マニュアルの目的
このマニュアルは、Trend Micro InterScan for Cisco CSC SSM を設定する際に役立ちます。Trend Micro InterScan for Cisco CSC SSM の GUI には、ASDM(Web ベースの GUI アプリケーション)を使用してアクセスします。ASDM には、CSC SSM の初期設定用のコンフィギュレーション ウィザードと、Cisco ASA 5500 シリーズ セキュリティ アプライアンスを調整して CSC SSM を最大限に利用するために役立つオンライン ヘルプが用意されています。詳細については、
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/netsec/secmgmt/asdm/index.htm を参照してください。
このマニュアルは、Trend Micro InterScan for Cisco CSC SSM に使用できます。CSC SSM は Cisco ASA 5500 シリーズ セキュリティ アプライアンス(ASA 5510、ASA 5520、および ASA 5540)に含まれています。このマニュアルを通じて、「セキュリティ アプライアンス」という語は、特に指定がなければ、一般的にサポートされているすべてのモデルに適用されます。
対象読者
このマニュアルは、次のタスクを実行するネットワーク管理者を対象としています。
• コンテンツ セキュリティ ポリシーの管理
• セキュリティ アプライアンスおよびネットワーク セキュリティ アプリケーションのインストールと設定
• コンテンツ セキュリティの実装に伴う問題のトラブルシューティング
関連マニュアル
詳細については、次のマニュアルを参照してください。
• Cisco ASDM Release Notes
• Cisco Security Appliance Command Line Configuration Guide
• Cisco Security Appliance Command Reference
• Cisco ASA 5500 Series Adaptive Security Appliance Getting Started Guide
• Cisco ASA 5500 Series Release Notes
• Cisco Security Appliance Logging Configuration and System Log Messages
マニュアルの構成
このマニュアルは、 表1 に示す章と付録で構成されています。
表記法
コマンドの説明では、次の表記法を使用しています。
• 選択する必要があるものは、中カッコ ({ }) で囲んで示しています。
• オプションの要素は、大カッコ ([ ]) で囲んで示しています。
• どちらか選択する必要がある要素は、パイプ( | )で区切って示しています。
• 記載されているとおりに入力するコマンドおよびキーワードは、 太字 で示しています。
• ユーザが値を指定する引数は、 イタリック体 で示しています。
例では、次の表記法を使用しています。
• 画面に表示される情報およびコマンドラインは、screen フォントで示しています。
• ユーザが入力する情報は、太字の screen
フォントで示しています。
• ユーザが値を指定する変数は、イタリック体の screen
フォントで示しています。
(注) 「注釈」です。役立つ情報や、このマニュアル以外の参考資料などを紹介しています。
技術情報の入手方法
シスコの製品マニュアルやその他の資料は、Cisco.com でご利用いただけます。また、テクニカル サポートおよびその他のリソースを、さまざまな方法で入手することができます。ここでは、シスコ製品に関する技術情報を入手する方法について説明します。
Product Documentation DVD(英語版)
シスコ製品のマニュアルおよびその他の資料は、製品に付属の Product Documentation DVD パッケージでご利用いただけます。Product Documentation DVD は定期的に更新されるので、印刷資料よりも新しい情報が得られます。
Product Documentation DVD は、技術情報を包含する製品マニュアルをポータブルなメディアに格納した、包括的なライブラリです。この DVD を使用することにより、シスコ製の各ハードウェアやソフトウェアのインストール、コンフィギュレーション、およびコマンドに関する複数のバージョンのマニュアルにアクセスし、技術情報を HTML で参照できます。また、この DVD を使用すると、シスコの Web サイトで参照できるのと同じマニュアルに、インターネットに接続せずにアクセスできます。一部の製品については、PDF 版のマニュアルもご利用いただけます。
Product Documentation DVD は、1 回単位で入手することも、または定期購読することもできます。Cisco.com 登録ユーザ(Cisco Direct Customers)の場合、Ordering ツールまたは Cisco Marketplace から Cisco Documentation DVD(Product Number DOC-DOCDVD=)を発注できます。
http://www.cisco.com/go/marketplace/
シスコシステムズマニュアルセンター
シスコシステムズマニュアルセンターでは、シスコ製品の日本語マニュアルの最新版を PDF 形式で公開しています。また、日本語マニュアル、および日本語マニュアル CD-ROM もオンラインで発注可能です。ご希望の方は、次の URL にアクセスしてください。
http://www2.hipri.com/cisco/
また、シスコシステムズマニュアルセンターでは、日本語マニュアル中の誤記、誤植に関するコメントをお受けしています。次の URL の「製品マニュアル内容不良報告」をクリックすると、コメント入力画面が表示されます。
http://www2.hipri.com/cisco/
なお、技術内容に関するお問い合せは、この Web サイトではお受けできませんので、製品を購入された各代理店へお問い合せください。
テクニカル サポート
Cisco Technical Support では、24 時間テクニカル サポートを提供しています。Cisco.com の Cisco Technical Support & Documentation Web サイトでは、多数のサポート リソースをオンラインで提供しています。また、シスコと正式なサービス契約を交わしているお客様には、Cisco Technical Assistance Center(TAC)のエンジニアが電話でのサポートにも対応します。シスコと正式なサービス契約を交わしていない場合は、代理店にお問い合せください。
Cisco Technical Support & Documentation Web サイト
Cisco Technical Support & Documentation Web サイトでは、シスコ製品やシスコの技術に関するトラブルシューティングにお役立ていただけるように、オンラインでマニュアルやツールを提供しています。この Web サイトは、24 時間、いつでも利用可能です。URL は次のとおりです。
http://www.cisco.com/techsupport
Cisco Technical Support & Documentation Web サイトのツールにアクセスするには、Cisco.com のユーザ ID とパスワードが必要です。サービス契約が有効で、ユーザ ID またはパスワードを取得していない場合は、次の URL にアクセスして登録手続きを行ってください。
http://tools.cisco.com/RPF/register/register.do
(注) Web または電話でサービス リクエストを発行する前に、Cisco Product Identification(CPI)ツールを使用して製品のシリアル番号を確認してください。CPI ツールには、Cisco Technical Support & Documentation Web サイトから、Documentation & Tools の下の Tools & Resources リンクをクリックするとアクセスできます。アルファベット順の索引ドロップダウン リストから Cisco Product Identification Tool を選択するか、Alerts & RMAs の下の Cisco Product Identification Tool リンクをクリックします。CPI ツールには、3 つの検索オプションがあります。製品 ID またはモデル名による検索、ツリー表示による検索、show コマンド出力のコピー アンド ペーストによる特定製品の検索です。検索結果には、シリアル番号のラベルの場所がハイライトされた製品の説明図が表示されます。ご使用の製品でシリアル番号ラベルを確認し、その情報を記録してからサービス コールをかけてください。
サービス リクエストの発行
オンラインの TAC Service Request Tool を使用すると、S3 と S4 のサービス リクエストを短時間でオープンできます(S3:ネットワークに軽微な障害が発生した、S4:製品情報が必要である)。状況を入力すると、その状況を解決するための推奨手段が検索されます。これらの推奨手段で問題を解決できない場合は、シスコのエンジニアが対応します。TAC Service Request Tool には、次の URL からアクセスできます。
http://www.cisco.com/techsupport/servicerequest
S1 または S2 のサービス リクエストの場合、またはインターネットにアクセスできない場合は、Cisco TAC に電話でお問い合せください(S1:ネットワークがダウンした、S2:ネットワークの機能が著しく低下した)。S1 および S2 のサービス リクエストには、シスコのエンジニアがすぐに割り当てられ、業務を円滑に継続できるようサポートします。
Cisco TAC の連絡先については、次の URL を参照してください。
http://www.cisco.com/techsupport/contacts
サービス リクエストのシビラティの定義
シスコでは、報告されるサービス リクエストを標準化するために、シビラティを定義しています。
シビラティ 1(S1):ネットワークが「ダウン」した状態か、業務に致命的な損害が発生した場合。お客様およびシスコが、24 時間体制でこの問題を解決する必要があると判断した場合。
シビラティ 2(S2):既存のネットワーク動作が著しく低下したか、シスコ製品が十分に機能しないため、業務に重大な影響を及ぼした場合。お客様およびシスコが、通常の業務中の全時間を費やして、この問題を解決する必要があると判断した場合。
シビラティ 3(S3):ネットワークの動作パフォーマンスが低下しているが、ほとんどの業務運用は継続できる場合。お客様およびシスコが、業務時間中にサービスを十分なレベルにまで復旧させる必要があると判断した場合。
シビラティ 4(S4):シスコ製品の機能、インストレーション、コンフィギュレーションについて、情報または支援が必要な場合。業務の運用には、ほとんど影響がありません。