この製品のドキュメントセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このドキュメントセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブ ランゲージの取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
1. はじめに
1.1 目的、対象者、適用範囲
本書では、M5 世代アプライアンス上での Cisco® Business Edition 7000(BE7000)バージョン 12.0 の価格、パッケージ構造、発注について説明します。
内容に入る前に、https://www.cisco.com/go/collaborationordering [英語] または https://www.cisco.com/go/be7000 [英語] を参照して、このガイドが最新バージョンであることをご確認ください。
対象者:このガイドは、シスコの現場スタッフとシスコ スペシャライゼーションを取得済みのチャネル パートナーを対象にしています。
範囲:このガイドでは、BE7000 ソリューションの発注プロセスを説明します。発注は、シスコへの直接発注、もしくはシスコのディストリビュータ経由の発注が可能で、その両方の発注プロセスは、シンプルで統一されているため、一般的な導入におけるコストの削減、およびリード タイムの短縮化につながります。
Cisco BE7000 ソリューションの詳細については、https://www.cisco.com/go/be7000 [英語] にアクセスしてください。
1.2 発注および見積ツール
Cisco Collaboration 仮想マシン配置ツール(VMPT):BE7000 などのプラットフォームで仮想化コラボレーション アプリケーションを導入する際に、プランニングや視覚化に役立つオンライン ツール(https://www.cisco.com/go/vmpt [英語])。VMPT は Collaboration サイジング ツール(tools.cisco.com/cucst [英語])からエクスポートされた情報を受け取り、設計プロセスを迅速化します。
Cisco Commerce Workspace(CCW):シスコ製品の構成と注文を作成、管理、共有ができるオンライン ツール(https://www.cisco.com/go/ccw [英語])。CCW を使用してプロモーション登録を管理できます。
Cisco Service Contract Center(SCC):サービス契約の料金設定、管理、更新、およびシスコ製品のサブスクリプションのためのオンライン ツール。詳細の確認とツールへのアクセスについては、https://www.cisco.com/go/cscc [英語] をご覧ください。
パートナー セントラル:BE7000 の位置付けと販売に役立つツールとリソースを提供。Not For Resale(NFR)などのサービスの情報や、Cisco Capital® による融資の詳細についても、パートナー セントラル(https://www.cisco.com/web/partners [英語])で確認できます。
1.3 販売終了および製品コード変更に関する通知
見積を開始する前に、BE7000 に関連する販売終了が発表されていないかを https://www.cisco.com/c/en/us/products/unified-communications/business-edition-7000/eos-eol-notice-listing.html [英語] で確認してください。
以前の BE7000 バージョンで使用されていた製品コードの一部について、販売終了が発表されています。過去に BE7000 を発注したことがある場合は、このドキュメントをお読みの上、記載されている最新のプロセスに従ってください。
BE7000M(M4)および BE7000H(M4)アプライアンスは 2018 年 6 月 30 日に販売を終了します。公開されている次の通知を参照してください。https://www.cisco.com/c/en/us/products/collateral/unified-communications/business-edition-7000/eos-eol-notice-c51-740521.html [英語]
2. Cisco Business Edition 7000
Cisco Business Edition 7000(BE7000)は、従業員が 1000 名以上の企業向けに設計されたコラボレーション プラットフォームのパッケージ ファミリです。BE7000 製品では共通のビルディング ブロック方式による設計アプローチを採用しています。このため、本製品を使用することで、プレミアムな音声、ビデオ、モビリティ、メッセージ、プレゼンス、およびコンタクト センターの機能を単一の集中管理型仮想プラットフォームで提供する、包括的なコラボレーション ソリューションを作成できます。成長の著しい企業では、これらのコア コミュニケーション機能を導入し、コラボレーション ツールとして活用することで、効率性と生産性を向上させることができるようになります。
2.1 Cisco Business Edition 7000 バージョン 12.0 の概要
モバイル エクスペリエンスの強化
Apple Push Notification Service(APN)は、Apple iOS デバイス上のアプリケーションが着信とメッセージの通知を受け取る新しい方法です。アップルは、2018 年の後半に APN を標準化する予定です(以前の「キープアライブ」アプローチの使用は終了します)。CSR 12.0 は音声およびビデオ通話の APN をサポートしており、APN をフルに利用してユーザのエクスペリエンスを向上させながら、iOS デバイスのバッテリ寿命を拡張します。
セキュリティとコンプライアンス
お客様がセキュア システムの PCI DSS 要件を満たすために、Cisco Collaboration システム リリース(CSR)12.0 は、お客様のユニファイド コミュニケーション環境でのクライアント/サーバ接続を保護するための、最新のトランスポート層セキュリティ(特に TLS 1.2)をサポートしています。セキュリティ強化のため、CSR 12.0 ではシステム管理者はクライアント/サーバ接続が TLS 1.2 を使用するように指示できます。これにより UC 導入の「攻撃対象領域」を大幅に削減し、PCI コンプライアンス監査にパスできるようになります。
IPv6 のサポート
IPv4 から IPv6 への移行を支援するために、CSR 12.0 では、IPv6 アドレスを使用して IP 電話とビデオ エンドポイントの展開をサポートしています。IP 電話やビデオ エンドポイントで IPv4 アドレスが必要とされないようにすることで、CSR 12.0 は標準的な UC 導入で使用される IPv4 アドレスの数を 98% 減らすことができます。
Cisco スマート ライセンス対応
Cisco Smart Software Licensing Manager はクラウドベースのライセンス コンプライアンス リポジトリであり、製品のインストールだけではなく、お客様ごとにライセンスを表示します。これによりライセンスの発注とアクティベーションがさらに簡単になり、エンド ユーザの可視性はさらに高まります。注:顧客は 12.0 をインストールする前にスマート アカウントを設定する必要があります。詳細については、https://www.cisco.com/c/en/us/buy/smart-accounts.html [英語] と、Unified Communications Solutions 12.0 発注ガイドのスマート ライセンスの章を参照してください。
簡素化された管理
CSR 12.0 には、システム管理者の作業を容易にするためのいくつかの拡張機能があります。更新には、外部 IM & P データベースの簡略化された管理、デバイス最新表示レポート、およびユニファイド Cisco Unified Communications Manager アップグレードを実行するために必要な時間の大幅な削減が含まれています。
Cisco Webex ハイブリッド サービス
CSR 12.0 では、ハイブリッド サービスは、お客様がクラウドに移行して、既存の UC 投資をさらに効果的かつ効率的に利用できるように拡張されています。更新には、Cisco Webex Teams™ と Cisco Jabber®/Cisco Webex Messenger™ の間の相互運用性が含まれ、ハイブリッド サービス用の Cisco Webex Hybrid Calling および統合 Cisco Expressway™ VM の要件の実装が簡単になります。
設置とプロビジョニングの容易さ
● 仮想化ソフトウェア 6.5 は、選択した場合に Cisco Unified Communications Virtualization Foundation ライセンスでサーバにプレインストールされています。
● Cisco Unified Communications ソフトウェア スイートは、ハイパーバイザ データ ストアにプリロードされています。インストールをさらに簡素化するためのアプリケーションがプリインストールされています。ソフトウェア ロードの詳細全体は、リリース ノート https://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/business-edition-7000-version-12-0/model.html [英語] にあります。
2.2 ユニファイド コミュニケーション ライセンスの概要
シスコのユーザ ライセンス
Cisco Unified Communications リリース 9.0 以降のアプリケーションは、エンド ユーザに基づいてライセンスが供与されます。このモデルは、デバイス単位でライセンスが供与されていた以前のリリースとは異なります。次のセクションでは、2 つのライセンス タイプ、User Connect License と Unified Workspace License について説明します。これら 2 つは、必要に応じて 1 つのシステム導入で混在させることができます。また、条件を満たした BE7000 のお客様には Cisco Collaboration Flex Plan をご利用いただけるようになりました。詳細および発注情報については、http://www.cisco.com/go/collaborationflexplan [英語] を参照してください。
注: お客様には、永久ユーザ ライセンスの購入か、Cisco Collaboration Flex Plan へのサブスクリプションをお選びいただけます。両方のサービス要素を併用することはできません。永久ライセンスをお持ちの既存のお客様は、ご希望があれば、Flex Plan への移行が可能です。
Cisco Collaboration Flex Plan サブスクリプション
Cisco Collaboration Flex Plan は、1 つのサブスクリプションベースのオファーにオンプレミスとクラウドベースのコラボレーション サービスを兼ね備えたプランで、ナレッジ ワーカー 250 人以上の新規および既存のお客様を対象としています。1 つの契約でクラウドベースの Cisco Webex サービスのソフトウェア、ライセンス、テクニカル サポートをカバーし、ハイブリッド サービス、Cisco Unity® Connection、Cisco Meeting Server 導入を含むオンプレミスの Cisco Unified Communications Manager も統合されています。
Cisco User Connect Licensing
Cisco User Connect Licensing(UCL)では、ほとんどの Cisco Unified Communications 製品のライセンスをユーザ数に応じて購入できます。UCL を使用すると、クライアントとサーバ ソフトウェア、機能使用(RTU)料金、ポート ライセンスなどのすべてがユーザ単位のライセンスで提供されるため、発注および導入のプロセスがシンプルになります。
UCL には次のライセンスがあります(表 1 の概要を参照)。
● Essential UCL:アナログ電話アダプタ(ATA)ポートや、共用ワーク エリアでの単純な IP 電話の利用を可能にするライセンス。ユーザにデバイスが割り当てられている場合は、インスタント メッセージとプレゼンスの機能もライセンスに含まれます。
● Basic UCL:エントリーレベルの IP 電話を使った音声中心のコミュニケーション ソリューションを必要とする、デスクワーカーに最適なライセンス。音声、インスタント メッセージ、プレゼンスの機能が含まれます。
● Enhanced UCL:デスクトップまたはモバイルのデバイスが 1 台必要なユーザに、さらに高機能なコラボレーション エクスペリエンスを提供するライセンス。音声、ビデオ、インスタント メッセージ、プレゼンスの機能が含まれ、Cisco Expressway™ を使用したモバイルおよびリモート アクセスに対応できます。
● Enhanced Plus UCL:デスクトップおよびモバイルのデバイスが 2 台必要なユーザに、さらに高機能なコラボレーション エクスペリエンスを提供するライセンス。音声、ビデオ、インスタント メッセージ、プレゼンスの機能が含まれ、Cisco Expressway を使用したモバイルおよびリモート アクセスに対応できます。
● Cisco TelePresence® Room:シスコの会議室型テレプレゼンス システムを有効化するライセンス。
● ボイス メッセージング(ボイスメール):Cisco Unity Connection Basic ライセンスでの 1 ユーザのボイスメッセージング機能を有効化するライセンス。高度なメッセージ アクセス オプション(Internet Message Access Protocol(IMAP)、ユニファイド メッセージング、電話、Web)が含まれます。
注: MGCP 制御、または IOS の音声ゲートウェイ ポートにはユーザ ライセンスは必要ありません。
Cisco Unified Workspace Licensing
Cisco Unified Workspace Licensing(UWL)が提供するユーザ単位のライセンスにより、シスコ ユニファイド コミュニケーションの広範なアプリケーションとサービスを低コストで簡単に購入し、導入することができます。
UWL には次の 2 つのエディションがあります(表 1 の概要を参照)。
● Standard Edition(UWL-Std):複数のデバイスを必要とするデスクワーカーとモバイル ユーザの両方に、さらに高機能なコラボレーション エクスペリエンスを提供するライセンス。音声、ビデオ、ボイス メッセージング、インスタント メッセージ、プレゼンスの機能が含まれ、Cisco Expressway を使用したモバイルおよびリモート アクセスにも対応できます。
● Meetings Edition(UWL-Meetings):包括的なコラボレーション エクスペリエンスをユーザに提供するライセンス。各ライセンスには、UWL Standard Edition の利点に加え、以下の内容が含まれます。
◦ Unified Communications Manager を使用する代わりに、このライセンスを使用して、2 つのデスクトップ テレプレゼンス デバイス(DX または EX シリーズ)を Expressway に登録することができます。
◦ パーソナル マルチパーティ プラス(PMP+)指名ホスト ライセンスUnified Communications Manager または Expressway ソリューションで使用可能です。
◦ オンプレミスの Cisco Webex Meetings Server 永久ライセンス
◦ UWL-Meetings ユーザ 25 名ごとに 1 つの Cisco Unified Contact Center Express Standard Agent ライセンス
◦ UWL-Meetings ユーザ 5 名ごとに 1 つの Cisco Unified Communications Manager Session Manager Edition(SME)セッション ライセンス
Cisco UWL の詳細については、https://www.cisco.com/go/cuwl [英語] をご覧ください。
パーベイシブ ビデオ会議およびパーソナル マルチパーティ ライセンスの詳細については、https://www.cisco.com/c/en/us/products/conferencing/technology.html [英語] および https://www.cisco.com/go/meetingserver [英語] をご覧ください。
表 1 および図 1 では、要件に最適なライセンス タイプを決定できるように、Cisco Unified Communications バージョン 11 のライセンス タイプを比較しています。表 1 は、各ライセンス タイプで利用可能な機能を説明したものです。図 1 は、シスコの各デバイスまたはクライアントで必要な最小限のライセンス タイプを説明したものです。
表 1. Cisco Business Edition 7000 バージョン 12 のライセンス
ライセンス |
Cisco UCL Essential |
Cisco UCL Basic |
Cisco UCL Enhanced |
Cisco UCL Enhanced Plus |
Cisco UWL Standard |
Cisco UWL Meetings |
価格 |
$ 40 |
$ 125 |
$ 210 |
$ 295 |
$ 325 |
$ 600 |
Unified Communications Manager ユーザ プロファイル |
1 |
1 |
1 |
1 |
1 |
1 |
デバイスの数 |
1 |
1 |
1 |
2 |
10 |
10 |
Expressway 登録* |
- |
- |
1 |
1 |
1 |
2 |
IM およびプレゼンス** |
ü |
ü |
ü |
ü |
ü |
ü |
Cisco Jabber® 音声/ビデオ クライアント |
- |
- |
ü |
ü |
ü |
ü |
ビデオ通話*** |
- |
- |
ü |
ü |
ü |
ü |
Cisco Expressway Remote Access*** |
- |
- |
ü |
ü |
ü |
ü |
ボイス メッセージ |
l |
l |
l |
l |
ü |
ü |
パーソナル マルチパーティ会議 |
l |
l |
l |
l |
l |
ü |
パーソナル マルチパーティ プラス会議 |
l |
l |
l |
l |
l |
ü |
Cisco Prime® Collaboration Provisioning |
ü |
ü |
ü |
ü |
ü |
ü |
3. シスコのサービスとサポート
3.1 製品サポート サービス
表 2 に、BE7000 サーバで利用可能なサービスと、サポートするアプリケーションを示します。
表 2. Cisco Business Edition 7000 のサービスに関する説明
サービス |
説明 |
Cisco Smart Net Total Care®(ハードウェア サポート) |
●
Cisco Technical Assistance Center
(
TAC
)への
24
時間可能なグローバル
アクセスによる迅速な問題解決。
●
強力なオンライン
トラブルシューティング
ツールやサポート情報(
Cisco TAC Case Collection
、ソフトウェア
Bug Toolkit
、プロダクト
アラート
ツール)を提供する
Cisco.com
への登録アクセス。
●
翌営業日の代替品先行手配(
2
時間以内の交換が可能なサービス
レベルを追加することも可能。各地域での提供状況については、
tools.cisco.com/apidc/sam [
英語
]
で
Service Availability Matrix
を参照)。
●
問題を事前に防止する
Smart Call Home
機能が、潜在的な問題を検知し、顕在化する前にお客様と
Cisco TAC
に警告。
|
Cisco Collaboration 製品および Cisco Prime 製品向けの Cisco Software Support サービス(SWSS) |
●
Cisco Technical Assistance Center
(
TAC
)への
24
時間可能なグローバル
アクセスによる迅速な問題解決。
●
強力なオンライン
トラブルシューティング
ツールやサポート情報(
Cisco TAC Case Collection
、ソフトウェア
Bug Toolkit
、プロダクト
アラート
ツール)を提供する
Cisco.com
への登録アクセス。
●
問題を事前に防止する
Smart Call Home
機能が、潜在的な問題を検知し、顕在化する前にお客様と
Cisco TAC
に警告
ライセンス対象フィーチャ セット内のソフトウェアの継続的なアップデートおよび主要なソフトウェアのバージョンのアップグレード。 |
3.2 製品の保証
Cisco BE7000 製品は Cisco Collaboration ポートフォリオの一部として販売されているため、シスコの基本保証条項が適用されます。特に、BE7000 ハードウェアはシスコの 90 日限定ハードウェア保証の対象となります。一般的な Cisco Unified Computing System™(Cisco UCS®)製品に適用される保証期間の延長はできません。詳細については、https://www.cisco.com/go/warranty [英語] を参照してください。
3.3 Cisco Software Support サービス
Cisco Software Support サービス(SWSS)は、Essential Operate Service(ESW)と Unified Communications Support Service(UCSS)のサービス レベルを 1 つに統一し、Cisco Collaboration ソフトウェア製品および Cisco Prime ソフトウェア製品の技術サポートの利用プロセスを簡略化します。そのため、一貫したパートナー プログラム、プロモーション、ディスカウント、リベートにより、シスコ サービス パートナー プログラム(SPP)に該当するサービスを、共通の価格リストで利用できます。
ESW および UCSS の既存契約を持つお客様は、更新時に SWSS に移行できます。
BE7000 ソリューション向けの新規ライセンスまたは移行ライセンスを購入するには、最低 1 年間の SWSS の契約が必要です。オーダーの設定中、Cisco Commerce Workspace は自動的に該当するすべての製品に SWSS を追加します。契約期間は、お客様のニーズに応じて 12 ~ 60 か月から選択できます。
既存のソリューションの契約を更新する際は、Cisco Support Contract Center(Cisco SCC)を使用してサービスの見積や管理を行う必要があります。特に、Cisco SCC では、契約期間の日割り計算で新規コンポーネントを購入して、ソリューション全体の契約終了日を合わせることができます。
注: ライセンスを新しい機能の権利にアップグレードする場合、既存のサポートとサブスクリプションはそれぞれの期間の終了日まで有効です。更新時には、アップグレードした権利のサポートを購入する必要があります。
注: BE7000 Unified Communications ユーザ ライセンスの SWSS では、次のアプリケーションのサポートとアップグレードが提供されます。
● Cisco Unified Communications Manager。
● Cisco Instant Messaging and Presence Server。
● Cisco Unity Connection。
● Cisco Expressway-C および Expressway-E。
● Cisco Jabber®のデスクトップおよびモバイル クライアント。
● Cisco Prime Collaboration Provisioning Standard Edition。
● Cisco Prime Collaboration Assurance Standard Edition。
● Cisco Paging Server Basic Edition。
さらに、UWL-Pro および UWL-Meetings ライセンスの SWSS では、次のアプリケーションのサポートとアップグレードが提供されます。
● Cisco TelePresence Conductor(パーソナル マルチパーティ ライセンスで使用する場合)。
● Cisco TelePresence Server(パーソナル マルチパーティ ライセンスで使用する場合)。
● Cisco Unified Contact Center Express Standard Edition。
● Cisco Webex Meetings Server。
● Cisco Unified Communications Manager Session Manager Session Management Edition。
● Cisco Meeting Server(UWL-Meetings のみ)。
注: サポートとアップグレードの権利を得るには、これらのアプリケーションで購入したすべての追加ライセンスで SWSS を購入する必要があります。
4. Cisco BE7000 ソリューションの発注
4.1 新規システム
「新規システム」は、次のいずれかを意味します。
● 既存インフラストラクチャがない顧客のためグリーンフィールド システム
● 既存のインフラストラクチャを交換しようとしているインストール ベースのお客様(たとえば、7835 Media Convergence Server 上の Cisco Unified Communications Manager 4.x を BE7000 12.0 で交換する)。
新しい BE7000 ソリューションは次を注文する必要があります。
● アプライアンス ハードウェアおよびハードウェア サービス
● 仮想化ソフトウェア ライセンスおよびソフトウェア サービス(サポートとアップグレード用)
● アプリケーション/ユーザ ソフトウェア ライセンスおよびソフトウェア サービス(サポートとアップグレード用)
● (たとえば、電話、ビデオ エンドポイント、ルーム システム、およびソフト クライアント)のエンドポイント
4.1.1 アプライアンス ハードウェアおよびハードウェア サービス
表 3 の製品番号を使用して、導入に必要な数量とタイプのサーバを発注します。正しい電源ケーブル タイプと仮想化ソフトウェア ライセンス タイプが指定されていることを確認します。ディストリビューター ストッキングの場合、電源ケーブルおよび仮想化ソフトウェア ライセンスが設定されていないと、デフォルト値が使用されます。
ハードウェア サービスはハードウェア TAC サポートおよびハードウェア RMA 用に必要です。8 x 5 x 翌営業日(NBD)サービス レベル(サービス タイプ「SNT」)の Cisco Smart Net Total Care サポートの価格は説明されていますが、代替サービス レベルを Cisco Commerce Workspace で選択できます。
表 3. Cisco Business Edition 7000 サーバ バンドル
製品コード |
説明 |
表示価格 |
サポート商品 |
サポート料金 |
BE7M-M5-K9 |
Cisco Business Edition 7000M サーバ(M5)、輸出規制対象ソフトウェア |
$ 30,000 |
CON-SNT-BE7MM5K9 |
$ 466 |
BE7M-M5-XU |
Cisco Business Edition 7000M サーバ(M5)、輸出規制対象外ソフトウェア |
$ 30,000 |
CON-SNT-BE7HM5UX |
$ 466 |
BE7H-M5-K9 |
Cisco Business Edition 7000H サーバ(M5)、輸出規制対象ソフトウェア |
$ 50,000 |
CON-SNT-BE79M5KH |
$ 466 |
BE7H-M5-XU |
Cisco Business Edition 7000H サーバ(M5)、輸出規制対象外ソフトウェア |
$ 50,000 |
CON-SNT-BE7HM5UX |
$ 466 |
注: Business Edition アプライアンスは汎用コンピューティング サーバではないことに注意してください。それらは固定された構成であり、変更できません(出荷後に変更が実行されると、TAC サポートとハードウェア RMA により問題の原因となる可能性があります)。BE7000 アプライアンスが提供するものと異なるハードウェア ビルドが必要な場合は、代わりに汎用 Cisco UCS サーバを注文してください。
注: 輸出規制対象(-K9)または輸出規制対象外(-XU)の事前ロード アプリケーション スイートがあるアプライアンスを選択します。輸出規制対象外(-XU)バージョンの方が暗号化機能が少ない限定アプリケーション セットをサポートし、米国の輸出規制対象外として分類されます。輸出規制対象外のリリースは、米国からの輸出、および海外からの輸入の場合の暗号化規制が適用されるユーザを対象としています(http://www.cisco.com/web/about/doing_business/legal/global_export_trade/general_export/index.html [英語] を参照)。規制対象外のリリースをインストールした後からの、完全な暗号化機能をサポートする規制対象リリースへの変換やアップグレードはできません。
注: 標準的な規模の導入ですべてのアプリケーションに冗長性を持たせるためには、通常 2 ~ 4 台のアプライアンスが必要になります。ユーザ数が 5000 を超える大規模な導入では、展開するアプリケーションに応じて、通常 5 台以上のアプライアンスが必要になります。
注: すべてのアプライアンスには冗長電源が搭載されています。
BE7000M および BE7000H アプライアンスの詳細:
● 1000 以上のユーザがいる導入の場合。
● Cisco UCS C240 M5SX ラック サーバの固定構成。詳細な仕様については、https://www.cisco.com/c/dam/en/us/td/docs/voice_ip_comm/uc_system/virtualization/collaboration-virtualization-hardware.html#bom [英語] を参照してください。
● アプライアンスには音声ゲートウェイ機能は含まれません。Cisco Integrated Services Router(ISR)音声ゲートウェイは、必要に応じて別途購入する必要があります。
● ハードウェアは、フォーマット済みのハードウェアが付属し、RAID 冗長性用に設定された状態で出荷されます。RAID アレイは再構築しないでください。再構築すると、工場出荷時にロードされたソフトウェアは消去され、ポストインストール ライセンス問題が発生します。
● 仮想化ソフトウェアは、工場でインストール、構成、およびライセンス供与されています。仮想化ソフトウェアは再インストールしないでください。再インストールすると、工場出荷時にロードされたライセンスは消去され、インストール後ライセンス問題が発生します。
● シスコ コラボレーション アプリケーションのスイートは、工場出荷時にロードされています。アプライアンス モデル別詳細のソフトウェア プリロード概要については、https://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/business-edition-7000-version-12-0/model.html [英語] を参照してください。BE7000 アプライアンスには、物理的なソフトウェア配布メディア(DVD)またはアプリケーション/ユーザ ライセンスは含まれません。
4.1.2 ソフトウェア サービス、サポート、およびアップグレードがある仮想化ソフトウェア ライセンス
Business Edition 7000 アプライアンスは、VMware vSphere ESXi バージョン 6.5 が工場出荷時にインストールされており、Cisco Unified Communications Virtualization Foundation 用のコラボレーション組み込み OEM ライセンスが工場出荷時にロードされています。この組み込みライセンスの機能については、https://www.cisco.com/c/dam/en/us/td/docs/voice_ip_comm/uc_system/virtualization/virtualization-software-requirements.html#license_comparison-shipping [英語] を参照してください。ディストリビューターストック アプライアンスのデフォルトはこの組み込みライセンスです。お客様は工場出荷時に事前ロードされたものを(たとえば、ESXi の再インストールやディスクのフォーマットなどによって)決して上書きしないでください。そのようにするとこのライセンスは削除され、仮想化ソフトウェアは期間限定の評価モードになり、その期間が過ぎるとアプリケーションはシャットダウン後に再起動したり電源を入れたりすることができなくなります。
Foundation ライセンスは、主にローカル管理クライアント(VMware 組み込みホスト クライアントなど)で管理されるほとんどのシステム導入に適しています。サーバを VMware vCenter の機能全体を使用してデータ センターの一部として管理する必要がある場合、このデフォルトのライセンスは、より高い機能レベルの vSphere ライセンスで置き換える必要があります。詳細については、『Data Center Ordering Guides(データセンター発注ガイド)』を参照してください。
SWSS/ECMU サービスは、Foundation ライセンスのテクニカル サポートに必要です。仮想化ソフトウェア ライセンスについては、サポートを別途購入する必要があります。
組み込みライセンス オプションを購入および使用せず、別の仮想化ソフトウェア ライセンスに置き換える予定の場合は、アプライアンス オプション VIRT-LIC-NONE を選択します。組み込みライセンスでは、バージョン ダウングレードはサポートされないことに注意してください(たとえば、5.x が必要な場合は、データ センターの価格リストから別のライセンスを見積もる必要があります)。
注: 各 BE7000 アプライアンスに対して、表 4 の部品番号を使用して、組み込み仮想化ライセンス タイプを選択します。ディストリビューター ストッキングの場合、仮想化ソフトウェアのライセンスは構成不可であり、デフォルトでは VMW-VS6-FND-K9 になります。
ソフトウェア サポート サービスは、ソフトウェア TAC のサポートおよびバージョンのアップグレードに必要です。組み込みライセンスの場合、セクション 3.3 で説明した「SWSS」契約になります(サービス タイプ「ECMU」とサービス製品番号 CON-ECMU-*)。
表 4. 組み込み仮想化ライセンス タイプ
製品番号 |
説明 |
表示価格(米ドル) |
ソフトウェア サポート サービス(SWSS/ECMU) |
サポート料金 |
VIRT-LIC-NONE |
仮想化ソフトウェア ライセンスは工場出荷時にロードしないでください |
$ 0 |
該当なし |
該当なし |
VMW-VS6-FND-K9 |
組込みライセンス、Cisco UC Virt.Foundation 6.x(2 ソケット) |
$ 2499 |
CON-ECMU-VMWVS6FN |
$ 300 |
注: Cisco Unified Communications Virtualization Hypervisor Plus は、BE7000 に使用できません。
注: 仮想化ソフトウェアは工場出荷時にロードされ、組み込みライセンスは工場出荷時にインストールされます。
注: 「組み込みシステム ライセンス」は、次のことを意味します。
● 機能サポートは制限されています。詳細については、ライセンスとともに提供される一般取引条件補遺および https://www.cisco.com/c/dam/en/us/td/docs/voice_ip_comm/uc_system/virtualization/virtualization-software-requirements.html#license_comparison-shipping [英語] を参照してください。
● その使用は制限されています。特定のワークロードは、これらのライセンスに基づいてのみ実行できる可能性があります。混在ポリシー ドキュメントについては、https://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/business-edition-7000-version-12-0/model.html [英語] を参照してください。
● ライセンスは、VMware パートナー アクティベーション コード(PAC)または Cisco 製品認証キー(PAK)は使用しません。それらは事前にアクティベーション済みで、2 つの CPU にハードコーディングされており、ESXi ホストに直接適用されます。
● ライセンスは vCenter を使用して ESXi ホストに適用できない可能性があります(それらは組み込みホスト クライアントまたは vSphere クライアントなどのローカル管理クライアントを使用する必要があります)。
● サポートのためには Cisco TAC と連絡を取る必要があります(その資格が得られるソフトウェア サービスが前提)。VMware TAC は使用できない場合があります。
● このライセンスへのバージョン アップグレードは、Cisco Product Upgrade Tool から取得する必要があります(その資格が得られるソフトウェア サービスが前提)。それらは vmware.com を使用して入手できない可能性があります。
● TAC サポートとバージョン アップグレードには、「SWSS」契約が必要です(セクション 3.3 で説明されている、サービス タイプ「ECMU」、サービス製品番号 CON-ECMU-*)。それらは「ISV1」契約を使用しません。
上記のいずれかが顧客要件を満たしていない場合、組み込みライセンスを販売することはできず、汎用、非組み込みライセンスで置き換えられます(これはこの発注ガイドの範囲外)。
より高い機能レベルのライセンス オプションの詳細については、https://www.vmware.com/、または『Cisco UCS Configuration Guide』(https://www.cisco.com/go/ucs [英語])を参照してください。
4.1.3 ソフトウェア サービス、サポート、およびアップグレードがあるアプリケーション ソフトウェア ライセンス
BE7000 アプライアンスに付属の事前ロード ソフトウェア スイートは利便性のために提供されているため、アプリケーションのライセンスまたは権利は含まれていません。アプリケーションおよびユーザのライセンスは個別に発注する必要があります。
BE7000 の導入は、次のいずれかでライセンス供与されます。
● トップレベルの SKU R-UCL-UCM-LIC-K9 または CUWL-11X-K9 からの永久ライセンスと、Cisco ソフトウェア サポート サービス(SWSS、サービス タイプ ECMU、最小期間 12 ヵ月)の必須付随契約は、オンプレミスおよびハイブリッド コラボレーションを提供します。発注の説明は、Cisco Unified Communications Solutions 発注ガイドおよび Cisco Unified Workspace Licensing with Personal Multiparty Video 発注ガイド(https://www.cisco.com/go/collaborationordering)[英語] に記載されています。
● Cisco Collaboration Flex Plan サブスクリプション。これは、シームレスなオンプレミスおよびクラウド コラボレーションを提供します(セクション 2.2 を参照してください)。このサブスクリプションは、Cisco Webex Services 発注ガイド(https://www.cisco.com/c/en/us/partners/tools/collaboration-ordering-guides.html)[英語] で扱われています。
ユーザやアプリケーション ソフトウェアを発注するときは、選択したサーバのものと一致するソフトウェア ライセンスのバージョンおよびタイプ(輸出規制対象または規制対象外)のトップレベルの製品番号を必ず選択してください。
4.2 既存システムおよびインストール ベース
4.2.1 さらに多くのユーザの追加
このセクションは、ユーザを追加する BE7000 の既存の導入を対象にしています。
Cisco Unified Communications Solutions 発注ガイドおよび Cisco Unified Workspace Licensing with Personal Multiparty Video 発注ガイド(https://www.cisco.com/go/collaborationordering)[英語] に記載されている発注の説明に従ってください。
サポートされている容量制限内に収まるようにするには、次のツールを使用します。
● Collaboration サイジング ツール:https://www.cisco.com/go/cst
● Collaboration 仮想マシン配置ツール:https://www.cisco.com/go/vmpt
● Cisco Collaboration 仮想化:https://www.cisco.com/go/virtualized-collaboration
● アプライアンス モデルを混在させる導入では(BE7000 と BE6000 など)、アプライアンス モデルの中で最大数が最も低いものに合わせて制限されます。詳細については、https://www.cisco.com/go/ucsrnd を参照してください。
ユーザをバージョン 8.x または 9.x のシステムに追加することはできないということに注意してください。これらのシステムは、ユーザを追加するには 10.5 またはそれ以降のバージョンに移行する必要があります。
4.2.2 アプリケーション バージョンのアップグレード
「バージョンのアップグレード」は、そのアプリケーションの 1 つを、機能レベルを変更することなく新しいバージョンにアップグレードする必要がある、既存の BE7000 導入を意味します(たとえば、UCL Enhanced 機能レベルの Cisco Unified Communications Manager 10.5 を UCL Enhanced 機能レベルの Cisco Unified Communications Manager 11.5 にアップグレードする)。
Cisco Unified Communications Solutions 発注ガイドおよび Cisco Unified Workspace Licensing with Personal Multiparty Video 発注ガイド(https://www.cisco.com/go/collaborationordering)[英語] に記載されている発注の説明に従ってください。
注:Cisco Unified Communications Manager 11.5 SU3 または Cisco Unity Connection 11.5 SU3 にアップグレードし(11.5 ベース、11.5 SU1、または 11.5 SU2 からのアップグレードを含む)、混合モード暗号化機能がすでに実行しているかまたは実行する予定の場合、暗号化のライセンスが必要です。上記のリンクで発注ガイドを参照してください。
4.2.3 アプリケーション機能レベルのアップグレード
「機能レベルのアップグレード」は、そのアプリケーションまたはユーザ ライセンスを、バージョンを変更することなくさらに上級の権利にアップグレードする必要がある、既存の BE7000 導入を意味します(たとえば、Cisco Unified Communications Manager 11.5 UCL Enhanced 機能レベルを Cisco Unified Communications Manager 11.5 UWL Standard にアップグレードする)。
Cisco Unified Communications Solutions 発注ガイドおよび Cisco Unified Workspace Licensing with Personal Multiparty Video 発注ガイド(https://www.cisco.com/go/collaborationordering)[英語] に記載されている発注の説明に従ってください。
4.2.4 仮想化ソフトウェアのアップグレード
この発注ガイドは、https://www.cisco.com/c/dam/en/us/td/docs/voice_ip_comm/uc_system/virtualization/virtualization-software-requirements.html#license_comparison-install [英語] で説明されている、BE7000 アプライアンスで利用できるコラボレーション組み込み OEM ライセンスのアップグレードのみを説明しています。
4.2.4.1 バージョンのアップグレード
「バージョン アップグレード」は、仮想ソフトウェアを新しいリリースに機能レベルを変更せずにアップグレードすることを意味します(たとえば Cisco Unified Communications Virtualization Foundation 5.5 から 6.5)。
BE7000 アプライアンス上で最初に購入された仮想化ソフトウェア ライセンスが VMW-VS5-HYP-K9 であった場合は、次のようになります。
● メジャー バージョン ライセンスは、Cisco Product Upgrade Tool(PUT)(https://tools.cisco.com/gct/Upgrade/jsp/index.jsp)から取得されます。
● バージョン アップグレードの権利には、BE7000 アプライアンス オプション VMW-VS5-HYP-USEL 上での SWSS/ECMU の契約が必要です。この契約番号を入力して、PUT を実行し、[詳細] ビューを選択します。
● 発注する適切な PUT SKU を探します(BE7000 アプライアンスごとに 1 ユニット)。注:CCW でこれらの PUT SKU を発注しないでください。それらはサービス対象外であり、ライセンスのみの購入と納入はサポートされていません。
表 5. 仮想化ソフトウェア バージョン アップグレードの PUT SKU
製品番号 |
説明 |
R-VS6-HYP-K9-UPG= |
VMW-VS5-HYP-K9 にバージョン アップグレード |
BE7000 アプライアンス上で最初に購入された仮想化ソフトウェア ライセンスが R-VMW-UC-FND または R-VMW-UC-FND5-K9 であった場合は、次のようになります。
● メジャー バージョン ライセンスは、Cisco Product Upgrade Tool(PUT)(https://tools.cisco.com/gct/Upgrade/jsp/index.jsp)から取得されます。
● バージョン アップグレードの権利には、仮想化ライセンス SKU に対する SWSS/ECMU 契約が必要です。この契約番号を入力して、PUT を実行し、[詳細] ビューを選択します。
● 発注する適切な PUT SKU を探します(契約で購入される仮想ライセンスごとに 1 ユニット)。購入したすべての数量が PUT で表示されない場合、Cisco Licensing(GLO)にエスカレーションして、主導アップグレード要求を処理するように依頼します。注:CCW でこれらの PUT SKU を発注しないでください。それらはサービス対象外であり、ライセンスのみの購入と納入はサポートされていません。
表 6. 仮想化ソフトウェア バージョン アップグレードの PUT SKU
製品番号 |
説明 |
R-VS6-FND-K9-UPG= |
R-VMW-UC-FND または R-VMW-UC-FND5-K9 へのバージョン アップグレード |
4.2.4.2 機能レベルのアップグレード
「機能レベルのアップグレード」は、その仮想化ソフトウェアを、バージョンを変更することなくさらに上級の権利にアップグレードする必要がある、既存の BE7000 導入を意味します(たとえば、Cisco Unified Communications Virtualization Hypervisor 6.5 を VMware vSphere ESXi Standard Edition 6.5 にアップグレードする)。
現時点で、すべての機能レベルのアップグレードは、新しいサポートとアップグレードの権利がある新しいライセンスの再購入が必要です。
4.3 オプションの BE7000 ライセンスとオファー
次については、注文ガイド https://www.cisco.com/go/collaborationordering を参照してください。
● Rich Media Session と Microsoft の相互運用性のための Cisco Expressway オプション
● Cisco Unified Contact Center Express または Enterprise
● Cisco Prime Collaboration Business Edition および Advanced Edition
● Speech Connect、Speech View、および Survivable Remote Site Voicemail 用の Cisco Unity Connection オプション
● Cisco Unified Attendant Console
● Cisco Emergency Responder
● Cisco Paging Server
4.4 発注の例
シナリオ 1:ユーザ数 1200 人のソリューション
● 企業の従業員は 1200 人。ただし 3000 のヘッドルームを希望。
● 全従業員が Cisco Unified IP Phone 8945 エンドポイントを使用。
● 全従業員が、IP Phone の他に Cisco Jabber for Windows デスクトップ クライアントまたは Jabber for iPhone モバイル クライアントを使用(つまり、現在の 2400 エンドポイント用の設計で、ヘッドルームは 6000)。
● Cisco UCM:IM およびプレゼンス サービスをすべてのユーザが オンプレミスで使用。
● 全従業員にボイスメールとユニファイド メッセージングが必要。
● すべてのアプリケーションに冗長性が必要。
● 地理的冗長性を確保するため、インフラストラクチャ ハードウェアおよびソフトウェアを 2 つのサイトに分散(図 2 を参照)。
● 高度な仮想化機能は不要。
表 7. シナリオ 1 の Cisco Business Edition 7000 ソリューション(エンドポイントまたはパートナー実装サービスは含まれません)
Cisco Business Edition 7000 ソリューション |
製品コード |
単価 |
数量 |
品目 1:BE7000M サーバの発注(輸出規制対象ソフトウェア) |
BE7M-M5-K9 |
$ 30,000 |
3 |
品目 1.0.1:BE7000 サーバ用 Cisco Smart Net Total Care サポートの発注(12 か月) |
CON-SNT-BE7MM5K9 |
$ 466 |
3 |
品目 1.1:仮想化ソフトウェアの組み込みライセンスを使用するための設定の指定 |
VMW-VS6-FND-K9 |
$ 2499 |
3 |
品目 1.1.1:組み込みの仮想化ソフトウェア ライセンスのソフトウェア サポートの発注(12 か月) |
CON-ECMU-VMWVS6FN |
$ 300 |
3 |
品目 1.2:電源ケーブルの設定の指定 |
CAB-9K12A-NA |
$ 0 |
6 |
品目 2:トップレベル SKU を使用した電子配信のソフトウェア ライセンスの発注 |
CUWL-11X-K9 |
$ 0 |
1 |
品目 2.1:すべてのユーザ向け CUWL Standard ライセンスの発注 |
NEW-UWL-11X-STD |
$ 325 |
1200 |
品目 2.1.1:ユーザ ライセンス用の 12 か月の SWSS の発注 |
CON-ECMU-LICUWLB |
$ 37 |
1200 |
品目 2.2:輸出規制対象ソフトウェアのバージョンの指定(サーバで発注したものと同じ) |
UCAPPS-SW-11.X-K9 |
$ 0 |
1 |
品目 2.3:Jabber iPhone クライアントの RTU オプションの発注 |
NEW-UWL-11X-STD に付属 |
- |
- |
品目 2.4:Jabber デスクトップ クライアントの RTU オプションの発注 |
NEW-UWL-11X-STD に付属 |
- |
- |
シナリオ 2:ユーザ数 30,000 人のソリューション
● 最大サイズの IP テレフォニー システム。
● 企業のユーザは 30,000 人で、ユーザあたりの電話は 1 台。ただし CTI とその他の設計要素を考慮して 40,000 ~ 50,000 台のデバイスが必要。
● 全従業員が Cisco Unified IP Phone 8945 エンドポイントを使用。
● ボイスメール、IM、プレゼンス、またはその他のアプリケーションに関する要件はなし。
● 明確にするために単一サイト導入を想定(図 3 を参照)。
表 8. シナリオ 2 の Cisco Business Edition 7000 ソリューション(エンドポイントまたはパートナー実装サービスは含まれません)
Cisco Business Edition 7000 ソリューション |
製品コード |
単価 |
数量 |
品目 1:BE7000M サーバの発注(輸出規制対象ソフトウェア)* |
BE7M-M5-K9 |
$ 30,000 |
4 |
品目 1.0.1:BE7000M サーバ用 Cisco Smart Net Total Care サポートの発注(12 か月)* |
CON-SNT-BE7MM5K9 |
$ 466 |
4 |
品目 1.1:仮想化ソフトウェアの組み込みライセンスをプリロードするための設定の指定 |
VMW-VS6-FND-K9 |
$ 2499 |
4 |
品目 1.1.1:組み込みの仮想化ソフトウェア ライセンスのソフトウェア サポートの発注(12 か月) |
CON-ECMU-VMWVS6FN |
$ 300 |
4 |
品目 1.2:電源ケーブルの設定の指定 |
CAB-9K12A-NA |
$ 0 |
8 |
品目 2:トップレベル SKU を使用した電子配信のソフトウェア ライセンスの発注 |
R-UCL-UCM-LIC-K9 |
$ 0 |
1 |
品目 2.1:すべてのユーザ向け Enhanced ライセンスの発注 |
LIC-CUCM-11X-ENH-A |
$ 190 |
30,000 |
品目 2.1.1:ユーザ ライセンス用の 12 か月の SWSS の発注 |
CON-ECMU-LICCUENC |
$ 20 |
30,000 |
品目 2.2:輸出規制対象ソフトウェアのバージョンの指定(サーバで発注したものと同じ) |
UCAPPS-SW-11.X-K9 |
$ 0 |
1 |
5. Cisco Capital ファイナンス プログラム
大きな利益をもたらす Cisco Business Edition 7000 は、コラボレーション ソリューションの最適な選択肢となります。テクノロジーに投資する際に問題となるのは、新しいシステムへ投資する余裕があるかという点です。シスコ キャピタル® はこの問題に 1 つの答えを示します。費用と利益を調和させる柔軟な返済、キャッシュ フローの問題の軽減、オペレーティング リースによる資本支出の解消など、様々な手段を通じて、適切な Unified Communications テクノロジーをお客様の必要に応じて提供します。
5.1 セールスの障壁の排除
一般的に Cisco Capital は、ビジネスに大きな利益をもたらすテクノロジーの導入を妨げる要因を解消または削減します。Cisco Capital により、以下が可能になります。
● キャッシュ フローの問題を解消:会社の投資コストを数年に分散できます。
● 費用と利益を調和させる柔軟な返済期間:支払いに見合ったビジネス上の利益が得られるまでには時間がかかることがあります。プロジェクトの後半まで利益が得られなかったり、また、会社の予算サイクルに合わせて利益が持ち越される場合もあります。
● 資本支出を一般支出に変換:オペレーティング リースにより、最初に当社の旧製品のテクノロジーから利益を得られるようにします。シスコ製品を知り尽くしたスタッフのサポートにより、業界をリードする技術を確認できます。
● セールおよびリースバック契約:(可能な場合)古い機器に付随する既存のコミットメントを引き受けることで、初期コストを軽減します。
シスコ キャピタル ファイナンス プログラムについて詳しくは、次のサイトを参照してください。
● チャネル パートナー:https://www.cisco.com/web/ordering/ciscocapital/or6/order_finance_and_payments_concept_home.html [英語]
● Cisco フィールドの場合:
https://wwwin.cisco.com/FinAdm/csc/.