クラウド上の Cisco ISE の概要
Cisco Identity Services Engine(ISE)がクラウド サービス プロバイダーからネイティブに利用可能になったことにより、変化するビジネスニーズに合わせて、Cisco ISE 展開をすばやく簡単に拡張できるようになりました。Cisco ISE は Infrastructure as Service ソリューションとして利用できるため、場所を問わずネットワークアクセスを迅速に展開し、サービスを制御できます。
ホームネットワークの Cisco ISE ポリシーを、次のクラウドプラットフォーム上の新しいリモート展開に安全に拡張できます。
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Amazon Web Services:Cisco ISE リリース 3.1 以降
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Azure Cloud Services:Cisco ISE リリース 3.2 以降
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Oracle Cloud Infrastructure:Cisco ISE リリース 3.2 以降
クラウドプラットフォームでの Cisco ISE 展開のパフォーマンスと拡張性については、『Performance and Scalability Guide for Cisco Identity Services Engine』の「Cisco ISE on Cloud」のセクションを参照してください。
Cisco ISE の詳細については、『Cisco Identity Services Engine End-User Documentation』を参照してください。
サポートされているクラウドプラットフォームによってホストされているクラウドネイティブのイメージまたはインスタンスを介して起動される Cisco ISE の場合:
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すべてのクラウドプラットフォームで、インスタンスのセットアップ時に設定するパスワードはプレーンテキストとして保存されます。ただし、プレーンテキストのパスワードはセキュリティリスクをもたらす可能性があります。そのため、クラウドプラットフォームから起動される Cisco ISE では、Cisco ISE GUI に最初にアクセスするときにログインパスワードをリセットする必要があります。次に、エラーを回避するために、更新されたパスワードで API ベースの自動化スクリプトも更新する必要があります。
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クラウドプラットフォームを介して起動される Cisco ISE インスタンスのデフォルトのユーザー名は iseadmin です。ユーザーデータに別のユーザー名を入力した場合でも、Cisco ISE インスタンスはユーザー名 iseadmin で作成されます。
(注)
AWS を介して起動される Cisco ISE リリース 3.1 インスタンスの場合、デフォルトのユーザー名は admin です。
クラウドプラットフォームでの Cisco ISE ライセンス
Cisco ISE は、クラウドプラットフォームで利用可能な所有ライセンス持ち込み(BYOL)ソリューション利用しています。共通 VM ライセンスを使用して、使用する Cisco ISE 機能に必要な他の Cisco ISE ライセンスに加えて、クラウドプラットフォームで Cisco ISE を有効にします。Cisco ISE ライセンスについては、『Cisco ISE Ordering Guide』を参照してください。