client(CTL プロバイダー)
証明書信頼リストプロバイダーへの接続が許可されるクライアントを指定するか、またはクライアント認証用のユーザー名とパスワードを指定するには、CTL プロバイダー コンフィギュレーション モードで client コマンドを使用します。設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
client { [ interface if_name ] ipv4_addr | username user_name password password [ encrypted ] }
no client { [ interface if_name ] ipv4_addr | username user_name password password [ encrypted ] }
構文の説明
encrypted |
パスワードの暗号化を指定します。 |
interface if_name |
接続が許可されるインターフェイスを指定します。 |
ipv4_addr |
クライアントの IP アドレスを指定します。 |
password password |
クライアント認証用のパスワードを指定します。 |
username user_name |
クライアント認証用のユーザー名を指定します。 |
コマンド デフォルト
デフォルトの動作や値はありません。
コマンド モード
次の表に、コマンドを入力できるモードを示します。
コマンドモード |
ファイアウォールモード |
セキュリティコンテキスト |
|||
---|---|---|---|---|---|
ルーテッド |
トランスペアレント |
シングル |
マルチ |
||
コンテキスト |
システム |
||||
Ctl プロバイダー コンフィギュレーション |
|
|
|
|
— |
コマンド履歴
リリース |
変更内容 |
---|---|
8.0(2) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
CTL プロバイダーへの接続を許可されるクライアントを指定し、クライアント認証用のユーザー名とパスワードを設定するには、CTL プロバイダー コンフィギュレーション モードで client コマンドを使用します。複数のコマンドを発行して、複数のクライアントを定義できます。ユーザー名とパスワードは、CallManager クラスタ用の CCM 管理者のユーザー名およびパスワードと一致する必要があります。
例
次の例は、CTL プロバイダー インスタンスを作成する方法を示しています。
ciscoasa(config)# ctl-provider my_ctl
ciscoasa(config-ctl-provider)# client interface inside 172.23.45.1
ciscoasa(config-ctl-provider)# client username CCMAdministrator password XXXXXX encrypted
ciscoasa(config-ctl-provider)# export certificate ccm_proxy
ciscoasa(config-ctl-provider)# ctl install