時に同じインターフェイスに設定することはできません。
未認証 VLAN に属するタグ付きトラフィックは、ホストが承認済みかどうかに関わらず、常にブリッジされます。
ゲスト VLAN が有効になっている場合、認証されていない VLAN に属していない許可されていないホストからのタグなしトラフィックおよびタグ付きトラフィックは、ゲスト VLAN を介してブリッジされます。
許可ホストからのトラフィックは、ポートのスタティック設定に従ってブリッジされます。認証されていない VLAN に属していない許可ホストからのタグなしトラフィックおよびタグ付きトラフィックが、認証プロセス中に RADIUS サーバによって割り当てられた
VLAN に再マッピングされるようにユーザが指定できます。
スイッチは、認証ステータスが許可から無許可に変更されたときに、ポートで学習されたホスト MAC アドレスを FDB から削除しません。エージング タイムアウトになると、MAC アドレスが削除されます。
ポートチャネルに関連付けられたポートで有効になっている 802.1X には、次の制限があります。