Net-SNMP
Net-SNMP Version 5.1.2 には、次のようなツールおよびライブラリが用意されています。
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拡張可能なエージェント
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SNMP ライブラリ
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SNMP エージェントに対して情報を要求または設定するためのツール
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SNMP トラップを生成および処理するためのツール
Net-SNMP ネットワーク管理ツールは http://sourceforge.net/projects/net-snmp/ の URL からダウンロードできます。
この項では、次のトピックについて取り上げます。
MIB のポーリング
手順
ASA の設定を完了した後で MIB をポーリングする場合は、NMS から ASA に対して次のような snmpwalk コマンドを実行します:
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SNMPv2-MIB::sysDescr.0 = STRING: Cisco Adaptive Security Appliance Version 8.2(0)227
SNMPv2-MIB::sysObjectID.0 = OID: SNMPv2-SMI::enterprises.9.1.915
SNMPv2-MIB::sysUpTime.0 = Timeticks: (486600) 1:21:06.00
SNMPv2-MIB::sysContact.0 = STRING: admin admin
SNMPv2-MIB::sysName.0 = STRING: ciscoasa
SNMPv2-MIB::sysLocation.0 = STRING: sjc - 190 W Tasman Drive, San Jose, CA 95134
USA
SNMPv2-MIB::sysServices.0 = INTEGER: 4
トラップの送信
ASA により送信されたトラップは信頼されます。そのため、snmptrapd コマンド内で作成されたユーザーは、そのトラップを送信した EngineID に関連付けられている必要があります。
関連付けを行う手順は次のとおりです。
手順
ステップ 1 |
/var/net-snmp/snmptrapd.conf ファイル内に、次のステートメントを入力します。
このステートメントの中に現れる次の各パラメータを定義します。
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ステップ 2 |
/tmp/snmptrapd.conf ファイル内に、次のステートメントを入力します。
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ステップ 3 |
そのファイルを指定して、snmptrapd コマンドを実行します。
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ステップ 4 |
次のようなコマンドを入力し、ASA から snmptrap コマンドを実行して、リンクダウントラップまたはリンクアップトラップを送信します。
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2009-03-18 23:52:06 NET-SNMP version 5.1.2 Started.
2009-03-18 23:52:20 10.31.8.254 [10.31.8.254]:
SNMPv2-MIB::sysUpTime.0 = Timeticks: (938700) 2:36:27.00 SNMPv2-MIB::snmp
TrapOID.0 = OID: IF-MIB::linkDown IF-MIB::ifIndex.1 = INTEGER: 1 IF-MIB::
ifAdminStatus.1 = INTEGER: down(2) IF-MIB::ifOperStatus.1 = INTEGER: down(2
)
2009-03-18 23:52:22 10.31.8.254 [10.31.8.254]:
SNMPv2-MIB::sysUpTime.0 = Timeticks: (939000) 2:36:30.00 SNMPv2-MIB::snmp
TrapOID.0 = OID: IF-MIB::linkUp IF-MIB::ifIndex.1 = INTEGER: 1 IF-MIB::ifAdminS
tatus.1 = INTEGER: up(1) IF-MIB::ifOperStatus.1 = INTEGER: up(1)