この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
このモジュールでは、Resource Reservation Protocol(RSVP)を設定するために使用するコマンドについて説明します。RSVP は、IP 上でエンドツーエンドの Quality of Service(QoS)予約を設定、メンテナンス、および制御するためのシグナリング プロトコルです。Internet Engineering Task Force(IETF; インターネット技術特別調査委員会)の RFC 2205(ftp://ftp.isi.edu/in-notes/rfc2205.txt)で規定されています。
このプロトコルは、Multiprotocol Label Switching Traffic Engineering(MPLS-TE; マルチプロトコル ラベル スイッチング トラフィック処理)トンネルを信号通知するよう拡張されており、これは IETF RFC 3209 の『RSVP-TE: Extensions to RSVP for LSP Tunnels』で規定されています。RSVP の実装は、IETF RFC 3473 の『Generalized Multiprotocol Label Switching (GMPLS) Signaling RSVP-TE extensions』の規定によって、障害処理をサポートしています。RSVP の実装は、RFC2747 の『RSVP Cryptographic Authentication』および RFC2961 の『RSVP Refresh Overhead Reduction Extensions』の規定によって、暗号の認証およびリフレッシュ オーバーヘッド軽減もサポートしています。
MPLS の概念、設定タスク、および例の詳細については、『MPLS Configuration Guide for Cisco NCS 5000 Series Routers』を参照してください。
Cisco IOS XR リリース 4.0 から、RSVP は、すべての発信 RSVP メッセージのチェックサム フィールドを、デフォルトで計算し、設定します。RSVP は、すべての RSVP 受信メッセージで受信したチェックサムも確認して完全性を保証します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)#rsvp signalling checksum disable
(注) |
rsvp signalling checksum disable コマンドが設定されている場合、RSVP はすべての RSVP 発信メッセージのゼロ チェックサムを設定し、受信したすべての RSVP 着信メッセージのチェックサムを無視します。 |
RSVP 認証モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モード、RSVP インターフェイス コンフィギュレーション モード、または RSVP ネイバー XR コンフィギュレーション モードで authentication コマンドを使用します。対応するモードの認証パラメータを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
authentication
no authentication
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
デフォルト値は no authentication で、この機能はディセーブルです。
RSVP インターフェイス コンフィギュレーション
RSVP ネイバー コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、グローバル コンフィギュレーション モードから RSVP 認証コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp authentication RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-auth)#
次に、インターフェイス上で RSVP をアクティブにして、RSVP 認証コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface pos 0/2/1/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# authentication RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if-auth)#
次に、IP アドレスが 1.1.1.1 の RSVP ネイバーを設定して、ネイバー認証コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp neighbor 1.1.1.1 authentication RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-nbor-auth)#
最大割り当てモデル(MAM)帯域幅制約モデルを使用してインターフェイスに RSVP 帯域幅を設定するには、RSVP インターフェイス コンフィギュレーション モードで bandwidth mam コマンドを使用します。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
bandwidth mam [ percentage ] { total-reservable-bandwidth | max-reservable-bw maximum-reservable-bw } [ largest-reservable-flow [ bc0 reservable-bandwidth ] [ bc1 reservable-bw ] ]
no bandwidth mam
total-reservable- bandwidth |
RSVP がこのインターフェイスで予約を受け入れる場合に、予約可能な総帯域幅(Kbps、Mbps、または Gbps 単位)。範囲は 0 ~ 4294967295 です。 |
max-reservable-bwmaximum-reservable-bw |
RSVP がこのインターフェイスで予約を受け入れる場合に、予約可能な最大帯域幅を設定します(Kbps、Mbps、または Gbps 単位)。範囲は 0 ~ 4294967295 です。 |
largest-reservable-flow |
(任意)RSVP がこのインターフェイスで予約を受け入れる場合に、予約可能な最大フロー(kbps、Mbps、または Gbps 単位)。範囲は 0 ~ 4294967295 です。 |
bc0reservable-bandwidth |
(任意)bc0 プールで予約可能な総帯域幅を設定します(Kbps、Mbps、または Gbps 単位)。 |
bc1reservable-bw |
(任意)bc1 プールで予約可能な総帯域幅を設定します(Kbps、Mbps、または Gbps 単位)。 |
percentage |
(任意)物理リンク帯域幅のパーセンテージによる帯域幅。 |
デフォルトの動作や値はありません。
RSVP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
1 つのインターフェイス上で MAM および RDM モデルを両方設定すると、各モデル間で切り替えができます。
(注) |
帯域幅制限モデルを変更すると、Non-stop Forwarding(NSF)は保証されません。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、POS インターフェイス 0/3/0/0 上のすべての RSVP 予約の合計を 7500 kbps に制限する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface pos 0/3/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# bandwidth mam 7500
次に、総帯域幅の一定の割合を bc0 プールと bc1 プールに割り当てる例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface pos 0/3/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# bandwidth mam percentage bc0 100 bc1 50
Russian Doll モデル(RDM)帯域幅制約モデルを使用してインターフェイスに RSVP 帯域幅を設定するには、RSVP インターフェイス コンフィギュレーション モードで bandwidth rdm コマンドを使用します。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
bandwidth rdm [ percentage ] { total-reservable-bw | bc0 total-reservable-bw | global-pool total-reservable-bw } [largest-reservable-flow] [ bc1 reservable-bw ] [ sub-pool reservable-bw ]
no bandwidth rdm
total-reservable-bw |
予約可能な総帯域幅(Kbps、Mbps、または Gbps 単位)。デフォルト値は Kbps 単位です。 |
bc0total-reservable-bw |
bc0 プールで帯域幅を予約します(Kbps、Mbps、または Gbps 単位)。 |
global-pool |
グローバル プールの帯域幅を予約します。 |
largest-reservable-flow |
(任意)予約可能な最大フロー(Kbps、Mbps、または Gbps 単位)。デフォルト値は Kbps 単位です。 |
bc1 |
(任意)bc1 プールの帯域幅を予約します(Kbps、Mbps、または Gbps 単位)。 |
sub-pool |
(任意)サブプールの帯域幅を予約します。 |
reservable-bandwidth |
サブプールおよび bc1 プールの予約可能な帯域幅(Kbps、Mbps、または Gbps 単位)。デフォルト値は Kbps 単位です。 |
percentage |
(任意)物理リンク帯域幅のパーセンテージによる帯域幅。 |
デフォルトの動作や値はありません。
RSVP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
MAM および RDM 帯域幅制限モデルでは、最大 2 つの帯域幅プールをサポートします。
Cisco IOS XR ソフトウェアには、帯域幅制限モデルを切り替える場合のグローバル コンフィギュレーションが用意されています。1 つのインターフェイスで両方のモデルを設定すると、モデル間で切り替えができます。
(注) |
帯域幅制限モデルを変更すると、Non-stop Forwarding(NSF)は保証されません。 |
先行標準 DS-TE で後方互換性を得るために、このコマンドに global pool キーワードと sub-pool キーワードが含まれています。global pool キーワードは bc0 キーワードと同等です。sub-pool キーワードは bc1 キーワードと同等です。
先行標準モードと IETF モードで使用するデフォルトの帯域幅制限モデルは RDM です。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、POS インターフェイス 0/3/0/0 上のすべての RSVP 予約の合計を 7500 kbps に制限し、個々のフローの予約は 1000 kbps までとする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface pos 0/3/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# bandwidth rdm 7500 1000
次に、総帯域幅の一定の割合を bc0 プールと bc1 プールに割り当てる例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface pos 0/3/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# bandwidth rdm percentage 100 bc0 100 bc1 50
先行標準 DS-TE を使用してインターフェイスに RSVP 帯域幅を設定するには、RSVP インターフェイス XR コンフィギュレーション モードで bandwidth コマンドを使用します。インターフェイスの RSVP 帯域幅をデフォルト値にリセットするには、このコマンドの no 形式を使用します。
bandwidth [ percentage ] [ total-reservable-bandwidth [largest-reservable-flow] [ sub-pool reservable-bw ] ] [ global-pool bandwidth [ sub-pool reservable-bw ] ] [ bc0 bandwidth [ bc1 reservable-bw ] ]
no bandwidth
total-reservable-bandwidth |
(任意)RSVP がこのインターフェイスで予約を受け入れる場合に、予約可能な総帯域幅(kbps、Mbps、または Gbps 単位)。範囲は 0 ~ 4294967295 です。 |
largest-reservable-flow |
(任意)RSVP がこのインターフェイスで予約を受け入れる場合に、予約可能な最大フロー(kbps、Mbps、または Gbps 単位)。範囲は 0 ~ 4294967295 です。 |
sub-poolreservable-bw |
(任意)サブプールで予約可能な総帯域幅を設定します(Kbps、Mbps、または Gbps 単位)。範囲は 0 ~ 4294967295 です。 |
bc0bandwidth |
(任意)bc0 プールで予約可能な総帯域幅を設定します(Kbps、Mbps、または Gbps 単位)。デフォルトは Kbps です。範囲は 0 ~ 4294967295 です。 |
bc1reservable-bw |
(任意)bc1 プールで予約可能な総帯域幅を設定します(Kbps、Mbps、または Gbps 単位)。 |
global-poolbandwidth |
(任意)グローバル プールで予約可能な総帯域幅を設定します。範囲は 0 ~ 4294967295 Kbps です。 |
percentage |
(任意)物理リンク帯域幅のパーセンテージによる帯域幅。 |
sub-pool-bw: 0
(注) |
オプション引数を指定しないでコマンドを入力すると、総帯域幅はインターフェイス固有の帯域幅の 75 % に設定されます(インターフェイス固有の帯域幅がゼロの場合、予約は行われません)。 |
RSVP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
rsvp interface コマンドを使用するか、またはインターフェイスに MPLS が設定されている場合に RSVP はイネーブルになります。また、この他に RSVP が自動的にイネーブルになるインスタンスが存在します。たとえば、RSVP または MPLS が設定されていないインターフェイス(光ユーザ ネットワーク インターフェイス アプリケーションのアウトオブバンド シグナリングなど)で RSVP メッセージを受信した場合などが該当します。
対応する Path メッセージを送信したインターフェイスとは異なるインターフェイスで RSVP 予約メッセージを受信した場合、インターフェイスは変更され、帯域幅などのリソース予約はすべて Path メッセージを発信したインターフェイスで行われます。
先行標準 DS-TE では、RSVP シグナリングおよび IGP アドバタイズにシスコ独自のメカニズムを採用しています。この DS-TE モードには、サードパーティ ベンダー製機器との相互運用性はありません。先行標準 DS-TE をイネーブルにするには、MPLS 対応のインターフェイスでサブプール帯域幅の値を設定する必要があります。
(注) |
インターフェイスの RSVP 帯域幅は、IETF DS-TE モードを使用して設定することもできます。このモードは、Russian Doll Model(RDM)および Maximum Allocation Model(MAM)を含む複数の帯域幅制限モデルをサポートしており、どちらのモデルでも 2 つの帯域幅プールを使用します。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、POS インターフェイス 0/3/0/0 上のすべての RSVP 予約の合計を 5000 Kbps に制限する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface pos 0/3/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# bandwidth 5000
次に、総帯域幅の一定の割合を bc0 プールと bc1 プールに割り当てる例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface pos 0/3/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# bandwidth percentage bc0 100 bc1 50
ライフタイムが期限切れになる前に RSVP のセキュリティ アソシエーション(SA)を削除するには、 XR EXEC モードで clear rsvp authentication コマンドを使用します。
clear rsvp authentication [ type interface-path-id ] [ destination IP address ] [ source IP address ]
type |
(任意)インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
destinationIP address |
(任意)ライフタイムの期限が切れる前に RSVP セキュリティ アソシエーション(SA)を削除します。指定した宛先 IP アドレスを持つ SA がすべてクリアされます。 |
||
sourceIP address |
(任意)ライフタイムの期限が切れる前に RSVP セキュリティ アソシエーション(SA)を削除します。指定した送信元 IP アドレスを持つ SA がすべてクリアされます。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
clear rsvp authentication コマンドを次の理由で使用します。
オプションのフィルタ(インターフェイス、送信元 IP アドレス、または宛先 IP アドレス)を入力しなければ、すべての RSVP セキュリティ アソシエーションを削除できます。
セキュリティ アソシエーションを削除しても、必要に応じて再び作成されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
実行 |
ouni |
実行 |
次に、各 SA をクリアする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear rsvp authentication
次に、宛先アドレスが 1.1.1.1 の各 SA をクリアする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear rsvp authentication destination 1.1.1.1
次に、送信元アドレスが 2.2.2.2 の各 SA をクリアする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear rsvp authentication source 2.2.2.2
次に、POS インターフェイス 0/2/1/0 の各 SA をクリアする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear rsvp authentication POS 0/2/1/0
次に、POS インターフェイス 0/2/1/0、宛先アドレス 1.1.1.1、および送信元アドレス 2.2.2.2 の各 SA をクリアする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear rsvp authentication POS 0/2/1/0 destination 1.1.1.1 source 2.2.2.2
ルータによって保持されているすべての RSVP メッセージ カウンタおよびイベント カウンタをクリア(またはゼロに設定)するには、 XR EXEC モードで clear rsvp counters all コマンドを使用します。
clear rsvp counters all [ type interface-path-id ]
type |
(任意)インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、メッセージ カウンタおよびイベント カウンタをすべてクリアする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear rsvp counters all
各セキュリティ アソシエーションの RSVP カウンタを削除するには、 XR EXEC モードで clear rsvp counters authentication コマンドを使用します。
clear rsvp counters authentication [ type interface-path-id ] [ destination IP address ] [ source IP address ]
type |
(任意)インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
destinationIP address |
(任意)指定した宛先 IP アドレスのセキュリティ アソシエーション(SA)ごとに認証関連の統計情報を削除します。 |
||
sourceIP address |
(任意)指定した送信元 IP アドレスのセキュリティ アソシエーション(SA)ごとに認証関連の統計情報を削除します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
実行 |
ouni |
実行 |
次に、各 SA の認証カウンタをクリアする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear rsvp counters authentication
次に、宛先アドレスが 1.1.1.1 の各 SA の認証カウンタをクリアする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear rsvp counters authentication destination 1.1.1.1
次に、送信元アドレスが 2.2.2.2 の各 SA の認証カウンタをクリアする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear rsvp counters authentication source 2.2.2.2
次に、POS インターフェイス 0/2/1/0 の各 SA の認証カウンタをクリアする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear rsvp counters authentication POS 0/2/1/0
次に、POS インターフェイス 0/2/1/0、宛先アドレス 1.1.1.1、および送信元アドレス 2.2.2.2 の各 SA の認証カウンタをクリアする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear rsvp counters authentication POS 0/2/1/0 destination 1.1.1.1 source 2.2.2.2
RSVP チェックポイント カウンタをクリアするには、 XR EXEC モードで clear rsvp counters chkpt コマンドを使用します。
clear rsvp counters chkpt
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
デフォルトの動作または値はありません。
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、メッセージ カウンタおよびイベント カウンタをすべてクリアする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear rsvp counters chkpt
ルータによって保持されているすべての RSVP イベント カウンタをクリア(またはゼロに設定)するには、 XR EXEC モードで clear rsvp counters events コマンドを使用します。
clear rsvp counters events [ type interface-path-id ]
type |
(任意)インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
すべての RSVP イベント カウンタをゼロに設定するには、clear rsvp counters events コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、イベント カウンタをすべてクリアする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear rsvp counters events
ルータによって保持されているすべての RSVP メッセージ カウンタをクリア(またはゼロに設定)するには、 XR EXEC モードで clear rsvp counters messages コマンドを使用します。
clear rsvp counters messages [ type interface-path-id ]
type |
(任意)インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
すべての RSVP メッセージ カウンタをゼロに設定するには、clear rsvp counters messages コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、POS インターフェイス 0/3/0/2 のすべての RSVP メッセージ カウンタをゼロに設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear rsvp counters messages pos0/3/0/2
リソース不足(OOR)イベントの内部 RSVP カウンタをクリアするには、 XR EXEC モードで clear rsvp counters oor コマンドを使用します。
clear rsvp counters oor [ type interface-path-id ]
type |
(任意)インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
RSVP OOR カウンタをゼロに設定するには、clear rsvp counters oor コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、POS インターフェイス 0/3/0/2 のすべての RSVP メッセージ カウンタをゼロにクリアする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear rsvp counters oor pos0/3/0/2
内部プレフィックス フィルタリング関連の RSVP カウンタをクリアするには、 XR EXEC モードで clear rsvp counters prefix-filtering コマンドを使用します。
clear rsvp counters prefix-filtering { interface [ type interface-path-id ] | access-list [aclname] }
interface |
すべてのインターフェイスの RSVP プレフィックスフィルタリング カウンタをクリアします。 |
||
type |
(任意)インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
access-list |
アクセス コントロール リストの RSVP プレフィックスフィルタリング カウンタをクリアします。 |
||
aclname |
(任意)アクセス リストの名前。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
RSVP プレフィックス フィルタリング関連の RSVP カウンタをゼロに設定するには、clear rsvp counters prefix-filtering コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、POS インターフェイス 0/3/0/2 のすべての RSVP メッセージ カウンタをゼロに設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear rsvp counters prefix-filtering interface pos0/3/0/2
次に、アクセス リスト バンクに関するすべての RSVP プレフィックスフィルタリング カウンタをゼロに設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# clear rsvp counters prefix-filtering access-list banks
主要な情報の送信元を指定して RSVP メッセージを認証するには、適切な RSVP 認証コンフィギュレーション モードで key-source key-chain コマンドを指定します。該当する RSVP 認証コンフィギュレーション モードからキー ソースを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
key-source key-chain key-chain-name
no key-source key-chain key-chain-name
key-chain-name |
キーチェーンの名前。最大文字数は 32 です。 |
デフォルト値はありません。したがって、キー ソースは指定されません。
RSVP 認証コンフィギュレーション
RSVP インターフェイス認証コンフィギュレーション
RSVP ネイバー認証コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
継承手順については、を参照してください。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
次に、RSVP 認証コンフィギュレーション モードでキー情報のソースをキーチェーン mpls-keys に指定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp authentication RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-auth)# key-source key-chain mpls-keys
次に、RSVP 認証コンフィギュレーション モードで、POS インターフェイスに対してキー情報のソースをキーチェーン mpls-keys に指定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface POS 0/2/1/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# authentication RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if-auth)# key-source key-chain mpls-keys
次に、RSVP ネイバー認証コンフィギュレーション モードでキー情報のソースをキーチェーン mpls-keys に指定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp neighbor 1.1.1.1 authentication RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-nbor-auth)# key-source key-chain mpls-keys
他の信頼できる RSVP ネイバーとのアイドル セキュリティ アソシエーションを RSVP が維持する期間を制御するには、適切な RSVP 認証コンフィギュレーション モードで life-time コマンドを使用します。ライフタイム設定をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
life-time seconds
no life-time seconds
seconds |
信頼できる他の RSVP ネイバーとのセキュリティ アソシエーションを RSVP が保持する期間(秒単位)。範囲は 30 ~ 86400 です。 |
seconds: 1800 (30 minutes)
RSVP 認証コンフィギュレーション
RSVP インターフェイス認証コンフィギュレーション
RSVP ネイバー認証コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
継承手順については、を参照してください。
信頼できる RSVP ネイバーとのアイドル セキュリティ アソシエーションをいつ終了するかを指定するには、life-time (RSVP) コマンドを使用します。
ライフタイムを長く設定すると、ルータは状態を長期間保持するため、リプレイ アタックに対する保護が向上します。
ライフタイムの期限が切れる前にセキュリティ アソシエーションを解放するには、clear rsvp authentication コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
次に、RSVP 認証コンフィギュレーション モードで各 SA のライフタイムを 2000 秒に設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp authentication RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-auth)# life-time 2000
次に、RSVP ネイバー認証コンフィギュレーション モードで各 SA のライフタイムを 2000 秒に設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp neighbor 1.1.1.1 authentication RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-nbor-auth)# life-time 2000
次に、RSVP インターフェイス認証コンフィギュレーション モードで各 SA のライフタイムを 2000 秒に設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface POS 0/2/1/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# authentication RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if-auth)# life-time 2000
Resource Reservation Protocol(RSVP)の機能をイネーブルにし、RSVP コンフィギュレーション コマンドを入力するには、 XR コンフィギュレーション モードで rsvp コマンドを使用します。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
rsvp
no rsvp
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
デフォルトの動作または値はありません。
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
次に、RSVP 機能をイネーブルにして RSVP コンフィギュレーション コマンドのサブモードを開始する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp)#
インターフェイスで RSVP を設定するには、 XR コンフィギュレーション モードで rsvp interface コマンドを使用します。そのインターフェイスで RSVP をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
rsvp interface type interface-path-id
no rsvp interface type interface-path-id
type |
インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
次の条件下では、インターフェイスで RSVP がデフォルトでイネーブルとなります(インターフェイスで RSVP をイネーブルにすると、RSVP でそのインターフェイスを使用して RSVP メッセージを送受信できるようになります)。
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
これまでに示した 3 つの方法のいずれかによって、インターフェイスで RSVP がイネーブルにされている場合、デフォルトの帯域幅は 0 です。インターフェイスの帯域幅を設定する場合は、RSVP インターフェイス コンフィギュレーション モードで帯域幅コマンドを使用してください。
インターフェイス帯域幅が 0 の場合、このインターフェイスに必要ない信号フローにのみ RSVP を使用できます。 O-UNI の場合、0 帯域幅は問題ではありません。これは、O-UNI がリソースとして帯域幅を使用しないためです。
rsvp interface コマンドは、RSVP インターフェイス コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、RSVP インターフェイス コンフィギュレーション モードをイネーブルにして、帯域幅が 0 のこのインターフェイス上で RSVP をイネーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface pos 0/3/0/0
RSVP ネイバーを指定するには、 XR コンフィギュレーション モードで rsvp neighbor コマンドを使用します。ネイバーの認証を無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。
rsvp neighbor IP-address authentication
no rsvp neighbor IP-address authentication
IP-address |
ネイバーの IP アドレス。特定のネイバーの単一 IP アドレスです。通常は、ネイバーの物理インターフェイスまたは論理(ループバック)インターフェイスのいずれかです。 |
authentication |
RSVP 認証パラメータを設定します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
RSVP ネイバー コンフィギュレーション モードは、特定のネイバーの認証を設定する場合にかぎり使用できます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、IP アドレス 1.1.1.1 について RSVP ネイバー認証コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp neighbor 1.1.1.1 authentication RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-nbor-auth)#
ルータ上で RSVP が認識しているすべての要求を一覧表示するには、 XR EXEC モードで show rsvp request コマンドを使用します。
show rsvp request [ destination IP-address ] [detail] [ dst-port port-num ] [ p2mp-idp2mp-id ] [ session-type { lsp-p2mp | lsp-p2p | uni } ] [ source IP-address ] [ src-port port-num ]
detail |
(任意)パスごとにステータスを複数行で表示します。このキーワードを指定しない場合は、1 行のテーブル エントリだけが表示されます。 |
destinationIP-address |
(任意)指定されたアドレスに一致するエントリを表示します。 |
dst-portport-num |
(任意)宛先ポートおよびトンネル情報を表示します。 |
p2mp-idp2mp -id |
(任意)指定された P2MP ID に一致するエントリ、たとえば、P2MP セッション タイプを表示します。 |
session-type |
(任意)指定されたセッション タイプに一致するエントリを表示します。 |
lsp-p2mp |
P2MP セッションに使用するエントリを表示します。 |
lsp-p2p |
P2P セッションに使用するエントリを表示します。 |
uni |
O-UNI セッションに使用するエントリを表示します。 |
sourceIP-address |
(任意)送信元アドレス情報を表示します。 |
src-portport-num |
(任意)ポートおよび LSP ID 情報を表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを実行すると、アップストリーム予約、つまり、アップストリーム ホップに送信される予約に関する情報だけが表示されます。ダウンストリームの予約(着信予約またはローカルに作成された予約)に関する情報は、show rsvp reservation コマンドで取得できます。
予約は、宛先 IP アドレス、宛先ポート、送信元 IP アドレス、および送信元ポートの昇順で表示されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、uestshow rsvp req コマンドによる出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp request
Dest Addr DPort Source Addr SPort Pro OutputIF Sty Serv Rate Burst
---------------- ----- ---------------- ----- --- ---------- --- ---- ---- -----
192.168.40.40 2001 192.168.67.68 2 0 PO0/7/0/1 SE LOAD 0 1K
次に、show rsvp request detail コマンドによる出力例を示します。これには、ルータ内のすべての要求に関する詳細情報が表示されています。要求は、アップストリームに送信された予約メッセージの予約ステートを表します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp request detail
REQ: IPv4-LSP Session addr: 192.168.40.40. TunID: 2001. LSPId: 2.
Source addr: 192.168.67.68. ExtID: 192.168.67.68.
Output interface: POS0/7/0/1. Next hop: 192.168.67.68 (lih: 0x19700001).
Flags: Local Receiver.
Style: Shared-Explicit. Service: Controlled-Load.
Rate: 0 bits/sec. Burst: 1K bytes. Peak: 0 bits/sec.
MTU min: 0, max: 500 bytes.
Policy: Forwarding. Policy source(s): MPLS/TE.
Number of supporting PSBs: 1
Destination Add DPort Source Add SPort Pro Input IF Rate Burst Prot
192.168.40.40 2001 192.168.67.68 2 0 PO0/7/0/1 0 1K Off
Number of supporting RSBs: 1
Destination Add DPort Source Add SPort Pro Input IF Sty Serv Rate Burst
192.168.40.40 2001 65.66.67.68 2 0 None SE LOAD 0 1K
フィールド |
説明 |
---|---|
Number of supporting PSBs |
このセッションの送信元の数(通常は 1)。 |
Number of supporting RSBs |
セッションごとの予約数(通常は 1)。 |
Policy |
アドミッション コントロール ステータス。 |
Policy source |
アドミッション コントロールを実行するエンティティ(MPLS-TE または COPS)。 |
RSVP が他の RSVP ネイバーと確立したセキュリティ アソシエーション用のデータベースを表示するには、 XR EXEC モードで show rsvp authentication コマンドを使用します。
show rsvp authentication [ type interface-path-id ] [ destination IP-address ] [detail] [ mode { receive | send } ] [ neighbor IP-address ] [ source IP-address ]
type |
(任意)インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
destinationIP-address |
(任意)宛先 IP アドレスのセキュリティ アソシエーション(SA)に関するデータベースを表示します。IPaddress 引数は宛先アドレスの IP アドレスです。 |
||
detail |
(任意)RSVP セキュリティ SA の追加情報を表示します。 |
||
mode |
(任意)SA タイプを指定します。着信(受信)メッセージまたは発信(送信)メッセージの認証には SA が使用されます。 |
||
receive |
着信メッセージの SA を表示します。 |
||
send |
発信メッセージの SA を表示します。 |
||
neighborIP-address |
(任意)ネイバー IP アドレスの RSVP 認証情報を表示します。IP-address 引数はネイバーの IP アドレスです。送信 SA の場合、ネイバー アドレスは宛先アドレスです。受信の場合、ネイバー アドレスは送信元アドレスです。 |
||
sourceIP-address |
(任意)送信元 IP アドレスの SA に関するデータベースを表示します。IP-address 引数は送信元アドレスの IP アドレスです。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り |
ouni |
読み取り |
次に、RSVP 認証の情報を表示する出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp authentication
Codes: S - static, G - global, N - neighbor, I -interface, C - chain
Source Address Dest Address Interface Mode Key-Source Key-ID Code
3.0.0.1 3.0.0.2 PO0/7/0/2 Send mpls-keys 1 SGC
3.0.0.2 3.0.0.1 PO0/7/0/2 Recv mpls-keys 1 SGC
フィールド |
説明 |
---|---|
Source Address |
送信元の IP アドレス。Send モードの場合、これはローカル アドレスです(Interface フィールドのアドレスまたはローカル ルータ ID)。Recv モードの場合、これは RSVP ネイバーのアドレスです。 |
Dest Address |
受信者の IP アドレス。Send モードの場合、これは RSVP ネイバーのアドレスです。Recv モードの場合、これはローカル アドレスです(Interface フィールドのアドレスまたはローカル ルータ ID)。 |
Interface |
セキュリティ アソシエーションが保持されているインターフェイスの名前。 |
Mode |
|
Key-Source |
設定済みのキーチェーン名に現在設定されているキー ソース識別文字列。 |
Key-ID |
前回の認証に使用して認証に成功した、キーチェーン ID 設定にマッピングされているキー ID。値が大きすぎてカラムに収まりきらない場合は、省略されて(..)サフィックスが追加されます。キー ID 全体を確認するには、詳細モードを使用します。 |
Code |
|
次に、Send モード SA に続けて Receive モード SA に関する詳細情報を出力する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp authentication detail
RSVP Authentication Information:
Source Address: 3.0.0.1
Destination Address: 3.0.0.2
Neighbour Address: 3.0.0.2
Interface: POS0/7/0/2
Direction: Send
LifeTime: 1800 (sec)
LifeTime left: 1305 (sec)
KeyType: Static Global KeyChain
Key Source: name1
Key Status: No error
KeyID: 1
Digest: HMAC MD5 (16)
Challenge: Not supported
TX Sequence: 5023969459702858020 (0x45b8b99b00000124)
Messages successfully authenticated: 245
Messages failed authentication: 0
Receive Errors:
Incomplete security association: 0
Missing INTEGRITY object: 0
Incorrect digest: 0
Digest type mismatch: 0
Duplicate sequence number: 0
Out-of-range sequence number: 0
Invalid message format: 0
フィールド |
説明 |
---|---|
Source Address |
送信元の IP アドレス。Send モードの場合、これはローカル アドレスです(Interface フィールドのアドレスまたはローカル ルータ ID)。Recv モードの場合、これは RSVP ネイバーのアドレスです。 |
Destination Address |
受信者の IP アドレス。Send モードの場合、これは RSVP ネイバーのアドレスです。Recv モードの場合、これはローカル アドレスです(Interface フィールドのアドレスまたはローカル ルータ ID)。 |
Neighbor Address |
セキュリティ アソシエーションが保持されている RSVP ネイバーの IP アドレス。 |
Interface |
セキュリティ アソシエーションが保持されているインターフェイスの名前。 |
Direction |
|
LifeTime |
有効期限タイマーの値を設定します。 |
LifeTime left |
有効期限タイマーが期限切れになるまでの秒数。 |
KeyType |
|
Key-Source |
設定済みのキーチェーン名に現在設定されているキー ソース識別文字列。 |
Key Status |
キー ソースからレポートされる最新ステータス。 |
Key-ID |
前回の認証に使用して認証に成功した、キーチェーン ID 設定にマッピングされているキー ID。値が大きすぎてカラムに収まりきらない場合は、省略されて(..)サフィックスが追加されます。(キー ID 全体を確認するには、詳細モードを使用します)。 |
Digest |
使用しているダイジェスト アルゴリズム。HMAC-MD5 または HMAC-SHA1 です。 |
Challenge |
現在のチャレンジ ステータスのレポート(常にサポートされません)。 |
Tx Sequence |
送信された最後のシーケンス番号。 |
Messages successfully authenticated |
この SA を使用して認証されたメッセージの数。 |
Messages failed authentication |
この SA を使用して認証に失敗したメッセージの数。 |
Sequence Window Size |
設定されている最大 RX シーケンス番号ウィンドウ。 |
Sequence Window Count |
現在使用中の RX シーケンス番号ウィンドウのサイズ。 |
Incomplete security association |
キー障害が原因でドロップされたメッセージの数。 |
Incorrect digest |
ダイジェストが不正なためにドロップされたメッセージの数。 |
Digest type mismatch |
ダイジェスト長が不正なためにドロップされたメッセージの数。これは、アルゴリズムにミスマッチがあることを示しています。 |
Duplicate sequence number |
シーケンス番号の重複が原因でドロップされたメッセージの数。 |
Out-of-range sequence number |
シーケンス番号の範囲(ウィンドウ サイズ)チェックによりドロップされたメッセージの数。 |
Invalid message format |
不正なオブジェクトなどのフォーマット エラーが原因でドロップされたメッセージの数。 |
内部 RSVP カウンタを表示するには、 XR EXEC モード で show rsvp counters コマンドを使用します。
show rsvp counters { messages [ type interface-path-id | summary ] | events | database }
messages |
RSVP で送受信したインターフェイスごとのメッセージ数とその合計について、履歴数を表示します。 |
||
type |
(任意)インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
summary |
(任意)すべてのインターフェイスの総数を表示します。 |
||
events |
リフレッシュされずに期限が切れたステート数および受信した No Acknowledgements(NACK)の数を表示します。 |
||
database |
パス数、セッション数などを含む RSVP データベースのカウンタを表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
メッセージ カウンタでは、複数のバンドル メッセージはその 1 つ 1 つのバンドルされたメッセージがカウントされます。コンポーネント メッセージは個別にはカウントされません。
messages キーワードは、すべてのインターフェイスのカウンタを表示します。さらに、messages キーワードと summary キーワードを使用すると、集約の要約が表示されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、POS0/3/0/0 に対する show rsvp counters messages コマンドによる出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp counters messages POS 0/3/0/0
POS0/3/0/0 Recv Xmit Recv Xmit
Path 24 1 Resv 0 0
PathError 0 0 ResvError 0 0
PathTear 5 1 ResvTear 0 0
ResvConfirm 0 0 Ack 34 0
Bundle 0 Hello 0 0
SRefresh 10118 0 OutOfOrder 0
Retransmit 0 Rate Limited 0
フィールド |
説明 |
---|---|
Path |
ダウンストリームに送信された Path メッセージまたはアップストリーム ノードから受信した Path メッセージの数。 |
PathError |
下流近接ルータから受信した PathError メッセージまたは上流近接ルータに送信した PathError メッセージの数。 |
PathTear |
ダウンストリームに送信した PathTear メッセージまたは上流近接ルータから受信した PathTear メッセージの数。 |
ResvConfirm |
上流近接ルータから受信した ResvConfirm メッセージまたは下流近接ルータに送信した ResvConfirm メッセージの数。 |
Bundle |
ネイバーが送受信した RSVP メッセージを含むバンドル メッセージの数。 |
SRefresh |
パスおよび予約ステートをリフレッシュするためにネイバーが送受信したサマリー リフレッシュ メッセージの数。 |
Retransmit |
信頼性の高いメッセージングを保証するために再送信されたメッセージの数(リフレッシュ削減に関連)。 |
Resv |
下流近接ルータから受信した予約メッセージまたはリソース予約のために上流近接ルータに送信した予約メッセージの数。 |
ResvError |
上流近接ルータから受信した予約エラー メッセージまたは下流近接ルータに送信した予約エラー メッセージの数。 |
ResvTear |
下流近接ルータから受信した予約破棄メッセージまたは RSVP フローを破棄するために上流近接ルータに送信した予約破棄メッセージの数。 |
Ack |
メッセージの受信を確認するためにネイバーが送受信した確認応答メッセージの数。 |
Hello |
ネイバーが送受信した Hello メッセージの数。 |
OutOfOrder |
順序が入れ替わった受信メッセージの数。 |
Rate Limited |
レート制限の影響を受ける RSVP パケットの数。 |
次に、show rsvp counters events コマンドによる出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp counters events
Ethernet0/0/0/0 tunnel1
Expired Path states 0 Expired Path states 0
Expired Resv states 0 Expired Resv states 0
NACKs received 0 NACKs received 0
POS0/3/0/1 POS0/3/0/2
Expired Path states 0 Expired Path states 0
Expired Resv states 0 Expired Resv states 0
NACKs received 0 NACKs received 0
POS0/3/0/3 All RSVP Interfaces
Expired Path states 0 Expired Path states 0
Expired Resv states 0 Expired Resv states 0
NACKs received 0 NACKs received 0
フィールド |
説明 |
---|---|
Expired Path states |
リフレッシュされずに期限が切れた Path ステートの数。 |
Expired Reserve states |
リフレッシュされずに期限が切れた Resv ステートの数。 |
NACKS received |
受信した NACKS の数。 |
次に、show rsvp counters database コマンドによる出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp counters database
Sessions: 0
Locally created and incoming paths: 0
Outgoing paths: 0
Locally created and incoming Reservations: 0
Outgoing Reservations: 0
Interfaces: 4
リソース不足(OOR)イベントの内部 RSVP カウンタを表示するには、 XR EXEC モードで show rsvp counters oor コマンドを使用します。
show rsvp counters oor [ type interface-path-id | summary ]
type |
(任意)インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
summary |
(任意)OOR イベントのサマリーを表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、show rsvp counters oor コマンドによる出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp counters oor
POS 0/3/0/0 Rejected
Path 24
POS 0/3/0/2 Rejected
Path 31
All RSVP Interfaces Rejected
Path 55
フィールド |
説明 |
---|---|
Path |
OOR 条件により、拒否されたインターフェイスで受信した Path メッセージの数。 |
内部プレフィックス フィルタリング関連の RSVP カウンタを表示するには、 XR EXEC モードで show rsvp counters prefix-filtering コマンドを使用します。
show rsvp counters prefix-filtering interface [ type interface-path-id | summary ] access-list [aclname]
interface |
すべてのインターフェイスの RSVP プレフィックスフィルタリング カウンタを表示します。 |
||
type |
(任意)インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
summary |
(任意)すべてのインターフェイスについて RSVP プレフィックスフィルタリング カウンタのサマリーを表示します。 |
||
access-list |
アクセス コントロール リストの RSVP プレフィックスフィルタリング カウンタを表示します。 |
||
aclname |
(任意)アクセス コントロール リストの名前。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
プレフィックスフィルタリングにアクセス コントロール リストを設定していない場合、カウンタの値は増分されません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、show rsvp counters prefix-filtering コマンドによる出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp counters prefix-filtering interface
Routed Fwd Local Drop Def-Drop Def-Proc Total
Path 4 4
PathTear 0 0
ResvConfirm 0 0
Total 4 4
POS0/5/0/1 Fwd Local Drop Def-Drop Def-Proc Total
Path 1 0 219 2 222
PathTear 0 0 31 0 31
ResvConfirm 0 0 0 0 0
Total 1 0 219 2 253
POS0/5/0/2 Fwd Local Drop Def-Drop Def-Proc Total
Path 0 0 0 1 1
PathTear 0 0 0 0 0
ResvConfirm 0 0 0 0 0
Total 0 0 0 1 1
ALL RSVP
Interfaces Fwd Local Drop Def-Drop Def-Proc Total
Path 4 1 0 219 3 227
PathTear 0 0 0 31 0 31
ResvConfirm 0 0 0 0 0 0
Total 4 1 0 250 3 258
次に、show rsvp counters prefix-filtering interface type interface-path-id コマンドによる出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp counters prefix-filtering interface POS 0/5/0/1
POS0/5/0/1 Fwd Local Drop Def-Drop Def-Proc Total
Path 1 0 219 2 222
PathTear 0 0 31 0 31
ResvConfirm 0 0 0 0 0
Total 1 0 250 2 253
次に、show rsvp counters prefix-filtering interface summary コマンドによる出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp counters prefix-filtering interface summary
ALL RSVP
Interfaces Fwd Local Drop Def-Drop Def-Proc Total
Path 4 1 0 219 3 227
PathTear 0 0 0 31 0 31
ResvConfirm 0 0 0 0 0 0
Total 4 1 0 250 3 258
次に、show rsvp counters prefix-filtering access-list banks コマンドによる出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp counters prefix-filtering access-list banks
ACL: banks Forward Local Drop Total
Path 0 0 0 0
PathTear 0 0 0 0
ResvConfirm 0 0 0 0
Total 0 0 0 0
フィールド |
説明 |
||
---|---|---|---|
Fwd |
次のルータに転送されたメッセージの数。
|
||
Local |
(ローカルで送信されたために)転送されないメッセージの数。 |
||
Drop |
ドロップされたメッセージの数。 |
||
Def-Drop |
アクセス コントロール リストに一致して暗黙の拒否が返されたため、ドロップされたメッセージの数(暗黙の拒否メッセージをドロップするように RSVP が設定されている場合の結果)。 |
||
Def-Proc |
アクセス コントロール リストに一致して暗黙の拒否が返されたため、RSVP で処理されたメッセージの数。 |
||
Path |
Path メッセージの数。 |
||
PathTear |
Path Tear メッセージの数。 |
||
ResvConfirm |
ResvConfirm メッセージの数。 |
RSVP 高速再ルーティング(FRR)情報を表示するには、EXEC モードで show rsvp fast-reroute コマンドを使用します。
show rsvp fast-reroute [ destination IP -address ] [ dst-port port ] [ p2mp-idvalue ] [ session-type { lsp-p2mp | lsp-p2p } ] [ source IP-address ] [ src-port source-port ] [summary]
destinationIP-address |
(任意)指定されたアドレスに一致するエントリを表示します。 |
dst-portport |
(任意)宛先ルータのポート アドレスを表示します。 |
p2mp-idvalue |
(任意)指定された P2MP ID に一致するエントリ、たとえば、P2MP セッション タイプを表示します。 |
session-type |
(任意)指定されたセッション タイプに一致するエントリを表示します。 |
lsp-p2mp |
P2MP セッションに使用するエントリを表示します。 |
lsp-p2p |
P2P セッションに使用するエントリを表示します。 |
sourceIP-address |
(任意)送信元ネットワークの IP アドレスを表示します。 |
src-portsource-port |
(任意)送信元ルータのポート番号を表示します。 |
summary |
(任意)FRR データベースのサマリー情報を表示します。 |
なし
EXEC
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
次に、show rsvp fast-reroute コマンドによる出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp fast-reroute
Type Destination TunID Source PSBs RSBs
-------- --------------- ----------- ------------ --------- -------
LSP4 70.70.70.70 1 50.50.50.50 Ready Ready
フィールド |
説明 |
---|---|
Type |
セッションのタイプ。 |
Destination |
セッションの宛先アドレス。 |
TunID |
トンネル ID 番号。 |
Source |
セッションの送信元アドレス。 |
PSBs |
PSB FRR1 の状態。 |
RSBs |
RSB FRR ステート。 |
次に、show rsvp fast-reroute summary コマンドによる出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp fast-reroute summary
States Total Ready Act-Wait Active
PSBs 1 1 0 0
RSBs 1 1 0 0
フィールド |
説明 |
---|---|
States |
FRR2 の状態。 |
Total |
パスおよび予約ステートの合計数。 |
準備 |
FRR ready ステートにある状態の数。この状態に対して FRR 処理は実行されません。 |
Act-Wait |
FRR の「Active Wait」ステートにある状態の数。 |
Active |
FRR の「Active」ステートにある状態の数。 |
RSVP のローカル グレースフル リスタート情報を表示するには、 XR EXEC モードで show rsvp graceful-restart コマンドを使用します。
show rsvp graceful-restart [neighbors] [IP-address] [detail]
neighbors |
(任意)ネイバーごとにステータスを 1 行で表示します。このキーワードを指定しない場合は、複数行のテーブル エントリだけでローカル グレースフル リスタート情報が表示されます。 |
IP-address |
(任意)表示するネイバーのアドレス。この宛先アドレスを持つ特定のネイバーだけを表示します。このキーワードを指定しない場合は、すべてのネイバーが表示されます。 |
detail |
(任意)ネイバーごとにステータスを複数行で表示します。このキーワードを指定しない場合は、1 行のテーブル エントリだけが表示されます。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
グレースフル リスタート ネイバーは、ネイバーの IP アドレスの昇順で表示されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、show rsvp graceful-restart コマンドによる出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp graceful-restart
Graceful restart: enabled Number of global neighbors: 1
Local MPLS router id: 192.168.55.55
Restart time: 60 seconds Recovery time: 120 seconds
Recovery timer: Not running
Hello interval: 5000 milliseconds Maximum Hello miss-count: 4
フィールド |
説明 |
---|---|
Graceful restart |
グレースフル リスタートがローカルで設定されているかどうかを示します。 |
Number of global neighbors |
一意のルータ ID で識別されるネイバーの数。 |
Local MPLS router id |
MPLS または OUNIアプリケーションに使用するローカル ルータ ID。 |
Restart time |
hello メッセージが失われてから RSVP hello セッションを再確立するまで時間。この設定は手動で設定可能です。 |
Recovery time |
ネイバーにアドバタイズされたローカル リカバリ時間。確立された LSP の数に基づいて動的に計算され、障害発生時にはネイバーがこの時間を使用して状態をリフレッシュします。 |
Recovery timer |
カウントダウン タイマー。期限が切れたときに、リフレッシュされていないデータ転送状態を削除します(通常、初期値は Restart Time と Recovery Time の合計に等しい値)。 |
hello interval |
hello メッセージをネイバーに送信する間隔。 |
Maximum hello miss-count |
ネイバーから受信する hello メッセージが失われた場合に、hello がダウンしていると宣言するまでの hello の数。 |
次に、show rsvp graceful-restart neighbors コマンドによる出力例を示します。これには、ルータ内のグレースフル リスタート ネイバーに関する情報が表示されています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp graceful-restart neighbors
Neighbor App State Recovery Reason Since LostCnt
--------------- ----- ------ -------- ------------ -------------------- --------
192.168.77.77 MPLS UP DONE N/A 19/12/2002 17:02:25 0
フィールド |
説明 |
---|---|
Neighbor |
グローバル ネイバーのルータ ID。 |
App |
グローバル ネイバー(MPLSMPLS または OUNI)のアプリケーション タイプ。 |
State |
グローバル ネイバーに対する hello セッションの状態(up、down、INIT)。 |
Recovery |
ローカル ノードがグローバル ネイバーをリカバリするときの状態。 |
Reason |
前回、グローバル ネイバーの通信が失われた理由。何も発生していない場合、このフィールドは N/A とマークされます。 |
Since |
グローバル ネイバーの現在の hello ステートが確立された時間。 |
LostCnt |
グローバル ネイバーとの hello 通信が失われた回数。 |
show rsvp graceful-restart neighbors detail コマンドによる出力例を示します。これには、すべてのグレースフル リスタート ネイバーに関する詳細情報が表示されています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp graceful-restart neighbors detail
Neighbor: 192.168.77.77 Source: 192.168.55.55 (MPLS)
Hello instance for application MPLS
Hello State: UP (for 00:20:52)
Number of times communications with neighbor lost: 0
Reason: N/A
Recovery State: DONE
Number of Interface neighbors: 1
address: 192.168.55.0
Restart time: 120 seconds Recovery time: 120 seconds
Restart timer: Not running
Recovery timer: Not running
Hello interval: 5000 milliseconds Maximum allowed missed Hello messages: 4
フィールド |
説明 |
---|---|
Neighbor |
グローバル ネイバーのルータ ID。 |
Source |
ローカル ルータ ID およびアプリケーション タイプ。 |
Hello State |
グローバル ネイバーの hello インスタンスの状態(up、down、または init)および現在の状態が継続している期間。 |
Number of times communications with neighbor lost |
グローバル ネイバーとの hello 通信が失われた回数。 |
Reason |
前回、グローバル ネイバーの通信が失われた理由。何も発生していない場合、このフィールドは N/A とマークされます。 |
Recovery State |
ローカル ノードがグローバル ネイバーをリカバリするときの状態。 |
Number of Interface neighbors |
グローバル ネイバーに属するインターフェイスの数。 |
Address |
インターフェイス ネイバーの IP アドレス。 |
Recovery timer |
グローバル ネイバーのリモート リカバリ時間。 |
hello interval |
リモート グローバル ネイバーが hello メッセージを送信する間隔。 |
Maximum allowed missed Hello messages |
リモート グローバル ネイバーから受信する hello メッセージが失われた場合に、hello がダウンしていると宣言するまでの hello の数。 |
RSVP hello インスタンスを表示するには、 XR EXEC モードで show rsvp hello instance コマンドを使用します。
show rsvp hello instance [ Hostname または IP-address ] [detail]
Hostname または IP-address |
(任意)表示するネイバーのアドレス。この引数を指定しない場合は、すべてのネイバーが表示されます。 |
detail |
(任意)hello インスタンスごとにステータスを複数行で表示します。このキーワードを指定しない場合は、1 行のテーブル エントリだけが表示されます。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
hello インスタンスは、ネイバーの IP アドレスの昇順で表示されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、show rsvp hello instance コマンドによる出力例を示します。これには、ルータ内のすべての hello インスタンスに関する簡単な情報が表示されています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp hello instance
Neighbor Type State Interface LostCnt
---------------- ------ -------- ------------ --------
192.168.77.77 ACTIVE UP None 0
フィールド |
説明 |
---|---|
Neighbor |
hello インスタンスをホストするグローバル ネイバーのルータ ID。 |
Type |
hello インスタンスのタイプ(active または passive)。active タイプの場合はノードが hello 要求を送信することを示し、passive の場合はノードが hello 確認応答を送信することを示します。 |
State |
グローバル ネイバーに対する hello セッションの状態(up、down、または init)。 |
Interface |
FRR3に使用するインターフェイス向け hello のインターフェイス。グローバル ネイバー向けの hello インスタンスでは Interface に None と表示されます。現在のところ、FRR に使用する hello メッセージはサポートされていません。 |
LostCnt |
グローバル ネイバーとの hello 通信が失われた回数。 |
次に、show rsvp hello instance コマンドによる出力例を示します。これには、ルータ内のすべての hello インスタンスに関する詳細情報が表示されています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp hello instance detail
Neighbor: 192.168.77.77 Source: 192.168.55.55 (MPLS)
State: UP (for 00:07:14)
Type: ACTIVE (sending requests)
I/F: None
Hello interval (msec) (used when ACTIVE)
Configured: 5000
Src_instance 0x484b01, Dst_instance 0x4d4247
Counters:
Communication with neighbor lost:
Num of times: 0 Reasons:
Missed acks: 0
New Src_Inst received: 0
New Dst_Inst received: 0
I/f went down: 0
Neighbor disabled Hello: 0
Msgs Received: 93
Sent: 92
Suppressed: 87
フィールド |
説明 |
---|---|
Neighbor |
グローバル ネイバーのルータ ID。 |
Source |
ローカル ルータ ID およびアプリケーション タイプ。 |
状態 |
グローバル ネイバーの hello インスタンスの状態(up、down、または init)および現在の状態が継続している期間。 |
Type |
hello インスタンスのタイプ(active または passive)。active タイプの場合はノードが hello 要求を送信することを示し、passive の場合はノードが hello 確認応答を送信することを示します。 |
I/F |
インターフェイス向け hello 用のインターフェイス。グレースフル リスタート用の hello インスタンスでは Interface に None と表示されます。 |
特定のインターフェイスの RSVP hello インスタンスを表示するには、 XR EXEC モードで show rsvp hello instance interface-based コマンドを使用します。
show rsvp hello instance interface-based [IP-address] [detail]
IP-address |
(任意)表示するネイバー インターフェイスのアドレス。この引数を指定しない場合は、すべてのネイバーが表示されます。 |
detail |
(任意)指定したインターフェイスの詳細情報を表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
hello インスタンスは、ネイバーの IP アドレスの昇順で表示されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、show rsvp hello instance interface-based コマンドによる出力例を示します。これには、特定のインターフェイスの hello インスタンスに関する詳細情報が表示されています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp hello instance interface-based 10.10.10.10
Neighbor Type State Interface LostCnt
---------------- ------ -------- ------------ --------
10.10.10.10 ACTIVE UP None 0
フィールド |
説明 |
---|---|
Neighbor |
hello インスタンスをホストするグローバル ネイバーのルータ ID。 |
Type |
hello インスタンスのタイプ(active または passive)。active タイプの場合はノードが hello 要求を送信することを示し、passive の場合はノードが hello 確認応答を送信することを示します。 |
State |
グローバル ネイバーに対する hello セッションの状態(up、down、または init)。 |
Interface |
FRR4に使用するインターフェイス向け hello のインターフェイス。グローバル ネイバー向けの hello インスタンスでは Interface に none と表示されます。現在のところ、FRR に使用する hello メッセージはサポートされていません。 |
LostCnt |
グローバル ネイバーとの hello 通信が失われた回数。 |
RSVP がイネーブルになっているすべてのインターフェイスに関する情報を表示するには、 システム管理 EXEC モードで show rsvp interface コマンドを使用します。
show rsvp interface [ type interface-path-id ] [detail]
type |
(任意)インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
detail |
(任意)インターフェイスごとにステータスを複数行で表示します。このキーワードを指定しない場合は、1 行のテーブル エントリだけが表示されます。 |
デフォルトの動作または値はありません。
ネイバーのリストやそれらのリフレッシュ削減機能など、コンフィギュレーション時のさまざまな設定を表示するには、show rsvp interface コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、show rsvp interface コマンドによる出力例を示します。これには、先行標準 DS-TE モードで実行する、RSVP で設定されたインターフェイスに関する簡単な情報が表示されています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp interface gigabitEthernet 0/3/0/0
Thu Oct 22 20:35:07.737 UTC
INTERFACE: GigabitEthernet0/3/0/0 (ifh=0x4000300).
BW (bits/sec): Max=750M. MaxFlow=750M.
Allocated=0 (0%).
BC0=750M. BC1=0.
次に、show rsvp interface コマンドによる出力例を示します。これには、ギガビット イーサネット インターフェイス タイプの RSVP で設定されたインターフェイスに関する簡単な情報が表示されています。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp interface gigabitEthernet 0/3/0/0
Thu Oct 22 20:35:42.323 UTC
Interface MaxBW (bps) MaxFlow (bps) Allocated (bps) MaxSub (bps)
----------- ----------- ------------- -------------------- ------------
Gi0/3/0/0 750M 750M 0 ( 0%) 0
次に、標準 DS-TE モードで実行している show rsvp interfaces detail コマンドによる出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp interface gigabitEthernet 0/3/0/0 detail
Thu Oct 22 20:35:11.638 UTC
INTERFACE: GigabitEthernet0/3/0/0 (ifh=0x4000300).
VRF ID: 0x60000000 (Default).
BW (bits/sec): Max=750M. MaxFlow=750M.
Allocated=0 (0%).
BC0=750M. BC1=0.
Signalling: No DSCP marking. No rate limiting.
States in: 0. Max missed msgs: 4.
Expiry timer: Not running. Refresh interval: 45s.
Normal Refresh timer: Not running. Summary refresh timer: Running.
Refresh reduction local: Enabled. Summary Refresh: Enabled (1472 bytes max).
Reliable summary refresh: Disabled. Bundling: Enabled. (1500 bytes max).
Ack hold: 400 ms, Ack max size: 1500 bytes. Retransmit: 900ms.
Neighbor information:
Neighbor-IP Nbor-MsgIds States-out Refresh-Reduction Expiry(min::sec)
-------------- -------------- ---------- ------------------ ----------------
9.0.0.1 0 6 Enabled 14::56
10.10.10.10 0 0 Enabled 14::33
フィールド |
説明 |
---|---|
Bandwidth |
インターフェイスに設定済みの値と現在割り当てられている帯域幅。 |
Ack hold |
RSVP が確認応答に応答するまでの時間(ミリ秒)。 |
Neighbor-IP |
このインターフェイスで RSVP がメッセージ交換をしているピアのアドレス。 |
Nbor-msglds |
ネイバーから受信したメッセージのメッセージ ID(信頼性の高いメッセージングの LSP の数に相当)。 |
States-out |
このインターフェイスでネイバーに送信された状態(パスまたは予約を含む)。 |
Refresh Reduction |
ネイバーのリフレッシュ削減機能。 |
Expiry |
対応するネイバーとのアクティビティがこのインターフェイスにない場合に、インターフェイス データベース内のネイバー エントリの期限が切れる時間。 |
RSVP ネイバーに関する情報を表示するには、 XR EXEC モードで show rsvp neighbor コマンドを使用します。
show rsvp neighbor [detail]
detail |
(任意)RSVP ネイバーの詳細情報を表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
ネイバーのリストやそれらのリフレッシュ削減機能など、コンフィギュレーション時のさまざまな設定を表示するには、show rsvp interface コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、detail キーワードを使用した show rsvp neighbor コマンドによる出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp neighbor detail
Global Neighbor: 40.40.40.40
Interface Neighbor: 1.1.1.1
Interface: POS0/0/0/0
Refresh Reduction: "Enabled" or "Disabled".
Remote epoch: 0xXXXXXXXX
Out of order messages: 0
Retransmitted messages: 0
Interface Neighbor: 2.2.2.2
Interface: POS0/1/0/0
Refresh Reduction: "Enabled" or "Disabled".
Remote epoch: 0xXXXXXXXX
Out of order messages: 0
Retransmitted messages: 0
ルータ上で RSVP が認識しているすべての予約を表示するには、 XR EXEC モードで show rsvp reservation コマンドを使用します。
show rsvp reservation [ destination IP address ] [detail] [ dst-port port-num ] [ p2mp-id p2mp -id ] [ session-type { lsp-p2mp | lsp-p2p | uni } ] [ source IP-address ] [ src-port port-num ]
detail |
(任意)予約ごとにステータスを複数行で表示します。detail キーワードを指定しない場合は、1 行のテーブル エントリのみが表示されます。 |
destinationIP-address |
(任意)指定されたアドレスに一致するエントリを表示します。 |
dst-portport-num |
(任意)宛先ポートおよびトンネル ID 情報を表示します。 |
p2mp-idp2mp -id |
(任意)指定された P2MP ID に一致するエントリ、たとえば、P2MP セッション タイプを表示します。 |
session-type |
(任意)指定されたセッション タイプに一致するエントリを表示します。 |
lsp-p2mp |
P2MP セッションに使用するエントリを表示します。 |
lsp-p2p |
P2P セッションに使用するエントリを表示します。 |
uni |
O-UNI セッションに使用するエントリを表示します。 |
sourceIP-address |
(任意)送信元アドレス情報を表示します。 |
src-portport-num |
(任意)送信元ポートおよび LSP ID 情報を表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
show rsvp reservation コマンドは、ダウンストリームの予約に関する情報(つまり、このデバイスで受信した予約やアプリケーション プログラム インターフェイス(API)コールによって作成された予約)のみを表示します。アップストリームの予約または要求は、show rsvp request コマンドで表示されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、show rsvp reservation コマンドによる出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp reservation
Dest Addr DPort Source Addr SPort Pro Input IF Sty Serv Rate Burst
---------------- ----- ---------------- ----- --- ---------- --- ---- ---- -----
192.168.40.40 2001 192.168.67.68 2 0 None SE LOAD 0 1K
192.168.67.68 2000 10.40.40.40 15 0 PO0/7/0/1 SE LOAD 0 1K
次に、ルータ内のすべての予約に関する詳細情報を表示する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp reservation detail
RESV: IPv4-LSP Session addr: 192.168.40.40. TunID: 2001. LSPId: 2.
Source addr: 192.168.67.68. ExtID: 192.168.67.68.
Input adjusted interface: None. Input physical interface: None.
Next hop: 0.0.0.0 (lih: 0x0).
Style: Shared-Explicit. Service: Controlled-Load.
Rate: 0 bits/sec. Burst: 1K bytes. Peak: 0 bits/sec.
MTU min: 40, max: 500 bytes.
Flags: Local Receiver.
State expires in 0.000 sec.
Policy: Accepted. Policy source(s): MPLS/TE.
Header info: RSVP TTL=255. IP TTL=255. Flags: 0x0. TOS=0xff.
Resource:
Labels: Local downstream: 3.
RESV: IPv4-LSP Session addr: 192.168.67.68. TunID: 2000. LSPId: 15.
Source addr: 192.168.40.40. ExtID: 10.10.40.40.
Input adjusted interface: PO0/7/0/1. Input physical interface: PO0/7/0/1.
Next hop: 10.66.67.68 (lih: 0x8DE00002).
Style: Shared-Explicit. Service: Controlled-Load.
Rate: 0 bits/sec. Burst: 1K bytes. Peak: 0 bits/sec.
MTU min: 0, max: 500 bytes.
Flags: None.
State expires in 361.184 sec.
Policy: Accepted. Policy source(s): MPLS/TE.
Header info: RSVP TTL=254. IP TTL=254. Flags: 0x1. TOS=0xff.
Resource:
Labels: Outgoing downstream: 3.
フィールド |
説明 |
---|---|
Input adjusted interface |
パスの発信インターフェイスに対応するインターフェイス。 |
Input physical interface |
予約を受信したインターフェイス。 |
Next hop |
このノードに予約を送信したダウンストリーム ノードのアドレス。 |
Lih |
予約中に返されるパスのホップ オブジェクトで送信される論理インターフェイス ハンドル。パスを送信したインターフェイスを特定します。 |
Flags |
ローカル修復、ローカル送信元(LSP5入力ノード)など、パスの状態を示します。 |
Policy |
アドミッション コントロール ステータス。 |
Policy source |
LSP のアドミッション コントロールを実行するエンティティ。 |
Header info |
RFC 2205 で記述されている RSVP ヘッダー情報。 |
このルータ上で RSVP が認識しているすべてのパス状態を表示するには、 XR EXEC モード モードで show rsvp sender コマンドを使用します。
show rsvp sender [ destination IP-address ] [detail] [ dst-port port-num ] [ p2mp-id p2mp-id ] [ session-type { lsp-p2mp | lsp-p2p | uni } ] [ source IP-address ] [ src-port port-num ]
detail |
(任意)パスごとにステータスを複数行で表示します。detail キーワードを指定しない場合は、1 行のテーブル エントリのみが表示されます。 |
destinationIP-address |
(任意)指定されたアドレスに一致するエントリを表示します。 |
dst-portport-num |
(任意)宛先ポートおよびトンネル ID 情報を表示します。 |
p2mp-idp2mp -id |
(任意)指定された P2MP ID に一致するエントリ、たとえば、P2MP セッション タイプを表示します。 |
session-type |
(任意)指定されたセッション タイプに一致するエントリを表示します。 |
lsp-p2mp |
P2MP セッションに使用するエントリを表示します。 |
lsp-p2p |
P2P セッションに使用するエントリを表示します。 |
uni |
O-UNI セッションに使用するエントリを表示します。 |
sourceIP-address |
(任意)送信元アドレス情報を表示します。 |
src-portport-num |
(任意)送信元ポートおよび LSP ID 情報を表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
show rsvp sender コマンドはパス状態に関する情報を表示します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、show rsvp sender コマンドによる出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp sender
Dest Addr DPort Source Addr SPort Pro Input IF Rate Burst Prot
---------------- ----- ---------------- ----- --- ------------ ---- ----- ----
10.40.40.40 2001 10.66.67.68 2 0 PO0/7/0/1 0 1K Off
10.66.67.68 2000 10.40.40.40 15 0 None 0 1K Off
フィールド |
説明 |
---|---|
DProt |
宛先ポート番号およびトンネル ID。 |
Dest Address |
LSP6の宛先およびセッション アドレス。 |
SPort |
送信元ポートおよび LSP ID。 |
Source Addr |
LSP の入力ノードのアドレス。 |
Input IF |
Path メッセージを受信したインターフェイス。 |
次に、システム内のすべてのパスに関する詳細情報を表示する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp sender detail
PATH: IPv4-LSP Session addr: 65.66.67.68. TunID: 1. LSPId: 25.
Source addr: 40.40.40.40. ExtID: 40.40.40.40.
Prot: Off. Backup tunnel: None.
Setup Priority: 7, Reservation Priority: 0
Rate: 0 bits/sec. Burst: 1K bytes. Peak: 0 bits/sec.
Min unit: 40 bytes, Max unit: 500 bytes
Flags: Bidirectional.
State expires in 370.154 sec.
Policy: Accepted. Policy source(s): Default.
Header info: RSVP TTL=254. IP TTL=254. Flags: 0x1. TOS=0xc0.
Input interface: PO0/3/0/0. Previous hop: 40.40.40.40 (lih: 0x40600001).
Resource:
Labels: Outgoing upstream: 3.
Class-Type: None.
Explicit Route (Incoming):
Strict, 65.66.67.68(interface-path-id 5)
Strict, 65.66.67.68/32
フィールド |
説明 |
---|---|
Prot |
保護トンネルとして設定される LSP。 |
Backup tunnel |
この LSP7を保護するために割り当てられたバックアップ トンネルの名前。 |
Flags |
Local Repair、Local Sender(LSP 入力ノード)、およびその他を含むパス ステート。 |
Policy |
着信方向の Path メッセージのアドミッション コントロール ステータス。 |
Policy source |
COPS または MPLS-TE8など、アドミッション コントロールを実行しているエンティティ。 |
Header info |
RFC 2205 で記述されている RSVP ヘッダー情報。 |
Input interface |
パスを受信したインターフェイス。入力モードでは None です。 |
Previous hop |
Path メッセージを送信したアップストリーム ピアのアドレス。LSP(パケットまたは光)に応じてインターフェイス アドレスまたはノード ID となる場合があります。 |
Lih |
パスのホップ オブジェクトで受信した論理インターフェイス ハンドル。 |
Output interface |
下流近接ルータにパスを転送したインターフェイス。 |
Policy |
発信方向のパスのアドミッション コントロール ステータス。 |
Explicit route |
Path メッセージの explicit-route オブジェクトで指定された明示ルート。 |
ルータ上で RSVP が認識しているすべてのセッションを一覧表示するには、 XR EXEC モードで show rsvp session コマンドを使用します。
show rsvp session [ destination IP-address ] [detail] [ dst-port port-num ] [ session-type { lsp-p2mp | lsp-p2p | uni } ] [ tunnel-name tunnel-name ]
detail |
(任意)パスごとにステータスを複数行で表示します。detail キーワードを指定しない場合は、1 行のテーブル エントリのみが表示されます。 |
destinationIP-address |
(任意)指定されたアドレスに一致するエントリを表示します。 |
dst-portport-num |
(任意)宛先ポートおよびトンネル ID 情報を表示します。 |
session-type |
(任意)指定されたセッション タイプに一致するエントリを表示します。 |
lsp-p2mp |
P2MP セッションに使用するエントリを表示します。 |
lsp-p2p |
P2P セッションに使用するエントリを表示します。 |
uni |
O-UNI セッションに使用するエントリを表示します。 |
tunnel-nametunnel-name |
(任意)指定したトンネル名に一致するセッションのステータスを表示します。 |
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
セッションは、宛先 IP アドレス、宛先ポート、および送信元 IP アドレスの昇順で表示されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、show rsvp session コマンドによる出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp session
Type Session Addr Port Proto/ExtTunID PSBs RSBs Reqs
---- --------------- ----- --------------- ----- ----- -----
LSP4 10.40.40.40 2001 10.66.67.68 1 1 1
LSP4 10.66.67.68 2000 10.40.40.40 1 1 0
フィールド |
説明 |
---|---|
Type |
データ フローのタイプ(トラフィック エンジニアリング LSP (LSP4または IPV4 セッション)。 |
Session Addr |
データ パケットの宛先アドレスおよび LSP のテール。 |
Port |
宛先ポート、または TEトンネルの場合はトンネル ID。 |
Proto/ExtTunID |
IPv4 セッションの場合と同様に TEトンネルの送信元アドレス、またはプロトコル。 |
PSBs |
このセッションに関するパス ステート ブロックの数。 |
RSBs |
このセッションの着信予約またはローカル予約に関する予約ステート ブロックの数。 |
Reqs |
要求の数。アップストリームに送信された予約を表すステート データ構造。 |
次に、show rsvp session detail コマンドによる出力例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# show rsvp session detail
SESSION: IPv4-LSP Addr: 65.66.67.68, TunID: 1, ExtID: 40.40.40.40
PSBs: 1, RSBs: 1, Requests: 0
LSPId: 1
Tunnel Name: newhead_t1
RSVP Path Info:
InLabel: No intf, No label
Incoming Address: Unknown
Explicit Route:
Strict, 65.66.67.68(interface-path-id 5)
Strict, 65.66.67.68/32
Record Route: None
Tspec: avg rate=0, burst=1K, peak rate=0
RSVP Resv Info:
OutLabel: POS0/7/0/1, 5
FRR OutLabel: No intf, No label
Record Route:
Node-id 65.66.67.68, interface index 5
Fspec: avg rate=0, burst=1K, peak rate=0
フィールド |
説明 |
---|---|
TunID |
トンネル ID および LSP9の宛先ポート。 |
ExtID |
LSP の入力ノード アドレス。 |
Tunnel Instance |
LSP の送信元ポート(ExtId とともに送信元パラメータを形成)。 |
Tunnel Name |
トンネルおよび LSP の名前。 |
InLabel |
アップストリーム方向の LSP の着信インターフェイスおよびラベル情報。出力ノードでは、出力ノードで Penultimate Hop Popping(PHP)を使用すると、implicit-null ラベルには No Label と表示されます。 |
Incoming Address |
入力インターフェイスのアドレス。 |
Explicit Route |
Path メッセージの explicit-route オブジェクトで指定された明示ルート。 |
Record Route |
パス メッセージまたは予約メッセージ内のレコード ルート オブジェクト。 |
Tspec |
トラフィック パラメータ。 |
OutLabel |
発信インターフェイスおよびダウンストリームに送信されたラベル。 |
FRR OutLabel |
FRR10 の場合は、バックアップ トンネルとマージポイント ラベルが表示されます。 |
Fspec |
指定した QoS のフロー仕様パラメータ。 |
特定の Differentiated Service Code Point(DSCP)でマークすることによって、特定のインターフェイスで送信されるすべての RSVP シグナリング パケットにネットワーク内での高いプライオリティを付与するには、RSVP インターフェイス コンフィギュレーション サブモードで signalling dscp コマンドを使用します。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
signalling dscp dscp
no signalling dscp
dscp |
DSCP プライオリティ番号。指定できる範囲は、0 ~ 63 です。 |
デフォルトの動作または値はありません。
RSVP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
DSCP マーキングによって、シグナリング設定およびティアダウン タイムが改善されます。
通常、DSCP 値でマークされた特定の状態にある Path メッセージをルータが受信すると、そのルータは同じ DSCP 値でマークした同じ状態の Path メッセージを送信します。このコマンドは、このときの DSCP 永続性を上書きし、特定のインターフェイスから送信するすべてのメッセージを、常に指定した DSCP でマークします。
このコマンドは RSVP シグナリング パケットを制御しますが、この RSVP セッションで作成または予約されたパスを通過する、通常の IP または MPLS のデータ パケットには影響しません。
DSCP 永続性は状態ごとに動作しますが、このコマンドはインターフェイスごとに動作します。したがって、DSCP 10 に設定されている着信メッセージ(たとえば、マルチキャスト Path)により、インターフェイス A と B で 2 つの発信メッセージが生成された場合、通常はどちらのメッセージも DSCP 10 に設定されて送信されます。インターフェイス A の RSVP に signalling dscp 5 が設定されている場合、インターフェイス A で送信される Path メッセージは DSCP 5 でマークされますが、インターフェイス B で送信される Path メッセージは DSCP 10 でマークされます。
signalling dscp 0 コマンドと no signalling dscp コマンドには違いがあります。最初のコマンドでは、このインターフェイスから送信するすべてのパケットの DSCP が、明示的に 0 に設定されるように RSVP を指定します。2 番目のコマンドでは、このインターフェイスから送信するパケットは上書きされなくなり、この状態で受信したパケットの DSCP は、このインターフェイスから転送されるパケットでも保持されます。
RFC では、8 つの IP precedence 値から、64 の値を持つ DSCP スペースの 8 つの値へのマッピングを標準で規定しています。このような特別な DSCP 値を使用すると、IP precedence ビットだけを指定できます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、POS インターフェイス 0/1/0/1 で送信されるすべての RSVP パケットを DSCP 20 としてマークする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface pos 0/1/0/1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# signalling dscp 20
次に、POS インターフェイス 0/1/0/1 で送信されるすべてのシグナリング パケットの DSCP マーキングをディセーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface pos 0/1/0/1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# interface pos 0/1/0/1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# no signalling dscp
RSVP シグナリング グレースフル リスタートをイネーブルまたはディセーブルにするには、RSVP コンフィギュレーション モードで signalling graceful-restart コマンドを使用します。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
signalling graceful-restart [ recovery-time time | restart-time time ]
no signalling graceful-restart
recovery-time |
(任意)Hello メッセージ内の Restart Cap オブジェクトでアドバタイズされるリカバリ時間を設定します。 |
time |
TEAR を開始する前に、Hello セッションが再確立された後にノードが既存の状態を回復(再送)するのをネイバーが待機する時間(秒単位)。範囲は 0 ~ 3600 です。 |
restart-time |
(任意)hello メッセージ内の Restart Cap オブジェクトでアドバタイズされる再起動時間を設定します。 |
time |
コントロール プレーンを再起動した後に、RSVP で hello メッセージを交換できるようになるまでの時間(秒単位)。範囲は 60 ~ 3600 です。デフォルトは 120 です。 |
RSVP シグナリング グレースフル リスタートはディセーブルです。
RSVP コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
signalling graceful-restart コマンドは、MPLS と 光ユーザ ネットワーク インターフェイス(O-UNI)のトラフィックへの次のタイプの障害についての悪影響を最小限に抑えるために役立つメカニズムを提供します。これは、IETF 標準の RFC 3473 に規定された障害処理セクションを実装したものです。
通信チャネルとデータ チャネルが異なる場合に、2 つのノード間の通信チャネルが分断される障害。
ノードのコントロール プレーンに障害が発生したが、ノードのデータ転送は維持されている状態の障害。
signalling graceful-restart コマンドによって、ルータとそのネイバー ノード間の RSVP hello メッセージの交換が開始されます。hello メッセージによって特定のネイバーとの関係が確立されると、このようなタイプの障害が発生した場合に RSVP でその障害を検出できます。
一定数の hello 間隔が経過するまでにネイバーから hello メッセージを受信しない場合、ノードはネイバーとの通信が失われたものと見なします。ノードは、通信喪失からのリカバリ手順を呼び出す前に、ネイバーから通知された前回の再起動時までにアドバタイズされた時間だけ待機します。
設定された再起動時間は、障害回復時に重要な意味を持ちます。設定値は、コントロール プレーンの再起動後、RSVP で hello メッセージを交換できるようになるまでの時間を、正確に反映する必要があります。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、RSVP シグナリング グレースフル リスタートをイネーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp)# signalling graceful-restart
次に、再起動時間を設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp)# signalling graceful-restart restart-time 200
次に、再起動時間をデフォルトの 120 秒にリセットする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp)# no signalling graceful-restart restart-time
RSVP をイネーブルにし、インターフェイス上のネイバーからのインターフェイス ベースの hello 要求を受け入れ、Hello 応答確認をそのネイバーに送信するには、RSVP コンフィギュレーション モードで signalling hello graceful-restart interface-based コマンドを使用します。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
signalling hello graceful-restart interface-based
no signalling hello graceful-restart interface-based
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
デフォルトの動作または値はありません。
RSVP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、インターフェイス単位でグレースフル リスタートをイネーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface tunnel-te 66 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# signalling hello graceful-restart interface based
RSVP グレースフル リスタートの hello メッセージを各ネイバーに送信するインターバルを設定するには、RSVP コンフィギュレーション モードで signalling hello graceful-restart refresh interval コマンドを使用します。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
signalling hello graceful-restart refresh interval refresh-interval
no signalling hello graceful-restart refresh interval
refresh-interval |
RSVP グレースフル リスタート hello メッセージを各ネイバーに送信する間隔(ミリ秒単位)。範囲は 3000 ~ 30000 です。 |
refresh interval:5000
RSVP コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
signalling hello graceful-restart refresh interval コマンドによって、各ネイバーに hello メッセージを送信する頻度が決まります。この間隔が短いほど、hello メッセージは頻繁に送信されます。間隔が短ければ、障害をすぐに検出できる場合がありますが、ネットワーク トラフィックも増加してしまいます。RSVP hello メカニズムの最適化では、ネットワークを通過する hello メッセージの数を抑制します。
RSVP hello メッセージを受信したノードは、hello メッセージを応答確認し、ネイバーに対する hello タイマーをリセットします。このことにより、hello メッセージのリフレッシュ間隔が経過しても hello メッセージを受信しない場合にかぎり、hello メッセージがネイバーに送信されます。
2 つの隣接ノードの hello 間隔が異なる場合、hello 間隔の長いノードは、より高い頻度でネイバーの hello に確認応答を行う必要があります。たとえば、ノード A の hello 間隔が 5 秒、ノード B の hello 間隔が 10 秒の場合、ノード B は 5 秒ごとに hello メッセージを送信する必要があります。
hello バックオフ メカニズムによる最適化は、グレースフル リスタートがイネーブルでない、または再起動間隔時に起動に失敗したネイバーからの hello メッセージ数を最小限に抑えるよう調整されています。再起動間隔は、Restart Cap オブジェクト内でネイバーが指定します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、hello グレースフル リスタート リフレッシュ間隔を 4000 ミリ秒に設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp)# signalling hello graceful-restart refresh interval 4000
拡張アクセス コントロール リストを指定して RSVP Router Alert メッセージのプレフィックス フィルタリングに使用するには、RSVP コンフィギュレーション モードで signalling prefix-filtering access-list コマンドを使用します。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
signalling prefix-filtering access-list access list name
no signalling prefix-filtering access-list access list name
access list name |
拡張アクセス リスト名を表す文字列(最大 32 文字)。 |
デフォルトの動作または値はありません。
RSVP コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
パケット フィルタリングに使用する送信元プレフィックスおよび送信先プレフィックスを含む拡張アクセス コントロール リストは、別個に設定します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、RSVP Router Alert メッセージのプレフィックスフィルタリングにアクセス コントロール リスト名のバンクを設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp)# signalling prefix-filtering access-list banks
次に、RSVP Router Alert メッセージの RSVP プレフィックスフィルタリングをディセーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp)# no signalling prefix-filtering access-list banks
RSVP を設定し、アクセス コントロール リストの一致で暗黙的な拒否が返された場合に RSVP Router Alert メッセージを破棄するには、RSVP コンフィギュレーション モードで signalling prefix-filtering default-deny-action コマンドを使用します。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
signalling prefix-filtering default-deny-action drop
no signalling prefix-filtering default-deny-action drop
drop |
RSVP Router Alert メッセージをドロップするタイミングを指定します。 |
Path、Path Tear、および ResvConfirm 各メッセージのパケットに対しては、通常の RSVP 処理を実行します。
RSVP コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、アクセス コントロール リストに一致して暗黙の拒否が返された場合の RSVP Router Alert メッセージを設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp)# signalling prefix-filtering default-deny-action drop
特定のインターフェイスを送信する RSVP シグナリング メッセージのレートを制限するには、RSVP インターフェイス コンフィギュレーション モードで signalling rate-limit コマンドを使用します。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
signalling rate-limit [ rate messages ] [ interval interval-length ]
no signalling rate-limit [ rate messages ] [ interval interval-length ]
ratemessages |
(任意)スケジューリング間隔ごとに送信するメッセージ数を設定します。範囲は 1 ~ 500 メッセージです。 |
intervalinterval-length |
(任意)スケジューリング間隔の長さを指定します(ミリ秒単位)。範囲は 250 ~ 2000 です。 |
messages: 100
interval-length: 1,000 (1 second)
RSVP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
レート制限機能は注意して使用してください。RSVP シグナリングのレート制限には、ネクスト ホップ ルータの入力キューに過負荷がかからないという利点があります。入力キューに過負荷がかかった場合、ネクスト ホップ ルータで RSVP メッセージをドロップすることがあります。ただし、信頼性の高いメッセージングおよび迅速な再送信を行うことで、ルータは通常、メッセージのドロップからすばやく回復できるため、レート制限が必要ない場合もあります。
レートを低く設定しすぎると、コンバージェンス時間が遅くなります。このコマンドを実行すると、acknowledgment(ACK; 確認応答)および SRefresh メッセージ以外の RSVP メッセージがすべて制限されます。このコマンドでは、ルータ固有の制限より高いレートでメッセージが生成されることはありません(固有の制限は、ルータのモデルによって異なります)。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、レート制限をイネーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface POS0/3/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# signalling rate-limit
次に、1 秒あたり 50 メッセージにレートを制限する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface pos 0/3/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# signalling rate-limit rate 50
次に、250 ミリ秒ごとに 40 メッセージの制限を設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface pos 0/3/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# signalling rate-limit rate 40 interval 250
次に、デフォルトの 1 秒あたり 100 メッセージにレートを復元する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface pos 0/3/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# no signalling rate-limit rate
次に、レート制限をディセーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface pos 0/3/0/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# no signalling rate-limit
特定のインターフェイスの RSVP の状態に関してルータがネットワークを更新する頻度を変更するには、RSVP インターフェイス コンフィギュレーション モードで signalling refresh interval コマンドを使用します。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
signalling refresh interval seconds
no signalling refresh interval
seconds |
インターフェイスの RSVP ステートに関して、ルータがネットワークの更新を待機する時間(秒単位)。範囲は 10 ~ 180 です。デフォルトは 45 です。 |
seconds: 45
RSVP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
RSVP では、ネットワーク損失が発生した場合の状態の一貫性管理にソフト ステート メカニズムを採用しています。このメカニズムは、継続的にリフレッシュ メッセージを使用して、最新の状態を維持します。各 RSVP ルータは、定期的にリフレッシュ メッセージをネイバーに送信する必要があります。
ルータは、実際のリフレッシュ間隔を 50 % までの幅で小刻みに変更し、ネットワーク トラフィックが集中しないようにして規則的なバースト性の軽減を試みます。このため、正確に指定した間隔が経過するまでリフレッシュが送信されない場合があります。ただし、平均のリフレッシュ レートは、指定したリフレッシュ間隔内に収まります。
間隔を長くすると、ネットワークに対する RSVP のリフレッシュ負荷は小さくなりますが、ダウンストリーム ノードで状態を保持する時間が長くなります。このような場合、障害発生に対するネットワークのレスポンスは低下します。間隔を短くすると、ネットワークのレスポンスは向上しますが、ネットワークに対するメッセージング負荷が高くなります。
signalling refresh reduction reliable コマンドを通じて実装される信頼性の高いメッセージ拡張によって、新しいメッセージや変更されたメッセージが指定されたレートよりも高速で一時的に更新され、ネットワークの応答性が高まる場合があります。
信頼性の高いメッセージングとともに迅速な再送信を使用すると、一時的なメッセージ喪失が発生している場合でも、ネットワークのレスポンスは実質的に向上します。信頼性の高いメッセージング機能を使用している場合にリフレッシュ間隔を変更するときは、間隔を短くするより長くする方が高い効果が得られます。
signalling refresh reduction summary コマンドを通じて実装されるサマリー リフレッシュ拡張は、RSVP 状態を更新する低コストのメカニズムを提供します。サマリー リフレッシュを使用する場合、および通常のメッセージベースのリフレッシュを使用する場合に、1 つの状態を連続してリフレッシュするとき、ルータは同じリフレッシュ間隔を使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、リフレッシュ間隔を 30 秒に指定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface tunnel-te 2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# signalling refresh interval 30
次に、リフレッシュ間隔をデフォルト値の 45 秒に復元する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface tunnel-te 2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# no signalling refresh interval
RSVP が状態を期限切れと見なす前に損失可能な連続的なリフレッシュ メッセージの数を指定するには、RSVP インターフェイス コンフィギュレーション モードで signalling refresh missed コマンドを使用します。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
signalling refresh missed number
no signalling refresh missed
number |
連続して失われたリフレッシュ メッセージの数。値の範囲は 1 ~ 8 です。デフォルト値は 4 です。 |
number: 4
RSVP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
失われるメッセージの数を小さくすると、ルータの故障やリンク障害のような重大な障害に対する RSVP のレスポンスは向上します。ただし、RSVP の弾力性が乏しくなり、パケットがドロップされたり、ネットワークに一時的な輻輳が発生したりします。メッセージ数の設定が小さい状況では、RSVP は非常に不安定となります。
失われるメッセージの数を大きくすると、一時的なパケット損失に対する RSVP の弾力性は向上しますが、ルータの故障やリンク障害などの比較的長引くネットワーク障害に対する RSVP のレスポンスが低下します。
デフォルト値の 4 を指定すると、弾力性およびレスポンスの要素のバランスが保たれます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、失われたリフレッシュの制限を 6 メッセージに指定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface tunnel-te 2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# signalling refresh missed 6
次に、失われたリフレッシュの制限をデフォルトの 4 に戻す例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface tunnel-te 2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# no signalling refresh missed
誤った順序での受信が可能な RSVP 認証済みメッセージの数を指定するには、RSVP 認証コンフィギュレーション モード、RSVP インターフェイス認証コンフィギュレーション モード、または RSVP ネイバー認証コンフィギュレーション モードで window-size コマンドを使用します。ウィンドウ サイズをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
window-size N
no window-size
N |
シーケンス外のメッセージを制限するウィンドウのサイズ。範囲は 1 ~ 64 です。デフォルト値は 1 です。シーケンス外のメッセージはすべてドロップされます。 |
N: 1
RSVP 認証コンフィギュレーション
RSVP インターフェイス認証コンフィギュレーション
RSVP ネイバー認証コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
誤った順序で受信する認証済みメッセージの最大数を指定するには、window-size コマンドを使用します。すべての RSVP 認証済みメッセージには、RSVP メッセージの再送を防止するためのシーケンス番号が付けられています。
1 メッセージに設定されたデフォルト ウィンドウ サイズの場合、順序が間違っていたり、シーケンスから外れたりしている認証済みメッセージはリプレイ アタックと見なされるため、このようなメッセージは拒否されます。ただし、場合によっては、RSVP メッセージのバーストが RSVP ネイバー間で並べ替えられることがあります。このようなことが定期的に発生するとき、メッセージ バーストを送信するノードが信頼できると確認できた場合は、window-size オプションを使用すると、並べ替えられたバーストが RSVP によって廃棄されないようにバースト サイズを調整できます。RSVP では、これらのバースト内で重複メッセージをチェックします。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、RSVP ネイバー認証コンフィギュレーション モードでウィンドウのサイズを 33 に設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp neighbor 1.1.1.1 authentication RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-nbor-auth)# window-size 33
次に、RSVP 認証コンフィギュレーション モードでウィンドウのサイズを 33 に設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp authentication RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-auth)# window-size 33
次に、RSVP インターフェイス認証コンフィギュレーション モードで rsvp interface コマンドを使用し、ウィンドウのサイズを 33 に設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface POS 0/2/1/0 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# authentication RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if-auth)# window-size 33
インターフェイスで RSVP サマリー リフレッシュ メッセージのサイズを設定するには、RSVP インターフェイス コンフィギュレーション モードで signalling refresh reduction summary コマンドを使用します。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
signalling refresh reduction summary max-size bytes
no signalling refresh reduction summary max-size bytes
max-sizebytes |
1 つの RSVP サマリー リフレッシュ メッセージの最大サイズをバイト単位で指定します。範囲は 20 ~ 65000 です。 |
bytes: 4096
RSVP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
送信するサマリー リフレッシュ メッセージの最大サイズを指定するには、signalling refresh reduction summary コマンドを使用します。メッセージ サイズは show rsvp interface detail コマンドを使用して確認します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、インターフェイス上のサマリー メッセージの最大サイズを変更する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface tunnel-te 2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# signalling refresh reduction summary max-size 6000
次に、インターフェイス上のサマリー メッセージの最大サイズをデフォルト値に戻す例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface tunnel-te 2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# no signalling refresh reduction summary max-size 6000
信頼性の高いメッセージングのパラメータを設定するには、RSVP インターフェイス コンフィギュレーション モードで signalling refresh reduction reliable コマンドを使用します。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
signalling refresh reduction reliable { ack-max-size bytes | ack-hold-time milliseconds | retransmit-time milliseconds | summary-refresh }
no signalling refresh reduction reliable { ack-max-size bytes | ack-hold-time milliseconds | retransmit-time milliseconds | summary-refresh }
ack-max-size |
1 つの確認応答メッセージ内の RSVP コンポーネントの最大サイズを指定します。 |
bytes |
RSVP コンポーネントの最大サイズを定義するバイト数。範囲は 20 ~ 65000 です。 |
ack-hold-time |
ルータが確認応答を送信するまでに保持する最大期間を指定します。複数の確認応答を、1 つの確認応答メッセージにバンドルするよう試みます。 |
milliseconds |
確認応答保持時間を定義するミリ秒の値。範囲は 100 ~ 5000 です。 |
retransmit-time |
ルータが RSVP メッセージを再送信するまでに確認応答メッセージを待機する初期設定期間を指定します。 |
milliseconds |
再送信時間を定義するミリ秒の値。範囲は 100 ~ 10000 です。 |
summary-refresh |
RSVP サマリー リフレッシュ メッセージで信頼性の高い送信の使用をイネーブルにします。 |
ack-max-sizebytes: 4096
ack-hold-timemilliseconds: 400 (0.4 seconds)
retransmit-timemilliseconds: 900 (0.9 seconds)
RSVP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
信頼性の高いメッセージングが正しく機能するように、送信ルータ(A)には再送信時間、ピア ルータ(B)には確認応答保持時間を設定します(逆方向のメッセージにはこの反対の設定を行います)。
再送信時間は、確認応答保持時間より大きくする必要があります。このようにすると、メッセージが再送信される前に確認応答メッセージを送信元に返す時間が確保されます。再送信間隔は、最低でも確認応答保持時間間隔の 2 倍とすることを推奨します。再送信時間の値が確認応答保持時間の値より小さい場合、ルータ B がメッセージを受信し、確認応答保持時間がタイムアウトするまで待機して確認応答を送信した場合でも、ルータ A はメッセージを再送信します。このような場合は不要なネットワーク トラフィックが発生します。
ack-max-size の値を小さくすると、より多くの確認応答メッセージが発行されるようになりますが、各確認応答メッセージに含まれる確認応答は少なくなります。ただし、acknowledgment-max-size を小さくしても、確認応答メッセージの発行は早くなりません。これは、発行頻度が時間値(確認応答保持時間および再送信時間)で制御されているためです
サマリー リフレッシュ メッセージに信頼性の高いメッセージングを使用するには、rsvp interface interface-name コマンドと signalling refresh reduction summary コマンドを使用します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、POS インターフェイス 0/4/0/1 の確認応答メッセージの最大サイズを 4096 バイトに設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface pos 0/4/0/1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# signalling refresh reduction reliable ack-max-size 4096
次に、POS インターフェイス 0/4/0/1 の確認応答メッセージの最大サイズをデフォルトの 1000 バイトに戻す例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface pos 0/4/0/1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# no rsvp signalling refresh reduction reliable
次に、確認応答保持時間を 1 秒に設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface pos 0/4/0/1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# signalling refresh reduction reliable ack-hold-time 1000
次に、確認応答保持時間をデフォルトの 0.4 秒に戻す例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface pos 0/4/0/1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# no signalling refresh reduction reliable ack-hold-time
次に、再送信タイマーを 2 秒に設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface pos 0/4/0/1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# signalling refresh reduction reliable retransmit-time 2000
次に、再送信タイマーをデフォルトの 0.9 秒に戻す例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface pos 0/4/0/1 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# no signalling refresh reduction reliable
次に、RSVP サマリー リフレッシュ メッセージで信頼性の高い送信の使用をイネーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# signalling refresh reduction reliable summary-refresh
次に、RSVP サマリー リフレッシュ メッセージで信頼性の高い送信の使用をディセーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# no signalling refresh reduction reliable summary-refresh
インターフェイスで RSVP リフレッシュ削減をディセーブルにするには、RSVP インターフェイス コンフィギュレーション モードで signalling refresh reduction disable コマンドを使用します。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
signalling refresh reduction disable
no signalling refresh reduction disable
このコマンドには引数またはキーワードはありません。
デフォルトの動作または値はありません。
RSVP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
IETF のリフレッシュ削減標準 RFC 2961 の次の機能は、このコマンドを使用するとイネーブルになります。
リフレッシュ削減はネイバーの協力が前提となるため、ネイバーでも標準をサポートしている必要があります。ネイバーが標準のリフレッシュ削減をサポートしていないことをルータが検出すると(ネクスト ホップから受信したメッセージに含まれる refresh-reduction-enabled ビットを確認するか、ネクスト ホップに Message-ID オブジェクトを送信したときにエラーを受信した場合)、このリンクでリフレッシュ削減は使用されません。show rsvp interface detail コマンドを使用してその情報を取得します。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、インターフェイス上で RSVP リフレッシュ削減をディセーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface tunnel-te 2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# signalling refresh reduction disable
次に、インターフェイス上で RSVP リフレッシュ削減をイネーブルにする例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface tunnel-te 2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# no signalling refresh reduction disable
単一の RSVP バンドル メッセージの最大サイズを設定するには、RSVP インターフェイス コンフィギュレーション モードで signalling refresh reduction bundle-max-size コマンドを使用します。
signalling refresh reduction bundle-max-size size
size |
1 つの RSVP バンドル メッセージの最大サイズ(バイト単位)。範囲は 512 ~ 65000 です。 |
size: 4096
RSVP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
mpls-te |
読み取り、書き込み |
ouni |
読み取り、書き込み |
次に、1 つの RSVP バンドル メッセージの最大バンドル サイズを 4000 に設定する例を示します。
RP/0/RP0/CPU0:router# configure RP/0/RP0/CPU0:router(config)# rsvp interface tunnel-te 2 RP/0/RP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# signalling refresh reduction bundle-max-size 4000