この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Syslog プロトコル(RFC 3164)によって定義されているシステム メッセージについて説明します。Syslog メッセージの形式の解読、および検討のためにシステム メッセージを取り込む方法について説明します。
システム ログ メッセージはパーセント記号(%)から始まり、次の形式で表示されます。
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FACILITY は 2 つ以上の大文字から構成されるコードであり、システム メッセージが参照するファシリティを表します。ファシリティとは、ハードウェア デバイス、プロトコル、機能、またはシステム ソフトウェアのモジュールのことです。
システム メッセージの SEVERITY コードの範囲は 0 ~ 7 であり、状態の重大度を表します。0 が最も重度であり、7 が最も軽度です。 表1-2 に、重大度を示します。
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MNEMONIC は、システム メッセージを一意に識別するコードです。
Message-text は、システムの状態を表す文字列です。メッセージのこの部分には、端末ポート番号、ネットワーク アドレス、システム メモリのアドレス領域内の位置に対応するアドレスなど、発生したイベントに関する詳細情報が含まれることがあります。このような変数フィールドに含まれる情報はメッセージごとに異なるため、ここでは角括弧([ ])で囲んだ短い文字列で表記します。たとえば 10 進数は [dec] のように表します。
表1-3 に、変数フィールドの表記法、およびそのフィールド内の情報のタイプを示します。
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ファシリティ コード = MODULE(モジュール固有のエラーであることを示します)
アラーム/イベント コード= MOD_MINORSWFAIL
問題の説明 = Module [dec] reported a failure in service [chars]
[dec] は、このメッセージに関連するモジュール スロット番号です。
システム ログ メッセージはパーセント記号(%)から始まり、次の形式で表示されます( 表1-4 を参照)。
リモート ロギング サーバでの Syslog 形式は、次のとおりです。
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FACILITY は 2 つ以上の大文字から構成されるコードであり、システム メッセージが参照するファシリティを表します。ファシリティとは、ハードウェア デバイス、プロトコル、機能、またはシステム ソフトウェアのモジュールのことです。
システム メッセージの SEVERITY コードの範囲は 0 ~ 3 であり、状態の重大度を表します。0 が最も重度であり、3 が最も軽度です。 表1-5 に、重大度を示します。
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MNEMONIC は、システム メッセージを一意に識別するコードです。
Message-text は、システムの状態を表す文字列です。メッセージのこの部分には、端末ポート番号、ネットワーク アドレス、システム メモリのアドレス領域内の位置に対応するアドレスなど、発生したイベントに関する詳細情報が含まれることがあります。このような変数フィールドに含まれる情報はメッセージごとに異なるため、ここでは角括弧([ ])で囲んだ短い文字列で表記します。たとえば 10 進数は [dec] のように表します。
表1-6 に、変数フィールドの表記法、およびそのフィールド内の情報のタイプを示します。
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ファシリティ コード = AUTHPRIV(authpriv 固有のエラーであることを示します。)
問題の説明 = Authpriv [dec] reported a failure in service [chars]
システム メッセージは、デフォルトでコンソールにすぐに表示されますが、内部ログ ファイルまたは Syslog サーバに転送することもできます。システム メッセージの重大度は、 logging グローバル コンフィギュレーション コマンドによって割り当てられたキーワードに対応します。キーワードは、メッセージの重大度と掲載箇所を示します(『Cisco MDS 9000 Family CLI Configuration Guide』および『Cisco MDS 9000 Family Fabric Manager Configuration Guide』を参照してください)。設定したログ レベル以上の重大度に該当するシステム メッセージのみが記録されます。たとえばログ レベルを 3(エラー)に設定すると、エラー、クリティカル、アラート、緊急のシステム メッセージが取得されますが、警告、通告、通知、デバッグのシステム メッセージは取得されません。
logging logfile グローバル コンフィギュレーション コマンドではシステム メッセージを内部ログ ファイルにコピーし、ファイル サイズを任意に設定できます。ファイルに記録されたメッセージを表示するには、EXEC コマンド show logging を使用します。最初に表示されるメッセージは、バッファ内で最も古いメッセージです。バッファの現在の内容をクリアするには、特権 EXEC コマンド clear debug-logfile を使用します。
logging host-name コマンドでは、ログ メッセージを受信する Syslog サーバ ホストを識別します。引数 host-name は、ホストの名前またはインターネット アドレスです。このコマンドを複数回実行すると、ログ メッセージを受信する Syslog サーバのリストを構築できます。 no logging host-name コマンドでは、指定したアドレスの Syslog サーバが Syslog サーバのリストから削除されます。