この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、輻輳を管理するために使用するコマンドについて説明します。
輻輳管理の概念、設定作業、および例については、『Modular QoS Configuration Guide for Cisco NCS 5000 Series Routers』の「Configuring Modular QoS Congestion Management」の章を参照してください。
残った帯域幅をさまざまなクラスに割り当てる方法を指定するには、ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードで bandwidth remaining コマンドを使用します。システムのデフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
bandwidth remaining [ percent percentage-value | ratio ratio-value ]
no bandwidth remaining [ percent percentage-value | ratio ratio-value ]
percentpercentage-value |
使用可能な帯域幅に対する絶対的な割合に基づいて、保証された帯域幅を指定します。範囲は 1 ~ 100 です。 |
ratioratio-value |
帯域幅比率の値に基づいて、保証された帯域幅の量を指定します。範囲は 1 ~ 127 です。 |
帯域幅は指定されていません。
ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
特定のクラスに帯域幅を相対的に割り当てるには bandwidth remaining コマンドを使用しますが、予約済みの帯域幅容量がありません。
帯域幅余剰比率、またはパーセンテージは、出力キューの重みに直接換算されます。
帯域幅余剰比率と帯域幅余剰パーセンテージは、一緒に設定できません。
(注) |
出力ポリシーには、デフォルトを含めて 8 つのクラス マップが必要です。このコマンドは、出力方向についてのみ、サポートされています。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
qos |
読み取り、書き込み |
RP/0/RP0/CPU0:router show run policy-map qos
Wed Nov 25 12:13:33.250 UTC
policy-map qos
class qos1
bandwidth remaining ratio 20
!
class qos2
bandwidth remaining ratio 10
!
class qos3
bandwidth remaining ratio 10
!
class qos4
bandwidth remaining ratio 30
!
class qos5
bandwidth remaining ratio 10
!
class qos6
bandwidth remaining ratio 10
!
class qos7
bandwidth remaining ratio 10
!
class class-default
bandwidth remaining ratio 5
!
end-policy-map
トラフィック ポリシングを設定し、ポリシー マップ ポリシング コンフィギュレーション モードを開始するには、ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードで police rate コマンドを使用します。トラフィック ポリシングを設定から削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
no police rate { value [units] | percent percentage | per-thousand value | per-millionvalue } [ burst burst-size [burst-units] ]
データのフローの制限はどのインターフェイスにも適用されません。
ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
police rate は、IP パケットの DSCP、外部 CoS および QoS のグループを設定できます。
ポリシングは入力方向についてのみ適用することができます。
処理キーワードで設定されたパラメータは、ハードウェアで端数が丸められます。ハードウェアにプログラムされている実際の値を確認するには、show qos interface コマンドを使用します。
police rate コマンドの場合、percent キーワードは次のように解釈されます。
1 レベル ポリシーの場合、percent はリンク レートのパーセンテージとして CIR を指定します。たとえば、police rate percent 35 コマンドは、リンク レートの 35 % として CIR を設定します。
(注) |
設定値は、トラフィックに適用されたレイヤ 2 のカプセル化を考慮します。これは、入力ポリシングに適用されます。 |
バースト レートを設定しなかった場合は、CIR 値の 100 msec 相当に自動的に設定されます。たとえば、CIR 値として 1,000,000 kbps を入力した場合、バースト値は 12,500,000 バイトと計算されます。
最適なパフォーマンスを得るには、ポリサーを定義するときに次の公式を使用してバースト レートを計算します。
認定バースト(Bc)= CIR bps x (1 バイト/8 ビット) × 100 ms
たとえば、CIR = 2,000,000 bps の場合、バースト値は 2,000,000 bps × (1/8) × 100 ms × (1/1000) = 25,000 バイトと計算されます。
詳細については、『Modular QoS Configuration Guide for Cisco NCS 5000 Series Routers』の「Committed Bursts and Excess Bursts」の章を参照してください。
タスク ID |
動作 |
---|---|
qos |
読み取り、書き込み |
次に、TenGigE インターフェイス 0/1/0/9 から送信されるすべてのパケットについて、トラフィック ポリシングを平均レートが 250 kbps、通常のバースト サイズが 50 バイトで設定する MPLS の例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# class-map class1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-cmap)# match mpls experimental topmost 0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-cmap)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config)# policy-map policy1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap)# class class1... RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap-c)# police rate 250 kbps burst 50 RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap-c-police)#conform-action set qos-group 4 RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap-c)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface TenGigE 0/1/0/9 RP/0/RP0/CPU0:router(config-if) service-policy input policy1
次に、TenGigE インターフェイス 0/1/0/9 から送信されるクラス マップ class1 のすべてのパケットについて、トラフィック ポリシングを平均レートが 200 kbps、通常のバースト サイズが 50 パケットで設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# policy-map pps-1r2c RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap)# class class1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap-c)# police rate 200 pps burst 50 packets RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap-c)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface TenGigE 0/1/0/9 RP/0/RP0/CPU0:router(config-if) service-policy input policy1
1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正するには、 XR コンフィギュレーション モードで policy-map コマンドを使用します。ポリシー マップを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
policy-map [ type qos ] policy-name
no policy-map [ type qos ] policy-name
type qos | (任意)サービス ポリシーのタイプを指定します。 |
qos | (任意)Quality of Service(QoS)のポリシー マップを指定します。 |
policy-name | ポリシー マップ名です。 |
ポリシー マップは設定されない限り存在しません。ポリシー マップはインターフェイスに適用されるため、ポリシー マップが作成されるまで任意のインターフェイスにデータ フローの制限は適用されません。
タイプを指定しないと QoS になります。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
policy-map コマンドを使用して、作成、追加、または修正するポリシー マップの名前を指定してから、クラス マップで一致基準が定義されているクラスのポリシーを設定します。policy-map コマンドを入力すると、ポリシー マップ コンフィギュレーション モードが開始します。このモードで、そのポリシー マップのクラス ポリシーを設定または修正できます。
出力を分類するため、class-default を含む 8 つのクラスすべてを設定する必要があります。
クラス ポリシーをポリシー マップ内で設定できるのは、クラスに一致基準が定義されている場合だけです。class-map コマンドと match コマンドを使用して、クラスの一致基準を設定します。1 つのポリシー マップで最大 2048 のクラスを設定できるため、ポリシー マップには、2048 を超えるクラス ポリシーは含まれていません。ポリシーあたりの最大クラス数の 2048 には、暗黙的なデフォルト クラスが含まれています。サポートされているポリシー マップの最大数は 2048 です。
単一のポリシー マップを複数のインターフェイスに同時に対応付けることができます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
qos |
読み取り、書き込み |
次の例では、policy-in というポリシーを作成し、そのポリシー マップに含まれている 2 つのクラス ポリシーを設定します。ポリシー マップは、class1 と、設定した一致基準を満たさないパケットが転送されるデフォルト クラス(class-default)のポリシー仕様を含むように定義されています。Class1 は、アクセス コントロール リスト 136 に一致するトラフィックのポリシーを指定します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# class-map class1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-cmap)# match access-group ipv4 136 RP/0/RP0/CPU0:router(config)# policy-map policy-in RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap)# class class1... RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap-c)# police rate 250 mbps RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap-c-police)# exit RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap-c)# exit
トラフィック ポリシー内の使用可能な帯域幅の量に基づいてトラフィック クラスにプライオリティを割り当てるには、ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードで priority コマンドを使用します。以前に指定したクラスのプライオリティを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
priority [ level priority-level ]
no priority
levelpriority-level |
(任意)トラフィック クラスにプライオリティ レベルを設定します。レベル 1 のみがサポートされます。 |
デフォルト アクションはありません。
ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
priority コマンドは、絶対優先キューイングを提供する低遅延キューイング(LLQ)を設定します。完全 PQ では、音声などの遅延に敏感なデータを、他のキューのパケットをキューから取り出す前にキューから取り出して送信できます。
出力キューイング アクションは、8 つのクラス マップのいずれかのプライオリティ レベル 1 をサポートします。ポリサーは出力方向ではサポートされないため、プライオリティ キューはすべての出力ポートの帯域幅を取得することができ、他のキューには帯域幅を提供しません。プライオリティ トラフィックをポリシングする必要がある場合、ユーザはポリサーがサポートされていた入力方向でポリシングできます。
同じポリシー マップ内では、bandwidth コマンドおよび priority コマンドは、同じクラスに使用できません。これらのコマンドは、同じポリシー マップ内では一緒に使用できます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
qos |
読み取り、書き込み |
次に、policy-out というポリシー マップにプライオリティ キューイングを設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# policy-map policy-out RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap)# class class1... RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap-c)# priority level 1 The egress policy-out should have all the eight classes.
指定したアルゴリズムに従って、指示されたビット レートまでトラフィックをシェーピングするには、ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードで shape average コマンドを使用します。トラフィック シェーピングを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
shape average { percent percentage | rate [units] }
no shape average
percentpercentage |
インターフェイス帯域幅をパーセンテージで指定します。値は 1 ~ 100 の範囲になります。 |
rate |
指定された単位の平均的なシェーピング レート。値は 1 ~ 4294967295 の範囲になります。 |
units |
(任意)帯域幅の単位。値は次のとおりです。 |
units: bps
ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
shape average コマンドは、出力方向についてのみサポートされています。
priority コマンドと shape average コマンドは同じクラス内で一緒に設定しないでください。
タスク ID |
動作 |
---|---|
qos |
読み取り、書き込み |
次に、トラフィック シェーピングをポート帯域幅の 50 % に設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# policy-map policy-out RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap)# class class1... RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap-c)# shape average percent 50
次に、トラフィック シェーピングを 100000 kbps に設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# policy-map policy-out RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap)# class class1... RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap-c)# shape average 100000 kbps
指定されたインターフェイス上のすべてのサービス ポリシーに対して設定されている全クラスのポリシー情報と統計情報を表示するには、XR EXEC モードで show policy-map interface コマンドを使用します。
show policy-map[ interface { interface type | all } interface-path-id] [ input | output ]
interface type |
インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
all |
すべてのインターフェイスを指定します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたはバンドル インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
input |
(任意)指定されたポリシー マップおよびインターフェイスの着信トラフィックのクラスごとの統計情報を表示します。 |
||
output |
(任意)指定されたポリシー マップおよびインターフェイスの発信トラフィックのクラスごとの統計情報を表示します。 |
なし
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
show policy-map interface コマンドは、インターフェイスに追加されたサービス ポリシー内のクラスの統計情報を表示します。
show policy-map interface コマンドは、共有クラスまたは参照されたクラスの統計情報を別々に表示します。ポリサーのアクションを決定するには、集約された共有ポリサー統計情報を収集する必要があります。
タスク ID |
動作 |
---|---|
qos |
読み取り |
RP/0/RP0/CPU0:router# show policy-map interface TenGigE0/1/0/0 nv
Wed Nov 18 12:38:46.372 UTC
TenGigE0/0/0/0 output: egress_policy_shaper1
Class group_1
Classification statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Matched : 720175703/46091244992 0
Transmitted : 720175703/46091244992 0
Total Dropped : 0/0 0
Queueing statistics
Queue ID : 9
High watermark : N/A
Inst-queue-len (cells) : 0
Avg-queue-len : N/A
Taildropped(packets/bytes) : 0/0
Queue(conform) : 720175703/46091244992 0
RED random drops(packets/bytes) : 0/0
Class group_2
Classification statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Matched : 720169263/46090832832 0
Transmitted : 720153475/46089822400 0
Total Dropped : 15788/1010432 0
Queueing statistics
Queue ID : 10
High watermark : N/A
Inst-queue-len (cells) : 0
Avg-queue-len : N/A
Taildropped(packets/bytes) : 15788/1010432
Queue(conform) : 720153475/46089822400 0
RED random drops(packets/bytes) : 0/0
Class group_3
Classification statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Matched : 720175701/46091244864 0
Transmitted : 720175701/46091244864 0
Total Dropped : 0/0 0
Queueing statistics
Queue ID : 11
High watermark : N/A
Inst-queue-len (cells) : 0
Avg-queue-len : N/A
Taildropped(packets/bytes) : 0/0
Queue(conform) : 720175701/46091244864 0
RED random drops(packets/bytes) : 0/0
Class group_4
Classification statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Matched : 720175701/46091244864 0
Transmitted : 720175701/46091244864 0
Total Dropped : 0/0 0
Queueing statistics
Queue ID : 12
High watermark : N/A
Inst-queue-len (cells) : 2
Avg-queue-len : N/A
Taildropped(packets/bytes) : 0/0
Queue(conform) : 720175701/46091244864 0
RED random drops(packets/bytes) : 0/0
Class group_5
Classification statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Matched : 720169263/46090832832 0
Transmitted : 720152985/46089791040 0
Total Dropped : 16278/1041792 0
Queueing statistics
Queue ID : 13
High watermark : N/A
Inst-queue-len (cells) : 1
Avg-queue-len : N/A
Taildropped(packets/bytes) : 16278/1041792
Queue(conform) : 720152985/46089791040 0
RED random drops(packets/bytes) : 0/0
Class group_6
Classification statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Matched : 720169439/46090844096 0
Transmitted : 720155056/46089923584 0
Total Dropped : 14383/920512 0
Queueing statistics
Queue ID : 14
High watermark : N/A
Inst-queue-len (cells) : 6438
Avg-queue-len : N/A
Taildropped(packets/bytes) : 14383/920512
Queue(conform) : 720155056/46089923584 0
RED random drops(packets/bytes) : 0/0
Class group_7
Classification statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Matched : 720175701/46091244864 0
Transmitted : 720175701/46091244864 0
Total Dropped : 0/0 0
Queueing statistics
Queue ID : 15
High watermark : N/A
Inst-queue-len (cells) : 2
Avg-queue-len : N/A
Taildropped(packets/bytes) : 0/0
Queue(conform) : 720175701/46091244864 0
RED random drops(packets/bytes) : 0/0
Class class-default
Classification statistics (packets/bytes) (rate - kbps)
Matched : 720175701/46091244864 0
Transmitted : 720175584/46091237376 0
Total Dropped : 117/7488 0
Queueing statistics
Queue ID : 8
High watermark : N/A
Inst-queue-len (cells) : 0
Avg-queue-len : N/A
Taildropped(packets/bytes) : 117/7488
Queue(conform) : 720175701/46091244864 0
RED random drops(packets/bytes) : 0/0
(注) |
show policy-map interface コマンドの出力では、インターフェイスについて表示されたポリシー レートと実際のポリシー レートは異なります。 |
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
フィールド |
説明 |
---|---|
Classification statistics |
|
Matched |
このクラスに一致したパケット数またはバイト数。 |
Transmitted |
このクラスの送信されたパケット数またはバイト数。 |
Total Dropped |
このクラスのドロップされたパケット数またはバイト数。 |
Policing statistics |
|
Policed(conform) |
このクラスのポリシー レートに適合したパケット数またはバイト数。 |
Policed(exceed) |
このクラスのポリシー レートを超えたパケット数またはバイト数。 |
Policed(violate) |
このクラスのポリシー レートに違反したパケット数またはバイト数。 |
Policed and dropped |
このクラスのポリサーによってドロップされたパケット数またはバイト数。 |
Queuing statistics |
|
Queue ID |
このクラスのパケットのキュー番号。 |
High watermark (bytes)/(ms) |
キューの最大長。 |
Inst-queue-len (bytes)/(ms) |
キューの瞬時的長さ。 |
Avg-queue-len (bytes)/(ms) |
キューの平均の長さ。 |
Taildropped (bytes) |
このキューのテールドロップされたバイト数。 |
Compression Statistics |
|
Sent Total |
送信されたパケットの合計数。 |
Sent Compressed |
送信された圧縮パケットの数。 |
Sent full header |
フル ヘッダーで送信されたパケットの数。 |
Saved |
保存されたバイト数。 |
Sent |
送信されたバイトの数。 |
Efficiency improvement factor |
パケットの元のフル サイズとパケットの圧縮されたサイズの比率。 |
Queue (conform) |
このクラスのキュー レートに適合するパケット数またはバイト数。 |
Queue (exceed) |
このクラスのキュー レートを超過したパケット数またはバイト数。 |
ポリシー マップを適用するインターフェイスに関する情報を表示するには、XR EXEC モードで show policy-map targets コマンドを使用します。
show policy-map targets [ location node-id | pmap-name name | type qos [ location node-id | pmap-name name ] ]
locationnode-id |
(任意)指定した場所にポリシー マップを適用するインターフェイスに関する情報を表示します。node-id 引数は、rack/slot/module の形式で入力します。 |
pmap-namename |
(任意)指定したポリシー マップを適用するインターフェイスに関する情報を表示します。 |
type qos |
(任意)QoS ポリシー マップを適用するインターフェイスに関する情報を表示します。これがデフォルトのタイプです。 |
デフォルトの QoS ポリシー タイプは QoS です。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
QoS ポリシーを変更している間の短期間、変更するポリシーを使用するインターフェイスでは、有効なポリシーがない状態が生じることがあります。このため、同時に最小限のインターフェイスに影響する QoS ポリシーを変更します。show policy-map targets コマンドを使用して、ポリシー マップの変更時に影響を受けるインターフェイスの数を特定します。
サポートされていないポリシーマップがオフロードされると、「policy is not offloaded」という警告メッセージが表示されます。ただし、show policy-map コマンドは、インターフェイスでサポートされていないポリシー マップ エントリを表示します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
qos |
読み取り |
RP/0/RP0/CPU0:router# show policy-map targets
Wed Nov 18 12:39:08.829 UTC
1) Policymap: egress_policy_shaper1 Type: qos
Targets (applied as main policy):
TenGigE0/0/0/0 output
TenGigE0/0/0/8 output
Total targets: 2
Targets (applied as child policy):
Total targets: 0
インターフェイスの内部プログラミング情報を表示するには、 XR EXEC モードで show qos-ea interface コマンドを使用します。
show qos-ea interface type interface-path-id{ input | output} { detail } interface-type interface-path-id [ location interface-path-id]
type | インターフェイス タイプ。 範囲は 1 ~ 32768 です。 |
||
interface-path-id | 物理インターフェイスまたはバンドル インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
input |
入力方向に適用するポリシーを参照します。 |
||
output |
出力方向に適用するポリシーを参照します。 |
||
detail |
詳細な出力を表示します。 |
||
location |
(任意)ノードの場所を指定します。 |
なし。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID | 動作 |
---|---|
qos | 読み取り |
RP/0/RP0/CPU0:router # show qos-ea interface tenGigE 0/0/0/0 output
Wed Nov 18 12:36:36.130 UTC
Interface: TenGigE0_0_0_0 output policy: egress_policy_shaper1
Total number of classes: 8
Total number of UBRL classes: 0
Total number of CAC classes: 0
-------------------------------------------------------
Policy name: egress_policy_shaper1
Hierarchical depth 1
Interface type TenGigE
Interface rate 10000000 kbps
Port Shaper rate 0 kbps
Interface handle 0x08000038
ul_ifh 0x00000000, ul_id 0x00000080
uidb index 0x0006
qos_ifh 0x108000800006
Local port 0, NP 0
Policy map id 0x0000, format 0, uidb index 0x0006
-------------------------------------------------------
Index 0 Level 0 Class name group_1 service_id 0x0 Policy name egress_policy_shaper1
Node flags: LEAF Q_LEAF
Stats flags: Queuing enabled
Node Config:
WFQ: BW/Sum of BW/Excess ratio: 0kbps/0kbps/20
Queue limit 250000 Guarantee 0
Node Result: Class-based stats:Stat ID 0xCC000009
Queue: Q-ID 0x00000009 Stat ID(Commit/Excess/Drop): 0xF0000009/0x00000000/0xF8000009
-------------------------------------------------------
Index 1 Level 0 Class name group_2 service_id 0x0 Policy name egress_policy_shaper1
Node flags: LEAF Q_LEAF
Stats flags: Queuing enabled
Node Config:
WFQ: BW/Sum of BW/Excess ratio: 0kbps/0kbps/2
Queue limit 25000 Guarantee 0
Node Result: Class-based stats:Stat ID 0xCC00000A
Queue: Q-ID 0x0000000a Stat ID(Commit/Excess/Drop): 0xF000000A/0x00000000/0xF800000A
-------------------------------------------------------
Index 2 Level 0 Class name group_3 service_id 0x0 Policy name egress_policy_shaper1
Node flags: LEAF Q_LEAF
Stats flags: Queuing enabled
Node Config:
WFQ: BW/Sum of BW/Excess ratio: 0kbps/0kbps/12
Queue limit 150000 Guarantee 0
Node Result: Class-based stats:Stat ID 0xCC00000B
Queue: Q-ID 0x0000000b Stat ID(Commit/Excess/Drop): 0xF000000B/0x00000000/0xF800000B
-------------------------------------------------------
Index 3 Level 0 Class name group_4 service_id 0x0 Policy name egress_policy_shaper1
Node flags: LEAF Q_LEAF
Stats flags: Queuing enabled
Node Config:
WFQ: BW/Sum of BW/Excess ratio: 0kbps/0kbps/30
Queue limit 375000 Guarantee 0
Node Result: Class-based stats:Stat ID 0xCC00000C
Queue: Q-ID 0x0000000c Stat ID(Commit/Excess/Drop): 0xF000000C/0x00000000/0xF800000C
-------------------------------------------------------
Index 4 Level 0 Class name group_5 service_id 0x0 Policy name egress_policy_shaper1
Node flags: LEAF Q_LEAF
Stats flags: Queuing enabled
Node Config:
WFQ: BW/Sum of BW/Excess ratio: 0kbps/0kbps/2
Queue limit 25000 Guarantee 0
Node Result: Class-based stats:Stat ID 0xCC00000D
Queue: Q-ID 0x0000000d Stat ID(Commit/Excess/Drop): 0xF000000D/0x00000000/0xF800000D
-------------------------------------------------------
Index 5 Level 0 Class name group_6 service_id 0x0 Policy name egress_policy_shaper1
Node flags: LEAF Q_LEAF
Stats flags: Queuing enabled
Node Config:
WFQ: BW/Sum of BW/Excess ratio: 0kbps/0kbps/2
Queue limit 25000 Guarantee 0
Node Result: Class-based stats:Stat ID 0xCC00000E
Queue: Q-ID 0x0000000e Stat ID(Commit/Excess/Drop): 0xF000000E/0x00000000/0xF800000E
-------------------------------------------------------
Index 6 Level 0 Class name group_7 service_id 0x0 Policy name egress_policy_shaper1
Node flags: LEAF Q_LEAF
Stats flags: Queuing enabled
Node Config:
WFQ: BW/Sum of BW/Excess ratio: 0kbps/0kbps/26
Queue limit 325000 Guarantee 0
Node Result: Class-based stats:Stat ID 0xCC00000F
Queue: Q-ID 0x0000000f Stat ID(Commit/Excess/Drop): 0xF000000F/0x00000000/0xF800000F
-------------------------------------------------------
Index 7 Level 0 Class name class-default service_id 0x0 Policy name egress_policy_shaper1
Node flags: LEAF Q_LEAF DEFAULT DEFAULT-ALL
Stats flags: Queuing enabled
Node Config:
WFQ: BW/Sum of BW/Excess ratio: 0kbps/0kbps/6
Queue limit 75000 Guarantee 0
Node Result: Class-based stats:Stat ID 0xCC000008
Queue: Q-ID 0x00000008 Stat ID(Commit/Excess/Drop): 0xF0000008/0x00000000/0xF8000008
特定のインターフェイスの QoS 情報を表示するには、XR EXEC モードで show qos interface コマンドを使用します。
show qos interface interface-name { input | output } [ location node-id ]
interface-name |
インターフェイス名。ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。
|
||
input |
指定したポリシー マップを入力インターフェイスに付加します。 |
||
output |
指定したポリシー マップを出力インターフェイスに付加します。 |
||
locationnode-id |
(任意)指定したノードの詳細な QoS 情報を表示します。node-id 引数は、rack/slot/module の形式で入力します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
show qos interface コマンドは、インターフェイスに追加されたサービス ポリシー内のすべてのクラスの設定を表示します。
このコマンドを使用して、ハードウェア内にプログラミングされた実際の値を police rate コマンドのアクション キーワードにより確認します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
qos |
読み取り |
RP/0/RP0/CPU0:router# show qos interface tenGigE 0/0/0/0 output
Wed Nov 18 12:40:49.404 UTC
Interface: TenGigE0_0_0_0 output
Bandwidth configured: 10000000 kbps Bandwidth programed: 10000000 kbps
ANCP user configured: 0 kbps ANCP programed in HW: 0 kbps
Port Shaper programed in HW: 0 kbps
Policy: egress_policy_shaper1 Total number of classes: 8
----------------------------------------------------------------------
Level: 0 Policy: egress_policy_shaper1 Class: group_1
QueueID: 9 (Priority Normal)
Committed Weight: 0 Excess Weight: 20
Bandwidth: 0 kbps, BW sum for Level 0: 0 kbps, Excess Ratio: 20
----------------------------------------------------------------------
Level: 0 Policy: egress_policy_shaper1 Class: group_2
QueueID: 10 (Priority Normal)
Committed Weight: 0 Excess Weight: 2
Bandwidth: 0 kbps, BW sum for Level 0: 0 kbps, Excess Ratio: 2
----------------------------------------------------------------------
Level: 0 Policy: egress_policy_shaper1 Class: group_3
QueueID: 11 (Priority Normal)
Committed Weight: 0 Excess Weight: 12
Bandwidth: 0 kbps, BW sum for Level 0: 0 kbps, Excess Ratio: 12
----------------------------------------------------------------------
Level: 0 Policy: egress_policy_shaper1 Class: group_4
QueueID: 12 (Priority Normal)
Committed Weight: 0 Excess Weight: 30
Bandwidth: 0 kbps, BW sum for Level 0: 0 kbps, Excess Ratio: 30
----------------------------------------------------------------------
Level: 0 Policy: egress_policy_shaper1 Class: group_5
QueueID: 13 (Priority Normal)
Committed Weight: 0 Excess Weight: 2
Bandwidth: 0 kbps, BW sum for Level 0: 0 kbps, Excess Ratio: 2
----------------------------------------------------------------------
Level: 0 Policy: egress_policy_shaper1 Class: group_6
QueueID: 14 (Priority Normal)
Committed Weight: 0 Excess Weight: 2
Bandwidth: 0 kbps, BW sum for Level 0: 0 kbps, Excess Ratio: 2
----------------------------------------------------------------------
Level: 0 Policy: egress_policy_shaper1 Class: group_7
QueueID: 15 (Priority Normal)
Committed Weight: 0 Excess Weight: 26
Bandwidth: 0 kbps, BW sum for Level 0: 0 kbps, Excess Ratio: 26
----------------------------------------------------------------------
Level: 0 Policy: egress_policy_shaper1 Class: class-default
QueueID: 8 (Priority Normal)
Committed Weight: 0 Excess Weight: 6
Bandwidth: 0 kbps, BW sum for Level 0: 0 kbps, Excess Ratio: 6
次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。
フィールド |
説明 |
---|---|
Level 0 class |
16 進数形式のレベル 0 クラスの ID。 |
Level 1 class |
16 進数形式のレベル 1 クラスの ID。 |
class name |
class コマンドでこのクラスに割り当てた名前。 |
Conform |
送信済みの適合パケットの数。 |
Burst |
設定されたバースト サイズ。バイト、ギガバイト(GB)、キロバイト(KB)、メガバイト(MB)、ミリ秒(ms)、またはマイクロ秒(us)で表現されます。 |
Queue ID |
キュー ID。 |
Weight |
帯域幅の重み付け。 |