この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco IOSシステム メッセージの構造およびエラー メッセージ トレースバック レポートについて説明します。
ファシリティ コードは2つ以上の大文字で構成され、メッセージに関連したファシリティを示します。ファシリティにはハードウェア デバイス、プロトコル、またはシステム ソフトウェア モジュールがあります。 表 1-1 に、システムのファシリティ コードを示します。
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Application Specific Integrated Circuit(ASIC;特定用途向けIC)固有のメッセージ |
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Dynamic Host Control Protocol(DHCP;動的ホスト制御プロトコル)スヌーピング メッセージ |
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重大度は0~7の1桁のコードで、状態の重大度を表します。数字が小さいほど深刻な状況です。 表 1-2 に、メッセージの重大度を示します。
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ニーモニック コードは、エラー メッセージを一意に識別するためのコードです。ニーモニックは例外なく、すべて大文字の文字列です。
メッセージ テキストはエラー状態を記述した文字列です。メッセージのこの部分には、端末ポート番号、ネットワーク アドレス、またはシステム メモリ アドレス スペースの位置に対応するアドレスなど、イベントの詳細情報が含まれることがあります。この可変フィールドの情報はメッセージごとに異なるので、ここでは角カッコ([ ])で囲んだ短い文字列で示します。たとえば10進数は[dec]で表します。 表 1-3 に、メッセージの可変フィールドを示します。
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エラー メッセージによっては、エラーを通知しているカードおよびスロットを示すものがあります。このようなエラー メッセージの構造は、次のとおりです。
カード-重大度-MSG:スロット ファシリティ-重大度-ニーモニック:
メッセージ テキスト
• カードは、エラーを通知しているカードのタイプを示すコードです。
• MSGは、これがメッセージであることを通知しているニーモニックです。常にMSGで表されます。
• スロットは、エラーを通知しているカードのスロット番号です。SLOTに数字を付けた形で表されます(たとえば、SLOT5)。
メッセージの中には、内部エラーが記述され、トレースバック情報が含まれているものがあります。ここから、メッセージの原因になったファンクション コールのスタック トレースが得られます。このトレースは、メッセージで通知された問題をエンジニアが特定するのに役立ちます。テクニカル サポートの担当者に問題を報告するときは、この情報を提出してください。
次に、トレースバック レポートに含まれる情報の例を示します。
-Process= "Exec", level= 0, pid= 17