wccp
容量を割り当て、サービスグループに参加できるように、指定した Web Cache Communication Protocol(WCCP)サービスのサポートをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで wccp コマンドを使用します。サービス グループをディセーブルにし、容量の割り当てを解除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
wccp { web-cache | service-number }[ redirect-list access-list ][ group-list access-list ][ password password ]
no wccp { web-cache | service-number }[ redirect-list access-list ][ group-list access-list ][ password password [ 0 | 7 ]]
構文の説明
access-list |
アクセス リストの名前を指定します。 |
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group-list |
(任意)サービス グループへの参加を許可する Web キャッシュを決定するアクセス リスト。access-list 引数は、アクセス リストを指定する 64 文字以下の文字列(名前または番号)で構成する必要があります。 |
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password |
(任意)サービス グループから受信したメッセージに対して Message Digest 5(MD5)認証を指定します。認証で受け入れられなかったメッセージは廃棄されます。 |
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password |
認証で使用するパスワードを指定します。password 引数の長さは最大 7 文字です。 |
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redirect-list |
(任意)このデバイス グループにリダイレクトされたトラフィックを制御するアクセス リストとともに使用します。access-list 引数は、アクセス リストを指定する 64 文字以下の文字列(名前または番号)で構成する必要があります。アクセス リストには、ネットワーク アドレスだけを含める必要があります。ポート固有のエントリはサポートされていません。 |
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service-number |
ダイナミック サービス ID。このサービスの定義は、キャッシュによって示されます。ダイナミック サービス番号は 0 ~ 254 で、255 個まで使用できます。 web-cache キーワードで指定される Web キャッシュサービスを含めると、許可される最大数は 256 個です。 |
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web-cache |
Web キャッシュ サービスを指定します。
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コマンド デフォルト
このコマンドは、デフォルトでディセーブルになっています。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンドモード |
ファイアウォールモード |
セキュリティコンテキスト |
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ルーテッド |
トランスペアレント |
シングル |
マルチ |
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コンテキスト |
システム |
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グローバル コンフィギュレーション |
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— |
コマンド履歴
リリース |
変更内容 |
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7.2(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、サービス グループに参加できるように WCCP をイネーブルにする例を示します。
ciscoasa(config)# wccp web-cache redirect-list jeeves group-list wooster password whatho